「目標:破壊」
ZERO3
シャドルーの最新科学技術、悪魔の
テクノロジーが生んだ強化兵士‥‥
その一員ユーリが
ベガ直々の指令を受ける
「同じ強化兵士であるキャミィを
捜索し抹殺せよ!」
『
ストリートファイター』シリーズのキャラクター。『ZERO3』より登場する。英語名は「Juli」。
『テイルズオブヴェスペリア』の主人公は
こちら。
名前はコードネームであり、ドイツ語の「7月」に由来する。
キャミィ、
ユーニと同じく
シャドルー親衛隊(海外版ではDollsと表記)に所属するシャドルーの強化人間兵士。
シャドルーの総統
ベガに対して絶対の忠誠を誓うよう洗脳処理が施されている。
「○○:△△」といった、徹底的に無駄を省いた口調が特徴的。
声優は同シリーズでのキャミィ、ユーニと同じ
河本明子
女史。
『ZERO3』で一部キャラクターの中ボス相当のキャラクターとして登場。
常にユーニと共に登場し、1対2の言わば逆ドラマチックバトルとなる。
また隠し
コマンドで使用もできるが、その際のストーリーはベガと同じものになる。
『ZERO3』の家庭用移植版から通常キャラクターになり、専用のストーリーも追加された。
アーケード版『ZERO3』の時点では本名も素性も不明だったが、
家庭用移植版で追加された
サンダー・ホークのストーリーで、
実は彼の住む村の出身で、拉致された恋人ジュリアであることが判明した。
*1
ただし、ホークのEDでユーリは洗脳が解けないものの救出されるのに対し
ユーリのEDにホークは一切登場しない。5人目の対戦相手として対面するだけである。
非ドイツ語圏のメキシコ出身なのか、それともドイツ出身なのか、
はたまたどちらでも無いのか永遠の謎。
なお、『ALL ABOUT カプコン対戦格闘ゲーム 1987-2000』によれば、
ユーリは
ドイツ出身で、メキシコのサンダーフット族の村にいた理由は不明らしいが、
その一方でホークのエンディングではユーリに対して、
「お前にも聖なる血が流れている」などと言う台詞がある。
一体どっちなんだ……(サンダーフット族の血を受け継いだドイツ人?)。
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ストーリーネタバレ |
ベガ直々の指令で強化人間・キャミィ抹殺の指令を受ける。
キャミィを倒して帰還したユーリはベガに用済みと判断されて抹殺されかかるが、
生存本能が洗脳を上回り反抗して、ベガを討ち果たす。
だがそれは同時にベガの制御を失った自身の破滅を意味していた。
意識を取り戻した彼女は、ベガの消滅により洗脳は解けていたものの、
代謝機能を強化された肉体は細胞ごと崩壊しかかっていた。
しかし、キャミィの身を賭した行動によって救われ、その命を取りとめた。
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アメコミ版での設定 |
UDONのアメコミ版の設定では、ジュリアはホークの村で皆を助けてくれたドイツ人医師の娘ということになっている。
何故彼らがわざわざ辺鄙なメキシコのサンダーフット族の村に留まっていたのかは語られていないが、
恐らくサンダーフット族の血縁者であると考えれば上記の「聖なる血」の部分にも説明が付く。
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全身に素晴らしくフィットした親衛隊制服を着用。
ゲーム上のグラフィックでは同僚のユーニと
使い回しのそっくりな体格だが、
設定では『ストリートファイター』シリーズでトップクラスの
戦闘力を誇る。
また、やや幼さを残す同僚のユーニと違い、お姉さん的なキャラクターとして扱われる。
格闘スタイルはキャミィとほぼ同じだが、
必殺技は「キャノンスパイク」「アクセルスピンナックル」、
そしてスパイラルアローの代わりにオリジナルのミュージカル風飛び蹴り「スナイピングアロー」のたったの3つだけ。
独自の必殺技が多いユーニに比べて妙に不遇な感じだが、これは一説によるとその
大きな胸が必殺技習得の邪魔になったとかなんとか。
CPU戦でユーニと共に登場する1対2バトルおよびドラマチックバトルでユーニと組んだ場合のみ、ゲージ溜め技「サイコチャージα」、
そしてユーニとのツープラトンのスーパーコンボ「サイコローリング」「デスクロスダンシング」が使用できる(ユーニも同様)。
ちなみに新たに設置された
隠しキャラのインストカードではユーリとユーニの顔が逆になっていた。
「顔が逆」と言っても胸はそのままで顔だけ入れ替わっていたとかそういうことではない
ので安心して欲しい。
一般シャドルー兵士としてユーリの
ドット絵を使い回される事もあり、キャミィ、
コーディー、
エドモンド本田のEDに登場している。
ちなみに
エドモンド本田のEDの内容は、ベガ亡き後行き場を失ったユーニ・ユーリらシャドルー親衛隊を本田が保護し、
相撲を教えるというものだった。
『スーパーストリートファイターIV』では、シャドルー基地を襲った
ハン・ジュリに対しユーニと共に戦うも、
風水エンジン全開のジュリには2対1でも敵わず敗北、捕らえられS.I.N社に輸送されることになる。
その後、輸送機に乗り込んできたキャミィと戦闘になったジュリに縛られたベッドごと蹴飛ばされ、外に放り出されてしまった。
また、ホークの戦う理由が「シャドルーに奪われたままの恋人ジュリアを取り戻すため」となっている。
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そして… |
そして、同作のホークEDで登場。
どうにか命は取り留めたようだが、記憶も言葉も感情も失いある老夫婦の元で過ごしていた。
廃人同然となっても、それでも誰かをずっと待ち続けていた彼女の元に、 ローズに導かれたホークが現れる…という内容。
二人が再会後どうなったかは描かれていない。
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更に『V』では |
『ストリートファイターV』ではゼネラルストーリーに登場。
ファンが計画した「黒い月」計画の護衛として、ドールズの面々も強化され敵として出てくるのだが、
その中にユーリの姿もあり、それを見たキャミィが「そんな……」と驚くシーンがある。
もし上記ホークEDから繋がっているとすれば、ホークはまたしても彼女を攫われたことに……しっかりしろ婚約者。
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『6』で語られたユーリのその後 |
『6』に参戦したサンダーフット族の少女「リリー」によると生存している。
リリーにとっての姉のような親しい関係であること。
また「彼(ホーク)に嫁いだ~」と語っており、最終的にホークの嫁になったようだ。
リリーとの絆を深めると、ホークとリリー、ジュリアの3人が描かれているイラストが見られる。
その時のジュリアは『スパⅣ』のエンディングとは違い、喜ぶ表情が浮かんでおり、感情も取り戻している様子。
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『V』の「シャドルー格闘家研究所」で明かされた設定では、メンバーでは二番目に
年齢が高いことや、過去の記憶を何度か消されていること、
出身地に関して「どこかの部族の末裔とか…?」「元々ドイツ出身だった訳ではなく勉学のために留学していた先がドイツだった模様」
と明言を避けた形で説明がされている。
上記アメコミ版の設定も考慮すると(全てが公式設定に取り入れられている訳ではないが)、
恐らく父がドイツ人で母がサンダーフット族というハーフである可能性が高いと考えられ、父の故郷であるドイツに留学していたのだろうと思われる。
MUGENにおけるユーリ
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2氏(2684268氏)製作 CVS2仕様 |
『 CVS2』風のユーリ。
グルーヴゲージも実装されている。
ユーニとの専用技も一通り搭載されている他、フーリガンやキャノンストライク等、必殺技が追加されている。
AIは未搭載。
ちなみに同氏はコンプゲー企画『Shadowloo 12Dolls cvsProjects』にて、
『CVS2』風 シャドルー親衛隊全員を完成させている。
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如月銃駆氏製作 ZERO3仕様+アレンジ |
4ボタン仕様に変更され、必殺技が追加されている他、
原作には無い ブロッキングを搭載している。
ボイスが ナムカプのものに変更されており、日本語を喋るのが特徴。
エマノン氏による6段階のレベル調整が可能なAIパッチが公開されている。
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記述ミス修正 |
アッパーで打ち上げてから空中に瞬間移動して追撃する「スナイパーリフト」というオリジナル超必殺技があるのだが、
AIがこの追撃を毎回外してしまうという不具合がある。
EmanonAIフォルダ内にあるjuli.cnsの中に、以下の記述があり
[State -2,リフト確認]
Type = VarSet
Trigger1 = StateNo = 3020 ←この3020を3010にすると追撃するようになってくれる。
trigger2 = StateNo = 3620
V = 57
Value = 1
IgnoreHitPause = 1
改造の際は元のファイルのバックアップを忘れずに。
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Death Smile氏製作 ZERO3仕様 |
主にZ-ISMの再現で、ISMセレクトは無い。
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Pneophen氏製作 Juli+ |
『ZERO3』仕様のユーリがベースだが、サイコシールドやマッハスライド、サイコストリーク(ベガ召還)など ユーニの技も使用できる。
ゲージ消費技には両者の技の他、ユーニを呼び出してドラマチックバトルでの合体攻撃も使用可能。
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Yaten Kou氏製作 ZERO3仕様 |
現在は正規入手不可。
ISMセレクトは実装されていない。
中々強いAIがデフォルトで搭載済み。
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Yaten Kou氏製作 Juli&Juni |
現在は正規入手不可。
同氏製作のユーニと一緒に戦うユーリ。一キャラでタッグ状態である。
ユーニにも攻撃は当たり、体力もあるのだが、相手のAIは基本的にユーニを知覚できないためAI殺しと言える。
なお、キャラフォルダ内にあるcommon@.cnsとJJ.cns中の「helpertype = normal ;player」という記述を、
「helpertype = player」とすればAIがユーニを認識するようになる。
とはいえこの修正をしたとしても二対一のハンデはそのままであるため、
挟み撃ちにされてフルボッコにされる、ユーニの相手をしている間に、ユーリにガンガンゲージ溜めをされてしまうなど、
不利な状況に追い込まれることは珍しくないようである。
更に、攻撃力と防御力が共に150で
ゲージが6000(しかも ゲジマユ状態)と、基礎能力も並キャラの倍近くある。
おまけに回復までするのだから厄介。
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Mouser氏製作 MVC仕様 |
2014年1月6日公開。
ステータスを見てまず驚くのがattack=700(他は普通)!
…が、特殊なダメージ計算をしているらしく、これで通常キャラのattack=100に相当。
よって、大会やトナメで調整する必要は一切無い。
AIは未搭載だが、いつもの氏のキャラらしく完成度は非常に高い。
DLはMediaFire内の氏のMyFile(MVCフォルダ)から。
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「警戒態勢:解除」
出場大会
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一覧 |
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
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出演ストーリー
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『ZERO3』のゲーム内ではホークとの関係は明言されず、関連書籍ではジュリアは「ホークの恋人」と解説されていた。
…が、何故か『SNK VS. CAPCOM 激突カードファイターズ』のカードでの解説文のみ、恋人ではなく「妹」とされていた。
後のニンテンドーDS版『SNK VS. CAPCOM カードファイターズDS』では「ホークの恋人」に記述が変わっており、
さらに『スーパーストリートファイターIV』でも「恋人ジュリア」と明言されている。
そして『ストリートファイター6』で前述のような顛末を迎えたため、妹説は1作限りのただの誤植で「恋人」の方が正しいと思われる。
最終更新:2024年10月07日 04:39