レイジングストーム

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レイジングストーム - (2021/02/21 (日) 16:29:07) の編集履歴(バックアップ)



"Raging Storm!!"

概要

ギース・ハワードロック・ハワードが使う、ハワード家のお家芸と言える超必殺技
コマンド投げである『KOF NEOWAVE』版を除き、対空に使える飛び道具判定。
腕を交差して掲げ、地面を突いて周囲に気の柱を立てる。
地面から衝撃波が飛び出しているように見えるが、実際は烈風拳や疾風拳のような気を地面に叩きつけ反射させている。

設定的にはギースがクラウザーに対抗するために編み出した技である。
……具体的にクラウザーのどういう行動に対してどう使おうというのかいまいち想像できないが、
カイザージャンプ狩りカイザーウェーブを食い止めようと考えたのだろうか。

豪鬼の「金剛國裂斬」、カサンドラの「ホワイトウェイブ」、聖伝白龍叉介(サスケ)の「蒼神粉砕爆」、イグレットの「トラップエッジ」など、
技の性質や見た目がよく似ているものも存在し、「○○ストーム」というあだ名が付くこともある。


ギース・ハワードのレイジングストーム

ギースのものは地面から牙のように尖った気を噴出させる。
形状は周囲を囲むもの・前方に集中するもの・光の柱、用途は対空・専用コンボ・コマンド投げ、色は青・赤・黄、
噴出方法が地面から噴き出していたり地面に接していなかったりと細かく分類していくと結構バリエーションが多い。

コマンドが「↙→↘↓↙←↘」とそれまでに類を見ないものであり、俗に「レイジングコマンド」と呼ばれている。
一見難しいコマンドだが素早く入力すれば逆ヨガコマンド×3で出すことも可能。
『REAL BOUT 餓狼伝説2』のみ「→←↙↓↘」(スクリューアッパーと同じ)と入力しやすいものに変更されたが、以後は元に戻っている。
やはり「あのコマンドでなければレイジングじゃない」とでも言われたのだろうか。

作品によってはその見た目と入力の難しさに反して微妙な性能のものもあるが、
小技から繋げられたりする作品もあるのでそこらへんを極めればかなり強い、はず。

柱型

『餓狼伝説SPECIAL』~『REAL BOUT』、『THE KING OF FIGHTERS』(主に表キャラ)、
CAPCOM VS. SNK』、『NEOGEO BATTLE COLISEUM』では
自分の周囲に何本もの気の柱を真上に立て、背後にも攻撃判定を持つタイプ(あえて言うなら「柱型」)。
初期は攻撃範囲が異常に狭かったため使いにくかったが、判定の強化、別ラインを巻き込めるなど、徐々に強化されていった。

『餓狼伝説3』の潜在版レイジング(赤いレイジング)はコンビネーションからの派生専用技となっており、
「↓+C・C・↓↙←→+CD」というコマンドが採用されている。
『KOF 2002 UM』の裏ギースのMAXレイジングストームはこのコンビネーションを再現したもの。
赤いレイジングは強く印象に残ったようで、『KOF98UM』ではMAX版で出すと色が赤くなるという演出がある。
ちなみに裏の方は若ギースのように黄色になる。
『KOF '96』のMAX版と『KOF京』のみ、気の柱の形状が円柱形になる。こちらは登場回数はごくわずかで、その後登場していない。
やはりヘルバウッの使い回しが風の刃から光の柱になってしまって「ストーム」に見えなくなったのが問題だったか。

波型

『REAL BOUT SPECIAL』~『REAL BOUT 2』、『KOF』(主に裏キャラ)、
SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』では
前方斜めに巨大な爪のような気を立ち上げるタイプ(あえて言うなら「波型」)。
こちらは大きく前方に判定が伸びるため対空などに使いやすい傾向にある。
特に『SVC』では出かかり無敵で削りが多く、
ゲージがあれば次のレイジングストームが間に合う程隙が少ない。
また『KOF 2002 UM』の通常版はダメージが低い代わりにどこでも判定が付いており、
画面端であればゲージがある限り何発でも入る。
ただし作品によっては本体と攻撃判定に隙間があり、密着されると当たらない事がある。
『KOF NEOWAVE』の若ギース(MAX超必殺技、1F投げ)
とPS2版『KOF XI』(リーダー超必)の「潜在レイジングストーム」もこの形状になる。
ちなみにパチスロ版でもこちらの波型が採用されており(ご丁寧に新規ドットまで描かれている)、
初代では発生時点でガードの上から削りきって即死、次作Specialではジャストインパクトで
ガードしないとこれまた削られて即死という超性能。

ロック・ハワードのレイジングストーム

ロックのものは気の奔流とでも言おうか、竜巻のようにうねった柱を立てる。
コマンドは「↓↘→↓↘→」とギースよりも簡単なものになっている。
柱が細く、出ていても簡単に潰されてしまう、威力もギースと共演している場合は彼よりも低いなどの欠点もあるが、
真空投げとの二択を迫れたり、追撃を狙えたり、溜めにより発生タイミングをずらせる(技の性能は変わらない)などの利点もある。
『餓狼MOW』では判定が弱く、ゲージは基本的に「シャインナックル」に回すためあまり使い道がなかったが、
外部出演作品では無敵が強化されたり追撃ができるなど、使える性能になっていることが多い。
ちなみにこの技で勝利すると専用の勝利ポーズとなり、体から溢れ出る気を納められずに苦しむ、
デッドリーレイブ」でKOしたときと同様の勝ちポーズとなる。
『KOF MI』以降は相手を空中に打ち上げ、落ちてくると同時にレイジングストームを放つという
「ネオ・レイジングストーム」という技が追加された。
『KOFXIV』では、ギースのものもこのタイプに準じているが、勢いはロックのそれよりも強烈。

サンダーブレイク

レイジングストームから昇華させた技。ビクトルのEX必殺技も同名だが無関係。
『REAL BOUT』~『REAL BOUT SPECIAL』の潜在能力、『KOF 2002 UM』では表ギースのMAX2。
気の柱を立てる代わりに、周囲に何本もの稲妻を発生させる。
コマンドは「→↘↓+C」と普通のレイジングより遥かに簡単だったが、『KOF 2002 UM』ではレイジングコマンドに統一された。

ダメージが非常に高いが無敵は無く、『REAL BOUT』では稲妻の発生がランダムなため微妙に使いにくい。
『REAL BOUT SPECIAL』では判定が固定化され、他の技が弱体化しているため重要性が増した。
『KOF 2002 UM』では発生が速く長い全身無敵があり、
さらに最後に画面端まで下段判定・どこでも判定、さらに地面に電撃が走り、ヒットすると追撃が入る。
画面端限定だが即死連続技も可能と、非常に高性能な技となった。
名前の由来は『グレートマジンガー』より、主役ロボ・グレートマジンガーの必殺技「サンダーブレーク」と思われる。


MUGENにおけるレイジングストーム

MUGENでもやはりギースの主力として活躍。そしてロックは微妙な事が多い
歴代で様々な性能の変化が存在したため各ギースによって性能は異なるが、
それぞれ連続技や無敵対空、若ギースの場合はコマンド投げとして猛威を振るっている。

またギース・ロック以外にMegaMariロボロック等が使用可能。
MegaMariはギース版、ロボロックはロック版となっている。
更に、ロックの弟子と言う設定で改造された都古=Rock・styleは通常のレイジングストーム、EXと、
ロックと師弟二人でレイジングストームを叩きこむ「ダブルレイジングストーム:クロスオーバー」が使用可能。
因みに動作はAD「究極奥義」のもの。こちらでも専用の勝利ポーズが用意されている。