歓喜


NHK製作の特撮ドラマ『TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇』*1に登場する奇獣。
第2話「自分の歌を歌えばいいんだよ」に登場。

岡本太郎氏が1965年に製作した梵鐘「歓喜の鐘」*2(公式配信では「梵鐘・歓喜」名義)をモチーフとしており、
上部にある大量の棘や森羅万象を表した絵柄をそのまま再現している。
違いは天井から吊るす穴がある部分に単眼が付いている点。
戦闘時は上部の棘を伸ばして攻撃する。

路上ミュージシャン達の歌を「うるさい」と詰った男の前に、音楽を貶められた事に対する怒りを具象化するように出現。
現れたタローマンを棘の猛攻で追い詰めるが、ミュージシャン達の応援歌…ではなく、
伴奏のドラムのリズムで奮起したタローマンに棘をぶっこ抜かれた上に、その棘を撥代わりに激しく叩かれ大ダメージを受ける。
ナレーションはこの音を「古代の縄文人の祭り」と表現した。

叩け、叩け叩くんだタローマン!

そう、古代の縄文人の祭りのように!

でたらめに叩け、本能で叩け、心の赴くままに!

それでも抜かれた棘を再度生やして反撃したが、直後に必殺技の「芸術は爆発だ!」をぶっぱされ爆散した。
戦いが終わり、歓喜の棘で障子を破くように近くのビルの窓を壊し始めたタローマンの自由すぎる振る舞いを見ながら、
ミュージシャン達は前向きな気持ちになるのであった。


MUGENにおける歓喜

怪獣キャラに定評のあるカーベィ氏の製作したキャラ存在する。2022年8月6日公開。
スプライトはふうりん氏が製作した手描きのドット絵を用いている。
ふうりん氏曰く「カーベィ氏が一晩で9割完成させた」とのこと。べらぼうな製作者である。
自由に空を飛ぶ事が可能で(高度に制限あり)、ガードは出来ないが投げ技は無効。

超必殺技はいずれも1ゲージ消費で、無数の棘を突き出す「必殺突き」、
タローマンに叩かれダメージを受けながら音符の飛び道具を発射する「自分の歌を歌えばいいんだよ」、
タローマンが歓喜を倒した際の爆散に敵を巻き込む「芸術は爆発だ!」と、
3つある超必のうち2つが自爆技というべらぼうなキャラとなっている。
「芸術は爆発だ!」は1ラウンド1回のみ発動できる切り札的な技で、攻撃範囲が広くガード不可だが発動後自身のライフは1になる。
さらにダメージのムラが激しく、即死一歩手前の大ダメージが出る事もあれば通常技に毛が生えた程度のダメージしか出ない事もあるなど、
運の要素が大きい博打技である。
ちなみにこの「味方を巻き添えにして必殺技を放つ」行為は、原作でも第4話で似たような事をやっていたりする。
AIもデフォルトで搭載されている。



タローマンの自由すぎる振る舞いを見て、彼らは思った。

他人が笑おうが笑うまいが、自分の歌を歌えばいいんだと。

人の判断ばかりを気にしていてはだめだ、そう岡本太郎も言っていた。

こうしてまた、悩める人々に道を指し示したのであった。

ありがとう、タローマン!

出場大会

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*1
『展覧会 岡本太郎』の宣伝のはずが何をどう違えたのか巨大ヒーロー物の特撮と化してしまった本作。
「1970年代に放送された巨大変身ヒーロー物の特撮作品」の再放送という体裁を取っており、
少年隊員やテンガロンハットの謎の風来坊、唐突に現れる2号など当時の作風再現に始まり、特撮の監修には円谷プロが協力。
当時の再現性の追求とOPから終劇まで岡本太郎の思想・ことばを全力で伝えるという姿勢に対して一切の妥協をしない番組となっている。
配信ではカットされているが、番組の後半は再放送でファンになったというサカナクションの山口一郎氏が、
存在しない当時のグッズを思い出と共に披露し、当時キャストだった人物と語り合う狂気の振り返りコーナーが付いていた。

なお本作では各話毎の怪獣や宇宙人に岡本太郎氏の作品をほぼそのままの造形で登場させており、
テロップなどではこれらの怪獣を「奇獣」と銘打っているが、作中では専ら怪獣呼ばわりされており、奇獣とは呼ばれない
また、主役であるタローマン自体もヒーローとは呼ばれず、あろうことか公式で「正義の味方ではない」と明言されているなど、
設定レベルでも作風に負けず劣らずの型破りな作品になっている。

*2
かの有名な「芸術は爆発だ!」のCMで岡本氏が叩いている鐘。
トゲトゲのために独特な残響を持つ。
0:34頃から歓喜の鐘

なお、このCMで岡本氏が叩いているのは棘の影響などの検討用に作られた小型のプロトタイプで、
通常の釣鐘サイズの完成品は名古屋市の久国寺で使用されている。
完成品はこちら


最終更新:2022年08月12日 09:38