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流派
: シカンナカムイ流刀舞術
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武器銘
: 宝刀・チチウシ
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出身地
: アイヌモシリ・カムイコタン
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生年月日
: 明和八年(1771年)十月十一日 明け方
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身長
: 五尺一寸
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体重
: 語らず
-
三体数
: こちらを参照
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血ノ型
: AB型
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好きなもの
: カムイコタンの自然
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嫌いなもの
: 自然を大切に出来ない人たち
+
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その他 |
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特技
:
- 毎朝作る「
ラタシケプ
」は、みんな美味しいと言ってくれます
(『初代』~『アスラ斬魔伝』、『閃』)
- 自然の声を聞くこと(『零』)
-
コンプレックス
:
- 秘密(『初代』~『天』)
- 巫女としての宿命の重さ(『侍魂』)
- …秘密(『零』、『閃』)
-
尊敬する人
:
- どんな方でも尊敬できる一面を持っています(『初代』~『天』)
- 亡き父(『侍魂』)
- 父様(『零』)
-
剣の道について
:
- 他人を傷つけたくはないが、自然を守るために必要だと思う(『初代』~『天』)
- 自然を守るための手段(『侍魂』)
- 護身術として父様から教わりました(『零』)
-
平和を感じるとき
: 森の木々に囲まれて過ごしているとき
-
好みのタイプ
:
- どんな人にもすばらしい一面が必ずあります(『初代』~『天』)
- あまり考えたことはありません(『零』)
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現代社会での彼女は…?
: 彼女は現代社会では淘汰され、生きてはいられない
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好きな食べ物
: 旅行先で食べた小籠包とふかひれスープと杏仁豆腐(『KOFXV』)
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「大自然のおしおきです」
設定
アイヌモシリ(アイヌの土地、北海道のこと)の自然の中に佇むコタン(村・集落)の巫女。
一族の中で代々ウェインカル(観自在・透視術)やト゜ス(巫術、トゥスと読む)を受け継いできた家系に生まれる。
歴代の巫女の中でも特に優れた才能を授かっており、自然の声をはっきりと聞き取ることができ、カムイ(神、精霊)にも愛される清い心の持ち主。
アイヌの伝統を守りながらひっそりと暮らしていたが、
ウェンカムイ(悪神、作中では暗黒神
アンブロジァのこと)の復活と世界の危機を警告する自然の声を聞き、
一族を代表して旅に出ることになる。
護身術として一族に伝わる「シカンナカムイ流刀舞術」を習得しており、
宝刀「チチウシ」(メノコマキリと呼ばれる短刀)とその守護鳥である鷹・ママハハを携えている。
このチチウシはラメトク(勇者・戦士)だった亡き父から受け継がれたものであり、ママハハは彼女の良き友人でもある。
ステージにもなっているカムイコタン(神威古譚)は北海道に散在するアイヌの聖地。
現在は旭川市などの数箇所が景勝地として残っており、ナコファンにとってもそうでなくとも正に「聖地」である。
『初代』では
天草四郎時貞を倒してひとまずの平和を取り戻し、無事にコタンに帰還している。
このEDでは彼女の
生足を拝むことができ、これを見たいがためにコインを投入しまくった漢が後を絶たなかったという…。
『真サム』のEDでは、傷ついた自然を蘇らせるためにその身を捧げる。
本人は「
私はいつも皆のそばにいます。だから悲しまないで」と言っているが、実質的に死亡確定と言っても良い。
が、この頃のナコルルの人気は既に
「死にました」では済まされない過熱ぶりを呈しており、
製作陣は続編でナコルルを出演させるために(恐らく)ストーリー設定に四苦八苦することになってしまう。
『斬サム』~『天サム』が『真サム』以前、『零サム』『令サム』は更に遡って『初代』以前の時代設定になったのも、この辺の事情かもしれない。
とは言え、死亡の描写自体は「光の柱が伸び、その中に消える」というものだったため
『真サム』より後の話の『サムライスピリッツ ~侍魂~』(ポリサム)ではなんだかんだで
「眠りについていただけだった」で復活。
更に20年後の『甦りし蒼紅の刃』では
掌サイズのちっちゃい聖霊さんとして登場している。
…まあ要するに、
三十路のナコルル登場を阻止するための力技。ちなみに妹も「封印されていた」ということで三十路化を切り抜けた。
これなら態々時系列を入れ替えなくても、素直に話を続けて良かったような気もしてくるが…まぁSNKも色々大変だったのである。
ガルフォードとは若干いい感じになっている描写が行われていた
(ナコルル自身「どんな人にもすばらしい一面が必ずあります」というぐらいなので、
興味があるかどうか怪しいというか、ガルフォードが一方的にベタ惚れしている感はあるが)。
元々は何の繋がりも無かったが、「オプション動物持ち」「大自然(正義)のために戦っている」
というニ点でファンによってカップリングされ、それが『真サム』で公式化したと言われているのだが、
EDではガルフォードの目の前でナコルルが消滅してしまう悲劇を生むことに。
ガルは普通の人間なので『蒼紅』の時代では中年になってしまっているが、未だに彼女を待っているらしい。
泣かせるのう…。
人気面は言うまでもなく、格闘ゲームのヒロインとしてトップクラスの人気を誇る。
あまりの人気に、「ゲーメスト・ギャルズアイランド」での人気投票では、
春麗と並んで「殿堂入り」と言う名の出場禁止になる羽目に。
当時の格ゲーキャラとしては型破りの清楚キャラ(『初代』の頃はそうでもなかったが
*1)だった事や、設定の独自性が人気の秘訣だろう。
格ゲーの女性キャラの歴史において春麗が先駆者、
不知火舞が「お色気」の走りなら、彼女こそ「萌え」という概念が生まれる切っ掛けだとも言われている。
かつて三鷹市水道局のポスターに起用され、剥がされ(盗まれ)まくったのと言うのも最早伝説級。
遂にはマルゲ屋(新声社(ゲーメスト)直営のゲームグッズ屋)で絵だけのバージョンを売り出すことに。
さらにはナコルルが
主役のADVゲームが作られる*2など人気に関する逸話はキリがない。
ついでに言うと、現代の男性向けドール市場もマルゲ屋とタカラ(現タカラトミー)が協力して作った「ナコルル人形」から始まっている。
現在もSNKプレイモア(2代目SNK)の看板キャラクターの一人として存在感を示しており、
テリー・ボガードと共に、
青少年の健全育成を支援することを目的に設立した非営利支援活動団体は「ナコルル&テリークラブ」の「顔」としても活躍している。
SNKのヒロインとしての人気の高さからか、『
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』のDLC第4弾公開動画では
主役の
覇王丸や
CERO:Aの壁に阻まれた不知火舞を差し置いて『サムスピ』代表兼唯一のSNK女性キャラとして登場している。
何故招待状を取ろうとしたのかは不明。
悪の気配でも感じ取ったのだろうか。
参戦は果たせなかったものの、彼女のコスチュームと収集要素であるスピリッツがDLC第4弾と同時期に配信された。
2Pカラーではアップ絵の表情が変わり、
紫ナコルル(紫ナコ)と呼ばれている。
これは『初代』からナコルルにのみ存在する、いわゆるグラフィッカーの仕込んだ「お遊び」的な要素だったのだが
ナコルル人気の上昇に伴って紫ナコも単独で圧倒的な人気を得るに至り、ファンの間で様々な性格付けが行われたり、
それが公式化されて格ゲー初とも言えるモードセレクトシステム「
修羅・羅刹」にまで発展するなど、大変なことになっていった。
特に顕著に表れているのは『アスラ斬魔伝』で、修羅が巫女としての使命と普通の少女としてありたいという願望で迷っており、
羅刹ではあくまで巫女としての使命を全うしようとしている。
そして『零サム』以降はレラというもう一人のナコルル的な存在を生み出すことになった。詳しくは
レラの項を参照。
そして『KOFXIV』にて、遂に新規参戦キャラとして登場する。
本作では大地の精霊となった『サムスピ』の設定を踏襲しつつ、“ウェイカム”という負のエネルギーの塊を倒すために現代に現れたという設定になっている。
EDでは
ラスボスを完全に倒し切れなかったことを残念がりながらも、
チームメンバーに北海道旅行を提案するなどお祭り作品らしく明るく振舞うナコルルを見ることができる。
現代社会では淘汰されるとか言いながらこの巫女順応しすぎである
とはいえ格闘大会でありながら容赦なく
刃物は使うし、勝利台詞では
ギースに「羅刹を宿す化け物」と形容されていたりと本質的な部分は変わっていないのだが。
あと
鎮元斎の瓢箪を見て覇王丸を連想したりもする(あれは厳密には徳利なのだが)。
時系列上XIVの後日談である『SNKヒロインズ』にも登場。
ボイスパターンによっては紫ナコを彷彿とさせる毒舌っぷりを発揮する。
他のキャラ同様コスプレをさせられる羽目になるのだが、黒幕の精神世界のせいか、
ヴァンパイア服ではチチウシが丸の部分がハートになったアンク、ママハハが蝙蝠になり、
アラビア服ではチチウシがタンバリン、ママハハは絨毯になる。後者はもはや生物ですらない。
ちなみにエンディングでは
スマホ片手に現代的な私服で、異世界チームの2人と東京観光を満喫していた。
更にはムイムイとミアンの会話で、北海道の次は中国旅行を計画している模様。
ここまで現代に順応していると、「あいどるー」を理解できないのがわざとらしい
ちなみにナコルルと
サリナのタッグでクリアすると、一枚絵が出現するが、
ママハハ(蝙蝠)がサリナのCocoに襲い掛かっているのを滅茶苦茶いい笑顔で眺めている。
前述の通り本作は黒幕の精神世界に閉じ込められて起きた戦いという設定のため、
エンディングは悪夢を見ていたキャラクター達が目覚めるという描写になっているのだが、彼女だけはそもそも眠っていた描写が無い。
その他にも、厳密には『KOF』には含まれないがザウルス製作の
『クイズKOF』に参戦していた。
このゲームはクイズらしく「問題に解答して攻撃する」という形式なのだが、
『真サム』発売前の作品なので
超必殺技が「
超アムベヤトロ」とそのまんま取って付けたようなネーミングだった。
覇王丸と天草も参戦しているが、やっぱり超必は「
超弧月斬」「
超怨獄死霊刃」とまんま。
なお、問題に入る前のモーションで飛び跳ねたり、回答中に顎に手を当てたりと
何気にあざとい子供らしいアクションは必見である。
ちなみにバストの数値が小さいため勘違いされがちだが、
戦闘力は意外にもCカップであり、
「巨乳とは言い難いが、決して貧乳ではない」といった感じ(江戸時代である事を考慮すると十分巨乳)。
と言うのも
ウエストが50cmにも満たないからである。
更にポリサムで復活した際は、どういう訳かバストだけ73→82と9cmも増加し、
Fカップとなった。
Fカップと言えば
この辺や
この辺、あと
この辺、そしてまさかの
コイツなんかとも同格。
大自然のパワーを吸収したのか?すごいぞ大自然。
彼女にも少し分けてやってくれ。
なお基本的に巫女服の袖の丈が短く腋がチラ見できる。袖が長いのは『斬サム』及びRPGの『武士道烈伝』だけ。
+
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ナコルル先輩 |
2012年放送のアニメ『氷菓』にて、文化祭でナコルルのコスプレが登場した。
他が ボーカロイドばかりの中でナコルルという異彩っぷりに加え、
コスプレをした河内亜也子がそのエピソードの主要ゲストキャラとして目立つのもあり、視聴者に大きな印象を残した。
あと、この件のせいで彼女は本名より 「ナコルル先輩」の方がアニメ視聴者に通りが良くなってしまった感もある。
EDのスタッフロールにSNKプレイモアのロゴが流れており、公式に許可を貰った様だ。
ちなみに彼女は3話に渡り「ナコルル> キング>不知火舞」とコスプレをしている。
キングは 『鉄拳』の方ではなく『 龍虎の拳』の方、舞はちゃんとTPOを弁えた姿なのでご安心を。
これらのチョイスは、原作『古典部シリーズ』が2000年くらいからスタートした作品というのが要因と言える。
他にも、当時のゲーセンを賑わせていた『KOF』や『バーチャロン』などのゲームが作中で登場していたりもする。
ちなみに彼女、原作では「 レイレイ>キング>春麗」とコスプレをしており、
アニメではSNKに統一された形になった。両方に許可取るのが面倒だったのだろうか。
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この様に初登場から現在まで格闘ヒロインの中で普遍の人気を持ち続け、ゲーム業界のみならず、
マルチメディア展開も深く記憶に残る、あらゆる点で極まった完成度を誇るキャラクターである。
ニコニコ動画では
MMDの動画で頭身の高い
博麗霊夢がナコルルに間違われることがある。
両者は黒髪・赤リボン・腋を出した服装など共通点が多く、
特に原作(ZUN絵)の丸顔や黄昏東方の三頭身を見慣れているMUGENユーザーは違和感があるようだ。
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きっ えーい |
かの有名な「ボンボン餓狼」においても、現代に生きる彼女の子孫がテリー・ボガード達と共闘している。
作中では何故か 異様に幼女化しており、しかも 攻撃方法が基本的に鉄拳ぱんちなので 超萌ゑる。
相対した ダック・キングは手を出しにくかったのかパンチされるがままだったが、最初に アッパーカットで吹っ飛ばした。
作画的に色々問題がありそうだが、 ボンガロヒロイン達の中では 普通に可愛い。
「えーい」
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私たちはある者の意志によって選ばれているのよ!! |
石川賢先生のコミカライズ『SAMURAI SPIRITS 島原天草邪神城攻略編』にも登場。
ぶっちゃけ覇王丸やガルフォード以外の連中と同じ 解説&驚き要員なのだが、
異次元空間の戦いには付いてくるので、辛うじて出番がある。
中身はというと、ギャグ顔になったかと思ったらいきなり 男顔負けのワイルドな顔になる、いつものケン・イシカワ。
また、(原作がアレだから しょうがないのだが)突然電波な発言をすることが多く、色々不安になるナコルルである。
…尤も、 石川氏の描いた女性キャラの中では比較的可愛く描けてる方なのだが。
「なーに みんなつかまっちゃったの」
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一キャラで二度美味しい |
SNKプレイモアの公式ギャルゲー『Days of Memories』では、第3、7、8、9作と実に4回も登場している。
これは5回登場の 麻宮アテナに次ぐ回数で、不知火舞と並ぶ。
ただし第7作では攻略対象になっておらず、第9作では名前こそ「ナコルル」なものの、中身は紫ナコ…
と言うか限りなくレラ寄りだったため、数に含めて良いかは微妙な所。
江戸時代が舞台の第3作では概ね原作準拠で、江戸の町に邪悪な気配を感じ、妹と共にその原因を探っている。
第7・8作では 京都で旅館を切り盛りする若女将として登場。
…無茶苦茶な設定のようだが、これは 地獄門の 開放を企む者の野望を阻止するための偽装らしい。
この二作は同じ時間軸を別の角度から描いた作品で、第7作では リムルルが、第8作ではナコルルが攻略対象になる。
7・8の半年後が舞台の第9作では、 地獄門の再度の開放を企む者を追ってシクルゥと共に主人公達の町に現れた。詳細は こちら。
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パチスロでのナコルルの姿 |
多少ワイルドになった衣装が人気だが、明らかに戦闘力は落ちt(ズバァ
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性能
素早い動きと、オプションとして上空に待機しているママハハを使ったトリッキーな攻撃が特徴。
シリーズを通してジャンプ強斬り(
「昇激斬」または
「カント ヤサ エムシ」(天を裂く刀)が強力な空対空として機能し、
空中投げと三角跳び(+三角降り、『CVS2』除く)もあるため、空中戦能力が高い。
ただし全体的に攻撃力とリーチに欠け、耐久力に難があるので、間合や状況に応じて柔軟に立ち回る必要がある。
鷹を使う技は基本的にママハハが定位置にいないと出せないが、
モズキャンの要領で
キャンセルに応用できたり、ナコルルがワープする現象を引き起こせる場合がある。
また、原則的にキャラ固有の
特殊技が無い(『斬サム』以降は全キャラにレバー入れの蹴り技が追加された)『サムスピ』の中で、
例外的に(空中)特殊技を持っている。
『斬サム』~『天サム』(とポリサム)の「羅刹」ナコルルについては
レラの項を参照。
+
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シカンナカムイ流刀舞術 |
ナコルルを代表する技が、刀を構えて低姿勢で突進する 「アンヌ ムツベ」(勝利の刀)。
『初代』では出掛かり無敵に加えて 発生・ 判定・突進力・威力に優れ、
頼りにならない 必殺技が多い初代の中にあって、数少ない必殺技と言うに足る高性能技だった。
隙も小さめだが、流石にめり込むと 反確になるため、割り込みや対空、連続技、先端当てを狙うのが基本的な使い方。
打点の高い 飛び道具を くぐる事も可能で、ものによっては 見てから余裕で差し込める。
モーションから下段技というイメージが付いているが、実は初代のみ非下段である。
『真サム』で一気に弱体化してしまったが『斬サム』では強化され、『天サム』~『零サム』では動作中に全ボタン同時押しで緊急停止が可能。
特に『天サム』では空振り・ヒット・ガードを問わず 硬直を大幅軽減できる超性能技になり、ナコルルの強さの決め手となっていた
(ABC同時押しの怒り爆発が 暴発しやすいのが難点だが、怒り無しでも全く問題ないぐらい強い)。
アンヌの対空バージョンのような 「レラ ムツベ」(風の刀)は隙が非常に大きい割に判定が弱く、基本的に使いにくい。
『斬サム』以降はヒット数や威力が強化され連続技用としてそこそこ使えるようになったが、むしろ暴発が怖い技である
(アンヌの コマンドが←↙↓+斬、レラは↓↘→+斬となっているため、レバー入力の勢いが余ると高確率で化ける)。
「ママハハにつかまる(鷹につかまる)」はその名の通りママハハの脚を掴み、一定時間飛行状態になる技。
この技から始動する一連の動きがナコルルというキャラの性能を大きく特徴付けていると言っても良い(かつては)。
『真サム』以前は専用の派生技を出すか時間経過を待つ以外に解除方法は無かったが、
『斬サム』以降は鷹掴まり中専用の 通常技が追加され、何もせず降りることも可能になった。
鷹掴まりの派生専用技 「ヤトロ ポック」(鷲人間)は回転しながら落下して斬り付ける 中段技。
『初代』では威力が低い代わりに隙が皆無に近く、直撃からアンヌなどに繋いで大ダメージor
相手の手前に すかして投げ・下段(しゃがみ中蹴りなど)の 三択を迫る 「ポック択一」が非常に強力。
ここからの 起き攻めや 当て投げ、再び鷹に掴まるといったターン継続がナコルルの生命線となる。
レバー入れで落下方向が変わるため、上手く使えば表裏二択を迫ったり、落としにきた相手をスカしたりといった芸当も可能。
ナコルルを象徴する戦法だったが、『真サム』では威力が上がった代わりに硬直が矢鱈長くなって使い物にならなくなり、
「ヤトロ」が「鷹」という意味ではないことに気付いたため…かどうかは定かではないが、『斬サム』で削除されてしまった。
『零SP』で久々に復活し、『剣サム』でも使用可能(ただし軌道が大きく変わった)。
もう一つの鷹掴まり技 「カムイ ムツベ」(神の刀)は刀を構えて斜め下に突進する、言わば空中版アンヌ。
相手が接近戦を嫌って逃げようとした所などに決めれば大きいが、
ガードされるとかなり隙が大きく、見た目に反して真サムまでは中段でないので使いどころが難しい。
『斬サム』以降は 中段になったため、素早く鷹つかまり>カムイムツベと入力してアンヌとの中下段二択に使えるが、
体力に不安のあるナコルルにとっては失敗時のリスクが高く、やはりあまり積極的に狙える技ではない。
また、『CVS2』では分離と同時にママハハを突進させる 「シチカプ アイ」(鷹の矢)という技も登場。後に『剣サム』で本家ナコルルに逆輸入された。
「アムベ ヤトロ」(火の鳶)はママハハに指示を出し、上空から高速で突進させる技。
隙は小さくないので読まれると危険だが、遠距離からの牽制や削り、ガードさせて攻撃の起点などに使用する。
こちらも名前の間違いのためか、『斬サム』以降は同様の技が 「シチカプ エトゥ」(鷹のくちばし)に置き換えられ、
威力が低い代わりにヒットすると相手を大きくよろめかせるようになった。『天サム』では追加入力で更に仰け反りが増加。
…ヤバそうに思えるが 実際ヤバい。『斬サム』では (中シチカプエトゥ>回り込み>しゃがみ強斬り)×n、
『天サム』では (中シチカプエトゥ>J強斬り)×nなどという 世紀末永久が可能。
『CVS2』や『零サム』では原点回帰ということでか、アムベヤトロに戻っている。
『斬サム』では更にママハハが竜巻の 飛び道具(ぶっちゃけると 旋風裂斬の使い回し)を出す 「レラシゥ」(つむじ風)と、
ママハハが相手を掴んで上空に連れ去る 「シチカプ アム」(鷹の爪)も追加され、
どちらも落下中の相手に追撃ができる性能の良い技だったのだが、二つとも『天サム』で速攻削除された。
また初代と『真サム』ではナコルルが武器を落とすと、ママハハがナコルルを放って刀にとまりにいく
(宝刀チチウシの守護鳥であるため)ようになっており、この状態では「ママハハに掴まる」が「ママハハを呼ぶ」に変化。
「プルルルルル…」と音を出す動作が可愛いので密かに人気がある。
『真サム』で追加されたマントを翻す技 「カムイ リムセ」(神の舞)には 飛び道具を跳ね返す性質がある…
が、本来の用途で使われることは殆ど無い。
『真サム』では密着で中を当てると何故かモリッと減る(強斬りより減る)上に、 殆どのキャラが一発気絶確定という、
性能面の悲惨さを極めたナコルルの中で数少ない一撃技であった(相手も警戒するのでそうそう当たらないが)。
さらに『斬サム』では 弱を背面から当て続けるだけで永久、
しかも『天サム』では 全く同じ永久が表から入る…と、何気に壊れていることが多い(ただし永久は殆ど減らない)。
『斬サム』以降は出すボタンによってマントを振る回数が増え、追加入力で返しの動作を出せるようになり、
強で追加まで出し切ると、後述のアペフチカムイリムセと殆ど同じと言って良い。
ちなみに「 ム」は閉塞音を意味し、実際の発音は「リュッセ」に近いが、生駒氏が「リムセ」と言ってしまっている場合もある。
また、『斬サム』にのみ 「レラ オ チキリ」(風に乗る脚)という羅刹と共通の コマンド投げがある。
初代~『真サム』の蹴り投げ「地天三連脚」が昇格したもので、隙が小さく連続技にもなるが、
ガード硬直の相手にコマンド投げを決められる斬サムではコマ投げを持っているだけで有利。
ナコルルも→+Dの「連牙脚」の一段目キャンセルで出すと 投げハメになるためかなり強力。
余談だが「チキリ」は動物の後ろ脚のことで、人間の脚という意味では「レラ オ ケマ」となるのが正しいらしい。
『真サム』での 武器破壊技はオーラを纏ったママハハが突進を繰り返す 「イルスカ ヤトロ リムセ」(怒れる鷲の舞)。
前述のクイズKOFから「超アムベヤトロ」とも呼ばれる。アムベヤトロの純粋な上位技だが、基本的に使えない。
同じく『真サム』には隠し技としてカムイリムセを連打する 「アペフチ カムイ リムセ」(炎の神の舞)も登場。
出掛かりに無敵があるが カス当たりしやすく、出し辛さもあって密着なら中カムイリムセの方が優秀なため、
体力が残り僅かな相手を削り殺すのが主な用途。真のナコルルはこの辺の勝ちもしっかり拾わないと生き残れないのである。
前述の通り『斬サム』以降は強カムイリムセ~追加入力がほぼこれと同じになったが、
『零サム』と『零SP』では素手専用技、『剣サム』では秘奥義として復活している(ただし『零SP』のみ何故か蹴り 乱舞→マントの別物)。
『斬サム』以降の武器飛ばし技は中段(『零サム』のみ上段)の 「エレルシ カムイ リムセ」(輝く神の舞)。
ママハハを経由して空中から突進し、アペフチカムイリムセ→シチカプエトゥ(アムベヤトロ)の連続攻撃を行う。
『斬サム』では最速(密着時)で 発生7Fという 中段技としてあってはいけないレベルの速度を誇り、威力もかなり高い。
連続技で猛威を振るい、怒ったナコルルの前では迂闊にしゃがむこともできないという事態を生んだ。
ナコルルが剣聖(常時怒りMAX状態だが防御不可能)でも実戦レベルで戦えるのはひとえにこの技のおかげ。
その反動で天サムでは極端に遅くなった上に、武器飛ばし技に暗転が導入されたため単発では使えなくなった…ものの、
本作のナコルルはそもそも武器飛ばしを使う必要がないぐらい強いのであまり関係なかった。
『零サム』以降は標準的な性能に落ち着いたが、やはり崩しに使うには難があるため主に中斬りからの連続技用。
『零SP』の 絶命奥義は 「トゥルセ サンペ キク ムツベ」(倒して心臓を叩く刀)。
かつての 通常投げの 乱舞技だが、演出が怖いことで有名。
『令サム』では、新技「アル レタラ カムイフム マキリ」が秘奥義として実装。
ママハハを背中に掴ませ、飛ぶ勢いで加速しつつチチウシを突き立てる技となっている。
『令サム』の秘奥義は全キャラ共通の仕様として
「1試合に1度だけ」「始動モーションヒットで演出に以降」となっている。
『CVS2』ではオリジナル超必殺技が2つも追加されている。
「シチカプ カムイ イルシカ」(鷹の神の怒り)は炎を纏ったママハハを高速突進させる、
イルスカヤトロリムセとは別の意味で超アムベヤトロな技。
発生が早い上にどこでも判定があるため、様々な技の追撃に使ったり、MAX版は無敵を生かして対空にも使える。
MAX版専用の 「シリコロ カムイ ノミ」(山の守り神への祈り)はライフを回復する技。
回復量はそこそこ多く、KKK同時押しで強制キャンセルできるが、それでも尋常でなく隙が大きいのでほぼ 死に技。
『NBC』にも 「カムイ サンテク」(神の血筋)というほぼ同様の性能を持った2ゲージ技があるが、
こちらは一人目の相手をKOした直後などに狙うことができる。
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必殺技の数が多いものの、マイナーチェンジ的なものが多いため、実際に使う技のラインナップは意外と安定している。
『初代』では鷹掴まりからのヤトロポック
択一、アンヌによる割り込み・対空、蹴りの判定の強さ、安定した空対空と、
多くの強みを持っている一方で、リーチの短さと屈指の打たれ弱さという大きな弱点も兼ね備えるキャラ
(覇王丸のしゃがみ強斬り一発で
気絶、そのまま連続でピヨって昇天。ただしランダム要素があるのか、たまに持ち堪える)、
独特な動きと行動の選択肢の多さから、使いこなせば戦い方次第でどんな相手とも渡り合うことができる。
が、『真サム』では全ての強みを奪われ、極端に弱体化。
余程の愛がない限り使わない方がいいとまで言われた。詳しくは
こちらを参照。
…その反動か、『斬サム』では通常技の強化、高性能な
コマンド投げと
永久、異常に強力な武器飛ばし技が猛威を振るい、
羅刹とともにほぼ全キャラに有利を付ける屈指の強キャラへと、これまた極端な変化を遂げた。
『天サム』でも優遇の時代は続き、アンヌのボタン全押し強制停止に加えて怒り時の性能上昇、
やたら性能が良いダッシュ弱斬りをチラつかせた択一攻撃に、
防御崩しからの高火力~永久・即死連続技と、
弱点らしい弱点が全く無く、最強キャラとして君臨した。
『零サム』では尖りすぎていた部分が全体的に丸くなり、これといった強みが無くなってしまったため下から数えた方が早い。
ちなみに羅刹が独立したレラも仲良く下位に沈んでいる。
『零SP』ではヤトロポックの復活をはじめ全体的に性能が底上げされたが、それでも下の上~中の下にとどまっている。
『剣サム』では鷹掴まりからの選択肢が大幅に広がり、初代のように空中待機からの立ち回りが重要。
火力の低さを機動力とトリッキーな動きでフォローするというキャラに回帰し、ほぼ真ん中の位置に収まった。
スピリッツは回避行動や無の境地との相性が良い零スピ、安定感のある剣スピ、超斬りのリーチがある怒スピなどが候補。
『CVS』ではレシオ2の隠しキャラとしてタイムリリース。
性能的には優遇されており強い。
具体的に言うとそれまで性能がいいレシオ1×4(キング・ブランカ・ダルシムなど)で組むのが定番であったのをナコルル+レシオ1×2に変えたぐらい。
同時にリリースされたモリガンにも分けてやってくれ。
『CVS2』では調整され、あまり見られないキャラとなった。
『KOFXIV』では、隙の少ないアンヌムツベや、無敵付きの「ママハハにつかまる」からヤトロポックを繰り返しての立ち回りと、
ある程度お手軽な火力などで最強候補の一人として猛威を振るった。
ver2.00からは各キャラの体力に差が付き、標準体力1000に対してナコルルは900とかなり柔らかいキャラクターとなったため、
相対的に今までの立ち回りにリスクが付くようになった。
また、あまりに理不尽であった部分もマイルド調整されたため、現在はそこそこの強キャラではあるが、最上位グループからは離脱した存在となっている。
RPG『武士道烈伝』では、主人公として選べるキャラの一人であり、侍酒場(仲間を誘う場所)でも
妹と並んで呼ばれるのを待っている。
妹共々回復要員なので、大体どちらかは仲間にする人が多かったことだろう。
性能的には単体への高火力・高位回復のナコルル、全体攻撃・全体回復支援のリムルルという感じで姉妹で差別化されている。
姉妹どっちも連れて行きたい!と欲張る場合は、最後の一人はちゃんとした火力担当を入れないと辛い旅になるだろう。
つまりガルフォードが姉妹ハーレムパーティーするのは色んな意味で死ぬ覚悟が必要ということである。
ちなみに、ナコ・リム・
シャルロットのヒロインパーティーは、単体への火力が不足してボス戦は辛いが普段の殲滅力は高いので、割とバランスが良い方。
また、ママハハとシクルゥのどちらを連れて歩くかで必殺技が変化する。
選択しなかった方はカムイコタンに待機しており、里帰りすればいつでも交代できる。
所謂回復要員キャラなのでそこまで爆発的な火力は持たないが、彼女の通常攻撃及び必殺技の「聖」属性が、
戦う機会の多い「魔」属性に特効かつ苦手属性がない優遇枠であるため、非力そうなイメージに反して、
アタッカーとしても普通に戦えるマルチプレイヤーとなっている。流石は元祖『サムスピ』ヒロイン。
なお、「聖」属性が大正義すぎる関係で、他のキャラも刀鍛冶で得物を即「聖」属性に切り替えるのがド安定であり、
おかげで
アンヌムツベ時のキラキラを振りまきながら大斬りする幻十郎のような、大変シュールな光景がまま見られた。
MUGENにおけるナコルル
MUGEN黎明期から現在に至るまで多数製作されているが、何故か『真サム』のドットは使われない傾向にあるようだ。
一時期はアレンジキャラの
ナコ月ルル娘がインパクトの塊なことや
AIの都合などであまり目立たないこともあったが、
後に原作ベースのキャラも各所で活躍を見せている。
ストーリー動画等で腹黒属性を付加されることが多い気がするのは清純キャラ故。
初代ベース
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あなろぐ餅米氏製作 |
長年手付かずだった『初代』仕様。
「近代格ゲーキャラに少しでも有利に立ち向かえるように」とのことで、
6ボタン化やコマンド変更、性能変更などのアレンジが施されており、独自のエフェクトやオリジナル必殺技を持つ。
AIも標準搭載されている。
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真サムベース
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あなろぐ餅米氏製作 |
同氏の初代版をベースに性能や演出がさらに作り込まれている。
原作の最弱っぷりはどうにか解消されているようだ。
AIも一応は標準搭載。
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天サムベース
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伊吹川氏製作 |
ママハハとシクルゥの両方を連れている。
多くのオリジナル技が追加されたアレンジ仕様。
非常にアッパーな改造が行われており、強斬りですらガードさせて有利だったり、矢鱈と技が繋がったり、
ダウン時にシクルゥを突撃させる反撃専用技「エプンキネ シキテ」の発生と有利Fが大変なことになっていたり、
ゲージ一本消費の怒り爆発で受けたダメージを無効化してしまったり(しかも怒りゲージが消滅しない)…と、自重しなければ相当な強さ。
シクルゥが狼繋がりで バスターウルフを使ったり、
「カムイコタンの仲間達」という動物達 ?を呼び出す 百鬼夜行のような技も追加されている。
怒りゲージも実装しているが、これは単に「怒り爆発中か否か」を見分けるためのもので基本的にはただの飾り。
また、イントロに『武士道烈伝』のボイスが多数使われており、 特殊イントロも多くの相手に対応している。
下記の動画には収録されてないが 美浜ちよの父親にも専用のイントロがある。
コケココ氏による外部AIが存在し、HPの閉鎖で一時期入手不可となっていたが、現在はhamer氏によって代理公開されている。
また、カッ昏倒氏による袖パッチが公開されている。
…が、完全に描き換えられて訳ではなく、イントロや怒り爆発モーションなど、比較的目立つ所で袖が縮むのが難点か。
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Roque氏製作 |
天サムベース。伊吹川氏のものと同様、ママハハとシクルゥの両方を連れている。
大ポトレが斬サムの絵で、また怒りゲージが(少なくとも一目で分かるものは)存在しないため、
その点さえ知っていれば伊吹川氏のものとも容易に区別できるだろう。
「サムライ」「ファイター」「ウォリアー」の三つのモードを選べる。
サムライモードでは目に見える専用ゲージこそ無いものの、原作の怒りゲージを再現している。
そのため攻撃を食らうか自力で貯めない限りゲージが増えず、 某特殊ルールの恩恵も得られない。
AIが割と優秀なので、たまに出る動画の中ではそこそこ良い勝負をする。
改変自由であり、風見氏によるAIパッチも作成されている。
各モードの性能面でもアレンジが加えられており、サムライモードではかなり原作に近い挙動になる。
レベルや永久自重度も設定可能。
また、カッ昏倒氏によって斬サム版の袖が長いグラフィックになるパッチも作成された。
元が別の作品である関係上、どうしても足りないグラフィックも出てくるが、何枚かは氏の手描きで補われている。
……が、「何枚か」の時点で力尽きてしまったらしく、所々袖が伸び縮みするのはご愛嬌。
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アリ氏製作 |
いそうでいなかった紫(羅刹)専門ナコルル。当然シクルゥを連れている。
基本的に 原作再現だが、 ガルフォードの「ラッシュドッグ」のような「シクルゥ突進」(ポリサムで使った「カント シキテ」と同じ)、
蹴りで相手を浮かせた後、刀で突き刺しながら叩き落とす「オシオキ」という二つのオリジナル技も搭載されている。
アリ氏は2015年4月1日を以て引退したが、転載・改変自体は自由とのこと。
現在はfoxy氏のOneDriveにて代理公開されている。
そして、やはり(?)カッ昏倒氏によって袖パッチが公開されている。
外部AIはJ・J氏およびMage氏によるものが存在。
後者はあの墓標右京を倒す程の強さを誇り、原作再現系の『サムスピ』キャラでは最強格である。
ランクで言えば凶中位程。起き攻めでよく使うシクルゥ騎乗からの空中強斬りが原作通り「ガード不可」なので
相手が判定の強い対空技で迎撃なり移動技で回避しない限り必ず食らってしまうかなりのAI殺し技となっている。
ただ迎撃しようにも低空で使ってきて判定がかなり強いため、大抵のキャラがガードを強いられる。正に鬼畜。
なお、Mage氏のAIには声が『アスラ斬魔伝』版になるボイスパッチも付属している。
かなりSっ気の強い台詞を吐くようになるため、お好きな人にはたまらないと思われる。
Mage氏AIの紹介動画
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プレイヤー操作でMage氏AIと対決(ボイス&袖パッチ適用)
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E-FRY氏製作 |
羅刹・覇王丸で知られるE-FRY氏によるもの。
Roque氏のナコルルを改変したもので、こちらは修羅専門。
E-FRY氏のskydrive解約に伴い、2012年8月からはMUGENストーリー「なこるる茶屋」の作者であるGHOST氏と、
かまぼこサイハ氏のOneDriveにて代理公開されている。
AIは未搭載だが改変や外部AIの製作は自由。
蓬莱氏によってAI+性能改変パッチが製作されているが、現在は公開停止中のようだ。
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零サムベース
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悪咲3号氏製作 |
2019年のYahoo!ジオシティーズ終了に伴い代理公開先が消滅したため、現在はhamer氏によって代理公開されている。
剣気ゲージが搭載されており原作再現度は高い。
あくまで『零』仕様であり、『零SP』ではないので 絶命奥義は無い。
無の境地も使用可能だが、一ラウンド取られた状態でないと使用できないため、チーム戦には不向きかもしれない。
Gal129氏がAIを公開している。
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微強化方法 |
「nakoruruss0.cmd」内を「無の境地」で検索し、
「triggerall = var(31) = 1」となっている所を、
「triggerall = var(31) || (teammode = turns)」と書き替えれば、
「一ラウンド取られた時、またはチーム戦時」に使用可能となる。
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Ainotenshi氏製作 |
現在は下記剣サムベース公開により公開停止。
悪咲3号氏のナコルルをベースに、伊吹川氏のナコルル風に改変した物。
前者はsffが悪咲3号氏のものとほぼ同じで、伊吹川氏の物と同様にママハハとシクルゥの両方を連れている。
シクルゥがバスターウルフを使う点も同じで、悪咲3号氏のと伊吹川氏のを足して2で割った感じ。
なお、怒りゲージは無い。
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零SPベース
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K.A.P.P.E氏製作 |
『零SP』仕様。「無の境地」や絶命奥義も搭載されている。原作同様、各種残虐フィニッシュもあり。
素手状態が無く、アペフチカムイリムセの使用条件が『零SP』とは異なる他、
瞑想が無いので「無の境地」の持続時間や「一閃」のダメージは体力の残り具合で決まる。
他にも『剣サム』のぬいぐるみ化が搭載されている等、いくつかのアレンジも加えられている。
AIはデフォルトで搭載済み。
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mm氏製作 |
同氏の 妖怪腐れ外道と同じく『零SP』をベースにしたアレンジ仕様。
原作寄りモードとアレンジモードの存在、怒り爆発や絶命奥義、 特殊やられ関連など、
基本的な仕様は腐れ外道と同様なので、詳細はそちらを参照されたし。
原作の技が一通り搭載されている他、『令サム』の秘奥義「アル レタラ カムイフム マキリ」も使用可能。
最終ラウンドにこの技でトドメを刺すと専用の 凄絶な勝利演出になるので必見である。
また、素手状態が無いためか、アペフチカムイリムセが超必殺技に昇格している。
AIはアレンジモードのみにデフォルトで搭載されている他、ホルン氏による外部AIが公開されている。
デフォルトAIはアンヌムツベなどの突進技でアグレッシブに攻め立てつつ、使用条件を満たしていると絶命奥義を優先的に狙ってくる。
ホルン氏のAIは両モードに対応しており、恒例のコンボ・立ち回り・反応・ガードレベルに加え、弾きの頻度と絶命奥義を使用するか否かを設定可能。
想定ランクは強との事。
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剣サムベース
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Ainotenshi氏製作・修羅 |
悪咲3号氏のナコルルを『天下一剣客伝風』に改変したもの。通常ナコ(修羅)と紫ナコ(羅刹)の2種類が存在し、こちらは通常の方。
以前のナコのようなアレンジ要素は殆ど無くなった。
怒りゲージや剣気ゲージは搭載されていないが、各種スピリッツの選択(説明文が日本語に対応)や勝利画面、また絶命奥義や脱衣KOも搭載。
対人用AIがデフォルトで搭載済み。
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Ainotenshi氏製作・羅刹 |
同じくAinotenshi氏による、紫ナコ(羅刹)の方。
グラフィックが描き変えられ、髪が短くなった。ただし、もみあげ(?)は長いので初見では気付きにくいかもしれない。
こちらは修羅の方と異なり、『ポリサム』の技が追加されるなどのアレンジが加えられている。
ポリ羅刹なので、勿論 コマンド投げの円舞剛脚(円舞双掌)も搭載。
p2Nameで判別し、男性キャラに対しては剛脚( 金的蹴り)、女性キャラに対しては双掌( 往復ビンタ)を放つ。
ボイスは『天サム』以前の物と『ポリサム』の物が使われており、零サムボイスの赤ナコとはかなり雰囲気が異なる。
もちろん「こんなモンなの?」も言ってくれるぞ! 我々の業界ではご褒美です
赤ナコと同様に各種スピリッツの選択や勝利画面が搭載されているが、AIは未搭載。
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NBCベース
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119way氏製作 |
NBCベース。カラーによっては EXモードになり、技や性能が変わる。
AIは未搭載。
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L.C氏製作 |
再現度は高め。ただママハハの羽ばたきがうるさい。
簡易AIがデフォルトで搭載されている。
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CVS2ベース
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Pots氏製作 |
『CVS』ベース+いつものPots氏。ママハハのみをつれている。
EX技、絶命奥義、 オリジナルコンボ等のアレンジが加えられている。
氏のキャラ恒例のいいAIが搭載されているが、やや ぶっぱが多いのが玉に瑕か。
また、ピータン氏によって外部AIが製作されており、現在はhamer氏によって代理公開されている。
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J.REE氏製作 |
『CVS2』準拠。AIは未搭載。
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悪咲3号氏製作 |
MUGEN引退間際の2011年9月7日に公開され、同年10月に他の『CVS』キャラと共に入手不可となった悪咲氏最後の作品。
……であったが、2022年4月に悪咲氏が復活を果たしたのに伴い再公開されている。
グルーヴの固定方法については グルーヴのページを参照。
AIは搭載されていないが、鳶影氏によるAIパッチが公開されている。ただし最新版には非対応。
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その他アレンジ
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エス氏製作 |
ちなみに垂直ジャンプでは攻撃判定は出ない。その他二段ジャンプが可能で、前方ダッシュはラン、後方ダッシュはステップである。
そしてリードミーによると マスターガンダムに載せたいらしい。人類を滅ぼすつもりか!?
現在はカッ昏倒氏のOneDriveで代理公開中。
また、ピータン氏による外部AIも存在。こちらは現在hamer氏によって代理公開されている。
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青っぽい猫氏製作 |
CVS2ドットで、6ボタンの コンボゲー仕様。
2段ジャンプや空中ダッシュは無いが、ジャンプキャンセルやチェーンコンボはある。
条件を満たすと強いノックバックが掛かる補正があるが、基本的にガンガンコンボが繋がる。
2016年6月30日に蓬莱氏によるAIを搭載したものも公開された。
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これらの他に、『初代』のナコルルのドットを改変した
ナウシカや、
ゆた氏によってナコルルのドットをベースに製作されたオリジナルキャラクター「リュート」が存在する。
「自然が力を与えてくれる。
負けられない……」
出場大会
+
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一覧 |
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ナコルル |
シングル
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
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エス氏製(のりもの) |
【エス氏製(のりもの)】
更新停止中
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出演ストーリー
プレイヤー操作
*1
『初代』のナコルルは今のナコルルと比べると大分違い割と明るく(?)、
「女の子に手をあげたあなたがわるいのよ。精神修行もしっかりね」「強さも、美しさも、私の勝ちというわけね」
などとのたまっており、割と黒い。
まぁ、これはこれで良い…か?
三好雄己氏や石川賢氏のコミカライズ作品では、どちらかというと『初代』寄りの性格で描写されている感がある。
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これで良かったのか… |
『真サム』以降の作品ではご存じの通り台詞の最後に「…」が付くなど大人しめの少女という描写となったが、
『零SP』の 絶命奥義では 大自然というかナコルルが怖い。
所謂 騎乗位だが、 色や 双葉ほたるらと違って恐ろしさしか感じないのはきっと大自然の力なんだろう…。
以前より余計に黒くなった気も。
最後に心の臓をプスリとやるのは『初代』~『真サム』での 通常投げ(「流転胸激刃」)が元ネタ。
ナコルルのキャラ特性上投げは重要なので、普通にこの投げを使うのも珍しくない
(ボタンの関係で ギース・ハワードの 真空投げのような中斬り投げ「空裂投」を使うことの方が多かったのだが)。
皆思うことは同じだった様で、当時から4コマ等ではしばしばネタにされていた。
おまけに武器の無い状態だと、相手に飛び付きボコボコに殴る(グーで)という容赦無い投げ技「裂爪」も持っていた。
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*2
SNK倒産後にインターレッツから発売された『ナコルル ~あのひとからのおくりもの~』(通称『ナコりもの』)のこと。
詳細は
レラのページを参照。
最後に、当然の話だがナコルルは架空の人物である。
また、『サムスピ』世界のアイヌを取り巻く環境と、史実におけるこの時代のアイヌの実情は大きく異なっている。
ナコルルが人気を博していた当時には、アイヌ団体から苦情もあったらしい。
あくまで「アイヌ民族を基にしたフィクションのキャラクター」であることを忘れてはいけない。
最終更新:2023年09月11日 17:47