「唸れ… 咲く雷!!」
身長:157cm
体重:40kg
スリーサイズ:B79 W57 H80
血液型:A
年齢:15
誕生日:7月21日
戦闘スタイル:忽那流無想剣術
好きなもの:料理(殺人的味付け)、ココア
苦手なもの:流行、
おばけ
第107代忽那無想流剣術の伝承者。普段は士官学校に通う、優秀な戦士。
アストラルインパクトによって転生した古代の神剣「サクヤ」の使い手。
失踪した姉、「はるか」を探すべく戦いの地へ赴く…。
概要
2009年に発表されたツクール格ゲー『ヴァンガードプリンセス』の主人公。
軽音部に入ったりはしないし、「
お前を殺す」とは言わない。
苗字の読みは「くつな」。珍しい苗字だが、瀬戸内海の忽那島をルーツとする結構な歴史を持つ名跡である(最近では女優・忽那汐里氏が有名)。
同作のプレイヤーキャラクターの一人であり、ストーリーにおける重要人物でもある
忽那はるかの妹。
担当声優ははるかと兼任の計名さや香氏。
古来より歴史の裏で日本の危機を救ってきたとされる忽那流無想剣術の現代における継承者。
忽那家は時の権力者直々に命を受け、必要なときに限って剣を振るってきたが、
20世紀初頭にその力の源である神剣「サクヤ」が力を失って以来は権限を失い、
血筋と技術だけがひっそりと受け継がれていた。
しかし2051年に魔女・ヒルダの暴走による「アストラル・インパクト」が発生すると、
その3年後にサクヤが突然転生・覚醒。
「機導魔術」の力を宿した長女・はるかは魔術師になることを望んだため、
次女のゆいが忽那流無想剣術の正式な伝承者となった。
ゆいも姉と同じく機導魔術を使えるが、力を手にしたのが伝承者となる前なのか後なのかは不明。
サクヤの復活から2年後、行方不明になっていたヒルダが「理の執行者」として転生すると、時を同じくして姉のはるかも失踪。
姉の行方を追うゆいは、図らずも機導魔術にまつわる軍部の機密へと近付いてゆくこととなる。
性格は素直かつ生真面目で、周囲からは歴代でも最強の忽那流伝承者と言われていることに驕ることなく、常に向上心を持って努力を続けている。
単独での戦闘を得意としており、同年代からも格好良く凛々しい人物として見られているようだ。
一方で、剣術に一途であるがゆえに社交性はあまり無く、得意と自負する料理の味は壊滅的と、生活力は乏しい。
日常では何でもないような失敗をすることが多く、比較的内向的で落ち込みやすい性格でもあるらしい。
まあ、そのあたりはコミュニケーションが得意で(見た目に反して)生活力もあるあやねと
の百合関係上手く支え合っている、ということで。
正体が悪魔である
リリスに勝利したときには「こいつ…ただならぬ邪気を感じる…。
よし、このまま止めを刺そう
」などと言う、
結構物騒というか無慈悲な一面も。
神剣サクヤ
神剣「サクヤ」は一見ただの巨大な木剣(長さ132cm、重さ8.4kg)だが、戦闘時には使用者の気力を纏い、鋼すら切り裂くほどの威力を発揮する。
振るたびに纏った剣気が周囲に発散され、花びらが「咲く」ように舞うことが「サクヤ」の名の由来となっており
(ゲーム中では必殺技「緋桜眼」として表現されている)、いまだその秘められた力の全容は解明されていないオーパーツのような存在である。
御殿谷サキが持つ「ひとひら」はサクヤの力を解析して作られたものだが、コピーが不完全なため使用者の精神を蝕んでしまう妖刀となっている。
…が、その形状のせいもあって見た目的に
でかい鰹節を彷彿とさせる
ため、ファンの間ではまんま「カツオブシ」と呼ばれている。
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ヽ.`⌒ーr ⌒ヽー´ ・ ・ ・ ・ ・ ゛~ ` ー-、
`ー' ̄ゝ`ニノ∩ ̄`ー‐∩―――――――‐'
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| |( ´Д`)// <うるせぇ、カツオブシぶつけんぞ
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ヴァンプリのストーリーはもっぱら姉のはるかとヒルダを中心に展開するため、物語的にはやや影が薄い
(EDでやったことと言えば
あやねといい感じになることぐらい
)
のだが、その王道的な性格や容姿、後述する性能面の使いやすさなどからきちんと主人公としての存在感はあり、人気は低くない。
ヴァンプリキャラを代表して、
ルナ姫木とともに完成度の高いフィギュアも制作されている。
なお、全キャラがパンツ乱舞(あるいは
もっと恐ろしい何か)なこのゲームにおいてスカートの防御力が非常に高く、鉄壁かと思われていたが、
紳士どもの検証により
1枚だけ
チラ見えるスプライトが存在する(3Cのモーション中)ことが確認されている。
また、Ver.1.08で追加された
カットインでもちょっとだけ見える(よく見るとすぐにスカートを押さえて顔を赤らめている)。
黒ストッキング最高や!パンモロなんていらんかったんや!
裏設定
前方宙返りの後、体中に稲妻をまとい、ヒップドロップで相手の顔面(頭)に攻撃する「
無想桃空破」と低く跳んで立ちガード不能の下段スライディングで相手を転ばしてからヒップアタックで相手の顔面をぶつける「
桃疾風」と
サマーソルトキックで蹴り上げる「
月輪蹴」という技を身に付けたという設定がある。他にも鉄棒での運動(「逆上がり」や「前回り」や「尻上がり」など)も得意、跳び箱での運動もうまくこなせる、自分のお尻を叩きながら相手を挑発するという設定も存在するが、鉄棒の場合、鉄壁スカートでぷっくり見えず、怒りのあまり
えこのワキでシコるという。
原作での性能(Ver.1.08+)
無敵対空「
天雷」、突進技「風神二段」及び
中段突進技「
焔疾風」、飛び道具「
緋桜眼」と、格ゲーの王道技を揃えた実に主人公らしいキャラ。
飛び道具の「緋桜眼」は「他の斬り系の技を出した際に画面内に舞う花びらを前方に飛ばす」という変則的なものではあるが、
通常技を含めた挙動が分かりやすく素直で、非常に扱いやすい。
長いサクヤを振る斬り技は(飛び道具特化キャラを除けば)全キャラ中最長のリーチと広い攻撃範囲を持ち、
中間距離からの一発、サポート攻撃を使わなくても簡単に繋がる連続技
*1、高いガークラ値を活かした固めなどが強力な一方、
足技類は全体的に隙が小さく振りやすいので、これらを駆使して手堅い立ち回りもできる。
昇竜系の技としては作中最高の性能を誇る「天雷」による割り込み・
リバーサルも強力で、初心者が触るには最適のキャラと言える。
サポートキャラは攻守に万能な
えこ、小技からの連続技が安定するしえらとの相性が良い。
主力技は一足飛びに小ジャンプして攻撃を繰り出す「焔疾風」。
この技単体では威力が低いが、サクヤを振り下ろすB・C版は当たれば無条件で「風神二段」や高威力の
リバティアーツ「咲く雷」に繋がる。
中段なので崩しに使うことができ、多くの牽制技をすり抜けてしまうほど判定も優秀、動作中もサポート使用可能な上にガードされてもほぼ反撃無し。
ゆいは下段足払いの2Cからも無条件で追撃が入る(こちらも長リーチ)ので、単純な
中下段二択を仕掛けやすい。
さらにB・C版と出掛かりのモーションが同じなA版は下段のスライディングとなり、追撃こそ確定しないが、サポート攻撃に繋いで連続技始動可能。
総じて高性能な技で、これをいかに使って崩していくかがキーとなる。
変則飛び道具「緋桜眼」は
サキの「想桜破」とほぼ同じ技だが、サキと違って空中で出すことはできない。
代わりに硬直がやや短く、また花びらを撒く斬り技の性能やリーチの関係上、サキよりも攻撃の起点としやすい。
特に起き上がりなどに緋桜眼を重ね、さらに前述の「焔疾風」や2Cなどを重ねていく連携は非常に有効
*2 で、
画面端に押し込めば一気に勝負を決めにいける。
欠点は、武器のサイズがサイズだけに斬り技のモーションが大きく、外すと隙が大きいこと。
ガードさせれば反撃は受けにくいのだが、振りの遅さ、硬直の長さから、空振りすると差し返されやすい。
また、ダメージソースが安定しており、このためサポートを牽制や隙消しに使いやすい一方で、
「連続技の最大火力が低い(6割前後の高火力コンボも可能ではあるが、ゲージ必須かつゲージ効率が悪い)」
「サポートゲージが溜まる速度が遅い」という欠点とセットにもなっている。
加えて、通常投げの発生が一人だけ遅い(2Fだけだが)こともあって崩しが「焔疾風」頼みの単調なものになりやすく
(空中から出せる中段技「無想空破」もあるが、使い勝手は微妙)、読まれるとリフレクトからカウンターを貰うことに。
焦って苦し紛れに打った「天雷」がガードされ、致命的な反撃を食らう…というのは典型的な負けパターン。
コマンドの都合上、性能の良い「焔疾風」が「風神二段」(ガードで
反確)に
化けやすいこともゆい使いの悩みである。
こうしたリーチキャラとしての特性から、牽制戦や押し込みを得意とする反面、先にリードを奪われてしまうと苦しい。
「天雷」「焔疾風」に代表される暴れ技が強いため相手としても簡単には攻めにくく、ゆい自身の体力も高くタフなので、
長期戦を前提としてタイムアップも辞さない構えで立ち回る我慢強さと状況判断力が何より重要。
やることが分かりやすい分、上を目指すにはプレイヤー自身の駆け引きスキルが大きく問われるキャラである。
イメージとしては
覇王丸と似ているとも言われる(特にジャンプCは覇王丸の垂直ジャンプ強斬りによく似ている)。
ランク的にはサキやはるかなどとともに中堅下位どころに位置付けられることが多い。
また、1.08では見ることが出来ない特殊勝利ポーズがある。
「どうしても邪念が剣を鈍らせる。
確乎不抜…忘れたくないものだな」
MUGENでのゆい
一部原作と異なる部分はあるものの、一通りの動きや演出が再現されており、完成度は全体的に高い。
リバティアーツ発動時の
パンチラがエロいと評判のカットインも再現。
サポートキャラもしっかり4種類+隠しのヒルダまで作り込まれている。
また、スタートボタンを押しながら決定するとアレンジモードとなり、チェーンコンボや各種キャンセル可能といった変更が加えられる。
各種設定を変更できるコンフィグ機能や10段階の
AIをデフォルトで搭載している。
4人のサポキャラ実装やカラーパレット変更対応カットインといった芸の細かいアレンジも含め
こちらもかなり完成度が高いが、製作動画でのアピールやニュースサイトでの紹介等も無いまま
斧ロダへひっそりアップロードしているだけなため、界隈での認知度が異様に低いのが惜しい。
因みに同氏によって姉
はるかもひっそりとMUGEN入りを果たしている。
AIは未搭載だが、2014年3月30日にホルン氏のAIが姉のAIとともにOneDriveで公開された。
出場大会
出演ストーリー
*1
『ヴァンガードプリンセス』は
キャンセルが部分的にしか存在しないゲームなので、
連続技は始動条件がカウンターヒット限定、もしくはサポート攻撃での繋ぎが必要なものが多い。
そんな中でゆいは通常ヒット・ノーゲージ・ノーサポートでも追撃でダメージを稼げる技が多く、ヒット確認も非常に簡単。
*2
サポートキャラが相手の飛び道具やサポート攻撃を相殺するシールドを出す「プロクシガード」という共通システムがあるのだが、
仕様上、プロクシガードには高度制限があり、一定以上の高さ(だいたいキャラの胸あたりから上))の攻撃は無効化できない。
このため、高めに飛ぶように調整した「緋桜眼」から時間差で「焔疾風」を重ねる連携が事実上リフレクト(全キャラ共通の防御システム)不能、
かつ無敵技による割り込みも難しくなり、しゃがみ+プロクシで避けても中段の焔疾風が刺さるので、結局立ちガードするしかない有効な固めになる。
一応、ガードしつつサポート攻撃を出して切り返すという対処法もあるが、焔疾風はサポート可能技なのでプロクシで回避が可能。