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ウルトラマンネオス

私達の住む太陽系は、およそ300万年に一度、
ダークマター漂う未知の宇宙空間を通過します。
そこは、何が起こっても不思議ではない世界。
そのアンバランスゾーンを、皆さんは、今から体験する事になるのです……。


「君の中に眠る友の力を思い出せ。ウルトラマンネオスの力を!」

「ウルトラマン!ネオォォォォスッ!!」

円谷プロの『ウルトラシリーズ』の作品群、及びビデオ作品『ウルトラマンネオス』に登場するウルトラマン。一瞬見間違えそうだがウルトラマンスネオでは無い
「特撮冬の時代」と称された平成初期、それまでの『ウルトラシリーズ』と異なり、
「雑誌やイベントやアトラクションでしか見られないウルトラマン」として企画されて誕生したウルトラ戦士。
それがこのウルトラマンネオスであった。
まずイベントや雑誌で徐々に人気を高め、『ウルトラシリーズ』30周年となる1996年の放送開始を目指して、
『80』以来のテレビ作品を目標とするプロジェクトが立ち上げられ、
1995年にはパイロット版も作成されるなど徐々に知名度を高めていたのだが、
制作決定の判断材料となるテスト放送として放映された『ウルトラマンG』『ウルトラマンパワード』が、
期待された視聴率に届かなかったなどの事情で制作は頓挫してしまった。

しかし、制作は中止になったものの、読売広告社の提案でTBS同局系列の在阪の準キー局である毎日放送に企画は持ち込まれ、
『ウルトラマンティガ』として実現するに至った他、『ウルトラマンゼアス』が公開され、
ネオスの企画自体は没になったものの、活動は特撮冬の時代にファンを繋ぎ続け、TVシリーズ復活にこぎつけた。
後に『ウルトラマンガイア』、デザインや設定が再調整された上で『ウルトラセブン1999』の後続企画としてプロジェクトが始動、
全12話のオリジナルビデオ作品として制作された、『ウルトラシリーズ』の中でも独自の制作経緯を持つ。
デザインはパイロットフィルム版では初代ウルトラマンに近い赤いラインだったが、
ビデオ版では腰のラインがV字状でウルトラマンジャックに近いラインに変更されている。
人によっては、打ち切りになってしまった番組の穴埋めとして地上波でも二話だけ放映された事を覚えている人もいるだろう。
怪獣との殺陣は巨大感を出す為に映像を減速するのが通例だが、ネオスの殺陣はこの減速が控えめであり、
アクション自体も一撃の重さよりも手数重視で畳みかけるタイプの為、全体的にスピーディーなのも特徴。

ネオスは宇宙警備隊の中でもエリートのみで構成された「勇士司令部」に所属しており、
現役の宇宙警備隊員の中ではウルトラ兄弟及びウルトラマンゼロに次ぐ実力者である。
怪獣や侵略者の退治が目立つ宇宙警備隊だが、実の所テレビ作品では滅多に描写されないだけで、
宇宙のパトロール、星間戦争の調停、救難者の救助など、手広く活動しているのに対して、
勇士司令部所属者は各描写を見るに戦闘に特化した部署らしく、
怪獣化を引き起こす暗黒物質ダークマターの影響で、「アンバランス現象」と呼ばれる未曾有の危機に瀕した*1M78ワールドとは別の並行世界の地球を守るために、
防衛チーム・HEART( H igh-tech E arth A lert and R escue T eamの略)の隊員カグラ・ゲンキ(演:高槻純)と一体化して戦った。
「宇宙保安庁」のウルトラセブン21は彼の相棒にあたり、任務のバックアップだけでなく共通の敵を相手にした時は共闘するなど、縁の下の力持ちな役割を持つ。

パイロットフィルム版では両腕をXに組んで発射する「マグニウム光線」を必殺技としていたが、
ビデオ版では腕を横に伸ばした後、さらに前後に振り回してエネルギーをチャージし、
両腕を十字に組んで発射する「ネオマグニウム光線」を主力として用いるようになった。
また、腕を交差させて螺旋状の光弾を放つ「ウルトラ・エディ・ビーム」も、
キングダイナスの肉身を消し飛ばしたり、ネオマグニウム光線の直撃で大ダメージを負いながらも耐えたグラールを倒すなど、
使用頻度は少ないながらも、もう1つの必殺技と言って良い活躍をしている。
バッカクーン戦ではスペシウム光線も使用している。

+ カグラ・ゲンキについて
「ミラクルマンを超えた、ウルトラマンと呼んでください!」

ウルトラマンネオスに変身する本作の主人公。漢字で「神楽元気」と書く。24歳。
かつては自衛隊特殊戦略部隊に所属しており、スペースシャトルで宇宙のDJ電波望遠鏡に出向中に無数の隕石群と遭遇。
整備中だった同僚を救出したのはいいものの、今度は隕石に紛れ込んでいたダークマターの爆発に巻き込まれ、宇宙の闇に放り出されてしまった
(なお、OP映像では毎回その事件が描かれている。
 そのため、ゲンキが飛ばされる場面でサブタイトルが浮かび上がるという、何とも言えないアンバランスな現象が起こっている)。

だが、自らを顧みず目の前の人の命を救ったその勇敢さをゾフィーに認められ、ネオスと一体化し地球に帰還した。
その奇跡の生還ともとれる様から、自らを「ミラクルマンを超えたウルトラマン」と称している。
その名の通り元気一杯で明朗快活な青年だが、ダークマターを利用して進化に失敗したザム星人の件に関しては苦悩する場面も見せていた。
自身の力が及ばない時、カプセル型変身アイテム「エストレーラー」をかざしネオスに変身する。

+ 後年の作品における活躍
ウルトラマンベリアル相手に他のウルトラ戦士達と共に迎え撃つも倒された。
勇士司令部所属者と言えど、これに関しては相手が悪すぎた。

  • 『ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀』
担当声優は八塚竜也氏。
ウルトラマン80、ウルトラセブン21と共に、出現したルーゴサイトの対処に当たり、惑星フィードで交戦。
大ボス級であるルーゴサイトにまともに戦える実力を見せ、ビデオ版では使用しなかったマグニウム光線も披露したが、
突如アブソリュートタルタロスに連れられて出現したレイバトスが蘇らせたギマイラの予期せぬ乱入が起き、
ボス級怪獣2体相手にピンチに陥るも、ウルトラマンコスモスとウルトラマンジャスティスの介入に救われ、
ルーゴサイトを撃破した。
直後、消耗した隙を狙って突如現れたタルタロスに抹殺されかけるも、コスモス・ジャスティスが合体して現れたウルトラマンレジェンドに救われた。

余談だが、上述した通りかつて『コスモス』が主演俳優の誤認逮捕により放送休止になった際に、一時『ネオス』が代替放送されたことがあり、
当時を知る視聴者達はコスモスとネオスの共闘を感慨深い思いで観賞したのだった。


MUGENにおけるウルトラマンネオス

以前よりビリビリ動画の製作者達の間でウルトラマンをベースに製作が試みられていたのだが、
panghu氏により完成したキャラが公開された。
豊富な飛び道具を備えており、ウルトラ・エディ・ビームに加えて、
ウルトラライトソードやウルトラ・マルチビームなどの使用回数が少ない技も採用されている他、
ネオマグニウム光線、マグニウム光線、スペシウム光線が別々に搭載されているなど凝って作られている。
超必殺技ではセブン21と同時攻撃を放つ。
AIはデフォルトで搭載済み。
紹介動画(DLリンク有り)

出場大会

  • 「[大会] [ウルトラマンネオス]」をタグに含むページは1つもありません。


*1
ダークマターの効果により、無機物の生命化や、生物の以上進化、総じて怪獣化が起きる現象。
この現象で生まれた怪獣は、ファンの間では便宜上「ダークマター怪獣」と呼ばれる。
地球以外でも同様の現象は起きており、ザム星人がダークマターの影響で怪獣が大量発生した末に難民となっただけでなく、
本作のラスボスであるメンシュハイトもこのダークマターにより誕生したとされる生命体である。

基本的に大半のダークマター怪獣は理性に乏しく本能だけで行動するケダモノのような習性を取る上、既存生態系にとっては害悪でしかなく、
原則としてHEARTに殺処分されるが、スペースビーストのように、ダークマター怪獣全てが悪意のある存在というわけではない。
例として怪獣ラフレシオンは植物を再生させる光の粒子を放つ、一見すると地球にメリットのある能力を備えていた他
(しかしこの粒子は動物にとっては有害と判明したため人類との共存は不可能と見なされ駆除対象となった)、
キングバモスは怒らせると暴走するが平時は害意の無い存在かつ、下手に駆除すると生息地となった島の生態系が崩れるという理由から、
ダークマター怪獣の一種でありながら駆除を見送られている。
加えて、メンシュハイトが言うには知的生命体はダークマターの影響によって生み出されるとされ、
劇中では人類も同様なのではないかと考察できてしまう材料もある。
とはいえ、アンバランス現象への対抗策を欲したザム星人はダークマターにより人工的進化を試みたものの、
暴走して理性を失った末にネオスに介錯されており、危険な代物には変わりない。
実際、完全に理性を保ちながらダークマターに適応したのは、劇中ではメンシュハイト(と恐らくザム星人エスラー)のみである。


最終更新:2026年11月07日 01:39
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