「ほら!お前の宝物どれだ?わかんねェから3本持ってきちゃった」
「三本ともおれのさ…おれは三刀流なんでね…」
プロフィール
- 所属:賞金稼ぎ→麦わらの一味戦闘員→麦わらの一味剣豪
- 年齢:19歳→21歳
- 誕生日:11月11日
- 身長:178cm→181cm(2年後)
- 星座:さそり座
- 血液型:XF型
- 出身地:東の海 シモツキ村
- 懸賞金:6000万ベリー→1億2000万ベリー→3億2000万ベリー→11億1100万ベリー
- 好きな食べ物:白米・海獣の肉・酒に合う物
- 嫌いな食べ物:チョコ(甘すぎる)
- 趣味:修行・酒
- CV:
高木渉
(『倒せ!海賊ギャンザック』)、
中井和哉
(テレビアニメ以降)、
浦和めぐみ
(幼少期)
週刊少年ジャンプで連載中の尾田栄一郎作の漫画『ONE PIECE』のキャラクター。
原作第3話(アニメでは1話のラスト)から登場する、主人公一味の最古参メンバーである。
名前の由来は1660年代に実在した海賊「フランソワ・ロロネー」(フランス語読みであり、英語読みだと「フランシス・
ロロノア」になる)、
ならびに『
怪傑ゾロ』から。
ただ祖父のピンゾロ等、親族は博打用語で統一されているが
主人公である
ルフィ率いる麦わら海賊団の一員であり、
両手の二本と口に咥えたもう一本の刀を使うオリジナルの剣技である「三刀流」の剣士。
幼少期の同門の少女・くいなとの約束のため、世界一の剣豪を目指している。
異名は
「海賊狩りのゾロ」。麦わらの一味に加入する前に生活費稼ぎと修行を兼ねて、
賞金首を多く捕まえている内にこの異名が付いた。
その勇名は加入前から広く轟いていたようで、かつて
バロックワークスのスカウトを受けた事もある。
なお蹴った、もとい斬った模様
一味の中では唯一役職が無く(一応便宜上は「戦闘員」扱いだが、皆戦えるので実質役職無し状態になっている)、
航海中の平時は昼寝か自主トレしかしていないが、他の海賊団からは副船長であると認識される事が多く、
戦闘では相手一味のNo.2を相手にしたり、ルフィがいない時はゾロが先陣を切ったり纏め役になったりする事もしばしば。
この辺りも副船長として認識される要因と思われる。
ウイスキーピークの戦いではあまりの強さからゾロが船長と誤認され、
エニエスロビー突撃時は海列車を容易く両断して見せ「あんな化け物でも船長じゃないのか」と周囲から引かれ、
同じ超新星の怪僧ウルージからは「人に従うタイプには見えない、船長の度量が伺える」と評されるなど、
ゾロを一味に加えているルフィの評価まで上がる要因にもなっている。
一味の中でルフィを除き懸賞金が初めて定められたのも彼である。
ルフィに対する信頼も厚く、彼からの指示があれば一も二もなく即座に動き、一味が全滅の危機に陥れば迷わず身を呈して救おうとし、
ルフィが一味の船長としてブレた決断を下そうとすれば、厳しい言葉で道を正してけじめを付けさせる。
賞金稼ぎ時代に知り合ったジョニーとヨサクから
兄貴と慕われ、チョッパーも彼の武士道や男らしさを学んでいるなど、厳しいながらも面倒見が良い。
流派は幼少時代に習った剣道に加えて我流の剣技「三刀流」で戦う。
幼少期は
二刀流だったが、幼馴染の刀「和道一文字」を譲り受けて以降は三本で戦うようになった。
三刀流の代表的な技に「
鬼斬り」「奥義 三千世界」などがあり、駄洒落な技名とバリエーション豊かな動作が特徴。
強敵との死闘と自己鍛錬を重ねた結果、竜巻を起こす、鉄を斬る、斬撃を飛ばす、
気迫で見せた阿修羅の幻影による九刀流、
斬った際の摩擦熱で発火させる、
覇気と呼ばれるオーラを剣に纏わせて黒刀にする、
炎を斬る、覇王色の覇気に覚醒する、といった形で
インフレ成長を続けている。
ちなみに竜巻は刀無しでも出せる
一刀流や二刀流の技も存在し、また居合の技も何度か使用している。
ちなみに『空想科学読本』によれば、口に咥えた刀を離さないゾロの咬筋力は最低
17トンだとか。刀も噛み砕いてしまいそうである
(単行本のおまけコーナーでは弁当に仕込まれたカミソリを
バリバリ食べている)。
七武海の1人
ジュラキュール・ミホーク(通称「鷹の眼」)に挑戦した時に十字架に仕込んだ小刀を見せられ、
「おちょくるのも大概にしやがれ!」と言い柄を僅かながら噛み砕いた事もある。
あと幼馴染の女の子の刀を咥えるってのもよく考えたら変た(ry
他者の技を見様見真似で模倣する術にも長けており、上述した飛ぶ斬撃は巨人族の技を、
炎を斬る技術はワノ国の侍の技を、他者に教えられたわけではなく自力で再現したものである。
また、単純な腕力も高い上に非常に頑丈。
アラバスタ編のある戦闘で自身の背にある
巨大な石柱ごと切られた際も、
石柱はバラバラになったが本人は大丈夫だった(流石に大ダメージを負ったが)。
刀がなければへなちょこなのかと言えばそうでもなく、ルフィに向けられた大砲を引っ繰り返したり巨人を投げ飛ばす怪力を発揮し、
『オーシャンズドリーム』で
記憶喪失になった際は、記憶を取り戻して刀が使えるようになるまでは「無刀流 鬼蹴り」などの体術で戦っている。
基本的にはクールな皮肉屋だが、
極度の方向音痴であるという欠点がある。
先導されていたのに迷い、教えてもらったその人の眼前で別方向へと走り出し、というのが日常茶飯事だが、ゾロ自身は完全に無自覚
(あるエピソードでは、その方向音痴のおかげで待ち伏せしている海軍を避けることができたという功を成している)。
海賊狩りと呼ばれるようになったのも、
航海術を持たないまま旅に出たため、故郷の村に帰れず半ば漂流のような事態に陥ってしまい、
日銭稼ぎで賞金首を倒していった結果賞金稼ぎ扱いされていたとは本人の弁(なお、これを聞いたルフィは
「なんだ迷子か」と一刀両断した)。
すぐに迷うからゾロを単独行動させないというのは一味の共通認識だが、アクシデントでゾロが一人動き回る事態も少なくない。
しかしながら、ゾロは物語の最初から迷子属性があった訳ではなく、シロップ村での戦いでは目的地に一番最初にたどり着いていたり、
ココヤシ村でも戦場に一直線に向かい到達しており、ローグタウンでは刀屋に迷わず到着と東の海編は今では考えられない完璧な方向感覚を見せている。
ちなみに、ゾロが迷子キャラになりだしたのは、グランドライで2番目にたどり着いたリトルガーデンからであり、
それまでは、南は暖かい方等独特な感覚で方向を選んでいたルフィが迷子キャラとして描かれていた。
また、同門の少女の件が影響してか、約束に重きを置く一方で、女嫌いではないものの非常に硬派で女性の扱いが苦手。
特にくいなに面影と声がそっくりな
たしぎの事は半ばトラウマ化しており、『グランドバトル2』ではその事を
ナミに知られて口止め料を求められている。
仲間の一人で女好きの
サンジとは反りが合わず常日頃から喧嘩を繰り広げるが、互いに実力は認めている。
+
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二年後の世界 |
バーソロミュー・くまによって一味が分断されてから再会するまでの二年間、
飛ばされた先はあろう事か、かつて敗北を喫した最強の剣士ミホークの居城だった
(本項冒頭のセリフも負けを認めてとどめを刺される際に発言したもの。
その潔さを認めたのかミホークにも「見事!」と称賛され、急所は外されている)。
恥を忍んで彼の指導の下で修行し、その過程で隻眼になる
( 同じ声の某戦国武将が ネタ引き合いにされるが、負傷した目はあちらが右目なのに対しゾロは 左目)。
方向音痴は改善されておらず、同じく鷹の眼の城に飛ばされていた ペローナに手引きされる形で 仲間達と合流を果たす。
また、ワノ国編において、彼の出身地であるシモツキ村は、
和道一文字に加えて東の海で使用していた無銘の刀の作り手でもあった、
ワノ国出身の鍛治である霜月コウ三郎が他のワノ国の違法出国者と共に創設したと判明した。
シモツキ村が他の東の海の地域と比較して男尊女卑の傾向が強かったのも、
鎖国政策を取っていたワノ国の価値観に影響されたためと思われる(だとすると、たしぎの実家ももしや……?)。
ゾロもコウ三郎とは面識があったが彼の来歴は知らず、ワノ国で色々と彼の話を聞きようやく気付くに至った。
また、ワノ国には若かりし頃はゾロと瓜二つだったという「霜月牛マル」という大名がいたのだが……?
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作中で登場した業物(刀)一覧 |
- 和道一文字
- 親友の形見であり、初登場時から持っている刀の中では最古参。
- ゾロは三刀流の際は基本的にはこれを咥える他、一刀流や二刀流の際は右手に持っており、
- 試し斬り等の例外を除きゾロのメインの刀として愛用されている。
- 後にワノ国の刀鍛冶、天狗山飛徹の口から後述の「閻魔」と同じ”霜月コウ三郎”によって作られた刀である事が明かされている。
- 無銘の刀
- 幼少期からゾロが使用していた二本の刀。
- 初登場時から暫く和道一文字と共に三刀流で使用されたが、ミホーク戦で折られてしまった。
- 後に和道一文字と同じく霜月コウ三郎によって作られた刀である事が判明。
- 尤も、刀鍛冶を引退し老齢となった頃に打った刀であり、あまり出来はよくなかった模様(本人曰く「ナマクラ」)。
- 三代鬼徹(さんだいきてつ)
- ミホーク戦で和道一文字以外の二本が折れてしまったため、ローグタウンで買い替えた一本。
- 刀の製造者は天狗山飛徹(光月スキヤキ)。
- 最上大業物に分類される初代、大業物である二代と比べ格が落ちるが、それでも業物に分類される刀。
- 一方で鬼徹シリーズはいずれも歴代の持ち主全員が悲運の死を遂げた逸話がある「妖刀」であり、
- ゾロがこれを見つけた刀屋ではその質に反して5万ベリーで投げ売りされていた
- (たしぎが手に取った瞬間に「やっぱりそれは売れない」と言われたが)。
- だが、ゾロは自らの腕を賭けた試し切りで刀に認めさせた
- (空中へ回転させ放り投げられた刀は、真直ぐに伸ばした腕に当たる事なく地面に突き刺さった)。
- ワノ国編において妖刀は持ち主の意とは無関係に覇気を放出させる性質があると明かされた。
- 当然、未熟な使い手であれば覇気の消耗に耐えられないため、
- 前述の持ち主の悲運の死の逸話はその性質が関係していると思われる。
- 劇中でも手に入れてから初めて使った際に石オノを切断するというとんでもない切れ味を見せ、
- 「使い手の斬りたいときに斬れるのが名刀だが、確かにこれは問題児」と評された。
- 上記の通り「二代」「初代」があることは示唆されており、
- いずれ作中に登場するのではという声が読者の間で上がっていたが、
- 「二代鬼徹」はワノ国編にて本刀の製造者である飛徹の所有物として登場、
- 「初代鬼徹」はエッグヘッド編にて五老星のナス寿郎聖が使用した事で、三代全ての所在が判明した。
- 雪走(ゆばしり)
- 三代鬼徹を買った店の店主から譲り受けた家宝の宝刀。
- 軽くて使いやすいと気に入っていたが、エニエスロビー編でサビサビの実の能力を持つ海軍将校によって刀身をボロボロにされた。
- その後、スリラーバーク編ではゾロが雪走を供養する場面がある。
- なお、エニエスロビー編でそげキングと手錠で繋がれ片手が塞がってしまった際には、
- 雪走を持たせたそげキングを「名刀"鼻嵐"」と称して振るった事もある。
「弁護士を呼んでくれ 私はいつか必ず君を訴えてやる!!!」
- 秋水(しゅうすい)
- 「恐竜が踏んでも1ミリも曲がらない」と言われる程の硬度を誇る刀。
- 元はワノ国にて持ち主の剣豪リューマと共に墓に埋葬されていたが、何者かに掘り返され遺体共々紛失していた。
- スリラーバークでゾンビ化していたリューマに勝って手に入れる。
- 以降、雪走に代わる一振りとして加わった。
- 長らくゾロの愛刀の一本として使用されたが、ワの国にて紆余曲折の後秋水の母国に返却を求められ、
- 最初は自身の刀だと拒否していたが代わりをくれるのならと閻魔と物々交換の形で承諾。
- 元々秋水は通常の刀であったが、リューマの戦いの中で黒刀に成った。
- 閻魔(えんま)
- ロジャー海賊団の一員でもあった”光月おでん”が使用していたとされる刀。
- おでんの娘である日和がワノ国の国宝である秋水を取り戻すために対価としてゾロに譲渡した。
- 曰く、四皇のカイドウに対して彼の振るう「天羽々斬」と共に唯一傷を付けた武器との事。
- ただし所有者の「上位の覇気」*1を勝手に放出し必要以上に斬る性質があり、
- 使い慣れていなかったり未熟な者が使えば覇気の消耗で干からびてしまう。
- そのため、ゾロ以外で使いこなせた者はおでんのみらしい。
この他、ミホークに敗れた直後の アーロンパークでの戦闘では、ジョニーとヨサクの刀を借りて交戦している他、
エニエスロビーで雪走を失った直後は(恐らく)海兵の刀を奪って交戦している。
余談だが、「SBS」(単行本のオマケコーナー)にて、『刀剣乱舞』ブームに便乗したと思しき読者から刀の擬人化を熱望するファンレターが投稿され、
尾田氏によって和道一文字、三代鬼徹、秋水の三本が擬人化されている。全部中年のおっさんだったが
この内、和道一文字に関しては製作者である霜月コウ三郎が擬人化版をそのまま老人にしたような容姿で登場しているが、
擬人化版が元々コウ三郎の容姿としてデザインされていたものなのか、逆に擬人化版デザインを後からコウ三郎に流用したのかは不明。
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「わかってねェな "刀3本使うこと"と"3刀流"とじゃ 意味が違う」*2
MUGENにおけるロロノア・ゾロ
ecoshi氏による二年後のゾロが存在する。最新版は1.13。
『ギガントバトル!2』の
ドットを拡大したものを使用している。
デフォルト
AIは未搭載だが、くねくね氏によってver1.10に対応したAIが公開されている。
また、同じく『ギガバト2』のドットを用いたDaniel's氏によるゾロも存在。MUGEN1.1専用。
こちらは拡大されていない
ちびキャラだが、その分ド派手な
エフェクトや多数の
カットインによりかなりの存在感。
2年前・2年後問わず多数の技が搭載されており、「千八十煩悩鳳」や「一大・三千・大千・世界」といった元ゲーム以降の原作技も網羅。
更に瀕死限定の4
ゲージ技として
黒刀状態で放つ「鬼気九刀流」という凄まじい技を持つ。当然の如く9割強と即死級ダメージ。
この他、Wenchu氏によるDSのゲームのドットを使った海外製ゾロも確認されており、
勝利時にゾロバージョンのアイキャッチの音楽が流れる。
ただし、元々が小さいドットのゲームなため
ちびキャラである。
Kenshiro99氏による『大海賊闘技場』のドット絵を用いたゾロも存在。
こちらにはホルン氏によるAIが公開されている。
「ル…ルフィ…?…聞…コえ…るか?
不安にさせたかと…おれが……
世界一の…剣豪にくらいならねェと…お前が困るんだよな……!!!
おれはもう!!
二度と敗けねェから!!!!
あいつに勝って大剣豪になる日まで 絶対に もう おれは敗けねェ!!!!」
「文句あるか 海賊王!!!」
「しししし!!ない!!!」
出場大会
削除済み
*1
本来肉体や武器に纏わせて攻撃力や強度を高める武装色の覇気を、体や武器を覆うように外側に展開させる高等技術。
展開された覇気でバリアのように相手の攻撃を弾き返せるだけでなく、肉体に触れずとも覇気に接触した対象を弾き飛ばすなど攻撃にも使える。
また、攻撃の際に自分を中心に外側に展開された覇気を攻撃の着弾点の内側に到達させる事で、強固な外皮を持つ対象でも内部から破壊できる。
*2
刀を6本使うタコの魚人と戦った際の台詞なのだが、中井氏は後に
刀を6本使う侍を演じており、前記した声と隻眼同様ファンの間でもしばしばネタにされる。
しかも何の因果か、はっちゃんことタコの魚人を演じた森川智之氏が
側近の役だったりする。
最終更新:2025年02月03日 13:37