佐倉慈


「もう…めぐねえじゃなくて佐倉先生でしょ?」

原作:海法紀光・作画:千葉サドルによる漫画作品『がっこうぐらし!』の登場人物。
私立巡ヶ丘学院高等学校国語教諭。学園生活部顧問。
生徒達からは「めぐねえ」と呼ばれているが、本人は「『佐倉先生』と呼びなさい」と指導している。
アニメ版の担当声優は 茅野愛衣 女史。実写映画版ではおのののか女史が演じた。

茶色の瞳で紫色のウェーブヘアーを白いリボンで後ろに纏めている。
濃紫色のロングワンピースを着用しており、銀色の髪留め、腕時計を付けていて首からは十字架を下げている。
いつも優しく笑顔を絶やさず、時に厳しく生徒達を叱る生徒想いのいい先生。愛車は赤いミニクーパーS。
よく間違われるが「めぐねぇ」ではなく「めぐねえ」である。こんな所も不憫な人。

上記の事から生徒には慕われており、特に主人公である由紀からは特に懐かれている。
恵飛須沢胡桃からも恋愛相談を唯一出来る人物と言われているほど。
+ 『がっこうぐらし!』という作品&慈について(ネタバレちゅうい!)
まんがタイムきららフォワード』(芳文社)にて連載されており、2015年10月時点で単行本は6巻まで発行されている。
詳細な原作設定などについては恵飛須沢胡桃の項も参照の事。
ゾンビパンデミックが起きた日は母からのメールで危険を察知し、唯一補習を受けていた由紀を引き止めた所、
腹を空かせた由紀が園芸部にプチトマトを食べに屋上へ行こうとする(もちろん慈はこれを止めたが見学という形で園芸部に)。
そこで園芸部だった悠里と合流した後、由紀は園芸部の手伝いをする事に。
その間に慈は母に連絡を取るが繋がらなくて困惑していた所、別の先生が慈に危険を伝えた。
なお、屋上のドアを開けてはいけないとその時に言われていたが胡桃の声が聞こえたため、
一時的にドアを開け、胡桃と怪我した胡桃の先輩と合流。…と、学校内ではこうして4人しか生存者がいなかった。
一人数がおかしいって?そりゃゾンビもので怪我をしたら殺すしかないよね。
……というのがアニメ版の流れである。原作版ではもっとざっくりしており、胡桃が先輩を殺した部分のみしか描写されていない。

前もってこのゾンビパンデミックが起こる原因を示唆されている保管物があったが、詳細は知らされていなかったがため、
屋上から出たしばらく後に緊急マニュアルを取りに行くも生徒には告げられずに安全地帯を確保出来たら話すつもりであった。
ちなみにこれは原作版の話で、アニメでは緊急マニュアルが入った箱の鍵だった。

+ だが、慈を襲った悲劇
そんな中、安全地帯を作っている間、不審な物音をしたため様子を見に行くといった慈は沢山のゾンビに襲われ、腕を負傷。
自ら生徒を庇い、由紀、胡桃、悠里をゾンビから引き離す事に成功する。
以降、作中には幼児退行を起こした由紀の妄想としての慈と、変わり果てた本物の慈が登場する。

由紀の見る世界にはゾンビが存在せず、慈どころか他の生徒も存命。
紛うことなき現実逃避の産物だが、ゾンビと遭遇しかけた時に由紀の口を塞いで音を立てないように指示するなど、
妄想の慈が状況に対応している事もある。
このため、この慈は由紀が無意識に保っている現実の認識であり、一種の二重人格と見る事も出来る。
由紀本人も、何かしらの口実をつけて食料の調達を提案したり、イベントを企画して胡桃と悠里の意識を一旦ゾンビの事から遠ざけたり、
デパートで直樹美紀を見付けたりと一応役には立ってはいる。

ゾンビ化後に胡桃を引っかいて傷を負わせたために、彼女を一時的にゾンビにしかけた張本人となってしまった。
これのおかげで悠里が発狂し、胡桃を殺そうとする事態にまで発展した
(この時は慈が意識を完全に失う前に用意したワクチンを美紀が見付けたため事なきを得た)。

とはいえ、基本的に生徒を考える性格だったため、
ゾンビ化の影響で食欲に負けそうになった時に由紀の呼びかけによって我に返り、最後の力を振り絞り地下に移動。
その後に上述のワクチンを見付け出した後で完全ゾンビ化してしまう。
アニメ版ではゾンビになった後でもわずかに意識があったようで、胡桃を(アニメ版では)噛んだ後日誌に必死に何か書いていたようである。
死後も原作版ではヘリコプターが落ちて火災が発生した際に由紀と悠里を地下に誘導したり、
アニメ版では由紀を放送室に導いたりと、幽体になってもなお生徒を守ろうとしていた。

以上のように、原作・アニメ版共に本編開始前から死亡している設定である。
ただし、上述の由紀の現実逃避によって常に慈はいるものと扱われている。
そして、それに胡桃、悠里も合わせており、どう考えても序盤は慈は生きているように見せかけられている。
ただし、アニメ版では園芸部の畑の中に慈のリボンが結んである十字架があったり、慈の愛車なのに胡桃に運転を任せている等、
視聴者の中には早い段階で察していた人もいたようである。


余談だが、とある人物とは「髪型と色が似ていてしかも幽霊」という共通点があるため、時には「ゆゆ様」と呼ばれる事も。
実際に慈役の茅野氏が幽々子役を演じた二次創作アニメやドラマCDまで存在する。
とはいえ、『ハヤテのごとく』のマリアさんの声で喋る某メイド長と違い、
こちらは『がっこうぐらし!』のアニメ化よりも前に作られた二次創作なので、あまりネタにはされないが。
ちなみに後述のMUGENキャラの改変元になっていたりする。

また、茅野氏は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』にて本間芽衣子(めんま)を演じているのだが、
こちらも「本編では既に故人で主人公にしか姿が見えず、声も聞こえない」という点が共通している。

(以上、ピクシブ百科事典より引用・一部改変)


MUGENにおけるめぐねえ

カオス同盟氏による桜めぐみが存在する。一見誤字かと思われるが、
製作動画によれば「初めから改変キャラのつもりで作っているためあえてこの名前にした」との事。
最初は完全に西行寺幽々子のガワ替えであったが、更新でドットと技を一新。全く別物に生まれ変わっている。

主に桜とぬいぐるみのぐーまを使っ手戦い、ゲージ技もそこそこ強力。
特殊システムとして「存在感」があり、これは1つ貯めると無敵が1F上がるが、その代わり1%ずつダメージが上がるというもの。
なお、存在感溜まっていくと慈本体は薄くなる。
1~9Pで性能が変化するため、幅広いランクに対応する事も可能となっている(1Pがデフォルト設定で凶クラス程度)。
設定は存在感上限・存在感初期値・一撃スイッチがあり、存在感に一撃が依存している。
また、上限を多く設定する人向けに、透明になるかどうかの設定も出来る。

出場大会



最終更新:2020年12月12日 20:41
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