「ヘルバウッ…なっ!!」
- 格闘スタイル: バスケット+空手
- 誕生日: 12月2日(28歳)
- 出身地: アメリカ
- 血液型: AB
- 身長: 222cm
- 体重: 105kg
- 趣味: 懸賞ハガキの応募
- 好きな食べ物: 煮豆
- 得意スポーツ:野球
- 大切なもの: 闘いに使用しているバスケットボール
- 嫌いなもの: ガラスを引っ掻く音
モデルは
ブルース・リー主演映画『死亡遊戯』に登場する黒人(「スカイフック」のNBA選手、カリーム・アブドゥル=ジャバー)。
マイケル・ジョーダンを意識しているらしき部分も見られる。
また『燃えよドラゴン』に登場した黒人アフロ空手家、ウィリアムズ(演:ジム・ケリー)も参考にしていると思われる。詳しくは
こちら。
開発者曰く、初期は『死亡遊戯』の黒人にかなり近いデザインだったものの、
地味過ぎるため現在の姿に落ち着いたらしい。格闘スタイルにある空手はその名残。
また、当初は「
日本かぶれ」という設定が存在したが、デザインの変更を受けて「その格好では
日本かぶれに見えない」という理由でお蔵入りになった。
煮豆好きはその名残だろうか。或いは欧米でよく付け合わせで出るベイクドビーンズのことかもしれないが。
グローバーという姓は ラッキークローバー (四葉のクローバー)をもじったものと思われる。
ポケモンとは関係ないし、
十年近く後のエリート怪人集団とも特に関係ない。
むしろ勝利ポーズとかシャンゼリオンだし
ちなみにカプコン発売のゲーム『
GODHAND』には、「ラッキー
クローバー」という名前の
チワワが出てくる。
余談であるが攻略サイトでは「ラッキー
クローバーにMAXで賭け続けるべし」とあるぐらい
勝率が高い。
バスケットボールに情熱を失い、空手を始めて全米チャンプにまで上り詰めていた彼は、
『'94』にて、試合で人を殺してしまったことによりボクシングに絶望していた友人の
ヘビィ・D!にKOFに誘われる。
自分の格闘技の実力がどこまで通用するのか試したくなった彼は、
D!のツテで見初められたアメフトの現役MVPプレイヤー、
ブライアン・バトラーと共にKOF出場を決める。
その後ブライアンは元の生活に戻っていったが、彼とD!はストリートファイトの世界へと身を投じていった…。
…が、翌年の『'95』では
庵、
ビリー、
影二のライバルチームに敗れて出場できず、
『'97』ではシード権を得ていたものの
社、
クリス、
シェルミーのニューフェイスチームに招待状を賭けた果し合いを申し込まれ、
あっさり負けてまたも出場を逃した。
*1
『'98』では『'94』のメンバーと共に無事出場できた
が、『'98』はストーリー無しのお祭り作品なのでゲストのようなもの。
その後は皆が忘れた頃、『
NBC』にてシェルミーに
『'97』と全く同じパターンで招待状を奪われたことが判明。
『
SVC』の
暴走庵EDではヘビィ・D!共々庵に襲われ、さらに『MIA』では
溝口誠にも招待状を奪われている。
*2
なお
『KOF』本編では全く音沙汰が無い。
これじゃアンラッキー・グローバーだよ……
簡単に言うと、KOF/SNK格ゲーを代表する
噛ませである。
『'98』では影二や
香澄、ボスチーム(
ギース、
クラウザー、
Mr.BIG)や
ゲーニッツを押しのけて、
彼らが復活したことに多くのファンからは疑問の声が、一部のイロモノ好きからは賞賛の声が浴びせられた。
KOFは元々チームバトルを採用した完全新作として開発されており、ドリームマッチ路線になったのは途中で切り替えられたから。
おかげでSNKの過去作に何の縁もない日本チームやアメスポチーム等が唐突に登場したように見えてしまったが、
まぁその辺は仕方ない。
空手家という設定もこうした経緯と初期のデザインの名残である。『'98』では
生意気にもグラフィックがほぼ全て描き直された。
画面ではあまり大きく見えないが、身長222cm・体重105kgというかなりの巨漢である。
一応言っておくと
世紀末バスケの誤用でしばしば論争になる今日だが、本当のバスケットボールを投げまくり落下させまくり。
「俺が本当のバスケのやり方を教えてやる」とでも言いたげだ。しかし、これはこれでバスケと呼んでいいのか……?
そして、得意スポーツは何故かバスケではなく
野球である。
*3
ちゃっかりニンテンドーDSのカードゲーム『SNK VS. CAPCOM カードファイターズDS』にも登場しているが、
彼のカードの名はやはり「…なっ!!」。
この驚きっぷりは尋常ではありません。 いったいグローバー氏は何をそんなに驚いているのでしょう?
ひょっとして、満を持して繰り出した超必殺技をあっさりかわされて驚いているのでしょうか。
いずれにしても見事な驚きっぷりですね。
とそれはあんまりだろうな解説まで丁寧に付けられている。
当然のようにレア度も最低ランクだったが、
このゲームはショボいカードを連発するのがやたら強いというTCGとしては
アレなバランスだったため、
使い勝手の良い 「…なっ!!」 は結果的に
最強クラスのカウンターカードとして君臨した。余裕だぜ!
ちなみに上の画像でも分かる通り、『'94』でのユニフォームの番号は「90」で、
これは左右非対称なので振り向いた時に1P側で反転してしまう(ドットの左右反転については
ドット絵の項目を参照)。
しかもEDでは番号が「94」になっていた。
原作中の性能
「文句はMOMに言ってくれ」(本人談)というほどのリーチの長い
通常技と、バスケットボールを駆使して戦うスタイル。
飛び道具の「デスバウンド」は
発生こそ遅いが、投擲後の
硬直は相手がボールを攻撃避けでかわした所に、
歩きorステップからの投げが間に合うほど短いため、中間距離を保ちながら揺さぶりをかけるのが基本。
なお、何かしらの要因で画面上から落ちてくるボールの座標がずれた場合はパンチを繰り出す通称「デスパンチ」に技が変化する。
「ラッキービジョン」は移動技で、デスバウンドと絡めて使うと効果的。
ちなみに『'95』では、出場を逃したラッキーに代わって影二がほぼ同じ特性の技「影うつし」を、
『'96』では
アテナが出場を逃した影二に代わってほぼ同じ技「サイキックテレポート」を覚えているという、よく分からない因縁がある。
「サイクロンブレイク」は両足で円を描くように飛び回し蹴りを繰り出す技で、先読み対空や連続技に使う。
空中で連続ヒットするので、すかり気味に当てると連続で浮かし続ける永久連続技も可能だが、非常に難しい。
「ヘルバウッ…なっ!!」もとい「ヘルバウンド」は
超必殺技で、性質は
テリーの「
パワーゲイザー」に近い。
置き対空としては十分な性能だが、発生が遅く連続技には組み込めない。 無敵も無いためやっぱり
「ヘルバウッ…なっ!!」である。
*4
小技連打ができないわけではないが連打が遅いという実に中途半端な性能で、必殺技は連続技に不向きな物しかなく、
小技連打と飛び込みからの気絶連続技が強いこのゲームと極めて相性が悪いと言える。
ボールを出してからの
立ち回りが基本となるが、やはり出が遅いので簡単には出せず、肝心のリーチが長い牽制技も遅く隙がある。
体力リードを保ちじわじわした展開が得意とはいえ、対空技が皆無、連続技が貧弱、爆発力も無く、早い話
余裕が無いぜ!
『'98』では新技を多数引っさげて帰ってきた。
飛び上がってボールをダンクモーションで投げる「デスダンク」、
ボールを真上に投げて上空から落とす「デスシュート」が加わり、
また「飛び膝蹴り→カカト落とし」と繋げる「デスヒール」と、ついでにデスシュート版デスパンチとも言える通称「デスキック」も追加された。
変わらず置き対空として信頼できる「ヘルバウンド」は、発生が早くなって弱攻撃からも連続技に組み込めるようになった。
そして
180度開脚して逆さになって回転しながら上昇するというすごい新超必「ラッキードライバー」は、
突進技なのか対空技なのかどう言っていいか微妙な技だが、その性能も微妙な…というかハッキリ言って使えない残念な技。
なおMAX版ラッキードライバーは最後にダウンした相手にボールで追い討ちをかけるが、
実はこの技はダウン回避されるので、その場合はボールが当たらず反撃されてしまったりする(笑)。
このように技は増えたものの、残念ながら微妙な性能の物が多く(ボール系の技はまだ使えるが)、裏キャラを除けば最弱候補に挙げられる。
ただし何故かCPUのラッキーはこれらの技を使いこなし、最強の一角と化してプレイヤーの前に立ちはだかる。
CPU戦では。
『'98UM』では多数の技の性能が使いやすく変化し、ややランクが上昇。
特殊技の「ラッキーキック」が
どう見ても中段に見えないが中段技となり、ガード崩しに使えるように。
デスダンクは地上以外に空中からでも出せるようになり、強デスヒールがラッキードライバーの簡易版のような技になった。
そしてそのラッキードライバーに至っては、何故か
1フレーム投げに変更されている。
ついでにMAX版のボールもダウン回避不可となり必ず決まるようになった。
見た目は変わらないのでますます謎な技と化したような気もするが、パワーアップしたのは間違い無い。
勿論ボールを使う技もパワーアップしており、確定状況こそ限られるとはいえ、全てダウン追い打ちができるようになっている。
なお、デスキックもさり気なく中段技に。
彼の進化はまだまだ止まらない。
NESiCAxLive配信版の『FINAL EDITION』では、割と性能のいい牽制技であるしゃがみCが(当たった場合のみだが)キャンセル可能に。
しかも単にキャンセルができるだけに終わらず、なんと先端当てでもヒットで強ヘルバウンド確定。
当然EXTゲージモードならクイック発動コンボにも組み込めるため、更なる火力の上昇にも一役買っている。
新しいデヨ使いの誕生だよ!素晴らしいッ!!
さらに弱デスヒールも発生直後まで無敵が延長。つまり
完全無敵対空である。もう「デスヒー…なっ!!」とは言わせない。
ほぼ全キャラがアッパー調整を受けているとはいえ、この二点の強化はかなり大きいと言えるだろう。
「俺達を倒したけりゃ、
核兵器でも持って来るこったな!」
MUGENにおけるラッキー・グローバー
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Sander71113氏製作 KOF'98仕様+アレンジ |
- Sander71113氏製作 '98仕様+アレンジ
バスケットボールを画面上から大量に落とすオリジナル超必「シュートアウト」等、各所アレンジが施されている。
この技はヒットすると強制的に 気絶、しかも 敵味方自分無差別にヒットするため、
下手をするとタッグバトルで4人全員気絶という珍事態も。
あと、これは仕様なのかバグなのか、膝蹴りから相手を投げ捨てる 通常キック投げで、
その投げ捨てられたキャラに何故か 無差別な攻撃判定が付加されており、
投げ捨てた先に敵味方関係無しにキャラがいた場合、全てを巻き込み連続ヒットするという珍事も見られる。
その威力は絶大で、体力満タンからでも 良くて6~7割、悪ければ10割という信じられないもの。
まるでそれは、今までの恨みを込めてぶつけているような…。正に 敵は投げ捨てるものである。
2段階に調節可能な AIがデフォルトで搭載されており、 同氏の他キャラと比較すれば若干有情なものの、中々強い。
「デスバウンド」「デスダンク」「デスシュート」を使い分け、ゲージが溜まればシュートアウトからの確定気絶での連続攻撃、
締めの「ラッキードライバー」と中々に攻めづらく、そして隙を突かれると一気に攻め込まれるという高機動っぷりを見せてくれる。
なのでラッキーとはいえ、油断していると手も足も出ずにパーフェクト負けすることすらある。
また、おまけの人氏や斑鳩氏によってAIパッチが製作され、新たなる攻め方も身に付けた。
前者のAIパッチには接近戦中心で戦う「ヘルバウッ…なっ!!」、飛び道具中心で戦う「ボールの錬金術師」の2種類がある。
多種多様な攻め方があるラッキーとなっており、面白く仕上がっている。
後者のAIは近距離戦とボール 弾幕をバランス良く使い分け、どの距離でも戦うことができる。
「ヘルバウンド」を連続技や対空にガンガン使っていくためゲージ依存度が激しいが、
ぶっちゃけ ボール弾幕をガードさせ続ければ凄まじい速度でゲージが溜まるためそれほど困らなかったりする。
氏曰く「かませ役にはちょうどいい強さ」らしいが、それでも十分な強さのAIである。
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RYO2005氏製作 KOF'98+ROTD風アレンジ仕様 |
- RYO2005氏製作 KOF'98+ROTD風アレンジ仕様
スプライトは『'98』のものだが、『 レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ』風にアレンジされている。
MAX版ラッキードライバーの演出が若干違う。
shao氏による外部AIが、同氏の ブライアンAIと共に公開された。
AIレベルを5段階、ガードレベルと回避行動レベルを10段階、反応速度を11段階に調整可能。
調整によってはSander71113氏製のデフォルトAIと遜色ない程度の強さを誇る。
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NS氏製作 KOF'94+アレンジ仕様 |
『'94』をベースに、 「ヘルバウッ……なっ!!」しないラッキーをコンセプトに作られた。
ヘルバウンドは攻撃発生まで無敵が続き、潰されることは無い。連続技にも組み込めるので攻守共に戦いの軸となる。
特に防御面ではヘルバウンドの他に頼れる技が無く、ゲージが無い時に攻め込まれると、ガードしかやれることがなくなってしまう。
『'98』で追加された技が無いので立ち回りの幅が減っているが、
代わりにラッキー版斬影拳「ラッキーチャージ」と 乱舞技「ラッキーストライク」が追加されている。
攻撃力はデフォルトでは0.5倍に設定されており、1.0倍で『'94』と同じような火力になる。
……のだが、これが今の格ゲーと比べてみるとぎょっとするほど凄まじい減り。
きちんとテストしてみて、妥当だと思えるような火力にしておこう。
AIはデフォルトで搭載されている。最高のレベル6にするとヘルバウンドの精度が高く、いい動きになる。
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NS氏製作 KOF'98UMFE+アレンジ仕様 |
『'98UMFE』をベースにアレンジが施された仕様。やはり「ヘルバウッ……なっ!!」しない。
「この頃のラッキーが一番強い」とあって戦力も充実。
無敵対空や連続技に活躍するデスヒール、 コマンド投げになったラッキードライバーなどの新戦力を十分に活かしてくれる。
ゲージをEXにしておくと、ゲージ溜めによって無茶苦茶な速さでゲージが溜まり、強化されたヘルバウンドが大活躍。
もはや「ヘルバウッ!」「なっ!?」と叫ぶのは対戦相手の方である。
ガード不利のほとんど無い突進技である「サイクロンブレイク」が当たれば、そこからクイックMAXで7割ほど飛ばせたり、
すぐ溜まるゲージ溜めからのヘルバウンドやラッキードライバーが非常に相性のいいEXゲージがとても強く、
ADVゲージ時とはランクが1つ2つ変わってしまいかねない程。
AIはデフォルトで搭載されている。
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アフロン氏製作 アンラッキー・グローバー |
戦闘中に様々な 「…なっ!!」に見舞われる改造キャラ。
大 ポートレイトが、カードファイターズDSの 「…なっ!!」のカードの絵になっている。
一応操作はまともなのだが、イントロで上に放り投げたボールが頭上に落ちてきて直撃したり、
デスバウンドでは パピー、 リー・パイロン、 ブライアンなど様々なものが現れたり 爆弾で自爆したり、
デスシュートではボールが自分の頭上に落下して自爆ならまだ可愛い方で、ボールの代わりに にょきが降ってきたり、
ロレントが降ってきてテイク・ノー・プリズナーで自分が吊されたり、
ヘルバウンドでは 突然現れた社にぶっとばされて敵ごとダメージ。
他にも酷い目に遭ったりわけの分からん結果に終わる改造が大量に施され、必殺技の名前は全て「○○・・・なっ!?」に置き換えられている。
変なのは必殺技ばかりではなく、基本技の強Pと強Kもやたらと出が遅いのでアーマー付きとかガード不能技を連想させるがそんな強化効果は無く、
近距離強Pと近距離強Kはなんかバグったかと見間違えるぐらいの超連打を繰り出してくれる。
AIは未搭載だが、2013年12月1日より語るスレ用小物ロダで作者不明のAIが公開されている他、
2021年10月24日に2021年10月24日にはホルン氏によるAIも公開された。
ホルン氏のAIは恒例のコンボ・立ち回り・反応・ガードレベルに加え、ダウン回避するか否かを設定可能。想定ランクは強とのこと。
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この他、
サイクロイドΩにラッキーのラッキードライバーが搭載されている。
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ニコニコMUGENでも彼の悲劇は続く…(ストーリー&大会微ネタバレ) |
キャラ的な問題もあって、ニコニコMUGENでも彼の悲劇は続いていた…。
今後も動画が作られ、出演を重ねる度に定番のネタとして出場権を奪われ続けるのだろうか。
安西先生……バスケがしたいです……
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出場大会
+
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一覧 |
シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中
|
出演ストーリー
プレイヤー操作
その他
*1
この果し合いにて彼が発した台詞
「かかったな! ヘルバウッ…なっ!!」は噛ませを象徴する名言として語り継がれている。
ちなみに『NBC』では「かかったな! ヘルバウッ…… なっ?!」と微妙にどうでもいい変化が見られる。
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ただし本人によれば |
この件についてグローバー氏は『'98』のインタビュー及び『NBC』の公式サイトのQ&Aにて、
やられたのは自分ではないと完全否定している。
『'98』当時の発言がこれ↓(ゲーメストでの原文ほぼそのまま)
「なんか噂じゃ、去年どこぞのチームに招待状奪われて出られなかった
みたいな話になってるみたいだけどよ、ありゃデマだ。俺たち出てたんだぜ、KOFによ!!
試合はTVで放送されなかったけどな…だが今年はバッチリ俺たちの戦いを見せてやるぜ!!
ま、がんばるからよ、応援よろしくな!」
この否定コメントは、『'94』で愛用していたプレイヤーから「あんまりにもあんまりだ」とガチ抗議が来たための対応……、
ではないかと囁かれることもある。
なお『'98』のムックによるとスタッフはさりげなくラッキーのこの発言を後押しする形で回答している。
「『97』で社たちが招待状を奪ったのはラッキーたちじゃありません。(上記の否定コメントは)他人事じゃないと怒りを感じたため」
しかもスタッフ曰く「『'98』までハブってきたのは単純に容量の問題で入らなかったから」とのこと。
スタッフによる断言が正しいとすれば、『'97』ストーリーに登場していたのは彼らではなく、
たまたまアメリカ地域のブロック所属で名前が「幸運」で「ヘルバウッ」という偶然よく似た技を持つ他人の空似の別チームであり、
さらに『'98』でラッキーかブライアンでオロチチームに勝利した際に勝利メッセージで彼らに暴言を吐く等、
彼らがニューフェイスチームを必要以上に毛嫌いしているように見えていたのは、
「他人事じゃない怒り」を表したものである……と好意的に解釈もできる。
……のだが、『'98UM』でオロチチームに対して挑発を仕掛ける専用イントロが追加され、
流石にここまで来るとどう考えても嘘にしか聞こえなくなった。
このラッキーの発言は、特殊イントロが追加された『'98UM』で本格的に意味が摩り替わってしまったのだろう。哀れラッキー。
さて、『'98UM』以降、いよいよ上の発言が疑惑の目に晒されることになってしまった訳だが、
むしろ上記の発言はファンに向けたリップサービスと好意的に解釈すればしっくりくる。
一応へビィ・D!もグローバー氏の発言を肯定しているが「詳しいことはラッキーに聞け」の一点張り。
どうも怪しい。へビィ・D!はグローバー氏のリップサービスに乗り気じゃなかったのか?
……というか『'98』の時点で、インタビューで「誰と戦いたいか?」という質問に対し
ブライアンはシェルミーに招待状を奪われたはずなのに、「女子供を殴るのは性に合わない。勘弁してほしいぜ」という紳士的コメント。
へビィ・D!は「俺を満足させてくれるのなら誰でもいい」とバッサリ。
ところがグローバー氏は、
「あぁ、あいつらだ。あの、バンドやってるって言う。なんか、ツラが気にくわねぇんだよな。
いっちょ、挨拶しとくかって感じだ」(ほぼ原文そのまま)
……未練たらたらもいい所である。せっかく他の2人が大人の対応をしているのに台無し。
このグローバー氏のこの発言を、ブライアンはもちろんスルー。へビィ・D!さえ肯定するどころか完全にスルーしている。
もうグローバー氏だけが勝手に一人で盛り上がっている可能性もある。
その後、『NBC』公式ホームページのQ&A内では、シェルミーに招待状を奪われた「長身のスポーツマン」に関する質問が届いた際、
何故か本件に無関係かもしれない通りすがりのグローバー氏がインタビューされており、
「『ヘルバウッ……』しか言ってねぇじゃねえか。『ヘルバウムクーヘン』かも知れねえだろ?
ヘルバウムクーヘンとは、ドイツ・ザクセン地方の菓子職人の間で受け継がれてきた必殺技で……」
|
*2
明言はされていないが、(彼の
大切なものであるはずの)バスケットボールを溝口が踏み潰していることや、
「この格闘家は、
実戦空手とバスケットボールを組み合わせた、ある意味新しい格闘技の使い手だった」という解説文、
「かかったな! ヘルバウッ――」「なっ!?」 の台詞からまず間違いないだろう。また微妙に変わっている。
一応 「そこらのヘタレよりはマシな方だった」 的にフォローはされた。
ちなみにこの『MIA』の溝口、中の人はラッキーと同じKay稲毛氏だったりする。
それなんて一人芝居パロ?
*3
実はアメリカでは複数のスポーツを掛け持ちして行うことは別に珍しいことではなく、
冬にバスケ、夏は野球をして両方のプロからスカウトが来るなんてことも結構ある。
ちなみにアメフト、バスケ、野球、アイスホッケーがアメリカの4大スポーツと言われている。
恐らく一人がボクシングと普通に格闘技な分を、ラッキーはこの形でカバーしているのだろう。
…なお、アイスホッケーは
京の得意スポーツだったりする。
*4
ちなみにこの技は無言で繰り出されるのだが、サントラCDのボイス集にはしっかり「ヘルバウンド!」の掛け声が収録されていたりする。
バグか、あるいは容量の都合だろうか。後者ならこの時から既に運命の予兆があったということに…。
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最終更新:2023年02月16日 20:53