シェンロン


「くちからはく、ヤケツクイキでまるやけになってしまえ!」

任天堂がファミコンで発売したロボット格闘ゲーム『ジョイメカファイト』の登場ロボット。
こっちのロボットこっちの龍あっちの忍者や海外版『ストII』の隠しキャラ都市伝説とは無関係。
ステージ3の8体の敵キャラクターの内の1体として登場する。
倒しても仲間にはならないが、ハードモードをクリアすると対戦で使えるようになる。

中国風の龍の頭部にスタンダードなボディがくっついたような形状である。
なお、中国語での意味は「昇竜」であり、「神龍」ではないのでお間違え無きように。
ちなみに、龍の口の中に見える本物の目である。
同じくステージ3組のレジェンド同様派手で見栄えのする必殺技が多く、
「リュウセイラク」(流星落あるいは龍星落?)、「ゲンリュウケン」(幻龍拳or玄龍拳?)、「カイテンリュウコシュウ」(回転龍虎蹴)など、
ネーミングも中華風でかっこいいため、根強い人気があるロボの1機。
あとだからなのか、なんとなくモーションや性能に既視感のある技が多め


原作での性能

全体的にクセの強い機体が多めのステージ2~3のワルロボの中では比較的スタンダード寄りの性能の持ち主。
必殺技は対空・突進・飛び道具(?)・投げとオーソドックスなラインナップで、いずれもやや隙が大きいが強力。
特に発生が早く発動中ほぼ完全無敵のゲンリュウケンと凶悪な削り性能を誇る「ヤケツクイキ」はキャラによるもののかなり対処が難しく、
クエストモード(CPU戦)の攻略においては大きな壁の一つになる。
その反面通常技は全体的に平凡な性能で、あまり活躍の場が無い。
また、通常移動がステージ3組としてはやや遅め、かつジャンプが非常にふわふわしているため機動力が微妙。
全体的に技のリーチが短い事もあって待ちを崩す手段に乏しいため、対人では中堅止まり。

必殺技

  • ゲンリュウケン(AB同時押し、16POW)
対空技。全身を赤く輝かせ、回転しながら上空へ舞い上がる。
パーツの配置が変わり、まるで天に昇る龍のような姿になるという『ジョイメカ』ならではのモーションが非常にカッコいい。
威力はそこそこだが発生が早く、上昇中はずっと無敵のため対空技としてはかなり強力。あからさまに昇龍拳
ハード・スペシャルのCPUはかなりの超反応でこれを撃ってくるため、攻略の際は対策が必須。ゲンリュウケンを破らぬ限りお前に勝ち目はない
ヤケツクイキも怖いので不用意に距離を詰めないように。
上昇後落下してくるまでは完全に隙になるのが弱点だが、落下速度はそこそこ速いので慣れるまでは対処に苦労する事請け合い。
少しでも遅れれば2発目を叩き込まれる羽目になるだろう。
余談だが、マニュアルでソウサモードを選んでゲンリュウケンを使用し、動作中に赤く光ったタイミングでセレクトボタンで一時停止、
デモモードでゲンリュウケン以外の技を再生するとシェンロンの体が赤いままデモが再生される。
実戦で使用する事はできない上、特別攻撃判定も無いが、ちょっとかっこいいバグである。

  • カイテンリュウコシュウ(→+B、8POW)
突進技。回転蹴りを繰り出しながら高速で突っ込む。
単なる地上突進だがモーションは完全に竜巻旋風脚
1F発生でタメも必要ないため読まれにくく、速度もそこそこある。
しかし判定と威力は今一つ。このゲームの地上突進の宿命としてガードされると投げで反確なのも痛い。
敵の起き上がりに対してめくるように重ねていくと永パっぽい事ができるが、ジャンプや投げで抜けられてしまうので実用性は微妙。

  • ヤケツクイキ(←→+A、16POW)
一応飛び道具と言うべきか。その名の通り大きく上下に拡散する炎の息を吹きかける。
ガードすると5~6回多段ヒットするため、普通に当たるよりガードした方が削られる
「ジョイメカ」の仕様では削りダメージは本来の威力の1/4であるため、概ね1.5倍くらいのダメージを受けてしまう。
幸い発生はかなり遅め、かつ射程もあまり長くないので出掛かりを潰すなり避けるなりで対処は可能。

  • リュウセイラク(接近して→or←+A、16POW)
投げ技。高くジャンプしながら後ろ向きに勢いよく抱え投げを決める。
性能的には普通の投げ技だが、『ジョイメカ』では普通の投げ技が重要なので問題無い。


MUGENにおけるシェンロン

卵寒天氏が製作したものが存在し、現在ははいうぇい氏によって代理公開されている。
なお、非常に分かりづらい所にあるので「ジョイメカ」でサイト内を検索する事をお勧めする。

原作通りの技が搭載されているが、上下ガードや空中ガード、ダッシュやバックステップなど、
現在の格闘ゲームで標準装備されている要素も追加されている。
IX氏による外部AIも公開中。

卵寒天氏シェンロンコンボ ダメージ(いっしょにとれーにんぐ調べ) 解説
カイテンリュウコシュウ→キック→ゲンリュウケン 250 カイテンリュウコシュウからのコンボ。中央の場合キックは最速で。ゲンリュウケンは多段版がフルヒットすると通常版より微量にダメージが増えるがしなければ通常版と同量orそれ以下になるため無理に多段を使う必要は無い。
カイテンリュウコシュウ→ジャンプして空中キック→カイテンリュウコシュウ(空中) 190 上記のコンボが入らない場合の妥協コンボ。
カイテンリュウコシュウ(空中)→キック→ヤケツクイキ 325 空中版カイテンリュウコシュウからのコンボ。カイテンリュウコシュウがめくりヒットor相手を画面端に追い詰めていた場合はゲンリュウケンが入る。相手が空中にいた場合、自分の降り際にカイテンリュウコシュウがヒットすればコンボ可能。
(相手画面端で)カイテンリュウコシュウ(空中)→キック×n→ゲンリュウケンorヤケツクイキ キック×4→ゲンリュウケンで620 相手が画面端を背負っている状態で空中リュウコシュウをヒットさせるとキックが数回入る。補正がほぼ無いためキックを3回ほど入れるだけでも500ほど減らせる。
(空中の相手に)キック→ヤケツクイキ 245 コンボというより空中の相手にキックを当てた場合の追撃。
リュウセイラク→キック→ヤケツクイキ 405 投げからのコンボ、中央ではキックが入る相手は限られるが投げた時に相手が画面端を背負っていた場合は確実に入る。その場合はゲンリュウケンでも可。
リュウセイラク→アシバライ 255 中央でキックが入らない場合。アシバライからカイテンリュウコシュウに繋げダメージを少し伸ばす事もできるが、途中で受身を取られて不利な状況になる場合があるので注意。

出場大会

凍結


最終更新:2024年06月19日 02:34