ドラノール・A・ノックス

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ドラノール・A・ノックス - (2015/08/17 (月) 01:30:10) の編集履歴(バックアップ)



竜騎士07製作の同人ゲーム『うみねこの鳴く頃に』の登場人物。
名前の由来は『ノックスの十戒』の考案者である推理作家ロナルド・ノックスのアナグラムである。

パッと見では少年のようにも見えるが女性である。
C.V.は沢城みゆきキャミィとはレオタードを着て中の人がみゆきちという共通点がある。

淡々とした性格の少女で、常に丁寧語で喋る。
語尾が「~デス」「~マス」とカタカナになっている。特に「デス」は反復することが多い。

天界から派遣された異端審問官の一人。『ノックス十戒』なる十の掟を使用し異端審問を行う。
ノックス十戒の言葉は全て、物語内で完全な真実であるということが保障される『赤文字』となっており、これを応用することで十戒に反する全ての要素を否定できる。
十戒を繰り出せば、そこに禁じられたあらゆる要素は存在しないことが確定し、存在を主張することも許されない。

+ ノックスの十戒とは
ミステリー作家でもあったロナルド・ノックスが1928年に発表した
『The Best of Detective Stories of the Year 1928』(邦題『探偵小説十戒』)に登場する推理小説を書く際のルールである。

1.犯人は物語の当初に登場していなければならない
2.探偵方法に超自然能力を用いてはならない
3.犯行現場に秘密の抜け穴・通路が二つ以上あってはならない(一つ以上、とするのは誤訳)
4.未発見の毒薬、難解な科学的説明を要する機械を犯行に用いてはならない
5.中国人を登場させてはならない (この「中国人」とは、言語や文化が余りにも違う外国人、という意味である)
6.探偵は、偶然や第六感によって事件を解決してはならない
7.変装して登場人物を騙す場合を除き、探偵自身が犯人であってはならない
8.探偵は読者に提示していない手がかりによって解決してはならない
9.“ワトスン役”は自分の判断を全て読者に知らせねばならない
10.双子・一人二役は予め読者に知らされなければならない

現代の感覚では意味がよく分からない項目もあるが、
要は「読者がちゃんと推理出来る作品の方が良い」「ミステリーにオカルト・ファンタジーはあまり混ぜない方がいい」ぐらいの意味。
これも厳密なルールではなく、事実ノックス自身も十戒を破った作品を作っている。

なお、魔女が存在するか否かが主題である本作において第5項は作品自体を崩壊させるので欠番扱いとなっている。
(ここで言う中国人には「東洋の神秘」で不可能を可能にする超能力者と言う意味(気の力で遠くの被害者を殺すとか)もあるので、
 第5項を認めると魔女が(それどころか天使である自分自身も)存在しないと確定してしまうから。
 余談だが、かの名探偵シャーロック・ホームズの死を無かった事にしたバリツ(日本の格闘技らしい)も
 東洋武術ならしかたないと言わせる為に登場した様なものだったりする(ちなみに初代ルパンも空手や柔道を習得している)。)
+ 更には(『ひぐらしの鳴く頃に』のネタバレ注意)
うみねこと同作者の前作『ひぐらしの鳴く頃に』が十戒破りをしている。
物語の核心部分である「雛見沢症候群」は第4項そのもの(物語に都合の良い病気を創造しているので読者が推理出来るわけがない)。
更には主人公兼語り手が本人も知らぬ間に雛見沢症候群を発症して 幻覚を見ていた と言う部分も第9項に抵触する恐れがある。
(一応自分の判断は全て読者に伝えているが、所謂「信頼できない語り手」状態で、本人にその気は無くても嘘ばかりである)
推理部分と直接は関係ないが、第1項に該当する秘密組織(何故か村が全滅した理由で、後半になって存在が判明)、
第5項に該当する宇宙人か何か(雛見沢症候群の母体。ついでに彼女も解答編以降の登場)もある。
この事で解答編以降、ファンからアンチに転じた者もおり、
(なお作者自身は、煽り文句に「人か怪異か」と書いておいたのでオカルトファンタジー(怪異)でも問題はない、と言う考えだとか。
 それだと『金田一耕介シリーズ』も全部オカルトオチで作れるが。悪く言えばミステリーとして期待したファンを裏切ったと言える。)
その批判を受けて開き直って最初から魔女だの何だのな内容で作られたのが『うみねこ』だとも噂されている。

黄金夢想曲でのドラノール

機動力が低い、防御力が高い、単発のダメージが高いという鈍重なパワーキャラ。
飛び道具が非常に苦手なので打撃や飛び道具を一回防ぐバリアを張る必殺技や、
アーマーを付与する攻撃で短所をカバーする必要がある。
コンボの火力は高いものの難易度が高いという欠点もある。
アビリティは被ダメージを1/2にする「アーマーブースト」。


MUGENにおけるドラノール

  • シロト氏製作
黄金夢想曲のドットを使用している。
基本的には黄金夢想曲仕様だが、タッチシステムなど一部のシステムがアレンジされている。
パートナーは部下であるコーネリアで固定されている。パートナー交代などのシステムは搭載されていない。
カラーによって性能が変化する。

簡易とのことだが、作者によるAIもデフォルトで同梱されている。
mugenファイルアップローダ3と小物ロダでAir氏のAIが公開されている(AIセットの一つ)。
2015年には新たにカサブタ氏によるAIが公開された。


MUGENではシロト氏のドラノールの公開以前からベルンカステルのストライカーとして暴れていた。
また彼女に限ったことではないが、他の夢想曲勢にタッチシステム代わりに搭載されたストライカーとしても活躍している。


「これで終わりデスデスデスデスデスデスデスデスデスデスデスデスデスデスデスデスデスッ、Die The death! Sentence to deathッ!Great equalizer is The Deathッ!! 」

出場大会



出演ストーリー