チャールズ・バベッジ

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チャールズ・バベッジ - (2017/06/29 (木) 11:36:24) の編集履歴(バックアップ)







「我が名は蒸気王。
ひとたび死して、空想世界と共に在る者」




 身長:250cm / 体重:500kg超(どちらも鎧込み)
 出典:蒼天のセレナリア史実
 地域:欧州
 属性:混沌・中立 / カテゴリ:人
 性別:男性
 CV:稲田徹
ソーシャルゲーム『Fate/Grand Order』に登場するキャスターのサーヴァント。
重厚な鎧に身を包んだ男……というよりスチームパンクのロボットにしか見えないキャスターのサーヴァントである(大事なことなので二回言いました)。
デザインモチーフは山高帽と燕尾服の英国紳士。

+ 史実のチャールズ・バベッジについて
19世紀のイギリスの数学者。
分析哲学者、計算機科学者でもあり、世界で初めて「プログラム可能」な計算機を考案した。このため「コンピュータの父」と言われることもある。
しかし、研究に没頭するあまり信用を失って資金難に陥ったため、プログラム可能な「解析機関」はおろか、その前身にあたる「階差機関」(いずれも蒸気機関で動作)もバベッジ自身は完成させられなかった。
彼の没後1世紀以上を経た1991年に、遺された設計図を基に階差機関二号機が製作され、設計の正しさが証明されている。
その脳は死後縦に二分割され、一つはロンドンサイエンスミュージアムに、もう一つはイングランド王立外科医師会に現在も保管されている。

  • ステータス
マスター:主人公 (Grand Order)
筋力:B++ 耐久:B++ 敏捷:D++ 魔力:A 幸運:E 宝具:A++

変化級なキャスター達がFateシリーズで毎度登場しながらも、
直接戦闘は(程度の差はあれど)他のクラスに比べて苦手で、魔術系で相手を陥れたり搦め手をしたりする
というある一定の守られた法則を豪快にぶち破ってきたのがチャールズ・バベッジこの人。
というのも、彼の戦闘手段は完全に肉弾戦。巨大な杖剣を振り回し、攻撃は鋼鉄のボディで耐え抜き、蒸気高圧噴出で縦横無尽に飛び回る。
筋力と耐久の高さがキャスタークラスの常識に完全に当てはまらない。

英霊としてのバベッジは解析機関の完成により実現するはずだったと夢見る 「蒸気文明により悪が駆逐された世界」を聖杯に望む。
この蒸気文明の理想を具現化させた固有結界が機械鎧と一体化したバベッジ自身であり、
彼の宝具「絢爛なりし灰燼世界(ディメンジョン・オブ・スチーム)」である。キャスターにあるまじき身体ステータスの高さもこの宝具によるもの。
存在が内包する固有結界そのもの、という点ではネロ・カオスの同類といえる。
鎧内部が具体的にどうなっているのかは不明。少なくともバレンタインイベントではチョコレートを摂取することが可能という旨が明かされている。
「彼の夢見る蒸気文明の世界」という発動条件を見る限り、少なくとも人間時の脳が内部にあるのだろうか。
見た目が見た目である為期間限定イベント等ではド真面目にギャグをやっている事が多く、
「からくりバベジン」「ヤカン鶴」等名前による出オチ担当が多い。

見た目がギャグ、とは書いたが本人のキャラクターとしてはいたって常識人、というかむしろサーヴァント達の中でもトップクラスに「よくできた良識人」でさえある。
学者系サーヴァントの登場がFGOを境に増えたが、ほぼ全員と面識があり何より敬意を持たれているのが彼の人徳をうかがわせる。
ニコラ・テスラやトーマス・アルバ・エジソン、生前の知己たるヴィクター・フランケンシュタイン博士の作品である娘フランケンシュタイン、
科学者系は一癖も二癖もある人物達が多い中、それらが揃ってバベッジを称えているあたり、「コンピュータの父」という肩書は伊達ではない。
特にこの手の「重厚なロボットの戦士」という見た目から一部のユーザーからは絶大に支持される人気を得ており、
「バベッジのフィギュアとかプラモデルの発売はまだか!」と明らかに人の見た目でないのに熱烈に立体ファングッズ化を待望されているとか。

…しかしキャラクター強化クエストという名の「幕間の物語」は、バベッジのものがそのカオスさというかぶっ飛びっぷりから語り草となっている。
そのチャールズ・バベッジ幕間の物語のタイトルは…「鋼鐵機動戰記C・バベッジ」。このタイトルだけで察していただきたい。

「故に、行こう。私を目覚めさせた選ばれし者よ。
蒸気の勇者(スチーム・ブレイブ)よ!」

+ 彼の初登場にして檜舞台「第四章 死界魔霧都市ロンドン」にて
産業革命の時代、イギリスはめまぐるしい科学工業の発展を遂げ、世界の覇者となっていきつつあった。
しかし、その蒸気と煙の立ち込める鬱蒼としたイギリスのロンドンにて、サーヴァント達は霧から次々と現れた。
ある者はロンドンの人々を襲い、またある者はそれらから人々を守る為に召喚された。
主人公とマシュ・キリエライトはそんな捻れた人類史へとレイシフトでやってきた。
「P」「M」「B」という謎の黒幕がロンドンで暗躍していることを突き止めた主人公一行は、それらを打倒する為霧の街を駆け抜ける。
ある屋敷で仲間にフランケンシュタインも加わり、また彼女の何らかの直感で人々を襲う蒸気人形「ヘルタースケルター」の軍団の出所を探っていった。

「B」の正体が判明した。チャールズ・バベッジその人だったのだ。
魔力を帯びさせたロンドンの霧により、彼の固有結界「絢爛なりし灰塵世界」が拡大変容され、バベッジの分身としてヘルタースケルターが無数に生み出されていたのだ。
魔力の霧により「自分が実現出来なかった蒸気機関による科学文明の世界の実現」への妄執に固執した状態で、正気を失っていたバベッジ。
フランケンシュタインの物言えぬも叫ぶような訴えで、そして主人公達の実力行使と説得で正気を取り戻すも、既に魔霧によりその身は変質・瓦解寸前となっていたのだった。
彼は、自分を誑かした残りの黒幕の手がかりと、ロンドン地下にある巨大蒸気聖杯アングルボダの存在を告げ、
フランケンシュタインらへ申し訳なさそうに謝罪しながら、消滅した。

+ 出典の「蒼天のセレナリア」ってなんだ?
実はFGOでもメインストーリー二章や四章を担当しているシナリオライター桜井光氏がかつて所属していたADVメーカーのライアーソフトから発売されているADV
「スチームパンクシリーズ」、その作品群のひとつが「蒼天のセレナリア」である。
そしてその「蒼天のセレナリア」にはチャールズ・バベッジという同名のキャラクターが登場している(同じく史実の偉人が元ネタ)。
「蒸気王」という肩書きや蒸気機関で飛び回る鋼鉄の体の学者紳士という姿、そして同じく後年の学者キャラ達に師として慕われていたりと、
要するに桜井氏によるセルフオマージュがFGOのバベッジと言われる。


MUGENにおけるチャールズ・バベッジ

  • jaki氏製
仮面ライダーキックホッパー仮面ライダーギャレンなどを作成したjaki氏による手書きのバベッジである。
デカキャラであり、ニュートラルの状態(上記のドット絵)の前に伸ばした手が通常の画面サイズ(4:3)の半分を超えた位置にまで及んでいる。というか、対戦相手のデフォルト位置まで届いている。
攻撃は弱中強の3ボタン。弱中同時押しで投げ。

バベッジ特有のシステムとして「スチームゲージ」及び「オーバーロードゲージ」が搭載されている。
スチームゲージは強ボタンでの必殺技使用時に50%消費され、必殺技が強化される。非コンボ中に自然回復する。
オーバーロードゲージは必殺技のオーバーロード使用時に自動消費する(オーバーロードは機動力の増加などを行う自己強化技)。

デフォルトAIは搭載されていないがAir氏による外部AIが作成されている。

出場大会