ジーン

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ジーン - (2015/07/25 (土) 11:16:51) の編集履歴(バックアップ)



「人間なんてのは みな心に闇を抱えて生きてるもんさ」

大神』や『ビューティフルジョー』で有名なクローバースタジオ開発のアクションゲーム『GOD HAND』の主人公。
スットコではないし、AAキャラでもない。

あてもなく旅を続ける風来坊であり、ある町で暴漢に襲われている少女オリヴィアを助けた事がきっかけで
「ゴッドハンド狩り」に遭い、 右腕を切り落とされてしまう
気を失ったジーンが目覚めた時、右腕は伝説の「ゴッドハンド」となっていた。
オリヴィアは伝説のゴッドハンドを守る一族の生き残りであり、
危険を顧みず自分を救ってくれたジーンを認め、ゴッドハンドを託したのであった。
そして彼は、ゴッドハンドを巡る戦いに巻き込まれる事になる…。

髪型・格好・体格・武器・技・動きetcが酷似していることから,よく「家康」(『戦国BASARA3』)と呼ばれることもある。
恐らく、ジーンを意識して似せた(カプコンのいつもの病気)と思われる。

+ ……と、ここまで見るとすっごいシリアスな設定なのだが
本作が一部で「バ神ゲー」と呼ばれるように、彼含め登場人物のほとんどがギャグの塊である。
まずヒロイン・オリヴィアの頼み事はどんなムチャなものでも断ることができない ドM である(ただし悪態はつく)。
しかしゲームの内容・難易度が後述する通りなのでこのドMっぷりが微妙にマッチしていたり。

その他にもストーリー冒頭で倒れて「み、水…」とか叫んだり、
ゴリラの姿をした敵に対し何故か後述の関西弁(※注・このゲームの言語は英語です)でツッコミを入れたり、
オリヴィアを助ける時にどっかの「なけるぜ」の人と全く同じセリフを呟いたり、
四天王との対決時どこからかイステーブルを持ってきてカルピスをラッパ飲みしてくつろぐなど、
彼のギャグ的行動を上げていくときりがない。

が、そもそもこのゲーム 悪役と一般人含めみんなこんな感じ なので、
むしろ、左腕にゴッドハンドを持ち「デビルハンド」を名乗って人間を裏切り、
悪魔側に付いたちょっと邪気眼的言動のライバルキャラのアゼル、
四天王のまとめ役で一番地味である壮年悪魔ベルーゼと並んで、 作中屈指の良識人である
割とまともっぽいラスボスのサタンでさえ、対決前のあるステージで ものすごい大ボケをかます始末。

まあ他二名はギャグをはさむ余地がない場面が多いので、作中全体でのツッコミ役は結局ジーンに回されている。
とは言え、ジーンも肝心のツッコミがズレていたりツッコミの中でボケたり、そしてボケたりするので、
最早ツッコミ不在のコントの如き様相を呈している。
本作のバカゲーっぷりに興味のある方はぜひ手に取っていただきたい。

EDまでこんな調子(MADではありません)

+ オリヴィアについて
本作のヒロインであり、その出会いからか弱い女性とも思える彼女だが、その本質は ドS である。
自分は悠々と風呂に入りながら過酷な悪魔退治をジーンに依頼し、
ジーンが嫌がった際には風呂の中から斧を取り出しゴッドハンドを返せと脅したりする。
また、愛読書は 「Mの扱い方」 「Sの細道」 。一部では 真の黒幕 等と呼ばれる始末。

ゲームを進めることで見られるオマケ写真には彼女の生活が写されているのだが…
まるでゴッドハンドを守る責務から解き放たれた反動とでも言わんばかりに、堕落した生活をしている。
大酒や遊園地に始まり、ジーンのツケにして通販で大量の品物を購入、
果てにはスロットマシンに暴行を加え店員に止められる始末である。
ちなみに、ゲーム冒頭でジーンが「み、水…」とか言っていた時、一緒に居た彼女は平然としていた。
人並み外れて渇きに強いのか、はたまた 持ってた水を一人で全部飲んだ のか……

「いやいや、お前人間ちゃうやろ!」
ちなみに、この台詞の英語音声は"You're not a human, are you!?"であり、
『デビルメイクライ』シリーズ恒例の台詞。
それをゴッドハンド風にした結果、こうなってしまったのだろう。


原作のゲームについて


完全無欠のゴッドアクション!!


前作『大神』が簡単だという声があったからなのか、「ノーマルですら一般ゲームのハードレベルかそれ以上」
と言われる程の高難易度3Dアクションゲームとなっている。
具体的にどんな難易度かというと、ゲームを開始して一分にも満たないうちに最初の雑魚二人にボコられた*1とか、
チュートリアルが無くて不親切だなと思いつつ苦労して一面をクリアしたら、その一面がチュートリアルだったとか、
難易度ノーマルで既にDMCの「ダンテマストダイ」級とゲーム雑誌で評価される*2とか、
そんなプレイ感想が出ている程度。
しかし、やり応えのあるカスタマイズ要素や敵を倒した際の爽快感などから嵌る人も多く、やりこみプレイの動画なども良く上がっている。
現在では万人にはオススメできないが、ハマる人はとことんハマる良スルメゲーという評価を得ているようだ。
誰だハマッた人はマゾって言った奴は!
ドMゲーというがハードすらクリアして責めに回るとドSに変わってしまうプレイヤーがいるのも事実。

戦闘は通常は肉弾戦のみでリーチが非常に短く、ぶっ飛ばした敵、拾った武器、下記のゴッドリール技以外は飛び道具は使えない上に
ジーンはガードができない ため、避け動作で対応仕切れない対複数戦は非常に不利となっている。
打開策の一つとして、ゲージ消費で任意に発動とできる「ゴッド解放」を行うことで10秒間無敵+αとなる強化状態になれる。
タイマン戦では無敵過ぎ、二人相手にゃ即解放(ダーッ♪)とは良く言ったもんである。制作スタッフ確信犯だろ……
(まぁ、狭い場所で敵が連なっていれば、敵を吹っ飛ばす技を上手く当てる事で何体も巻き込んで吹っ飛ばすことも可能…
 というか、こうしないとやってられない)
そんな難易度である為、基本操作に慣れてきた頃、最初に詰まるのは 同時に二人の中ボスと戦う戦闘 とも良く言われている。
ちなみにその戦闘は1面の中盤というかなり早い段階で訪れる。
これ以降も中ボス3人同時、5人同時、果ては中ボス1人+雑魚7人同時(しかも最高クラスの戦闘力を持つ雑魚ばかり)
というシチュエーションすらある。ドMホイホイってレベルじゃねーぞ!

その肉弾戦のみでも、攻撃方法は100種類を越え、クリアボーナスやカジノ等で稼いだポイントを使用し新たな技を購入し、
どの技を設定するかは自分で考えるカスタマイズ仕様となっている。

技によっては文字通り面白いほど敵が横方向に吹っ飛び、それを利用してハメも可能。
他にもチャンスの時には 「ボコる」 を初めとした敵の種類による固有対応技が発動できる。
また、ストックを消費する事で必殺技である「ゴッドリール技」を使用できるが、
こちらも通常技同様購入する事により、使用できる技が増えていく。
一発のダメージが非常に多い技や多数の敵を一度に巻き込める技等があり、一発逆転や状況打開を狙える。
中には「ゴッド☆土下座」のような傍目にはネタ技にしか見えない物もあるが…
このゲーム、自分が死なずに敵を倒し続けるとどんどん難易度が上がっていく仕様である為、
難易度を最低まで下げるこの技は地味に優秀な技である。 *3
また、本来はリール選択の失敗である「スカ」も、極小ダメージのみで一定時間無敵となれるため、
緊急脱出として使用する余地が残されている。

ゴッドリール技の一覧

前述のとおりかなり難しいゲームだが、極めるとこうなる……らしい。
但しこのうp主はBASARA3を無着地でプレイするような方だが。

+ 神か~悪魔か~分からない~♪
後に『デビルメイクライ』に登場したとは色々と共通点があるため、こんなMADも作られてたりする。

でもネロの方が有名だって?お前毒チワワの刑な。


MUGENにおけるジーン

ブラウン氏が3Dモデルを用いて製作したものが存在。原作の動きをかなり忠実に再現しつつ、格ゲー仕様に落とし込んでいる。
原作同様に自分で技をカスタマイズする仕様となっており、オプションファイルで設定可能。
豊富な技を自由に付け替えることが出来る。
技が多すぎて完成がいつになるかわからない、という事で、現在はベータ版としての公開だが、
現在搭載されている技だけでも動作には問題ないレベルに仕上がっている。

全体的にリーチ、判定が弱めで打点も高いため、小柄なキャラが苦手。
また攻撃を立て続けに受けるとピヨってしまう仕様なのでコンボキャラにも分が悪い。
しかしコンボ火力は高く、浮かし技からの笑龍拳誤字ではない)連発→空中廻し蹴りなどの
空中連携を狙えば一発逆転も狙えるという中々のロマンあふれるキャラに仕上がっている。

原作では女性と一部の敵には効果のない「キンテキ」だが、現在は女性にも問題なく効果がある。
後々何かしらの対処をする予定との事。

AIは未搭載だが、作成は自由となっており、ホルン氏によるAIパッチが2015年7月24日に公開された。
このAIは技のセレクトに関係なく全ての技を使用する。
接近してコンボを積極的に狙い、コンボレベルを上げるほど長いコンボを使うようになる。
コンボレベルを3以上にすると1回のコンボで5~6割のダメージを与え、最大の4では使う技は減るがしっかりとコンボを狙ってくる。
この他、立ち回りの設定、反応レベル、ガードレベル等を設定可能。

強さとしては基本的に強クラス、各種設定を最大にすると凶下位~中位に匹敵する。

プレイヤー操作

出場大会

出演ストーリー



*1
このゲームの敵の世紀末っぷりを伝えるために例を挙げると、
この最初の雑魚二人が どれだけ体力の上限をアイテムで上げても一撃で満タンから瀕死になる攻撃を繰り出してくる
技の内容は「膝をついてお手上げ→油断して近づくと金的アッパー」という流れの不意打ち。
尤も、実際は一度把握してしまえばそうそう当たるものではないし、他の技は流石にこれよりは控えめな威力。
ちなみにこの雑魚二人、難易度ハードの番人的な役割も兼任しており、
「ノーマルをクリアしてハードが出現したので挑戦してみたら開始数秒でボコボコにされた」とのたまうドMプレイヤーもちらほら。

*2
ゴッドハンドの難易度を表現する上で語り草になっているこの逸話だが、信憑性についてはいささか疑問が残る。
というのも、「敵がガード出来るのに主人公がガード出来ないから」という理由などで微妙な評価を下されており、
これに対し「ちゃんとプレイしたとは思えない」というような意見も出ているため。
(このゲームはスウェーによる回避、ガード崩しからの攻勢が非常に重要
とは言えやり込みによる研究もない状態だし、某クロスレビューだからしょうがないのかもしれない。
実際難しいのは間違いないのだから。

*3
しかし最高難易度のハードでは敵レベルが最高のDIEで固定されているため、この戦法は通用しない。というか土下座が使えない。
まあ、好き好んでこのゲームのハードをやるプレイヤーはあっても使わないだろうが。