「クリクリ~」
高橋和希氏の漫画『遊☆戯☆王』に登場するモンスターカード。『
マリオ』
シリーズのザコ敵では無い。
アニメでの担当声優は
石橋美佳
女史。
愛嬌のある造形と作中での活躍から、
シリーズを代表するマスコットカードとなっている。
派生種として、長い腕に凶悪な目つきと牙が特徴の《クリッター》と《屋根裏の物の怪》という
色違いが存在。どちらも自爆はしない。
さらにアニメオリジナルの設定でクリボー含め5匹の兄弟が存在する
(「クリバー」「クリブー」「クリベー」。1匹名指しされていないが、恐らく名前は「クリビー」)。
実は初登場は「屋根裏の物の怪」の方が先だったりする。
攻撃力300・守備力200と最低クラスのステータスだが、隠された効果があり、
「機雷化」によって触れたモンスターを
道連れに自爆する。
更に
遊戯は攻撃力500以下のモンスターを対象に発動できる《
増殖》によってクリボーを増やし、相手の動きを封じるコンボを披露した。
後述のOCGではどちらもクリボー専用の魔法カードとなっており、相手の動きを封じる能力は、
コンボによるシナジーではなくではなくクリボー本体の効果として再現されている。
ただし効果の発動条件が異なるため完全な
原作再現はできない。
作中ではこのカードは低ステータスを理由に過小評価されており、
海馬瀬人曰く「デッキに入れてる奴など未だかつて見た事がない」。
この様な
数字至上主義の風潮は、皮肉にも『OCG』黎明期にも反映されている。
また派生作品でも「強力な効果を持ちながらもステータスだけで過小評価される」という事例は数多くあり、
『遊戯王GX』で低ステータスカードが不法投棄される古井戸にあの《
サクリファイス》が捨てられていたのは語り草。
まぁ早い話が
「昼行燈な主人公の良さをヒロインだけが理解している」「弱小カードの価値を主人公だけが理解している」と言う創作作品らしいネタであり、
弱小カードと馬鹿にしていた対戦相手がそのカードによって敗れる事でカタルシスを生むのである。
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ニコニコ動画では |
「あっ、違う!クリボーが勝手に!」
アニメ版である『デュエルモンスターズ』オリジナルの「乃亜編」において遊戯がデッキを組む際、
乃亜編独自のルールである「デッキマスター」を決める際、《 ブラック・マジシャン》を選ぼうとしたら、
クリボーが独りでに動き出し、出現。デッキマスターになってしまう。
この際、相手から「クリボーを選んだのか」と言われ、返答したのがこのセリフ。
相手曰く「一度出現したデッキマスターは変えられない。」とのことだが、遊戯はクリボーの自信を買いそのままデッキマスターに決める。
MADでは頻繁に使われており、クリボーを別のキャラに置き換えるのが基本となっている。
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効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻300/守200
1.相手モンスターの攻撃で自分が戦闘ダメージを受けるダメージ計算時にこのカードを手札から捨てて発動できる。
その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを0にする。
初登場は「Vol.7」。
手札から効果を発動する事を指す「手札誘発」の開祖である。
しかし、単に攻撃を防ぐなら発動した後、発動ターンのバトルフェイズそのものを終了させる《速攻のかかし》等に劣る。
そのため、《クリボーを呼ぶ笛》《機雷化》等の専用サポートと併用していく事となる。
人気カードのため、《ハネクリボー》や《リンクリボー》といった
派生モンスターも多い。
また上述の「乃亜編」や『GX』で主人公の相棒として描かれるなどアニメにおける相棒・マスコット枠という側面もあり、
後続作品でも主人公の使用カテゴリや主人公自身をイメージしたクリボーがアニメ、OCGなどで登場している。
MUGENにおけるクリボー
chuchoryu氏の製作したコンプゲー用のキャラが存在。
MUGEN1.0以降専用。
キャラ単体も某所で公開されている。
放物線状にジャンプする体当たりは中々強力。
堅実にコンボを決めていく
AIもデフォルトで搭載されている。
josebueno氏によるガワ替えキャラとして
DCヴィラン「スターロ」も公開されている。
出場大会
最終更新:2023年12月28日 23:55