「…………!」
富貴商会の対戦格闘『
アシュラブレード』および続編『アシュラバスター』に登場。
古代魔法の技術で作られたアイアン
ゴーレム。
永い年月、ASURAの剣を守護する役目を務めてきたが、
剣が消失したため、捜索に赴くこととなるのが『ブレード』のストーリー。
結局剣は見つからず、捜索を続ける途中、野盗に襲われていた少年を保護。
すっかり少年に懐かれたタロスは、とまどいながらも打ち解けていく。
しかし、国土消失事件の際に自分を呼ぶ声を感知。
事件の真相を悟ったタロスは、少年を比較的安全な街に預けて旅立つ、というのが『バスター』のストーリー。
少年を介して
ローズマリーのストーリーともリンクしており、
エクストラステージの相手はローズマリー。ローズマリーの相手はタロスである。
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『アシュラバスター』 タロス ストーリー |
先の事件から王家の剣を探し続けているタロスは、ある時、野盗に襲われている少年を助ける。
少年はいたくタロスを気に入り二人は一緒に旅をすることとなった。
始めはどう接して良いか分からなかったタロスだが次第に打ち解けあい、親しくなっていく。
そんな日々の中、王国消失。タロスの頭に何かが響いてきた。
「…?」
傍らで不安そうにしている子供を見てタロスは考える。
「…………!」
タロスは子供をなるべく安全そうな町に預けると、自分を呼ぶ声に向かい真っ直ぐ歩き始めた。
その先に何が在りそこに行けば自分がどうなるかタロスは分かっていた。
そして、自分に残された時間が残り少ない事も。
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バスターEDネタバレ |
タロスを製作したのはかつてASURAの剣に封じられた「天空の竜」であり、
事件は甦った「天空の竜」が人類抹殺を目論んで起こしたデモンストレーションだった。
少年を守るため造物主に背き、残り少ないエネルギーを使い果たしたタロスは
満ち足りた思いに包まれながら静かに機能を停止する……。
タロスの最後を見届けたローズマリーの行動は そちらのページを参照。
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アリス曰く「大きな
ヤカン」、
フーティー曰く「でっかいヤカンのオバケ」。
ここから通称「やかんロボ」。
変形など一連の動作に『
ヴァンパイア』シリーズの
フォボスの影響が窺えたが、続編では「少年とロボ」という設定まで
パク似てしまった。
胴体内部にある顔のようなものが恐らく本体ないし中枢であり、外殻は魔法の力で自在に変形可能。
ステージの柱にも同じ意匠のものが見られる。
装甲の固さと一撃の重さは驚異的で、他のキャラクターからも厄介な存在と見られている。
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神話における「タロス」 |
タロスという名前自体は、ギリシャ神話のエピソードの一つ『 アルゴナウタイ』に登場する、
クレタ島を守護する青銅の巨人に由来するものと思われる。
ゼウスの愛人としてさらわれたエウロペをクレタ島に住まわせるにあたり、ゼウスが与えた宝物の一つとされる。
エウロペを守るためクレタ島近海に近付く船を片っ端から投石で撃沈し、接近する者には全身を赤熱させて焼き殺したという。
しかし動力源として封入された「 神の血(イーコール)」の栓がくるぶしに存在し、クレタ島への アルゴ探検隊到来の際、
魔女 メディアの魔術で眠らされたタロスは唯一の弱点ともいえるその栓を抜かれ倒された。
……なお、このエピソード後もエウロペがクレタ島を出て故郷に帰還したという記録は存在しない。
故郷の兄弟達が、彼女探索の為に各地に散って活躍した記録はあるにも拘わらず、である。
ただ、一度遊んだらヤり捨てがほとんどのゼウスにしては大事にしたと見え、エウロペはヘラの手出しも無く三人の子を産み、
その子らはクレタ島の王族として遇されたという。その内の一人がミノア文明の語源ともなった偉大なるミノス王である。
主の指令で休みなく働く無敵の青銅巨人という事で、古今の創作における最古の巨大ロボットともいわれ、
『 マジンガーZ』にも同名の古代兵器が機械獣の原型機として登場している。
『 ドラゴンクエスト』初代において、城塞都市メルキドを守護するゴーレムの弱点が、
「妖精の笛で眠らせる事」なのもタロスの影響と思われる。
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原作での性能
ロボだけに防御力が高く攻撃も痛い。歩きは遅いがダッシュ可能で機動力もそこそこあり、
空中奇襲技「クロノスドライバー」もあって空中戦も不得意ではない。
通常技の出も意外と早めでリーチがあり、ダウン属性のついた
特殊技も多く、
適当に技を振ってるだけでも強いうえに、マジックブーストではさらに火力が上がる。
強化版ニードルチャージからの空中
コンボも強力で、
デカいという以外の弱点が見当たらない。
外見はヤカンだが意外にも初心者向けの強キャラである。
端から端まで一瞬で届く「ロケットパンチ」と突進技「ニードルチャージ」が削除。
代わりの突進技「キリングギア」も移動起き上がりの使い回しで、
タロス
などに容量を割けないという大人の事情が伝わってくる。
そして強化版キリングギアも強化版ニードルチャージの使い回しなのだが、
これがまた「出が早い・相殺
判定強すぎ・多段ヒットでダメージ高い・当たると垂直に浮き追撃も可能」
という超性能のため、
ガードキャンセル強化版キリングギアだけで渡っていけるようになってお手軽感は更に増した。
「ガーキャン強化版キリングギア→J弱弱キャンセル強化版クロノスドライバー」で簡単に30HITを越えるため、
ラウンド中のヒット数が得点に加算される『バスター』でスコアアタックをするならタロスが適任である。
結局、強化版キリングギアを主体とした攻めで、存在自体が反則な
ヤシャオウに続き、
低空イビルアローを軸に封殺できる
ローズマリーと共に3強を形成した。
ちなみにマジックブレイク(
超必殺技)の「インビジブルソード」だが、
他に
ゲージの使い道がいくらでもあるので両作共にいらない子扱いである。
MUGENにおけるタロス
日本破壊結社NHK氏による『ブレード』仕様のタロスが存在。
フリーティケットシアター終了によるリンク切れで長らく入手不可であったが、現在はMouser氏によって代理公開されている。
原作再現に定評のある氏のキャラらしく、細部まで作り込まれている。
性能については付属の取説に詳しいので、そちらをよく読もう。
特に名乗る名の無い流れ者氏によって
AIパッチが公開されている。
『バスター』仕様のタロスがMUGEN入りする日は来るのだろうか…………。
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大会ネタバレ |
某大会の本選では一回戦で 優勝候補の一角と対戦。
惜しくも敗れこそしたものの、地上・空中を問わず重量級の機動戦を繰り広げる様は多くの視聴者を唸らせた。
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「ヤカン? ヤカンッテナンデスカ?」
出場大会
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一覧 |
シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中
凍結
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出演ストーリー
最終更新:2024年12月06日 20:13