"To infinity…And beyond!"
(無限の彼方へ、さあ行くぞ!)
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日本語吹替声優 |
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所ジョージ
- 映画シリーズ、一部玩具、『Celebrate! Tokyo Disneyland』『シュガー・ラッシュ:オンライン』
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稲葉実
- 『マクドナルド』CM
- 『スペース・レンジャー バズ・ライトイヤー/帝王ザーグを倒せ!』
- 『バズ・ライトイヤーのアストロブラスター』『バズ・ライトイヤー 夏の大作戦』『カーズ』
- 『Kinect:ディズニーランド アドベンチャーズ』『Kinect ラッシュ: ディズニー/ピクサー アドベンチャー』『キングダム ハーツIII』
- 鈴木亮平
- 『バズ・ライトイヤー』
当初、映画1作目の吹替は 玄田哲章氏の予定で、音声収録済みな上にポスターにも表記されていたが、公開寸前で変更されたという。
一方で別の関係者は 磯部勉氏が起用されたと発言しているが、初回版はソフト化等がされていないため、真相は未だ不明。
余談ながら、玄田氏は宿敵であるザーグの吹替を担当している。
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ディズニー・ピクサーの3Dアニメーション映画『トイ・ストーリー』シリーズに登場するキャラクター。英語表記は「Buzz Lightyear」。
名前の由来は「バズ」が実在の宇宙飛行士バズ・オルドリン氏、「ライトイヤー」が宇宙の距離を表す単位「光年」である。
顔のモデルは監督のジョン・ラセター氏。
主人公であるビンテージトイの
ウッディ・プライドと並ぶもう一人の主人公的存在で、
ウッディと共に設定通りの仕様で作られた1/1アクションフィギュアも実際に発売されている。
最新のアクションフィギュアであり、腕にはレーザー音が鳴るライトが発光したり、胸のボタンで背中の翼が展開したりとギミックも充実している。
他の主要キャラクター同様に玩具なのだが、本人は自分を本物のスペース・レンジャーだと思い込んでいる。
自分をスペース・レンジャーだと思い込んでいる一般玩具
これは後述する同シリーズの玩具にも共通しており、鉢合わせするとライトや
BB弾(?)発射ギミックで本人達は本気のごっこ遊びを始めてしまう。
バズ自身の性格は『原作』の本人と同様勇気と正義感に溢れ、冷静かつ大胆なリーダーシップを発揮する立派なヒーロー然とした物だが、
自らに課せられた任務に忠実であろうと努めるあまり、玩具の自覚が無い者はそうした滑稽な振る舞いをしてしまうのである。
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劇中で確認された搭載ギミック |
- 右腕のレーザー光線(右上腕のスイッチを押す事で手首のLEDライトが発光する)
- 左腕の通信機(蓋が開いてシールのコンソールが確認できる。音声機能は無し)
- ヘルメットバイザー可動(ヘルメット脇のスイッチでワンタッチで開閉する)
- ボイス3種(右胸のスイッチ3つで各々違うセリフを再生)
- ウィング展開(左胸のスイッチで背中からウィングを広げる)
- ウィング発光(翼端の航行灯がLEDで赤緑に点滅)
- 空手チョップ(背中のボタンで右腕が空手チョップアクション)
- フル稼働(指も含めて!)
- 頭部がゴム(ぴよぴよ鳴る)
- スペイン語モード
他、バージョンアップされた「ニューアクションベルト」バージョンのニューバズには、
- 左腕のセンサー(左腕のコンソール部を押すとレーザー発射音と同様のSEが発生)
- 夜光機能(蛍光塗料によりボディの緑部分が暗闇で発光)
- マグネットパッドおよびロープ(ベルトに収納されている)
- バックル中央部発光および駆動音(『原作』設定では反重力装置)
が確認できる。
実際に販売されたバズ・ライトイヤーの玩具でも、多少オミットされつつ基本的に全てが再現されており、
やや関節が固い面はあったものの、当時のアメリカトイとしては驚異的な可動範囲のフルアクションフィギュアとなっていた。
ちなみに運命の宿敵である帝王ザーグは、驚異的な装填数のピンポン玉を発射する三連イオンブラスターを腕部に搭載。
威力が12段階調整できる他、音声機能なども備わっているようだ。
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誕生日プレゼントとして新しくアンディの玩具となるのだが、元々のお気に入りだったウッディは立場を取られた事から嫉妬し、
一方的にライバル視される。
玩具という立場を認めさせようとするウッディに背中の翼を「カッコつけて落ちてるだけ」と突っ込まれても飛べると主張、
実際ピタゴラスイッチ的に成功させてしまうなど順風満帆の彼に対し、ウッディは憂さ晴らしにRCをぶつけてバズを驚かせようとしたつもりが、
悪い偶然が重なってしまい、バズは窓から落ちてしまう。
その後、流石に怒ったバズはアンディがウッディを持って外出するとこれに追いつき、取っ組み合いをしている間に二人揃って置いていかれてしまう。
バズに対する態度や前述の事故もあり周囲の信頼を失ったウッディは弁明の為にバズを連れてアンディの自宅に戻ろうとするが、
訪れた飲食店に設置されていたクレーンゲーム筐体の飾りをロケットと勘違いして乗り込もうとするバズを制止しようとした末、
近所に住んでる悪ガキ「シド」に二人揃って景品として持ち帰られてしまう。
やがてバズは自身のCMから
「NOT A FLYING TOY.(このおもちゃは飛びません。)」のテロップを目撃し、
それでもなお自分を信じて飛ぼうとするも落下し、真実を認めざるを得なくなる。
ついでに台湾製である事も理解した
自暴自棄に陥るバズだったが、それを見かねたウッディはここで初めてバズがどれだけ素晴らしい玩具かを力説し、謝罪。
スペース・レンジャーではない自分、即ち
アンディだけのバズ・ライトイヤーとしての価値を理解したバズは奮起し、
同時にウッディも自分と同じくアンディに必要な存在だと発破をかけ、共に持ち主の元へと帰る事を決意する。
直後バズはシドの「遊び」の一環として強力なロケット花火で破壊されそうになるが、シドの家にいた玩具達の協力を受け脱出。
ウッディと共に引っ越しのトラックを追いかけるも、RCの電池が切れてしまい、取り残されてしまう。
その後、ウッディの機転でバズのバイザーを通してロケット花火に着火し加速するも、スピードが付きすぎて空中へ飛んでいってしまうが、
花火の爆発寸前に翼を広げて脱出し、滑空する。二人はアンディの乗っている車へ着地し、主人の元へ帰るのであった。
"Hey Buzz! You're flying!"
(やった!バズ、飛んでるぜ!)
"That’s not flying, that’s just falling with style."
(飛んでるんじゃない。落ちてるだけだ、カッコつけてな。)
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その後のバズ(『2』以降のネタバレ注意) |
『トイ・ストーリー2』では今度は立場が逆転。
実はプレミアものの超レアな玩具であったために窃盗(誘拐)されたウッディを救助するために奔走し、
子供達にいずれ捨てられるよりは博物館に入った方が良いのではないかと悩むウッディに「アンディの玩具である事の素晴らしさ」を説得しに向かう。
「だけどバズ、とても名誉な事なんだ」
「名誉?…何が。ガラスの向こう側から子ども達を眺める事か?…最高だな」
ちなみに作中では「『トイ・ストーリー』の公開によって玩具が大ヒットした」などのメタ発言をかまされたりしつつ、
SFC(と思われる)コンピューターゲームや、ニューアクションベルト付のバージョンアップされた玩具が新発売されるなど相変わらずの大人気で、
自分には付属していなかった新パーツのベルト欲しさにうっかり起動させてしまったニューバズから、
『1』当時の自分の言動・行動を突き付けられて頭を抱えるといった一幕もあった。 *1
そしてニューバズと悪の帝王ザーグとの宿命の対決を見届け、博物館行きを主張する玩具の妨害を退け、無事にウッディと共に帰還を果たす。
この際にウッディと同シリーズであるカウガールのジェシーに惚れ込んでしまったらしく、EDでは彼女に不器用なアプローチをする姿が見られた。
そして『トイ・ストーリー3』では、遂に成長して大学に向かうアンディとの別れが待ち受けている。
ウッディ以外の玩具達はバズも含めて屋根裏部屋に収納されるはずが手違いで捨てられてしまい、紆余曲折を経て保育園に引き取られる事を選ぶ。
しかしその保育園で待っていたのは乱暴者の子供達と、人間不信の玩具による恐怖政治だった。まあ保育園児って玩具乱暴に扱うしね
途中でスペイン語モードに切り替えられるなどのハプニングはあったものの、救助に駆け付けたウッディの活躍もあって保育園から脱出したのも束の間、
保育園支配者の玩具によってゴミ収集所の焼却炉に放り込まれてしまい、あわやという所で、間一髪アンディの玩具達に救助されて生還した。
その後はアンディの決断により、ウッディともども近所の子供の所に引き取られ、玩具としての新たな日々を迎えるのだった。
ちなみにスペイン語モードでの情熱的アプローチが功を奏したのか、ジェシーとの仲は結構進展したようだ。
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作中では前述通り大人気なバズ・ライトイヤーだが、劇中劇としてアニメも作られており、
OVA作品『帝王ザーグを倒せ!』は、冒頭でウッディ達がビデオを取り寄せて鑑賞する所から始まる。
玩具の原作である「本物」のバズは、
宇宙の平和を守る組織スペースレンジャーのエースパイロットである。
親友でもある相棒ワープを自分のミスで死なせてしまった事に責任を感じ、二人一組の原則を無視して単独行動を取るようになったが、
親友の死の真相、彼を気遣うミラ・ノヴァ、XR、ブースターといった仲間達との友情を経て、立派なチームリーダーとして成長した。
なお彼は幼い頃にスペースレンジャーだった自分の父親が悪の帝王ザーグに殺されたと聞かされて育ち、ザーグを親の仇と憎んでいるが、
後に
驚愕の真実を知らされる事になる……。
これからパパとキャッチボールするんだ!
本作はシリーズ化もされており、『バズライトイヤー・オブ・スターコマンド』として全62話(上記OVA部分を含めれば65話)制作された。
他にも短編映画『ニセものバズがやって来た!』ではファーストフードのおまけの「ミニ・バズ」が登場。
こちらは玩具としての自覚があり、おまけ故に適当に遊ばれて捨てられてしまうという事から、
本物のバズと入れ替わって家に持って帰ってもらおうと画策する。
そして2022年7月、遂に単独スピンオフ映画『バズ・ライトイヤー』が公開された。
正確に言えば「玩具」のバズではなく、前述した「本物」のバズの物語ではあるのだが、
無限の彼方を目指して、スペースレンジャーの飛翔はまだまだ続くようだ。
原語版での声優は『
MCU』において
キャプテンアメリカを演じたクリス・エヴァンス氏。
ゲーム作品におけるバズ・ライトイヤー
SFCで発売されたゲームでも当然登場しているのだが、ゲーム性や尺との兼ね合いのためか、ウッディと競争をする等のオリジナル要素が多数見られる。
何と言っても特筆すべきはウッディの
悪夢の中に現れる巨大なバズ。
色が全体的に黒ずんでおり、まさしく悪夢の様な存在である。
周囲をボール状のバリアで防御しており、投げ縄で全て打ち落とす事で本体の弱点である頭部に攻撃出来る。
また、最終面の再現ステージでは
どう見ても飛んでいる。
落ちてるんじゃない。飛んでるだけだ、カッコつけてな
2作目『トイストーリー2 : バズ・ライトイヤー参上!』では単独主人公に昇格。
映画2作目の再現で、アンディの家から空港までウッディ救助に奔走する。
救助されて喜ぶウッディの目の焦点があってなくて怖い
妨害する玩具をレーザーで
破壊し海外玩具のレーザーは危ないからね、体操技を駆使してアクロバットに攻略していく。
また
メットに顔が映り込んで微妙に狙いにくい一人称視点精密射撃モードや、
翼を展開しての二段ジャンプや
メガクラッシュなどのアクションも多彩。
もちろん空は飛べない
なお、敵として登場するのはレトロなデザインや西部劇モチーフの玩具なので、恐らく博物館に収蔵される予定の玩具達なのだろう。
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おいウッディ、大丈夫か!?(EDネタバレ注意) |
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3作目『トイ・ストーリー3』ではウッディ、ジェシー機種によってはグリーン・アーミー・メン共々自機として続投。
本作ではこの3人のキャラクターを切り替えて攻略していくのだが、バズは最もジャンプ力が高いキャラクターとして設定されている。
なお、レーザーはビデオゲームステージ以外では役に立たない。
また『バズ・ライトイヤー・オブ・スターコマンド』のゲームも販売されている。
『
KINGDOM HEARTS III』でも味方キャラとして登場。
KHシリーズのゲストキャラは
アラジンのように「原作の物語にソラが介入したIF」、
もしくはヘラクレスのように「ソラ達が出会ったのは原作のアフター」のパターンが多かったが、
『トイ・ストーリー』をはじめとするピクサー作品は原作サイドからの要望により、
「トイ・ストーリーシリーズの正史の中に組み込まれた出来事」として扱われており、
『2』と『3』の間で実際にバズ達がソラ達と交流を持った事が公式公認となっている。
また、何故かバズ達には彼らの世界で発売されているゲーム『VERUM REX』の主人公ヨゾラがソラとよく似た姿に見えるらしいが…?
MUGENにおけるバズ・ライトイヤー
海外で複数作られている。
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ADRIAN氏製作 |
『 CVS』の ザンギエフの ドットを改変しており、顔が怖い。
レーザーも実装されているが、やたら太い上に どう見ても肘から出している。
AIはデフォルトで搭載されているが、起動が遅いので 常時起動コマンドを導入した方が良いかもしれない。
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Joey Faust氏製作 ナイトメア・バズ |
前述したSFC版のバズのドットを用いている。
氏のコンプゲー『TFGAF』のキャラであり、同コンプゲーのキャラと一括で公開されている。
海外製故に ボイスは英語なのだが、何故か メタルクウラの声が使われている。そちらも悪夢のような存在ではあったが…。
AIもデフォルトで搭載されている。
Jason64氏による改変版も某所で公開されており、ボイスが原作の物に差し替えられている。
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jumpman25氏製作 |
自作のドット絵を用いた ちびキャラ。
AIは搭載されていない。
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出場大会
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前述の通りニューバズも自分を本物のスペース・レンジャーだと思い込んでいるのだが、
本来異常事態のはずの同一人物が目の前にいる事については「同僚」と認識しており、
「任務開始時までコールドスリープすること」(起動せずパッケージに収まっていること)に違反したとしてパッケージに収容。
さらにバズと同行していたアンディの玩具一同の事も「同僚の仲間なので自分にとっても仲間」と思っているため、
バズ不在中にナチュラルに協力したことで他のおもちゃ達も入れ替わりに気づかず、悪気は無いが混乱させてしまった。
なおウッディについては「要救助対象」としか認識しておらず、救出時には事情が飲み込めず混乱していたが、
バズから極秘任務コード(恐らくは王族の救出任務)を聞いたことで、ニューバズは「殿下」と跪いて敬意を表していた。
最終更新:2025年05月02日 09:47