「せっかくだから、俺はこの赤の扉を選ぶぜ!」
本名:越前康介
コードネーム:コンバット越前
誕生日:1966年5月5日生まれ
年齢:29歳
血液型:O型
身長:181cm
体重:70kg
好きな食べ物:焼きビーフン
職業:元
傭兵、
医者
性格:抑えてはいるが、冒険心旺盛な一匹狼。正義感・勇気とも平均以上だが、カッとしやすいところもあり、
計画的人生より行き当たりばったりの人生を選んでしまうタイプ。女性の扱いは苦手。
(以上、ゲーム取説より抜粋、加筆)
エコールソフトウェアが製作し、1996年8月9日に発売された
十年に一度の伝説のクソゲーとして名高い、
セガのコンシューマー機「セガサターン」専用ガンシューティングゲーム
『デスクリムゾン』の主人公。
続編である『デスクリムゾン2』およびそのアーケードアレンジ版『デスクリムゾンOX』にも登場している。
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「伝説のクソゲー」と呼ばれた理由 |
- どうしてもスキップできないOPのエコールメーカーロゴ。
単調な東南アジア風の音楽と不気味なデスマスク画像でプレイヤーに何を訴えたかったのだろうか。
- 更にこのメーカーロゴ、GAME OVERになってタイトル画面に戻されるたびに毎回イヤでも見せられる。もちろん飛ばせない。
ちなみにMUGENでもアーケードモードで越前を選択すると、VS画面の前にいきなりこのメーカーロゴを目にする事になる (但しこちらは幸いにもスキップできる)。
- オプション画面が存在するが、項目がサウンドのステレオ/モノラルの変更しかない。
せっかくだから、俺はモノラルを選ぶぜ! ニコニコでは「充実したオプション」というタグまで付けられて揶揄されている。
- バーチャガンのアジャスト(照準調整)ができるが、一発撃つと画面が終了するため、本当に照準が合ったか調整画面で確認できない。
頑張って照準を合わせたつもりでも、何故か左方向にずれる。 他のゲームジャンルならいざ知らず、ことガンシューティングに於いては致命的と言っても過言ではなかろう。
- Stege1、Stege2、Stege3…
- パッケージ裏に「全編流れる美しい3DCGの世界」などと書いてあるにも拘らず、前世代のゲーム画像かと見紛うほど粗く汚い。
- とあるステージではゴールが目の前にあるのに、越前が何故かいつまでも入ろうとせず周りをウロウロする。
- ステージクリアする度に、せっかくパワーアップした銃の強化状態が強制的に初期化される。
- ゲームは越前の視点で様々に切り替わるが、どう見ても空中を飛んでいるとしか思えないような視点になる事がある。
- 白い男(通称:佐藤)が敵と一緒に出てきたり、突然空中に現れる。キモいので取り敢えず撃つと「オーノー」という棒読みボイスと共に越前のライフが減る。
つまり彼は民間人であり「撃ってはならない」存在だったのである。 が、これほど大事な事にも拘らず、取説のどこにも書かれていない。もちろんゲーム内でも一切説明される事は無い。
- 宙に浮かぶムササビ(「ムサピィ」という名前まであるが敵にしか見えない)がキモいので取り敢えず撃つと、やはり越前のライフが減る。
つまり彼(彼女?)も「撃ってはならない」存在だったのである。 が、やはりこれも取説のどこにも書かれていない。もちろんゲーム内でも一切説明されない。
- ガンシューティングに於いてはお約束とも言うべきダメージを受けた後の無敵時間がコンマ1秒さえ無い。
この僅かな無敵時間が存在する事によって、プレイヤーは連続ダメージを受けて即死する事態を回避し仕切り直せるのに、コンマ1秒さえ無い。 よって、ゲーム開始直後だろうが何だろうがハマるとアッという間にGAME OVERまっしぐら。 上述の佐藤やムササビを「何故よく確かめもせずにいきなり撃つのか」と原作未プレイの方は疑問に思っただろうが、その答が正にココにある。 怪しい物体が視界に入った時点で「殺られる前に殺る!」を実践しなければ即GAME OVERというシビアな世界なだけに、 悠長に確認している余裕など一切ないワケだ。
- 後述のように開発元がCAD(コンピューターを使い、建物などの設計を支援するプログラム)制作会社であるにも拘らず、建物など何もかもが歪んでいる。
- 最終ステージで何故か越前が側転…というより勝手に転げ回る。
- スタッフロール(Staff Roll)を「Stuff Roll」(stuff:略式で「ガラクタ」「クズ」などの意味がある)と何とも自虐的な表記。
- 何故付けたのか分からない停電対応機能。
- 何故付けなかったのか分からないコンティニュー機能。
- 取扱説明書が日本語で書かれているが、レイアウトまで含めて何もかもが攻略には一切クソの役にも立たない上にそもそも理解できない。
(以上ニコニコ大百科より抜粋・要約・加筆)
なお、このような不手際が頻出した理由の一つとして、エコールの眞鍋社長は『超クソゲー2』(太田出版)でのインタビューにて、
「(セガサターンのCPUである)日立/ルネサスSuperH SH-2上でのプログラミングに苦しんだ」点を挙げている。
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「伝説のクソゲー」と呼ばれた背景 |
今では『 MELTY BLOOD』のアーケード移植や『 アルカナハート』のコンシューマー移植で評価を得ているエコールソフトウェアだが、
元々はCADソフトの制作会社として出発し、『デスクリムゾン』はゲーム業界参入2作目であった(1作目はパズルゲーム『ぱっぱらぱおーん』)。
また『デスクリムゾン』は、セガサターンが導入したガンコントローラー「バーチャガン」対応ソフトとしても2作目でもあった。
更に物語のキーアイテムである拳銃「クリムゾン」は、 「使い手の精神を糧に、銃弾を敵に確実に当てる事で成長していく」という大胆な設定を持っていた。
ところが新規参入会社の悲しさで、当時のエコールはそれを実現させる技術も人員も乏しかった。
やむなく全て(取扱説明書の編集から画面描画まで)自力で行ったものの無理が祟り、
『デスクリムゾン』はコントローラーの操作性やゲームバランス、演出、BGMなどに多数の問題を残してしまったのである。
当然専門誌の評価は低く、『セガサターンマガジン』の読者投稿レビューでは、
1996年11月22日号の初ノミネートでいきなり 「規定投票数到達ソフト297本中297位」「平均点1.0909」(当時の最低値)をマークしてしまっている
(後に最低記録は『スタンバイ Say you!』の平均点1.0767に塗り替えられている)。
『週刊ファミ通』のクロスレビューでも、4・3・3・3の合計13点という低得点が付けられている。
(後に『 ザ・マスターズファイター』等13点を付けられたクソゲーも存在するが、
下には下があり、『 修羅の門』『プロゴルファー猿』などは12点が付けられている)。
しかし、乏しい技術の中で強烈な世界観を実現しようとしたチャレンジ精神を評価したファンや、
クソゲーを専門に遊ぶ所謂「クソゲーマニア」から次第に好意的評価を得るようになり、 「伝説のクソゲー」と呼ばれるに至った。
もちろん、リリース時の(誹謗・中傷に近い)非難に耐えぬいたエコールの忍耐強さも大きい。
『ソウルキャリバー』のプログラマーを務めたナムコの二村忍氏はゲーム情報サイト「ジーパラドットコム」のインタビューで
「開発者の本気だけは痛いほど伝わってきた」「この作品に関心を持たない業界人はいない」と『デスクリムゾン』を語っている。
(以上Wikipedia日本語版より要約・加筆
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ちなみに… |
『デスクリムゾン』を製作したエコールソフトウェアは、前述したように後に『 MELTY BLOOD』のアーケード移植や、
『 アルカナハート』のPS2移植(販売元違うけど)にも関わっており(但し『すっごい!アルカナハート2』のPS2移植は褒められた出来ではないが)、
コンシューマ版『MELTY BLOOD Act Cadenza』では、おまけでコンバット越前のパロディを見る事ができる。
2012年には新作『 UNDER NIGHT IN-BIRTH』が稼動している。
他にも別ブランドとしてギャルゲやBLものも作ってたりする。
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『デスクリムゾン』本編では29歳という設定になっているが、プロフィールに1966年5月5日生まれの29歳とあり、
発売日の1996年8月9日時点では既に30歳になっているという、プロフィールの段階からのツッコミ所が存在する。
また、好物の焼きビーフンは中華風のものに限り、カレー味は認めないらしい。
コードネームに本名を挿入してしまう彼のセンスは余人の理解を許さない。
しかも仲間からは普通に苗字部分で「越前」と呼ばれている。
でもダニーとグレッグは本名を挿入どころかモロ本名だぞ、気をつけろぉ!
そして何故か左足の方が短い。整体に行くべきではないだろうか。
29歳にしては妙に甲高い声をしているが、この声(を含めたデスクリムゾンのボイス全て)は声優のせいじろう氏が担当している
(ちなみに氏は『KOF2003』で
ビリー・カーンも担当)。
OPムービーの
「上から来るぞ、気をつけろぉ!」と
「せっかくだから、俺はこの赤の扉を選ぶぜ!」は、
彼の名(迷?)台詞として巷間に広く知れ渡っている。
前者は味方に敵が上から来ると伝えているらしいが、自分はそのまま階段を上がっていくため、
言ってる事とやってる事が一致していない。警戒して進めという事なのだろうか。
ちなみに、実は本来のセリフは「上から来るぞ、気をつけろよ!」で、よく聞くとそう聞こえる。
後者はムービーの展開から見ても唐突で、何が
「せっかくだから」なのか全く以て意味不明である。
というか、目の前にある扉は一つなのに、「選ぶぜ!」という発言自体がイミフ(ムービー中に扉の様な影が3つほど見えるような気がしなくもないが)。
エコールの真鍋賢行社長曰く、「越前が非常に前向きな精神の持ち主だから出てきた言葉だ」との事だが…。
というか、それ以前に問題になった扉は
どこをどう見ても全然ちっともまるで少しも一切これっぽっちも赤くない。
実際は扉の上の宝石が鮮明な赤色で、扉もハッキリと3つある事を視認できるようになっている……はずなのだが、
ニコニコに初めて投稿された動画は画質が悪く、長年にわたり「『2』に収録された初代オープニングでは修正されている」と思われ続ける羽目になってしまった。
本来と違った知識が長い間誰にも修正されないまま伝わってしまい、結果的に『伝説のクソゲー』としての都市伝説が更に広まってしまったというわけである。
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実写OPムービーについて |
OPムービーの実写シーンのロケ地は和歌山県和歌山市加太にある友ヶ島という島であり、
明治時代に外国との戦争を想定し、大阪湾への外国戦艦の侵入を防ぐ目的で 砲台などの軍事施設が建造された場所。
第二次世界大戦後まで結局砲台が使われる事は無く、その後第二砲台が爆破処理されたものの、
それ以外の砲台は残ったまま島全体が瀬戸内海国立公園に指定されたため、良好な状態で軍事施設が残る事になった。
加太港から船で15分ほどで来られるアクセスの良さに加えて、良好な保存状態で軍事施設が残っているため、映画のロケなどで使われる事が非常に多い。
本作のOPムービーに採用された理由も、「それっぽい建造物がある」という所にあるのだろう。
ちなみに撮影したのはエコールの真鍋社長本人である。
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ガンコンではなく敢えて操作性の悪い標準パッドで挑む動画
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越前の声優、せいじろう氏のトークショー
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せいじろう氏とデスクリムゾン |
あまりにも(悪い方向性で)話題性抜群だった『デスクリムゾン』で最も目立っていた男、コンバット越前。
そのコンバット越前の甲高い声となんとも言えない脱力感のある演技は、
当初ユーザーたちの間で「エコール社員なのでは」という説が出回るほどだった。
しかし、後に担当声優として発表されたのは、上述のように他のキャラクターも演じているプロ声優であるせいじろう氏であった。
更に明かされたのは、コンバット越前以外のナレーション、他のキャラクターの声、効果音など全て氏が一人で演じていたという驚愕の事実である。
何故せいじろう氏にオファーしたのかという事について、エコールの社長である真鍋賢行氏は、
「変な化け物がペンチでつねられる声を出せる人」という訳が分からない条件で声優をリクエストした所、
やってきたのがせいじろう氏であったと後のインタビューで明かしている。
せいじろう氏にこのような甲高い独特の喋り方をさせた理由としては、
「傭兵と言うといかにも低くて精悍な声を想像するので、「チャレンジ精神」からわざと甲高い調子外れの声で演じてもらった」と後に答えている。
せいじろう氏自身はデスクリムゾン発売後に「素人が演じている」と言われた事が軽くトラウマになっていると語っているが、
その後開かれた公式イベントの「エコールファン感謝祭」にも登場し、コンバット越前の声で質問に答えるなどのサービスも行っている。
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『デスクリムゾン2』にも脇役ながらも出演し、相変わらずの甲高い声でクリムゾンを手にしようとする主人公達に警告をしていた。
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デスクリムゾン2について |
ポリゴンモデルが新造され、見た目は精悍な傭兵という印象を漂わせるものになったが、声と喋り方は前作のままである。
また、何故かパッケージ裏に銭湯から出てくる彼の姿が確認できるが、この時のポリゴンモデルもよく見ると片方の足が短いというネタがある。
ちなみに作中の登場人物の1人が彼の子供である。
「狂気の世界の始まりだぜぇ~!」
「使う人間の精神を崩壊させるぞぉ!!」 「哀れな青年よぉ…その銃は、お前を破滅へとみちビクッ!!」
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『デスクリムゾン3』が製作されているようだが、果たして越前は…?
ちなみに、『2』のif展開である『デスクリムゾンOX』では、クリムゾンを使った代償で精神に異常をきたし、変わり果てた姿の彼が登場する。
……見た目はクチビル君の被り物をしただけだが。
また、2018年3月に放送された『
ポプテピピック』の最終話の冒頭には、
このデスクリムゾンをパロディした
「ポプテピピックリムゾン」が登場。
冒頭のOPを元にしており、本放送(Aパート)と再放送(Bパート)では内容が異なる。
「上からくるぞ」や「せっかくだから」などのセリフの部分はBパートで再現されている。しかも
滅茶苦茶イケボで。
実はこれ、
版権元のエコールソフトウェアが全面協力して誕生した、本家公認のパロディなのである。
本家全面協力とあって、再現度は他の追随を許さないほどに高い。下のように比較してみるとはっきりと分かる。
しかも、実写OPムービーの場所にわざわざ行ってのロケも敢行したほどの力の入れようである(現在は台風被害等で入れない部分がある)。
ナレーションも真鍋社長本人がやっている。
何てものに協力してるんだ
ちなみに、上の比較動画は無印の『デスクリムゾン』と比較しているが、赤くない扉の上の宝石が赤いのは『デスクリムゾン2』である。
なお、最終話の入ったDVDの3巻には、放送中ではカットされているシーンも含めた完全版が収録されているので、興味がある人は買って確認されたし。
あまりに一致していたが故に、
YouTubeでは原作のプレイ動画がポプテピピックの本編動画で著作権侵害とAIに誤認されて理不尽にも収益化を剥奪されるという珍事が発生し、
原作者の大川ぶくぶ氏自らが運営に働きかけて取り下げさせる事になった。
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そして2021年… |
何をトチ狂ったのか、遂にRTA走者が現れた。記録は34分となり、当然世界1位である。
光線銃ではなく、パッドでプレイし無敵状態などのコマンドを使わないレギュレーションで挑戦しており、
ただでさえパッドで遊ぶと難しすぎるというが、その上「ゲーム速度を30%アップさせる」というバグを利用してさらなるタイム短縮を目指すと言うもの。
敵の攻撃までの時間やカーソルの移動も30%アップするため、普通に遊んでも難しいゲームの難度は劇的に跳ね上がる。
ちなみに、このバグ技はスタートボタンを押して解除すると発動。また、スピードアップの数値はランダムのため、
RTAでは照準の回転速度で判別しているようだ。
25周年を機にしたのか日本発の大型RTAイベント「RTA in Japan Summer 2021」でも当選され、
Twitterではトレンド入りを果たしており、本作の作曲家である渡辺邦孝氏も反応している。
なお、この クソゲームのRTA走者であるゆゆキチ氏の 電波個性的すぎるウェブサイトも話題となった。
今回のRTAの裏話も語られているので、興味があれば読んでみよう。ただし 音楽が流れるので音量に注意。
同じく2021年、食品メーカーであるケンミンとのコラボ商品
「コンバット越前も大好き! ケンミン焼ビーフン“デスクリムゾンクニタカ”エディション」
なるものが数量限定で販売された。
こちらはデスクリムゾンの音楽を担当した渡辺邦孝さんの新アルバム、「エスカルゴ・アラカルト」の購入特典となっている。
パッケージの時点で「なんだこの美味しさはぁ!?」「とにかく食べてみようゼ!!」といった、
食べる前から味わい深いフレーズが飛び交っており、当然のようにコンバット越前の立ち絵も添えられている。
裏面にはデスクリムゾンの紹介文も丁寧に記載されており、
思いっきり「伝説のクソゲー」「意味不明な流行語」「デス様」と何も間違ってない紹介をされている。
なお、中身は普通にケンミンのビーフンであり、ちゃんと美味しい。
これにはビーフン好きの越前もニッコリ
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当時の発売後と反響の裏側 |
2023年11月17日、コンビ芸能人のカミナリがエコールと同時に運営している「ボーカル教室FUN」現地へ向かい、
真鍋社長との対談、そして当時のデスクリムゾンの反響を語った動画がYouTubeに投稿された。
実は最初からゲーム会社を作ったわけではないようで、元々の土台は「阪大エコール」という家庭教師を紹介する会社であった。
ただ家庭教師紹介するばかりではダメだと思い始め、周りの社員達と一緒にゲーム製作に路線変更したそう。
真鍋社長曰く「越前のお告げ」らしい。聞いた石田が「端折りすぎですって」とツッコミを入れている。
『デスクリムゾン』へ決める前の仮名『デスシークリーチャー』でイスラエルの死海の海で浮かんで空を見上げる際、
海だけにアイディアが浮かび本作『デスクリムゾン』が生まれたのである。
また、OPムービーは真鍋社長本人が直々に友ヶ島へ向かい撮影した事も判明した。
発売以降はゲーム雑誌など各方面のメディアからクソゲーと名指しで決め付けるほど散々な言われっぷりで、
真鍋社長も「クソゲーを作ったつもりはない」と必死に製作していた熱意を語ったが結果が物語り、当時はショックだった。
言われ続けた反動で立ち上がれないかと思いきや、多方面からのクソゲー呼ばわりにも慣れてしまったらしく、
良くも悪くも『デスクリムゾン』のおかげで会社は長続きしていると現在は受け入れている様子。
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MUGENにおけるコンバット越前
NRF(ナリフ)氏がOPで出てくる一枚の立ち絵を元に、MUGENキャラとして製作。
常に正面を向いた、所謂「
こっちみんな」状態で戦う。
「何だ?この階段はぁ!」と言いつつ階段(落とし穴)を出現させたり(越前がKOされた後もしばらく効果が残るイヤらしさ)、
「Fire!」と連呼しつつクリムゾンを乱射したり(背景をうろついている佐藤やムササビを撃ってしまうと
越前のライフが減る)、
佐藤を盾にして敵の攻撃から身を守ったり(でも佐藤を射殺すると
やっぱり越前のライフが減る)、
ラストシューティングよろしく
敵味方関係なく当たる全画面攻撃を仕掛けたり、
「上から来るぞ、気をつけろ!」の名台詞を放ちつつ、DIOの「
ロードローラーだッ」のように巨大なクチビル君に乗って落下してきたりと、
原作のデスクリムゾン同様中々シュールで特徴的な行動をとる。
あと、上から来ると
敵に危険を伝えるような事をするのは何かおかしい。ちなみに技名は「シャナファーラより愛を込めて」。
シャナファーラとはクチビル君が出現するステージだが、
どこぞの優男を髣髴とさせる技名となっている。
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デッドリーレイプについて |
MUGENでの越前を(良くも悪くも)象徴する技が、すべての ゲージを使用して発動する 超必殺技「デッドリーレイプ」である。
瞬獄殺によく似た移動型投げ技で、掴んだ相手を「せっかくだk(ry)」と言いながら赤い扉(どう見ても「 どこでもドア」)の中に連れ込み、
「Fire!」とリズムよく声を上げながらそれに合わせてダメージを与える。
2ゲージ(更新前は3ゲージ)以上消費すると、一度解放した後もう一度扉の中に連れ込み、「アッー!」と声を上げつつ更にダメージを与える。
そしてこの攻撃でKOした場合、相手の顔が越前の股間に位置するようにして出現する。
一部のキャラだと 専用のやられポーズを用意してくれたりもする。
元ネタは ラスプーチンの「秘密の花園」だろう(但し技名の由来は ギースの デッドリーレイブからかと思われる)。
悪夢のフィニッシュ映像集。お気に入りのキャラが犠牲になっているかもしれないのでご注意。
扉の中で何が起こっているかは技の名前とKO時のポーズから お察しくださいという感じだが、
それ故に越前を嫌う人も決して少なくはなく、MUGEN動画を作成する場合には気をつけた方がいいかもしれない。
なお、原作における彼は 変態(Not性的な意味)的な挙動こそしても、決して 男女構わず食っちまうような奴ではないので注意。
ちなみにタッグ戦で勝利時に相方と重なると、相方とベッドインしてしまう(後述)。
最新版では「どこでもドア」ではなく、チョイヤー氏の提供した原作準拠の扉グラフィックになっている。
ちなみにゲージの量が多ければ多いほど威力が上昇する。ただ、最新版では3ゲージで空中の相手を掴めなくなっているようだ。
さらにcnsを弄ってpowerを多めに設定したり、タッグ戦で(やたらゲージ数が多い割にゲージを殆ど消費しない)東方キャラと組ませたりすると、
一撃必殺の威力を持つようになる。
移動中も無敵でスピードも速いため、飛行状態でずっと上空に待機していたり、無敵状態を持続させるステートになるか、
画面端でタイミング良くジャンプする( メガロマニアとか)などの特殊な事態にならない限り回避不可という極悪仕様になる。
ある意味「瞬獄殺」のゲージ依存強化バージョンである。
2008年6月23日の更新で、移動中の無敵が スーパーアーマーに変更。
また移動中に越前のライフがゼロになった場合でも、ヒットすれば赤い扉への連れ込みが発生。
しかしライフが0ではそうは問屋が卸さず、 逆に越前が逆襲を受けて叩き出されてしまう特殊KOへ派生するが、相手の体力が変動する事もある。
なお、スーパーアーマーの性質上削り殺されたり、(主に特殊な大会でだが)一撃で倒されてしまう場合もあるようだ。
また、越前が移動中、 すごい漢の「 闘神翔」のような無敵技などでKOされると、
越前が相手をすり抜けて、「くっそ~!」の声の終了後に2のパターンでの特殊KOとなる。
また、勝利時に相方に密着していると発動する勝利演出のような派生技が追加。
そのまま相方に衝突しても何も起こらないが、 失敗時に相方が越前に触れると発生し、
本物の赤の扉に連れ込み(CNS曰く)相方を癒して体力を回復させ、 更に自分も体力を回復する。
その上3ゲージだとほぼ全回復まで回復する。…まあ、AIが狙ってこないだけマシか。
ゲジマユタッグ戦で相方を回復する貴重な動画(4:13~)
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ちなみに、同キャラ対決で両方の越前がほぼ同時にデッドリーレイプを発動させた場合、
先手必勝なのかと思いきや、意外にも僅かに後出しの方に軍配が上がるようになっている。
……なお、 とある女子高生がこれとよく似た技を部室で使っている所が見かけられるようになった。
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「デッドリーレイプ」以外の一般投げ技も何気に優秀で、与えるダメージ量もかなり大きかったが、更新後はそうでもなくなった。
- 「バキュームスルー」:所謂「真空投げ」。屈小足から下段空かし投げの二択が狙える程度に間合いが広い。
但し、画面端では落下してきた相手にぶつかり、越前もダメージを負う(越前の同キャラ対決だった場合はぶつかっても投げた側にダメージは入らない)。
受け身可。
- 「越前流魔刀砲」:相手をつかみ上げクリムゾン(銃)で撃つ。受身不可。ペラいと2割持っていかれる事も。
- 「ロープワーク勝鬨橋」:横っ飛びで空中の相手をつかみ、そのまま画面端へぶつかる。受身不可。元ネタはロビンマスクのアレ。
持続が長いほど威力が上がり、ダッシュ等で助走がつけられる。空中運送技とも。
越前は敵からダメージを受けると概ね「くっそ~!」「この野郎!」「やりやがったなぁ?」と3種類のボイスからランダムに再生される。
またごく稀(デッドリーレイプに失敗し、逆襲に遭った際など)に「オーマイガッ!」と言う事もある。
連続でダメージを与える技を喰らっている間は非常にやかましく、またシュールな気分になる事間違いなし。
越前が相手にKOされてしまった場合のパターンも、
- 普通に横たわる
- 縦方向に真っ二つに裂ける
- 胴体が横一文字に切断
- 首だけ転がり落ちる
- 四肢がバラバラに分解
- 真っ逆さまに頭が地面へめり込む
- 「シェー」のポーズのまま倒れる(タイムアップ時)
- クリムゾンで自分の頭を撃ち抜いてバッタリ倒れる(判定負け)※更新バージョンのみ
- デッドリーレイプ失敗の特殊KO(股間モロ出しなので動画制作時には要注意)※これも更新バージョンのみ
など豊富に用意されている。
なおKO後も越前には
喰らい判定がしばらく残っているので、
オーバーキル気味に長い必殺技を発動させていたりすると、
彼は延々「アッー!」とやかましく断末魔を上げ続ける事になる。特に2のパターンが二つに裂けるまでの時間が長かったが、
更新後は左右に裂けるのがかなり早くなっているので現在は延々「アッー!」を聞かされずに済む。
更に1のパターンで倒れている越前にもグラウンダー系の攻撃なら当たるので、死体蹴りのごとく追い撃ちを加えると、そこから3や5へ派生する場合も。
パターン3は更新後にポーズが微妙に変更されており、更新前はハの字型に下がっていた上半身の両腕がバンザイしている。
イントロ中に、相手から
フライング攻撃された場合にも特殊演出(パターン2の後にまた元通りくっつく)が発生する。
ホイホイ(
殺意リュウ発動)、とま氏作
魔理沙(ブレイジングスター発動)辺りと対戦した場合、この演出が延々と繰り返され、
下手するといつまで経ってもラウンドが始まらない恐れもあるので注意(この不具合が起こるのは越前が相手の時のみ)。
他には、
- 勝利時にはウッーウッーウマウマ(゚∀゚)を踊る
- ブランカ等の電撃技を喰らうと通常なら骨格グラ表示だが、彼の場合(TOP画像ぽい)ワイヤーフレーム表示になる
- ブリスのグラフィックが色々とヤバイ(動画制作時には要注意)
- イントロで上からやって来る相手に対して「上から来(ry」と言いながらクリムゾンを乱射(対応していないキャラもいるが)
など、デッドリーレイプ以外にも大量のネタが仕込まれた、なんともサービス精神に溢れたキャラである。
イントロは相手次第では
バイトに危険を伝えようとするような描写にもなる。無駄に終わるが。
しかも、真面目に動かしてみると中々格好いい。
全国の越前使いは下記の動画を参考にしてみるとよいだろう。
コンボムービー
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コンボムービーの人によるやたらと力の入った解説(21:15~)
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2013年2月3日には、海外の製作者KakarotRaruto氏による改変キャラ
「Funny Echizen」が公開された。
主な変更点は
カラーパレットとサウンドファイル。せいじろうボイスがオミットされ、変な外人ボイスになっている。
色もデフォでオレンジ色と何か毒々しい(背後の佐藤やムササビまで越前と同じ色に変わる)。
性能自体は更新前バージョンの越前とほぼ同じ(但しデッドリーレイプはかなりデチューンされてしまった)。
NRF(ナリフ)氏の許可を得てかどうかは不明だが、氏はりどみでも改変を特に禁じてはいないので問題ない…と思われる。
「上から来るぞ、気をつけろぉ!」
(と言いながら上へ行く越前)
出場大会
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表示 |
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
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出演ストーリー
その他
最終更新:2024年12月18日 20:43