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リジェ・バロ

漫画『BLEACH』の登場人物。
担当声優は 日野聡 氏。

見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)の幹部格「星十字騎士団(シュテルンリッター)」所属の滅却師(クインシー)にして、
ユーハバッハの直属精鋭部隊神赦親衛隊(シュッツシュタッフェル)のリーダーであり、本人曰く「ユーハバッハに最初に力を与えられた星十字騎士団員」。
つまり最も長く戦い、生き抜いてきた団員であり、同時に他の星十字騎士を自分の型落ちデチューン品扱いする傲慢不遜な男。
自らの実力には絶対的な自信を持っており、それ故に予測の範囲外の出来事が起こっても決してそれを認めようとはしない。
+ 神赦親衛隊
単に「親衛隊」と呼ばれることもある。
上記の通り、形式上は星十字騎士団の一員だが、その中でも抜きん出た実力を持ち、
ユーハバッハ直属の最高幹部に相当し、五角形の十字の赤模様が施された専用のコートを着用する事が許される。
見えざる帝国の実質No.2であるユーグラム・ハッシュヴァルトは神赦親衛隊ではなく、
さらにハッシュヴァルトですら彼らに命令権が無く、彼らが従うのはユーハバッハただ一人である。

間違いなく見えざる帝国で最強クラスの実力者だが、グレミィ・トゥミューだけは恐れていたという。
しかし彼らもまたグレミィの事を言えないような大概な実力者ばかりである。

アニメでは、光の帝国時代に、ヒューベルト・アレクサンダー・クライヒ、ヨハン・ザイドリッツ、
アルゴラ・ララウ、ニキータ・デスロックというメンバーがこの地位を担っていたと明かされ、定員は4名と思われる。

そして、この手の大口を叩くキャラは無様に負けるのがお約束な『BLEACH』の作風に反して、
本当に口先だけではない実力者で、実際に(「聖別」後とはいえ)一度は不覚を取った王属特務・零番隊の内3名を倒し、
護廷十三隊総隊長となった京楽を相手に互角以上の戦いを繰り広げている。
「切り札の先出し」「相手のカウンターにテンパる」という同作の負けフラグを何度も重ねながら、
悉くそれを叩き折ったため色々と強い印象を残した。

+ 戦闘能力
遠距離から高速で動く相手を余裕で捕捉し撃ち抜く射撃能力と、僅かな手がかりから相手の能力を見抜く高い洞察力を持つ。

  • 万物貫通(The X-Axis)
聖文字「X」の能力で、ライフル型の霊子兵装「ディアグラム」の射線上にある全てのものを貫通する。
能力発動時は狙撃の動作を取るが、弾丸そのものを発射している訳ではなく、銃口の先の物体を等しく貫通するので、
相手が標的を守ろうと何重に障壁を作ろうとも、射程内にいる限り被害は免れず、引き金を引いた瞬間に攻撃が完了する。
要は防御無視攻撃で一度受けたら回避の余地がない。
しかも着弾までに一切のタイムラグが存在しないため、一度狙われたら銃口の射線上から逃れる以外に逃れる術が無い。
ただし、あくまで攻撃範囲は銃口から標的と認識したものまでの間であり、標的より後ろにいるものには攻撃は当たらない事がアニメ版にて判明した。

更に、普段リジェは左眼を閉じているが、開いたときのみ自分自身にも貫通能力を適用する事ができ、
発動中はリジェの身体が全てのものを擦り抜ける状態になるため、あらゆる武器や鬼道による攻撃を回避出来る。
よって相手の攻撃はほぼ全て避けつつ、自分の攻撃は相手の防御を無視して当て放題というチート極まりない能力である。
無敵化の効果は彼が戦闘で危機に陥った時のみ瞬間的にしか発動できないが、3度目に開いて以降は常時開眼状態で戦うことができる。
なおこれは強力な異能持ちによくある能力的な制限・制約などではなく、
ユーハバッハから「(リジェが)両目を開いたままでは罪人共に不公平だから」というセルフ縛りを課すよう指示されたためで、
やろうと思えば常時無敵モードで狙撃しまくることも当然可能なのだが、リジェ本人も忠誠心と自信の高さから、
この舐めプ紛いの縛りプレイの指示を自主的に許容している。
逆に言えば無敵化の発動の是非はリジェ本人の意志次第になってしまっているのが唯一付け入る隙で、
二枚屋王悦に斬られた時のように「リジェの反応を上回る速度で一撃で瞬殺される」という状況では、
発動する間も無く倒されてしまう事態も起きる。

  • 完聖体(フォルシュテンディッヒ)神の裁き(ジリエル)
リジェの完聖体で、眩い光を放ち、4対の翼を持つ姿に変化する。
完聖体前は単発ずつだった万物貫通を複数同時発射が可能になり、
さらに本体は常時万物貫通状態でほぼあらゆる攻撃を一切受け付けない、
防御不能の攻撃と自動絶対防御を両立させた、まさにチートという言葉が相応しい状態

とある劇中の描写から、名前だけでなく正真正銘「神」の性質を持っていることが分かる。

+ ネタバレ注意
  • 完聖体第二形態(仮)
京楽春水の卍解技「糸切鋏血染喉」によって首から上が爆ぜ、絶命したと思われた所でまさかの復活を果たした姿。
光輪は5つの突起が生えたような形に変化し、新たに生えた龍のような首の先にメンフクロウと人の顔が合わさったような不気味な頭部を持つ、
かつての面影が無いほどの異形の姿へと変貌する。
この状態でも完聖体の能力は使用できるばかりか、万物貫通は大規模・大出力の金色に輝く破壊光線へと変貌を遂げ、
光の攻撃範囲を広げて広範囲を一瞬で貫通してしまう範囲攻撃にパワーアップ。
塔の裏や影の中に隠れた京楽達を見つけたことから、障害物や空間をも貫通して相手を見つける能力も獲得している模様。

アニメでは、この形態に変身すると同時に声質がほぼ別物と化したが、音響スタッフ曰く、
音声を重ねてはいるものの、音程を高く加工したりはしておらず、日野氏が自前の声で演じたとのこと。

  • 分裂形態(仮)
京楽と七緒に負けて四散した残骸がそれぞれ小鳥の様な頭部には無く「神の裁き」の力も失っている
強化体ではなく、悪あがきの姿である。

+ 劇中の活躍(ネタバレ注意)
霊王宮で様子見で当たったニャンゾル・ワイゾルが王属特務・零番隊の修多羅千手丸に倒されると、
ユーハバッハに他の親衛隊と共に召喚されたのが最初の登場である。
物腰は柔らかいながらも傲岸な態度で千手丸を軽々と倒すも、実はそれは偽物で曳舟桐生の能力ですでに全員が閉じ込められており、
二枚屋王悦の斬魄刀「鞘伏」で他の親衛隊とともにあっさりと倒されてしまった。
だが、ユーハバッハの「聖別」で尸魂界にいた滅却師の命と引き換えに親衛隊を復活を果たすと、それまで使っていた霊子の弾丸ではなく、
本来の「万物貫通」の力であっさり王悦を倒し、陛下が兵主部一兵衛と当っている間に、他の親衛隊と共に残りの零番隊を壊滅させる。
アニメ版では、復活後は再び王悦と交戦し、「滅却師完聖体(クインシー・フォルシュテンディッヒ)」となって王悦を圧倒するが、
零番隊の自刃によって真の力を解放した修多羅千手丸の卍解「娑闥迦羅骸刺絡辻」の能力で鏡の空間に閉じ込められ、
鏡の奥の千手丸に「万物貫通」を放つが、鏡による反射で全て自分に跳ね返されてしまい、反物の中に封印されてしまった。
しかし、石田雨竜が千手丸を倒してくれたおかげで反物の中から脱出するという展開になった。

その後、尸魂界からの死神、仮面の軍勢、破面、完現術者、生き残りの滅却師の連合による二度目の襲撃の際に、他の親衛隊同様分散して対処にあたる。
当初は能力を用い、遠距離狙撃によって戦力を減らしていく戦法をとり、檜佐木修兵などを倒しているが、
やがて京楽春水に存在を察知されて、直接対峙することとなった
現総隊長である京楽に対し、彼は左目を開くことによって瞬間的に無敵状態になるという「万物貫通」の神髄にあたる能力を用いるも、
それ以降は常時開眼状態になってしまう三度目まで到達させたことで、激昂しながら完聖体「神の裁き」を発動させる。
これによって敵の攻撃に対しては絶対防御、自分の攻撃は防御不能という無敵状態に突入したが、
いかなる体質も特性も無視して通用してしまう京楽の卍解「花天狂骨枯松心中」で首を切られて倒された……かに思われた。

だが、首を切り落とされてなおそこから鳥を思わせるような頭部が生えた上記の完聖体第二形態(仮)として復活。
あわや京楽を殺しかけるがそこに副官の伊勢七緒が駆けつけ、京楽は今まである事情から隠し持っていた七緒の斬魄刀「神剣・八鏡剣」を彼女に託すことに。
七緒の斬魄刀は「神」の力を跳ね返す剣で、リジェの貫通能力も無効化するものであったものの、
リジェは早々にその危険性を看破し、リジェは2人まとめて「神の喇叭」で消し飛ばそうとするも、
しかしこの姿になってからは最初の洞察力が嘘のように単純な行動が増えており、七緒が八鏡剣を「神の力を跳ね返す」と言っていたことを失念していた。
故にそのまま普通に攻撃してしまったため、その攻撃を跳ね返されてしまい、
リジェの『あらゆる存在を特性を無視して貫通する「万物貫通」の攻撃』と、『あらゆる存在をすり抜ける「万物貫通」の防御』が衝突。
結果は前者に軍配が上がり、リジェは跳ね返された自分の攻撃を防げずマトモに喰らい四散してしまい倒された……かに思われた(2回目)。

が、まだそれで終わりではなかった。
死骸は尸魂界まで落下したものの、四散した残骸がまたまた個別に再生して復活することに。
先の敗北によって能力のあらかたを失ったことを自覚すると、それぞれの残骸が行動し始め京楽への復讐心から尸魂界の蹂躙を目論む。
滅却師がもういないことから隊長、副隊長格はあらかた霊王宮に上がっていたため戦力がほとんど残っておらず、
打つ手なしかと思われたが、涅マユリによって死人状態で復活させられた吉良イヅルが最終的と交戦することになる。

後日談の小説に登場しなかったことから、恐らくそのまま吉良に殲滅され敗死、
もしくは瀞霊廷での戦闘中にユーハバッハに聖別され死亡したかのどちらかの末路を辿ったと言われていた。
アニメ「禍進譚」ではジェラルドと同じタイミングで聖別を受け分裂体共々消滅したことが描かれた。

+ 以下考察
最後の描写などから、読者の間ではリジェは生まれつきの滅却師でなく、
本来は鳥型のであり、ユーハバッハに聖文字を与えられて人型になったのではないかという説がまことしやかに囁かれている。
完聖体第二形態(仮)はエス・ノトなども見せていたが、リジェのそれは他と明らかに異質であり、
さらに完聖体に変異すると翼や身体に「孔」が空いたような姿になる他、聖文字である万物貫通は文字通りすべてを貫く能力、
言い換えれば万物に「孔」を開ける能力とも言えるが、ご存じの通り虚は身体に「孔」を持つ。
アニメでは京楽の卍解で首を撥ねられてから復活した際、濃緑色だった羽や光輪の色が黄金に変化し、上記の通り声も虚化一護のような甲高い声に変わっていた為、
首を撥ねられた時点で「滅却師としてのリジェ・バロ」は死亡し、「本来の虚」が剥き出しになった結果あの姿になった、という形で説が補強された。

また、リジェの名前や言動には、作中の虚や破面など、虚圏に属するキャラが使用する言語であるスペイン語圏のニュアンスが見られ、
これもリジェの元虚説を後押ししている。

これらのリジェ・バロのバッグボーンは原作完結後も読者に伏せられているが、しっかり構想はされているようで、
演者の日野氏には人と鳥どっちが本来のリジェなのか共有された上で収録してもらったことが公式から明かされている。


MUGENにおけるリジェ・バロ

IvanTheRysavy氏による、『JUS』風ドットを用いたMUGEN1.0以降専用のちびキャラが公開中。
システムはスターダストスタイルになっており、射撃戦をメインにして戦う典型的な砲台キャラ。
また一時的に無敵化して敵の攻撃を回避する技も持つ。
超必殺技では滅却師完聖体となって攻撃する。
AIもデフォルトで搭載されている。
DLは下記の動画から

出場大会

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最終更新:2026年09月22日 15:57