仮面ライダー響鬼

-男と出逢った少年は、いつかきっと本当の強さを知る-




   「鍛えてますから」

 ■スペック
 身の丈(身長)/7尺3寸(約222cm)
 目方(体重)/41貫(約156kg)
 剛力(腕力)/600人力、目方1600貫(約6t)のモノを持ち上げる
 打撃力(パンチ力)/火事場の馬鹿力的最大時5333貫(約20t)
 蹴力(キック力)/火事場の馬鹿力的最大時10666貫(約40t)
 飛翔力(ジャンプ力)/ひと飛び約41間(75m)
 早がけ(平地での走力)/1町(100m)を約3秒
 遠がけ(持久力)/1日で25里(100km)駆ける
 必殺技:音撃打・火炎連打の型
+ 他形態はこちら
「響鬼紅」

身の丈(身長)/7尺3寸(約222cm)
目方(体重)/41貫(約156kg)
剛力(腕力)/700人力、目方1866貫667匁(約7t)のモノを持ち上げる
打撃力(パンチ力)/火事場の馬鹿力的最大時8000貫(約30t)
蹴力(キック力)/火事場の馬鹿力的最大時13333貫(約50t)
飛翔力(ジャンプ力)/ひと飛び約49.5間(90m)
早がけ(平地での走力)/1町(100m)を約2秒
必殺技:音撃打・灼熱真紅の型

「装甲響鬼」

身の丈(身長)/7尺7寸(約233cm)
目方(体重)/44.8貫(約168kg)
剛力(腕力)/約8tのモノを持ち上げる
打撃力(パンチ力)/火事場の馬鹿力的最大時約40t
蹴力(キック力)/火事場の馬鹿力的最大時約80t
飛翔力(ジャンプ力)/ひと飛び約100m
早がけ(平地での走力)/1町(100m)を約1秒
必殺技:音撃刃・鬼神覚声

+ 担当声優
細川茂樹
『響』『響鬼と7人の戦鬼』、PS2『響鬼』
『バトライド・ウォー創生』『クライマックスファイターズ』
山本圭一郎
『クライマックスヒーローズ』シリーズ、『バトライド・ウォー』シリーズ(『II』まで)
『ライダージェネレーション』シリーズ、『クライマックススクランブル』
石川英郎
『スーパーヒーロー大戦』

平成仮面ライダーシリーズ第6作『仮面ライダー響鬼』に登場する仮面ライダー
仮面ライダーディケイド』にも登場している(後述)。
「響鬼」と書いて「ひびき」と読む。名前の雰囲気が似ているが拳を極めし者とは関係無い。
古来より人類を襲ってきた妖怪「魔化魍(まかもう)」と戦う組織「猛士(たけし)」の一員。
人間が極限まで己を鍛えることでなれる「鬼」と呼ばれる術者であり、清めの音「音撃」で魔化魍と戦う。
飄々とした性格だが猛士の関東支部で活動している鬼の中ではトップの実力を持ち、
師匠を持たず独学で鬼になったほどの天才であり努力家。おまけに人望も厚い完璧超人。

師匠を持たず鬼になったことは自信の源であったが、弟子を取った際に接し方や教育方法がまったくわからず悩むこともあった。
最終的には、「自分の戦いも生き様も、全てを見せて学び取らせる」という教育方針を採るようになり、
鬼の力を持つことの恐ろしさ、過酷さを教えるために敢えて変身せずに魔化魍に立ち向かい、討ち倒したこともある。
基本戦術は音撃鼓・火炎鼓と音撃棒・烈火を使った太鼓の音撃。
管の音撃も使いこなせるが、弦の音撃に関しては不明(修業時代は苦手だったらしい)*1
鬼になった動機は、「中学生の頃に虐められていたクラスメイトを助けることができずにその子が転校してしまったため、
強くなろうと決意した」かららしい。

''変身音叉 音角''を鳴らして額にかざすことで鬼面が浮かび、身体が紫の炎に包まれ変身する。
スペックを見ても分かるとおり極めて高い身体能力を持ち、歴代ライダーの初期形態でも堂々トップに位置している。
炎の属性を持った技を得意としており、「火炎連打の型」「一気火勢の型」など多くの型を持つ必殺技「音撃打」の他、
音撃棒から炎を飛ばす「鬼棒術 烈火弾」、炎の剣を作り出す「鬼棒術 烈火剣」など、多くが炎を纏った技である。
顔は一見のっぺらぼうだが、口をあけて火を吹く「鬼幻術 鬼火」という技を放つこともできる。
また炎以外では、手の甲から爪を生やして攻撃する「鬼闘術 鬼爪」のような奇襲技もある。
ちなみに小説『明日への指針』によれば、響鬼の用いる音撃棒の素材は屋久杉で、ヒビキにとって一番手に馴染むとのこと。

また、円盤状のディスク形態から動物形態に変形し、索敵や攻撃などのサポートを行うアイテム「ディスクアニマル」も用いる。
ロボットのような外見だが、正体は動物の魂が込められた式神の一種。
ディスクアニマルが運用される前は変身音叉の音により動物型に変形する呪符が用いられていた事が滝澤みどりの発言から分かっている。
そしてこれらの式神だが、後述の小説版の描写から魔化魍の「無機物に命を吹き込む現象」を安全に再現・運用したものである模様。
小説版とTV版は世界観は異なるが前半のメインライターのきだつよし氏が書いているため、概ね成り立ちは同じと思われる。
まぁ、ライダーシリーズでは敵と味方の使う力が同質なのはお約束だが。

夏になるとドロタボウやカッパ、バケネコといった夏季限定の魔化魍対策のために、更に体を鍛え上げることで、
体色が赤くなりパワーアップした「響鬼紅(ひびきくれない)」になることができる。
この姿は上記のように、他のライダーの強化フォームのように新たな力を得てパワーアップするのではなく、
例えるなら普段から鍛えているボクサーが試合の際にはさらに体を作り上げるようなものである。
夏季限定魔化魍はとにかく物量が凄まじく、大型魔化魍よりは戦力は落ちるが、
それでも清めの音を数度叩きこまなければならないという大型とは別種の脅威であり、
響鬼紅になることで大群相手でもなんとか無双のようになぎ倒せるようになるのである。
具体的に言うと、響鬼紅は太鼓を必要とせず、夏の魔化魍程度なら音撃棒で一撃。
ただしこの姿を維持できるのは一時間程であり、体に著しい負担を与える。

「結構、鍛えてます!」(大事なことなので2回言いました)

番組後半には猛士総本部の開発局長でもある小暮耕之助が開発した最新兵器、「音撃増幅剣・装甲声刃(アームドセイバー)」を得たことで、
最強の鬼「装甲響鬼(アームドヒビキ)」へと変身し、声を音撃として使うことができるようになった。

ちなみに身長が222㎝と異様に高い。といっても当時はそこまで気にしている人はいなかったのだが、
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に登場する「キジブラザー(変身時に他のメンバーより倍近い身長になる)」が、
220㎝と響鬼より低いという事実が発覚した事で、響鬼の身長設定はおかしいと改めて周知される事となった。

ちなみに響鬼に限らず、この世界のライダー(鬼)は変身の際にそれまで着ていた服が消し飛ぶ
(響鬼の場合は燃え落ちる)ため変身解除すると全裸になる。
その為に終盤では、斬鬼が戦いの後遺症と体力の衰えにより戦闘の際に一度死んだというシリアスな展開な上、
放送時間帯が朝枠にも拘らず河原で尻丸出しの全裸状態の死体というあまりにも衝撃的なシーンは、
ライダーファンの語り草となっている。

本名は日高仁志(ひだか ひとし)で、「ヒビキ」はコードネーム。
作中において鬼は基本的にコードネームで呼ばれるため、この名が使われることはまずない。
また、作中人物からもファンからも、おおむね「ヒビキさん」と「さん」付けで呼ばれている。
+ 名前について
『響鬼』の鬼には「苗字と名前とコードネームの一文字目が同じ」という特徴がある。
イブキの本名は和泉伊織(いずみ いおり)であり、
トドロキは戸田山登巳蔵(とだやま とみぞう)、ザンキは財津原蔵王丸(ざいつはら ざおうまる)が本名である。
まだ鬼ではない弟子達も、天美あきら(あまみ あきら)、安達明日夢(あだち あすむ)、
桐矢京介(きりや きょうすけ)とこの法則に従っている。それにしても蔵王丸……すごい名前だ。

作中人物は特に意識していないらしく、ザンキは戸田山に免許皆伝の証として名を継がせようとしている。
(戸田山が「引退してもザンキはザンキのままでいて欲しい」という思いから断ったため、戸田山の名から『轟鬼』と命名された)
なお、このように当初は鬼の名前も師匠から弟子へ襲名していくようなことを思わせていたが、
(プロデューサー・脚本家・一部の監督が変わったためか)後半に登場した斬鬼の師匠が「朱鬼」だったりとその設定は無くなったらしい。

ちなみに料理が下手でやたら塩辛いシチューを作っていたが、それを指摘された後はちゃんと美味しいシチューを作れたので、
味音痴の類ではなく、今まで作る機会がなく作り方を知らなかっただけのようである。
また、当初は運転が下手でバイクに乗ることができなかったが番組途中でバイクに興味を持ったことから
勉強して免許を取りバイクに乗るようになった。

このように欠点もあるがそれらも自身の努力で克服するなど、鬼としての活動以外でも生き方として「鍛える」ということを実践している。

現在、仮面ライダー響鬼はニコニコ動画の「 東映特撮ニコニコおふぃしゃる 」にて
一話につき150ptで全話配信されているので、この機会に見てみるのもいいかもしれない。

「シュッ!」

+ 余談
異色揃いの平成ライダーシリーズの中でも、特に異彩を放つ響鬼であるが、それも当然である。
元々はライダーとは別作品として企画されていたものが、
途中でライダー路線に変更・製作されたのが『仮面ライダー響鬼』なのだ。

その結果、変身ベルトがない上に「変身!」の掛け声がない、
主役がバイクに乗らない(番組後半には「凱火」というバイクに乗るようになった)、
上記の通り変身を解いたら素っ裸になる、更に和のテイストがたっぷりというある種異様なライダーとなった。
もう幻想入りしても違和感無いんじゃないかな。
デザインモチーフも時代劇石ノ森ヒーロー作品の『変身忍者 嵐』であり、嵐そっくりな「鬼の鎧」なるものが登場したり、
劇場版の敵役も、嵐の敵役である「血車党」と読み(ちぐるまとう)が同じの「血狂魔党」である。

主題歌一つにしても他のライダーと一線を画していることがわかるだろう。
また、布施明氏(布施氏自身も装甲声刃の開発者である小暮耕之助として特別出演している)による主題歌『少年よ』は、
2005年度のNHK紅白歌合戦の曲目としても選ばれており、
曲に合わせたステージの演出として響鬼ライダー勢と怪人が出演、戦闘を繰り広げるという、
仮面ライダーシリーズ史上としても大きな偉業を果たした作品でもあったりする。

またストーリーも従来の『ライダーと怪人の戦い』をメインに据えたものでは無く、
ごく普通の少年「安達明日夢(あだち あすむ)」をもう一人の主人公にし、ヒビキと出会い成長していく彼の姿を描く、
それまでに無い異色のものとなっている。
まあ、そのせいで玩具売上の低迷を招き、それを端としたゴタゴタを発生させた結果、
中盤以降は魔化魍を作り出し進化させている存在(最序盤から存在が描かれている)との攻防や、
魔化魍の大量発生現象『オロチ』を背景にそれぞれの鬼や人間の生き様を描くシリアスなストーリーにシフトしていったものの、
序盤~中盤は『中学生日記+特撮ヒーロー』と言っても差支えないような、どこかほのぼのとした作風だった
(劇場版公開時、プロデューサーは「TVシリーズは小津安二郎、(戦国時代を主舞台にした)劇場版は黒澤明」と例えている)。
他の平成ライダー(ライダーが一人しかいないクウガ除く)では少なくとも一回はあったライダー同士の戦いが、
全編通して一度も無かったというのもかなり異色な部類に入る。

なお、元々平成ライダーとは違う作品として企画されていたためなのかは定かではないが、
響鬼は歴代ライダーの中で初めてスーツに「見る角度で色が変わるマジョーラカラー」を使用したライダーとされている。
が、マジョーラは素材に練り込んだのでは効果を発揮しないので表面に「塗装」せざるを得ず、
塗装では体を動かす度に剥がれる為、スーツを一回使用するごとに塗装をやり直さなければならないという問題があった。
そのため『ディケイド』では他のライダーと比べてカメンライドする数と活躍が少なかった。
ただし問題なのは「塗膜がスーツの伸び縮みに対応出来ない」事なので、
『カブト』を始めとしたその後の作品でも「仮面(ヘルメット)や胸部装甲等の固い(伸び縮みしない)部分」には使わている。
更には『ディケイド』の際に改めて作られたクウガのスーツにもマジョーラカラーが使われていた。
『響鬼』以外で柔らかい部分を塗装していたのは『W』ぐらいだろう(響鬼ほどテカテカしていないし、マジョーラほど繊細ではないメタルカラーだが)。

+ 『仮面ライダーディケイド』以降の響鬼
『ディケイド』ではヒビキの役者が一新されており、オリジナル響鬼を演じた細川茂鬼もとい茂樹氏ではなく、
OVA『北斗の拳ユリア伝』でジャギの声を担当したデビット伊東氏が演じており、
各世界のパラレルライダーを演じた役者の中では一番知名度のある方である
(イブキ・トドロキ・ザンキ・あきらはオリジナルのキャストが演じている)。
音撃道の流派の一つ、「響鬼流」の師範であったが、鬼の力を制御できなくなり暴走し、
伝説の魔化魍「牛鬼(ギュウキ)」に変身するようになってしまい、鬼を引退することを決意。
のちに弟子のアスムが響鬼の力を受け継ぐこととなる。
『響鬼』では担当する魔化魍の違いくらいだった鬼たちの戦法の差が、今作では対立する三つの流派という設定になっている。
『ディケイド』前半の「パラレルライダーの世界」編の締め括りとなったこのエピソードは、
響鬼ファン・ディケイドファンの双方から非常に評価が高い。

ディケイドの能力による超絶変形ファイナルフォームライド形態は、ディスクアニマル・アカネタカ型の飛行形態「ヒビキアカネタカ」。
さらにこの状態から巨大な音撃鼓型の「ヒビキオンゲキコ」に二段変形して敵に張り付き、
ディケイドや他の鬼たちが一斉に音撃を浴びせる「ディケイドウェイブ」がファイナルアタックライド。

余談だが、ディケイドがカメンライドを行う作品
(『ディケイド』『オールライダー対大ショッカー』『スーパーヒーロー大戦』『仮面ライダー大戦』『ジオウ』)では、
それぞれ一度はディケイド響鬼にカメンライドしており、何と皆勤賞である。

その他、『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』ではショッカー傘下の魔化魍勢を迎え撃っており、
『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』では丁度放送時期が同じだったマジレンジャーと共闘している。
『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』では仮面ライダービーストへの援軍として、
野獣系ヒーローのひとりとして登場している。獣?

『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』
『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』
といった各劇場版作品でも歴代ライダーと共演。

仮面ライダーエグゼイド』のスピンオフ作品、『仮面ライダーエグゼイド[裏技]仮面ライダーゲンム』では
ガンバライジングの画面から登場(おそらく本人では無くデータ上の存在)し、エグゼイドと太鼓の達人で対決を行った。

仮面ライダージオウ』では令和最初のゲストライダーとして登場。
ただし、ヒビキ本人は登場せず、教え子であった桐矢京介がライドウォッチを介して響鬼に変身する形で登場した。
なお、10数年における技術の向上により変身しても消えない不燃繊維の開発に猛士が成功したらしく、
本作の鬼は変身解除しても全裸にならない。

ヒビキ本人は存在が語られるだけで未登場であったが、
京介の「響鬼を襲名できなかった」という発言から、既に現役は引退していることが示唆されている。
白倉Pによれば「(若手を鍛えるため)ちょっと鍛えてくると南米あたりに旅立ったきり何年も音信不通」
という裏設定を明かしており、弟子である京介の成長のために敢えて身を隠しているらしい。
メタ的には演者の事情がね

+ 過去から現在、そして未来へ
TV版の放送当時に上映された『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』では、本編より数百年前の江戸時代を舞台に、
当代の鬼達の戦いや、猛士の発足等が描かれており、当時「響鬼」として戦っていた戦士が登場している。
こちらのヒビキは猛士という男を弟子にしていたが、事故で死なせてしまった事に負い目を感じで鬼を引退、
人里離れた土地で鍛冶屋を営んでいたが、暗躍する魔化魍の集団「血狂魔党」を前に復帰を決意する。
余談だが、この劇場版では変身しても服が消し飛ばないなど本編と差異があり、厳密な意味でTV版と繋がる訳ではない。

また、2013年に発売された講談社キャラクター文庫『小説 仮面ライダー響鬼』(著:きだつよし)では、
少し未来に進んだ江戸時代に活躍した鬼達の物語が描かれ、こちらも当代の響鬼が登場している。
この小説では、響鬼のベースとなった特撮番組『変身忍者 嵐』とのクロスオーバーがあり、
響鬼達が魔化魍のみならず『嵐』の主人公ハヤテ/嵐や、敵怪人である化身忍者とも戦うことになり、
魔化魍とは根本から違う「人間」相手に力をふるう事への葛藤が描写されている。
その他、小説の最終盤では『嵐』のみならず、響鬼と嵐の戦いがある一人の男の物語へと繋がっていく事が示唆されている。

+ ガンバライドにおける響鬼
カブトなどと共に4弾から参戦。スーパーレアでの登場。
演出あり必殺技は数ある音撃打の中でも特に威力の強い「音撃打・爆裂強打の型」が選ばれた。
11弾で響鬼紅がレジェンドレアで参戦。響鬼は平成ライダー主役11人(当時)でもっとも遅いレジェンドレア化となった。
演出あり必殺技「音撃打・灼熱真紅の型」は原作で対複数用の技だったものがアレンジされている。
響鬼本編でお馴染みの書道家・康唯子による書き下ろし筆文字演出が入るやたら気合の入った演出が特徴。
また、003弾では響鬼の「音撃打・爆裂強打の型」にも筆文字演出が追加された。
03で装甲響鬼がレジェンドレアで参戦。
「音撃刃・鬼神覚声」もやはり筆文字演出付である。音撃刃の読みがオンゲキジンになっているミスが難点(正しくは「オンゲキハ」)。
必殺技は響鬼が猛士式鬼蹴、鬼神無双、響鬼&オーズタッグキック、音撃打・爆裂強打の型。
響鬼紅が鬼神拳、猛士式鬼蹴・弐の型、音撃打・灼熱真紅の型。
装甲響鬼が鬼神拳・極、猛士式鬼蹴・終の型、甲声刃一文字斬り、音撃刃・鬼神覚声。
シャバドゥビ2弾で響鬼に新必殺技「鬼幻術・鬼火」が追加され、シャバドゥビ6弾で装甲響鬼に「鬼棒術・烈火弾」が追加された。
シャバドゥビ弾のライダータイプは響鬼が気合(キアイ)、響鬼紅が()、装甲響鬼が融合(ユウゴウ)

余談だが、響鬼はサブライダーの参戦が遅く05でやっと仮面ライダー斬鬼が登場した。
その後、06で轟鬼、S3で威吹鬼が登場している。


-僕らには、ヒーローがいる。-



MUGENにおける仮面ライダー響鬼

平成ライダー製作でお馴染のqzak氏による響鬼が存在している。設定身長通りデカい。
必殺技の殆どが飛び道具であり、超必殺技がコマンド投げとなっている。

  • 必殺技
    • 鬼闘術・鬼火
    • 鬼棒術・烈火弾
    • 叩く鬼
    • ディスクアニマル・アカネタカ
  • 超必殺技
    • 音撃打・爆裂強打の型

エマノン氏によってAIパッチが作成されている。
基本戦法は烈火弾による遠距離戦法。
ジャンプなどで近づくと、鬼火などを使い距離をとり烈火弾で攻撃…と、戦い方的にもタッグがオススメである。
茜鷹も使用するのだが、スキが大きく余り役に立ってない気もする。
こう書くと、「弾幕キャラか?」と思うかもしれないが、
まず烈火弾のスキが大きく、一度に出す弾も少ない、弾速も遅いので弾幕キャラとはまず張り合えない。

かぢゅみ氏によるボイスパッチが作成され、それを適用すると、アカネタカの鳴き声や一部声が追加されるようになる。
さらに、ディケイド版の響鬼(デビット伊東)、アスムの二代目響鬼、クライマックスヒーローズ版が同梱されている。
エマノン氏のAIにも対応。

また、改変版の響鬼も複数公開されている。
改変平成ライダーに定評のあるninefreeman氏による改変版には3ゲージ技の鬼神覚声(音波版)が追加されている。

貝殻氏による改変版は強攻撃にアーマーが付くなど力強さを前面に押し出した改変(サムスピを意識したとのこと)。
雑草氏のファイズ同様ハイジャンプやガードキャンセルに使えるライダーパワーが搭載され、
通常必殺技をパワーアップさせた1ゲージ版必殺技と2ゲージ乱舞技の火炎連打の型が追加、爆裂強打の型は3ゲージ技となっている。
また条件を満たすと特殊システム「Break The Chein」が発動でき、
使うと体力回復や食らい抜け、響鬼紅化した技が発動可能になる。何故響鬼なのにキバのキャッチコピーかは不明。
デフォルトAIは無いがななび氏による簡易AIが公開されており、適用すると歩きのスプライトや一部食らい判定なども修正される。


2016年2月には新たにJaki氏による響鬼も公開された。
同氏製のブレイドをベースにして作ったとのこと。
設定を反映しタフ(Life1200)で、性能としては音撃打による複数のコマンド投げや対空投げ、ゲージ投げが存在する投げキャラ。
飛び道具の烈火弾や設置技の各種ディスクアニマルも持つが、
前者は威力の分出が遅いため撃ち合いでは不利、後者は画面内に2個までしか出せず攻撃までに時間差があったり近付かれないと動かなかったりする。
独自のシステムとして響鳴ゲージが存在する。
これは一部攻撃を当てる事で最高3本までゲージが上昇し、火炎連打の型以外の音撃打を当てた際に全て消費して火力が上がるというもの。
上がり幅は凄まじく、特に3本になると倍近くに跳ね上がる(最大火力1ゲージ技の豪火連舞の型なら1本で325ダメージ、3本で 630 )。
消費後は自動的に1本分回復する。
また通常技の音撃は溜めると響鳴ゲージを1本消費して強化版に変化し、追撃可能な崩れ落ちダウンになる。
5月11日の更新で新たに紅ゲージが追加された。
こちらはその時点の残量を全て消費することで1ラウンドに一回食らい抜けのバーストが発動可能(発動するとそのラウンド中は0固定)。
そしてコマンド投げや音撃を当てる事で徐々に溜まっていき、響鳴ゲージと紅ゲージが両方MAXになると響鬼紅にフォームチェンジ可能になる。
響鬼紅になると響鳴ゲージが常時MAX固定になり、更にゲージ音撃打が紅仕様になり強化される。
また通常響鬼の状態で響鳴ゲージと紅ゲージがMAXの時に3ゲージ消費で一撃必殺技の装甲響鬼が使えるようになった。
響鬼紅の状態だと使えないので注意。
発動すると明日夢の声援と共に猛士の剣で斬りつけ、それが当たると装甲響鬼へ変身、音撃刃・鬼神覚声で一刀両断する。
同月23日の更新でAIが搭載され、とうとう完成版となった。

氏のキャラ恒例のconfigも搭載。
AIレベルやJD頻度、根性値などの氏のライダー共通の設定事項以外の独自項目は、
紅設定、紅ゲージ設定、回転コマンド変更、対大型スイッチ、アンリミテッドの5つ。
紅設定は響鬼紅の発動条件で、ONにすると紅ゲージだけで(響鳴ゲージに関係なく)響鬼紅になれるようになる。
紅ゲージ設定は1にすると最初から紅ゲージが最大になり、2にすると最初から響鬼紅でスタートする。
回転コマンド変更はONにすると音撃打の入力が簡単になる(一回転は竜巻コマンド、二回転は真空竜巻コマンド)が、代わりに投げ間合いが狭くなる。
対大型スイッチは実質対アーマーキャラスイッチで、
ONにするとアーマーにも音撃打始動の音撃鼓が当たるようになり、更にその後の音撃打が時間鈍化付き全画面判定攻撃へと変わる。
アンリミテッドはぶっちゃけ蒼格ゲーのそれで、響鳴ゲージ常時MAX・コンボ補正緩和・技性能上昇の強化モードになる。


余談だが、仮面ライダーディケイドには第1話にあった音撃棒・烈火で火炎弾を発射する技、烈火弾が搭載されている。
また、ドロウィン氏のふたりはプリキュアにも、必殺技の一つに出演している(初代プリキュアとは同時期の作品であるからと思われる)。

タッグトナメでは響繋がりで高嶺響と組む事も多い。
また、響鬼本人は参加していないが“響鬼”というチーム名で豪鬼と高嶺響が組まれる事も。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
  • 仮面ライダーとトゥーフゥー【東方】でタッグトナメ

出演ストーリー



*1
魔化魍は種類によって有効とされる攻撃手段が違い、飛行能力を持った個体には管の音撃、
甲羅などの特殊な表皮を持つ個体には弦の音撃を使う鬼が割り当てられる。
ただし愛称が悪いだけで倒せない訳ではないので、響鬼がピンチヒッターとして本来は弦の鬼が担当する魔化魍「バケガニ」に太鼓で挑んだこともある。
飛行魔化魍を管の鬼が担当するのも、鬼は飛行出来ず管は唯一の飛び道具だと言う理由でしかないだろう。

逆に上述の夏限定の魔化魍は数もさることながら太鼓以外の音撃が通用しないという特徴があり、
夏に放送された回では威吹鬼と轟鬼も専門外である音撃棒を使わされるシーンがある。
なおそれに納得出来なかった轟鬼が夏の魔化魍に音撃弦で攻撃して真っ二つに切り裂いたものの、
それぞれが再生して二匹に増えてしまうと言うありがちな展開となり、轟鬼も納得せざるを得なかった。


最終更新:2023年12月23日 15:31