「人々は他者の信念を妨げない限り、己の信念に従うべき」
- 型式番号:MBF-P01-Re2
- 全高:17.99m
- 重量:73.2t
(HG 1/144 ガンダムアストレイ ゴールドフレーム アマツミナ 説明書より引用)
パイロットは
ロンド・ミナ・サハク(CV:
勝生真沙子
)
*1。
琉球人とは関係ない。
というか双子の弟ロンド・ギナ・サハク共々、ネーミング元は「イザナミ」と「
イザナギ」と、思い切りヤマトンチュである
(機体の方もそうだが、オーブという国自体日本をモチーフとしており、設定上でも日本からの移民が人種的ルーツとされている)。
挙句件の琉球人の方はさらに別由来だし…
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ミナとその弟ギナについて |
オーブ連合首長国の5大氏族の一つ「サハク家」の養子として造られたコーディネイターの双子。
国内の主流派である「アスハ家」(本編主人公キラの妹であるカガリ・ユラ・アスハが跡取り)は地球連合・ザフトの戦争において中立を貫いていたが、
サハク家は「支配者による統治世界の構築」「オーブの軍事力による世界征服」を企み、連合軍のMS開発に関与しつつ戦力の拡充を図っていた。
当初は弟のギナが悪役として暗躍しており、コロニー・ヘリオポリス崩壊の影でオーブが開発に関わっていた「アストレイ」のゴールドフレームを奪取。
ジャンク屋連合や傭兵組織サーペントテールに拾われたレッドフレーム、ブルーフレームを奪回するために襲撃を繰り返したり、
サハク家優位な状況を作り出すためのテロ活動に使用していた。
しかし、苛烈なプライドの高さとナルシズムをこじらせたギナは、やがてレッドフレームそのものよりもパイロットのロウ・ギュールに強い執着を示し始める。
また、オーブ攻略戦の際に5大氏族の当主が全滅したため、以降は彼ら姉弟が正式にサハク家当主の座に就いた。
ロウとの最終決戦ではゴールドフレーム天の力を過信して戦いを挑み、レッドフレームのガーベラストレートを折るなどして圧倒したが、
その場に駆け付けた叢雲劾のブルーフレームがレッドフレームに新武器「タクティカルアームズ」を渡したことで反撃を受け、機体が大破してしまう。
勝利したロウはトドメを刺す事を良しとせず去ろうとしたが、ギナは卑怯にもレッドフレームを背後から狙撃しようと企んだ。
しかし、その場を漂っていたガーベラストレートの破片が 偶然にも凶弾を防いでしまったことで失敗。
完全敗北の ショックでギナは錯乱した挙句、その見苦しい所業に対する粛清として劾に殺害されてしまう。
ギナ死亡後はミナが表舞台に現れ、宇宙ステーション「アメノミハシラ」にてオーブの戦禍から逃れた避難民達を労働者として活用し始める。
当初はミナもロウを敵視していたものの、彼女をギナ本人と勘違いしたロウとの会話により、懸命に働く民の姿を直視。
「国とは民のことであり、場所のことではない」という事に気付かされ、世界統治の考えを改める。
更に記事冒頭の台詞を国家運営の思想としてまとめた「天空の宣言」と呼ばれる計画を全世界に発信。
避難民たちを各所に潜伏させつつ、新生オーブ再建の機を見極める事を決めた。
まとめると、当初は姉弟共にプライドが高く、冷酷非道な暴君だったものの、
ミナはロウとの出会いにより、民を愛し平和な世の中を作ろうとする理想的な指導者への成長を果たしたと言える。
彼女の変化を察したカガリもミナの行動を黙認し、実質的にアスハ家との和解も為している。
なお、ギナは後に『VS ASTRAY』で「カーボンヒューマン」と呼ばれる存在になって復活し、劾への復讐を企んでいたものの、
死んだギナ本人が蘇生したわけではなく、「遺伝子改造と 記憶操作でギナの容姿や能力を模倣した別人」に過ぎなかったので、
劾との戦いの末に考えが変わっていき、最終的には復讐相手というより 超えるべきライバルと見做し始め、ほぼ和解している。
そこまでの過程で自機のアストレイミラージュフレームを強化し過ぎた結果、人間をやめないと操縦出来ないとされて、 本当に人間をやめてしまったけど。 あと側近のフィーニス・ソキウスも、そんなギナが壊れていく様を楽しむ愉悦部と化したり
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元々は、オーブが国防のために極秘開発した「
アストレイ」シリーズの一機「アストレイゴールドフレーム」だった。
宇宙ステーション「ヘリオポリス」崩壊後、開発者である弟ロンド・ギナ・サハクの手で回収されるも、
ヘリオポリス脱出のためにデュエルガンダム用のバズーカを使用した際に右腕がバーストを起こし、機体への悪影響を考慮してパージ
(ゴールドフレームは掌部に地球連合軍規格の武器接続プラグを有していたから使用可能だった。
後にこの右腕はロウにより発見され、レッドフレームの修理用パーツとして丸ごと使われ、同機も右腕でのみ連合MSの武器を使用可能に)。
その後はブリッツガンダムの右腕を移植する等の大掛かりな改造を経て、前身である「アストレイゴールドフレーム天」となった。
この段階で、ブリッツの光学迷彩である「ミラージュコロイド」をふんだんに活かした装備を持つ。
ギナはこの状態でロウのレッドフレームおよび叢雲劾が乗るアストレイブルーフレームセカンドLとの最終決戦を繰り広げたものの、
上記の通り敗北し、コックピットが破壊された状態でミナに回収される。
改修後の可動試験中にリジェネレイトガンダムに脚部を破壊されるアクシデントに見舞われるも装甲の増設や脚部強化、
格闘武装の追加が施され「天ミナ」へと生まれ変わった結果、原型機に比べ30%増しの基本性能を得た。
後に自身の後継者である「風花・アジャー」に譲られ、
カラーリングを白に変えて、コックピットを複座式にした「天ハナ」となった
(後に同機はそこから更に、ロードアストレイの改修用とされたレアメタルΩを用いて
アマテラスへと改修)。
これに伴い、ミナは本機のコピーをベースに開発して「天ミナC」に乗り換えている。
基本的にはアストレイシリーズのフレームを用いているが、上述の通りブリッツガンダムの右腕を移植しているため、
そこだけは
GAT-Xシリーズのフレームとなっている。
また、ミラージュコロイド技術の解析によって、ステルス機能を全身に対応可能となった。
機体の色が黒いのも、コロイド粒子を安定的に定着させる素材を使用したためである。
また、部分的にステルス化する事も可能であり、劇中では右腕のみを不可視の状態にして、
レッドフレームのガーベラストレートを掴み、そのまま叩き折った。
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武装 |
頭部に装備された75mm対空自動バルカン砲。
ミサイルの撃墜や、敵センサーの破壊等に用いられる。
威力は低いが、使用頻度は高く、多くの機体に装備されている。
背部にマガノシラホコと共に装備されており、先端が湾曲した翼の様な形状を持つ試作兵器。
ミラージュコロイド技術を応用しており、当初はコロイドを展開した空間内に侵入した敵機の電力を強制排出させ、
それを吸収する事で自身のバッテリーを回復させる事を目的とした兵器。
敵機を撃破せずに無力化する事ができるため、一種のノンリーサルウェポンと言える。
しかもその漏電能力は核動力のはずの フリーダムガンダムでさえ行動不能に追い込めるとされている。
一方で技術的な問題で未完成なまま装備されたため、想定とは違い直接相手に触れる必要があるのだが、
アクチュエーターによって展開・伸縮され、対象を「挟む」事が容易になった事から、運用性が向上し、パーツ分割構造によって整備性も増している。
また、フレームと直結しているため、バックパックにありながら極めて有機的な動きを可能とする。
マガノイクタチに内蔵されている兵装。ケーブルで接続されたフェイズシフト装甲材製の穂先を発射する。
ケーブルからの電力供給によって穂先をフェイズシフトする事で、非フェイズシフト装甲の相手に極めて高い威力を発揮する。
また、ケーブルを巻き取って再利用できるが、穂先自体にはバーニアの類がないため、射出後のコントロールは基本的に不可能という弱点を持つ。
しかし、サハク姉弟の高い技量によって、限定的な攻撃範囲とはいえ射出後もある程度のコントロールして死角からの攻撃も披露した。
「天空の宣言」後、世界中で戦うミナのために、元オーブ所属の技術者ユン・セファンが開発した兵装。
左腕部に装備する。槍の様な形状で、機体の全高に匹敵する全長を誇る。
複合兵器となっており、ビームソード・ビーム発生器部分を射出する鞭・ビームシールドの3種を運用する。
左腕部に装備するツムハノタチとは併用できないため、選択式となる(メイン画像ではこちらを装備している)。
ビームシールドは「アルミューレ・リュミエール」を応用した物となっている。
本来はユーラシア連邦の独自技術だったが、ロウ・ギュールがもたらした結果、本兵装の実用化に繋がった。
ブリッツガンダムが右腕部に装備していたトリケロスを改良した物。
ランサーダートやレーザーライフルといった基本的な兵装を踏襲しつつも、レーザーライフルの銃口にビームサーベルの発生器が搭載され、
シールドの外縁部が鋭利になった事で、格闘兵装としても使用可能となった。
左腕部に外装されるクロー。天ミナへの改修時に装備された。
3本の伸縮式クローで構成され、格闘戦のみならず、敵に引っ掛けて拘束し、戦闘を有利に進める事もできる。
ダメージを与えずに敵を無力化できるこの兵装は、ミナの思想を反映した物と言える。
また、繊細なマニピュレーターの破損防止や、大きいサイズを生かして本体の防御にも使える。
2本の実体剣。通常の剣よりも細身で、 レイピアの様な形状を持つ。
相手の関節やセンサーをピンポイントで攻撃するために、刺突武器としての設計がなされた事が理由とされている。
反面、打撃や斬撃には向いていない。
また、刺突攻撃はパイロットに極めて高い技能を要求されるが、機体への過度な損傷を避ける事ができる。
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総じて相手を殺める事なく無力化する事に特化しており、ミナの理想が体現された機体と言える。
MUGENにおけるガンダムアストレイ ゴールドフレーム天ミナ
Fagundammk3氏によるキャラが某所にて公開中。
上記GBA版の
スプライトを用いて製作されている。
操作方法は4ボタン方式。
必殺技は
飛び道具の「Wind」やアッパー技の「Upper」等がある。
超必殺技は「Wind」の強化版である「MegaWind」と飛び上がって急降下突撃する「MegaAssult」の2つ。
AIは簡易的な物がデフォルトで搭載されている。
「余はロンド・ミナ・サハク、覚えておけ」
出場大会
*1
余談だが、勝生女史は『
機動戦士Ζガンダム』において、
主人公カミーユ・ビダンと同じ組織に所属していた(後に
紆余曲折あり敵となるが…)レコア・ロンドを演じており、
また、ミナの弟ギナを演じたのはカミーユを演じた
飛田展男氏で、
ギナを討った劾を演じたのはライバルのジェリド・メサ役の
井上和彦氏である
(ちなみにこれは漫画版の作者であるときた洸一氏が、それを意識したキャスティングを希望したものだとのこと)事から、
ファンの中にはセルフオマージュと捉える者もいた。
『SDガンダムバトルアライアンス』ではこれらのキャストの組み合わせをネタにした掛け合いが行われている。
カミーユはミナ様に対し「バイオセンサーから聞こえたと思った」とシャレにならない事を言っているが…
最終更新:2024年10月14日 17:10