ティッシュ


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「ティッシュジャンプ」の略。「ティッシュペーパー」とも。ふわりとした遅いジャンプを宙に舞う紙切れに例えてこう呼ぶ。
飛び込みや中段の崩しを見切られやすく、対空技の格好の的になってしまうため、通常は欠点とされる。
特に二段ジャンプや空中ダッシュの無いゲームでは重大である。
反面昇りジャンプ攻撃などが出しやすく、密着時限定ならばキャラによっては見えない中段を仕掛ける事もできたりもする。
とはいえその場合、落ちるのが遅い上着地硬直があるので、基本的にヒットしない限り確反を取られる事になる。

逆を言えば「滞空時間が長い」という事を意味しており、空中でよく動けて攻めずに逃げ回るつもりなら長所になりうる。
例えば『大乱闘スマッシュブラザーズ』のように、全キャラに二段以上のジャンプや空中移動技があり、
『DX』からは空中緊急回避も付くなど、空中機動性が重視されるゲームでは特に顕著である。

しかし実際のところ、スマブラにおいてもやはりティッシュは不利な事が多い
「滞空時間が長いため、足場に復帰しやすい」とは言えるものの、逆を言えば「足場外での追撃を非常に受けやすい」という事でもある。
相手を下に飛ばすメテオ攻撃など、復帰を邪魔することが重要なスマブラではこれは明らかに欠点。
初代(ニンテンドー64版)においては、
ふわふわしたティッシュジャンプ持ちのカービィは上位キャラ扱いではあるものの、これは5回ジャンプができると言う事が大きく、
同じくティッシュジャンプ持ちで他のキャラと同じ2回しか(空中では1回)ジャンプの出来ないルイージは空中の挙動が遅すぎて、
吹っ飛んだ相手にコンボや追撃が間に合わないため、まるでこれを攻撃に活かす事ができず、
自分は追撃・メテオされやすいというデメリットばかりでタイマンでは下位キャラ扱いとなっている。
同じような理由で、サムス・アランも厳しい戦いを強いられる
(この2名は以降のシリーズでは作品によって中堅~上位に位置付けられる事もあるが、これは他に長所がある為でティッシュ自体は短所として見られている)。

逆にティッシュとは真逆のキレのあるジャンプをするフォックス・マクラウドは、『DX』のフィギュア説明でもある通り、
「上に飛ばされた場合は有利だが、横に飛ばされると不利」である
(上昇時はブレーキがかかる方向に動くので場外に出にくいが、外側の足場のないエリアに飛ばされると復帰が間に合わないことがあるため)。
反面、「その素早さで積極的にコンボを決めることが出来る」というデメリットに見合ったメリットもあるため、ティッシュジャンプ持ちよりは戦いやすい。
こういった特殊なコンセプトのゲームでも、ティッシュジャンプは不利に働きがちである。

また『ジョジョの奇妙な冒険』のペットショップなど、空中を自由に飛行できるキャラもふわふわ宙を舞っているわけだが、
「飛行」と「ジャンプ」は根本的に違うのでティッシュとは言わない。
特にペットショップの場合は、常時滞空する事で攻撃範囲外から一方的に攻撃できるため、
欠点どころかこいつを最強の一角にのし上げる要素の一つになっている。

」とは無関係な用語だが、しばしば混同されている。
紙と聞いて、画用紙のような厚めの硬い紙を連想する人が「ティッシュ並みの装甲」と例えるようになったのが始まりだろうか。

ティッシュジャンプの例


参考動画
最終更新:2021年04月03日 20:43