ボーンブレイカー


マーベルコミックス『X-MEN』シリーズに登場するヴィラン。初出は1988年の『Uncanny X-Men #229』。
サイボーグヴィランチーム「リーバーズ」の一員で、登場初期は彼がリーダー的な役割を務めていた。

上半身は『北斗の拳』にいそうなモヒカン下半身が戦車と言うイカレっぷりがたまらないサイボーグ
X-MEN以外にもパニッシャーと戦った事があり、後述のカプコンのベルトスクロールアクションにも登場している。
…そのせいか一部の人には『X-MEN』のヴィランだと知られず『パニッシャー』のキャラと勘違いされてそうな気もするが、
世界観が全体的に繋がっているアメコミではよくある事である(例えば本来の因縁そっちのけでローガンに執着してる極赤氏とか…)。

実写映画では『オールドマン・ローガン』を原作とした映画『LOGAN/ローガン』に登場。演者はダニエル・バーンハード氏。
リアル路線の同作では最大の特徴である戦車ボディやモヒカンが無く、役柄的にも「リーヴァーズの一員」でしかないため、完全な脇役である。


ゲームにおけるボーンブレイカー


「ヒャッヒャッヒャッ!!
 血ィはいて くたばりな!ベイビー!!」

カプコンのベルトスクロールアクション『パニッシャー』の3面ボスとして登場。
ここでは火炎放射器まで披露し、イカレたモヒカンぶりを如何なく発揮した。
登場時に上の台詞だし、正直、北斗ネタのゲームオリジナルキャラなのかと思った。まさか本当にアメコミにこんな奴がいたとは
下半身の戦車の後部からはミサイルも発射してくる。
ちなみに悪人を景気よく殺すこのゲームには珍しく、倒されても戦車部分が吹っ飛ぶだけで上半身は無事だった。
ボーンブレイカー戦

ちなみに『パニッシャー』以前にも、コナミのベルトスクロールアクション『X-MEN』に出演している。
同作での彼は、登場してからヒャッハー!なノリでマシンガンをぶっ放しつつ高速で駆け回る雑魚敵という役回り。
このため『パニッシャー』とは異なりサイズがちっちゃく、おまけに大量に登場する上、
原作同様の個体に加えて、黄色+緑でガイルヘアな個体まで現れる始末。……親戚の方か何かですか?
もっとも、コナミ版『X-MEN』は知名度が低いので、カプコン以前の和製マーベルゲーに出演していたという事実を知らなかった人も多いと思われる。


MUGENにおけるボーンブレイカー

NinjaBrl氏が製作したMUGEN1.0以降専用のキャラが存在。
現在は海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開されている。
スプライトは上記のベルトアクションのものでは無くサガットの改変ドットを使用しており、
傍目にはサガットが発狂したようにしか見えない。せめてファイティングポーズが全く同じで無ければ……。
操作方法は6ボタン方式で、チェーンコンボやアドバンシングガードが可能。
ただし見た目の通り投げ技は無効で、ジャンプ・しゃがみは無いといった特徴がある。
また、車体である下半身の喰らい判定が小さい(上半身の真下辺りにしかない)上に、判定自体が無くなるモーションが多く、
ちびキャラや、まず足払いから攻撃を仕掛けるAIのキャラは理不尽な展開に陥る事もある。

必殺技は車体に装備したマシンガンや車両からのミサイル、設置技にもなる手榴弾投擲など飛び道具が豊富に揃っている。
タメる事で威力がアップする突進技「Tank Charge」もあるが、やはりメインは遠距離戦。
ただし全体的に火力が低めに設定されているので、多少ATKを底上げしておいた方がいいかもしれない。
超必殺技は突進乱舞の「Blitzkreig」、ミサイルとマシンガンを一斉発射する「Reaver Arsenal」、
そして一定時間の間ベルトアクション当時の敵キャラを呼び出す「Cybermind Controlled Goons」。
突進乱舞は連続ヒットしない死に技、一斉発射は派手な割に威力が低く、やはり連続ヒットしない事が多いのでほぼ削り用と頼りないが、
「Cybermind Controlled Goons」はハマれば数の暴力で相手を封殺できるのでかなり強力。
ちなみに呼び出されるのは雑魚筆頭の「マックス(orラスキン)」、くのいちの「ミドリ」と「ミサ」、1面ボスの「スカリー」。
攻撃を1発食らうと逃げ帰ってしまうが、効果時間中は一定間隔を置いて再度駆け付けてくれる。

AIはデフォルトで搭載されている。
…が、対AI戦では「Tank Charge」のタメ中に相手が固まる事が多い上、AIも可能な限り長くタメようとする(最大約16秒)ため、
タメモーションで延々「んんんあぁ~!!」と力むボーンブレイカーを相手が見守るというシュールな光景が頻発する。
そこまでしても溜めモーション中にアーマーは無く、相手が攻撃してきたらあっさり潰されるし
(この溜めモーションでは車体に喰らい判定があるため足払いでもきちんと潰される)、
最大溜めでもガード不能にはならないので、単に試合展開がしょっぱくなるだけというのが悲しい。
一応直撃すればそれなりの威力にはなるが、そこまで相手がガードモーションのままでいてくれたのなら当然ガードされて終わる。
なお、「Cybermind Controlled Goons」は積極的に使わないようになっているが、人操作用のトリガーがランダムで選ばれた場合には発動してくる。
紹介動画(公開先へのリンクは古いものなので注意)


出場大会

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最終更新:2022年03月24日 23:46