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ガルベロス


「ヤツは不死身だ。何度倒しても地獄から甦る」

ウルトラマンネクサス』に登場する怪獣「スペースビースト」の一種で、
フィンディッシュタイプビーストに分類される。
名前の由来は北欧神話の地獄の番犬「ガルム」とギリシャ神話の地獄の番犬「ケルベロス」で、
エイリアンのような正面の頭と犬のような左右の頭部を合わせて3つの頭を持っている。
ツェントル・プロジェクトの10号機は1文字違いの「ガルベス」だが名前の由来は同じである。
ガルベルスが出てきた作品のラスボスはウルトラマンマニアだが多分関係無い

かつてウルトラマン・ザ・ネクストが倒したビーストの祖「ビースト・ザ・ワン」の核組織が犬を取り込んで成長した個体で、
ノスフェル、リザリアスと並ぶ、ザ・ワンの特性を色濃く残した上級ビーストである。
そのため、ザ・ワン譲りの強力な再生能力を持っており、並みのビーストなら細胞を分子レベルで分解・消滅させるネクサスの必殺技で倒されても、
何度でも、何度でも、な・ん・ど・で・も!!蘇っている(一部はアンノウンハンドの助力もあったが)。
加えてフィジカルも非常に強力な上に、犬を模した2つの頭部から放つ火炎弾も厄介。
さらに、目から発する催眠波動で幻影を見せる能力を持つ他、
催眠波動で死んだ人間を操って人を襲わせるなどの搦め手も可能であり、
直接的な戦闘力はもちろん上記の搦め手による脅威度も非常に高い。

+ スペースビーストについて(ネタバレ注意)
『ネクサス』に登場する怪獣の総称で、元はかつてM80さそり座球状星団に出現した突然変異種の生命群。
青い情報体「ビースト因子」が生物や物質に取りつくことで誕生し、
ビースト全体が知的生命体が抱く「恐怖」の感情を生命体ごと捕食して、それを糧に成長・進化・増殖する習性を持っている。
種族全体の学習・進化速度は既存生物とは比べ物にならないほど高く、
さらに共通して体内の器官から「ビースト振動波」と呼ばれる特殊な波動を発し、
これによりビースト同士が情報をシェアし合い、悪性のウイルスのように環境や外敵に対抗した進化を共有する特性を持っている。
上記のように知的生命体が恐怖心を抱けば、ビースト因子が活性化して強力なビーストの出現に繋がるので、
放置すれば恐怖の連鎖がさらなるビースト災害を引き起こし、最終的にビーストの大量発生により文明は滅亡する。
その為、一度でも出現したらメタフィールドのような隔離空間で細胞を飛散させずに始末するか、細胞一つ残らず死滅させる方法を取るしかなく、
更に目撃者全員の記憶を消去するという困難な処理を強いられ続ける事になる。
劇中ではM80さそり座球状星団から難民として地球に来た来訪者達の技術供与により、
TLTが作り出した記憶消去装置「レーテ」などを用いて、ビーストの遭遇者から徹底的に記憶を消去することで、
恐怖の蔓延を防ぎビーストの大量発生を食い止めていた。

『ネクサス』で、登場したビーストは上記の通りザ・ネクストがザ・ワンを倒した際に飛散した細胞が、
地球の原生生物などを吸収して増殖した個体である。
ただし、ザ・ワン以前に出現したゼロという個体もおりウルトラ戦士の方ではない)、宇宙から飛来したビースト因子により、
ザ・ワンとは無関係にビーストが出現する事もあり得る。
作中に登場したスペースビーストは、来訪者の母星がビースト増殖に歯止めがかからず完全に手遅れになってしまい、
来訪者が最後の手段である母星爆破を決行してビーストを母星諸共根こそぎ消滅させようとしたものの、
光量子情報体「Χニュートリノ」となって生き延びた上に爆発の勢いに乗って宇宙中に拡散し、
その過程で生まれたザ・ワンが地球で完全消滅せずに倒されて大量の因子が散布されてスペースビースト増殖に繋がった、という流れだが、
そのM80さそり座球状星も突如としてスペースビーストに母星を襲われたとされており、
肝心のビースト因子そのものは何故・どこで生まれてどこから現れたのかという点も不明のままである。
なお、『ネクサス』で起きたビースト災害は、ザ・ワンの一件も含め上記の「アンノウンハンド」と仮称される黒幕が起こしたものである。

ビースト以外の生命体を全て食料として認識しているので、使役は極めて困難。
特殊な形で共生していたアンノウンハンドを除いて、スペースビーストを生体兵器として使用したのは、
後述のようなレイオニクスかその関係者程度である。

初出は第6話の回想シーンだが、時系列的には姫矢が初めて遭遇したビーストである*1
来訪者の遺跡で光に選ばれた直後の姫矢准を襲撃し、彼が変身したウルトラマンネクサスと交戦。
格闘戦や火炎弾でまだ戦い慣れていないネクサスを苦戦させたが、コアインパルスで倒された。

2度目は17話で、再生した同一個体が溝呂木により操られて登場。
ビーストヒューマンを鎮圧した直後のナイトレイダーと交戦し、幻影と火炎弾で翻弄するが、出現したネクサスによってメタフィールドへ送られる。
孤門に幻覚を見せてネクサスを誤射させ、その隙に左腕に噛みつくなど狡猾な戦い方で苦戦させるが、
孤門の再攻撃でスパイダーミサイルの直撃を受け、怯んだ隙にクロスレイ・シュトロームでとどめを刺されそうになるが、
戦いを監視していたダークメフィストが光線を防ぎ一度撤退。
その後の18話ではダークフィールド内で溝呂木によって召喚され、左腕の傷が癒えていないネクサスを追い詰めるが、
凪の銃撃で溝呂木が撤退した隙を突かれ、ナイトレイダーの援護を受けたネクサスにオーバーレイ・シュトロームで倒された。

3度目は35話でメガフラシと戦うジュネッスブルーを挟撃する形で登場。
自力で蘇ったのではなくアンノウンハンドの手で蘇生させられたらしく、外見がやや異なる。
一度はネクサスを追い詰めるが、ナイトレイダーの介入でメガフラシを倒され、自身もシュトロームソードで倒された。
その後、死体はアンノウンハンドに取り込まれてイズマエルの素材となった。

+ その他映像作品における主な活躍
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』』ではレイオニクスのナックル星人が使役。
幻影を使って敵の体力を消耗させ、何が起きているか理解させないまま火炎弾でトドメを刺す戦術を得意とし、
この戦術でゼラン星人の操るアーストロンに完勝している。
主人公レイモンとの戦いでは異様にアクロバティックなゼットンの幻影を使って翻弄したが、
ナックル星人が勝ち誇った慢心から正体を明かして攻撃を始めたことが仇となり、
卑劣な戦術にレイモンが怒ったレイオニックバースト化、半ば暴走したゴモラの超振動波で倒された。

『ウルトラゼロファイト』ではバット星人グラシエが操る「地獄の四獣士」の一体「幻惑のガルベロス」として登場。
催眠波動でウルトラマンゼロを幻惑し、ストロングコロナゼロやルナミラクルゼロの分身体を無数に召喚して優位に立ったが、
ゼロスラッガーアタックによって幻惑ごと切り裂かれて絶命した。
その後、グラシエに取り込まれた魂を浄化・解放された際には感謝するような仕草を見せていた。

ウルトラマンギンガ』では青黒く変色した暗黒強化種「ダークガルベロス」が登場。
賭博事件に関与して引退に追いやられた元プロボクサーの大里剛(演:虎牙光揮)がダークライブする。
まずは主人公のヒカルが変身したブラックキングと戦い、変身者の経歴と腕の長さを活かして圧勝する。
しかし、ヒカルがギンガに変身すると逆に圧倒され、幻覚で3体に分身して反撃を試みるも、
おかえしとばかりに数百体に分身したギンガに取り囲まれ、その隙にギンガファイヤーボールを浴びて倒された。
強化種という肩書ではあるが、戦闘シーンは鉄塔をリングに見立てたコミカルなもので、特に強いという印象は無かった。

なおリペイントした理由は、予算などの制約でスーツの新規造形が難しい中でどうにか新規怪獣を出すため。
またガルベロスが抜擢されたのは、アレンジするにしても昭和怪獣より平成怪獣の方が視聴者の抵抗感が少ないだろうと判断されたためらしい。
といっても『ギンガ』放映時の時点で既に10年近く前に作られたスーツであるため劣化が激しく、
同話の撮影後は一部を改修した上でアトラクション用に回されたとの事。

+ ゲーム作品での活躍
PS2版『ウルトラマンネクサス』ではプレイアブルキャラの一体として登場。
CGなので動きの自由度が高まっており、一部技では四足歩行になってのモーションもある。
本作ではビースト系キャラ全般の仕様として、通常技の動作中はスーパーアーマー状態で単発火力が高い反面、
技モーションが緩慢で隙が大きい上に、ウルトラマン系のキャラと比べて技数が少なくコンボ性能も低い。
加えてガード不能(アーマー付きの挑発動作で防御は一応可能)、ジャンプも出来ず体格が大きいので攻撃を食らいやすいという欠点も目立つ。
ガルベロスも通常パンチや通常キック(尻尾振り回し)は隙が大きく使いづらい。
主力となる技は→パンチの突進攻撃で、敵の打撃をアーマーで弾きながら攻撃できるうえにダウンも取れる。
→キックは二連続パンチからの回し蹴りだが、回し蹴りをキャンセルして必殺技を出すことも可能。
飛び掛かって犬の頭部で噛みつく投げも単発威力が高く、リーチも長いので優秀。
レベル1必殺技(ゲージ未消費)は地中に潜って移動し出現時に攻撃判定のある移動技「地中移動」、
レベル2必殺技(1ゲージ消費)は火球を単発で撃つ「火炎弾1」、レベル3必殺技(2ゲージ消費)は弾速が増した火球を二発同時に撃つ「火炎弾2」。

ソーシャルゲーム『ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ』では珍しいネクサス出身の怪獣として実装されていた。
属性は「速」でステータスは攻撃の値が高く、継承スキルも攻撃と命中の強化が揃っている。
必殺技の「火炎弾」は攻撃範囲が広めで、敵の防御力を超ダウンさせる付与効果がある。
固有スキルの「三つ首の幻影」は近距離タイプの敵への攻撃力が大アップし、相手の反撃スキルを封じる能力。
スキル解放すると攻撃時に1回だけ分身を出すようになり、この分身自身も攻撃集中、攻撃した相手に対するSP低下、
倒された際に周囲の敵の回避低下の効果を併せ持つ「緋色のまやかし」という固有スキルを有する。
素の攻撃力の高さに加え移動力も高く、継承スキルを盛れば更に攻撃力を上げる事も可能なので、アタッカーとしては上位の性能を誇っていた。


MUGENにおけるガルベロス

カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
邓v东西氏の製作したスプライトを用いて作られている。
火炎や火球などの飛び道具や相手を混乱させる催眠波動などが特徴的。
超必殺技はいずれも1ゲージ消費で、「必殺火炎」「必殺噛みつき」、
player判定の幻影を画面内に二体まで出現させる「三つ首の幻影」がある。
なお、12Pだと常に幻影が発生する仕様になっている。
また、defファイルの登録変更でダークガルベロスにすることが可能(技は同一)。
AIもデフォルトで搭載されている。
紹介動画

出場大会

出演ストーリー



*1
このような「第1話の登場怪獣ではないが、時系列的には主役ウルトラマンの初戦の相手」というパターンは、
ウルトラマンアーク』にディゲロスが登場するまで長らくガルベロスが唯一であった。
一応ディゲロスは第1話で顔見せはしており、後話数の回想シーンでその戦いの詳細が明かされるという展開であったが。


最終更新:2026年06月27日 02:10