仮面ライダージョーカー

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仮面ライダージョーカー - (2013/12/31 (火) 21:20:15) の編集履歴(バックアップ)



■スペック
 身長:195cm
 体重:85kg
 パンチ力:1.25t
 キック力:3t
 ジャンプ力:ひと跳び30m
 走力:100mを6.2秒





「どうやら切り札は……常に俺の所に来るようだぜ!」


平成仮面ライダー第11作『仮面ライダーW』に登場する仮面ライダーの一人。
仮面ライダーWの変身者の一人・左翔太朗が、ロストドライバーにジョーカーメモリを装填して変身する姿で、
主に翔太朗と同じく変身者であるフィリップが何らかの理由で変身不可能な状況でドライバーを用いる事が多い。

変身ベルトであるロストドライバーはWの変身に使われるダブルドライバーによく似ているが、変身に使えるガイアメモリは1本のみ。
作中ではジョーカーの他にスカルやエターナルが使用しているなど、実はライダー用には一番普及しているタイプともいえる。

劇場版では、風都にばらまかれたT2ガイアメモリを集める仮面ライダーエターナル=大道克己率いる謎の組織『NEVER』との交戦の末、
T2以外のガイアメモリを使用不可能にされ変身不能に陥り、さらに相棒であるフィリップも敵の手に落ちるという絶体絶命の状況の中、
師匠たる仮面ライダースカル=鳴海荘吉の遺したロストドライバーと、事務所に落ちてきた最後のT2ガイアメモリであるT2ジョーカーメモリを使用して変身。
NEVERの戦士であるヒート・ドーパントとメタル・ドーパントを技のキレで圧倒してタイマンで制し、
首謀者たるエターナルに挑むも、格闘の末にロストドライバーを破損して変身解除、T2ジョーカーメモリも奪われてしまった。
T2メモリは最終的にエターナルの爆死に巻き込まれ全て破壊されている。

+ 人とメモリ
逆転の鍵となるアイテムがたまたま主人公のところに落ちてきた、と言うといかにもご都合主義な展開に聞こえるが、この映画では冒頭にきちんと伏線が張られており唐突感はない。
また本編の時点から「メモリと人は惹かれ合う」という設定が語られており、人間とメモリの出会いの運命論が示唆されている。
この作品でも仮面ライダーアクセル=照井竜が最初に対峙する相手がかつてのボスクラスの敵と同種のドーパントになる、
NEVERメンバーがことごとくWが使用しているのと同じメモリのT2版と適合してドーパントに変身するなど奇妙な一致が続いており、
この翔太郎の元へ今まで彼が変身に使っていたのと同じジョーカーメモリが登場することでその流れはピークに達し、
同時に今まで敵に向いていた運命的な流れが今度はライダー側に来始めるという演出になっている。

また実は、敵である大道克己とエターナルメモリの出会いも、惹かれ合うある種運命的なものであったことが後に明かされている。

その後ユートピア・ドーパントとの最終決戦を終え、データ人間として肉体の限界を迎えたフィリップは消滅したが、
彼は翔太郎一人でも風都を守れるよう、置き土産にロストドライバーを遺していた。
翔太郎はこれと今までWへの変身用に使っていたジョーカーメモリを組み合わせて使い、
フィリップが復活するまでの1年間を仮面ライダージョーカーとして戦った。
彼が復活した後も、彼が検索に夢中になっている間などはWのかわりにこちらに変身することがある。

能力自体はWと異なりジョーカーメモリ単色という事もあり、総合的なスペックは全体的に劣っているのだが
(他作品と比べると、なんと電王プラットフォーム(敵怪人に傷一つ付けられなかった最弱形態)にすら劣る)
翔太朗自身の戦闘能力に加え、ドライバーの効果でメモリの「切り札の記憶」を最大限に引き出しているため
必ずしも弱いという訳ではなく、一般の怪人を数体相手にして互角に戦う事も十分可能。
通常のメモリで変身したジョーカーでも、翔太郎自身の経験もあり一般怪人を苦もなく撃破している。
戦法は徒手空拳による格闘戦オンリーであり、マキシマムドライブによる必殺技も単にエネルギーを纏った格闘技である
ライダーキック及びライダーパンチ。T2版では、発動時に昭和ライダーのものと同じSEが入る。

Wとは違う、腕でJの形を作る独自の変身ポーズは、翔太郎役の桐山漣氏が『仮面ライダーBLACK』のファンであり、
氏がその要素を取り入れ考案したものだという。
また、上記2つの必殺技のネーミングやアクションにもBLACKのイメージが取り入れられている。

平成ライダーでは極めて珍しい武器や特殊能力、フォームチェンジ等に一切頼らず己の肉体のみで戦うスタイルは、
商品化数が少なく短い期間しか登場しない劇場版ライダーだからこそできたものであり、そこが逆に強烈な印象を与えている。
公開前こそ冬の劇場版に登場したW・ジョーカージョーカーのあからさまなリペイントに見えたため評判はあまりよくなかったが
(なおジョーカージョーカーはCG撮影でスーツが存在しないため、実際にはジョーカーのスーツは新造である)、
実際の印象的な活躍と作品自体の出来の良さ、さらに本編最終回への登場で高い人気を獲得しており、
少ない登場ながらWには欠かせないライダーとなっている。

+ 「今名付けよう……ぼくは……仮面ライダーサイクロンだ……!」
風が叫ぶ、風が唸る。
ぼくの身体の中で渦を巻き、嵐となる。
大自然のエネルギーがこのぼくの力だ。

『小説 仮面ライダーW ~Zを継ぐ者~』において、目の前にミュージアムのドーパントが現れ、
翔太郎は風邪でダウンしファングもエクストリームも使えないという
絶体絶命のフィリップの前に現れたシュラウドが渡したロストドライバーによりフィリップが変身した姿。
仮面ライダージョーカーと同じくサイクロンメモリの力が最大限に発揮されており、必殺技はライダーチョップ。
動いて風を受けるほど力が増していき、更に若干ながら回復もするというスピードと耐久を両立した形態となっている。
ただし素のスペック自体もジョーカーと同じく低いため、動き回れない状態になると弱い。
最終的には敵と相打ちになりドライバーは破壊されたが、これを修復したものが本編でフィリップが遺した
ロストドライバーであるらしき描写がなされている。

この小説版はTV版本編のメインライターである三条陸氏が執筆しており、人物描写や話運びが本編からブレずに再現度が高く、
本編の補完なども充実しており、ファンからも本編に準ずる外伝エピソードとして受け入れられている。

同小説の刊行直前に発売された『超クライマックスヒーローズ』では、仮面ライダージョーカーのサポートとして若干ながら登場する。
14:21~

余談だが、上記の「風が叫ぶ、風が唸る~」は原作版仮面ライダーのある場面のオマージュとなっている。

(以上、Wikipediaより一部抜粋、改変)


MUGENにおける仮面ライダージョーカー

Wも製作したqzak氏による手書きキャラが2013年12月29日に公開。
原作同様にパンチ・キック技オンリーの技構成で、「仮面ライダー」の「カンフーマンというコンセプトで更新してゆくとのこと。
AIの類は未搭載。

また、平成ライダーの改変に定評のあるnipa3008氏による仮面ライダージョーカーも公開されている。
こちらはqzak氏のWを改変したもので、2012年に公開されたためライダーパンチがヒートナックルcを改変したものとなっていたが、
更新により他の氏が改変したライダーと同様qzak氏のブログやDCD1号の素材を改変したものへと変更された。
何故かリアクト版眼鏡風のストーリーが搭載されていたが、現在は削除された模様。
通常のジョーカーカラーの他、仮面ライダーサイクロン風のカラーも存在する。
AIは未搭載。

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