「もがく者どもよ、その程度か… それもまた良し…」
格闘スタイル : 音巣対流拳(ネスツリュウケン)
誕生日: 10月7日(44歳)
身長: 193cm
体重: 88kg
血液型: O型
スリーサイズ: 不明
出身地: 北極
趣味: 育児
大切なもの: ネスツ組織全体
好きな食べ物: グレープフルーツゼリー
嫌いなもの: ない
得意スポーツ: スキューバダイビング
『
THE KING OF FIGHTERS 』に登場するキャラクター。『2001』の中ボス。
設定上は
クローンゼロ のオリジナルだが、ゲーム的には
コンパチ (そもそもオリジナルの存在自体が後付け設定)。
コードネームは
「00(ゼロゼロ)」 。恐らく「クローンではないゼロ」という意味だろう。
『2000』のゼロが01 で、
『2001』のゼロが00 である。実にややこしい。
担当声優 は『2001』『2002UM』では
新居利光
氏、『KOF ALL STAR』では
楠大典
氏が演じている。
ネスツの最上級幹部で、
イグニス に絶対的な忠誠を誓う。会社で言うと専務あたりか。
クローンゼロとは顔が全く異なり(そもそもクローンの顔は
リング 機関 のリング司令と
すり替わる ために整形したもの)、
白髪(銀髪?)で若々しく整った顔立ちをしており、性格も非常に落ち着いている。
クリザリッド の有能さをきちんと評価していたようで、『'99』でクローンゼロに葬られかけた彼を救出させ、
自らの配下に置いた(小説では超科学で蘇生したことになっている)。
KOFを勝ち抜いた
K' らが「
あのお方 」に相応しい器であるかを試すため、彼らをエアシップに招待し戦いを挑む。
イグニスにとっては
完全な捨て駒扱い だったが、本人は微塵も疑問を抱くことは無かった。
クリザリッドと飛賊の長である龍(ロン)を従え、ライオンのグルガンをペットとして飼っている。
『2002UM』では
ラスボス の一人に昇格。
5ステージ目の最後の相手を
MAX超必殺技 でKOした場合のラスボスでクリザリッドやクローンゼロよりも高位置に君臨している。
また、
歴代 中 ボ ス の中でも特に威圧感があり、ヒロアキによる立ち絵イラストもラスボス風のクールさを醸し出している。
+
グルガンのプロフィール+補足
格闘スタイル: コマンドサンボと爪と牙
誕生日: 6月4日
身長: 288cm
体重: 423kg
血液型: 不明
スリーサイズ: 不明
出身地: ケニア?(サバンナあたり)
趣味: ひなたぼっこ
大切なもの: ゼロ様
好きな食べ物: 熊本県の馬刺し
嫌いなもの: ローランド・イスタス
得意スポーツ: テニス・水泳
オリジナルのゼロがペットとして飼っているライオンで、体毛は青黒い。
コマンドサンボの使い手だったり、テニスと水泳が得意だったり、熊本県産の馬刺しが好物だったり、ライオンらしからぬプロフィールである。
また、嫌いなものの「ローランド・イスタス」とは漫画『
グラップラー刃牙 』の登場人物であり、
彼がライオンに関節技をかけるシーンがあるため嫌っているのだろう。漫画も読めるのもライオンらしか(ry
嬉野秋彦の小説版『2001』では
マキシマ との死闘の末に敗れ、口の中を撃ち抜かれて絶命している。
ちなみに、全身が真っ黒な動物は実在する(ただしライオンは確認されておらず、画像検索して出てくる画像も加工されたもの)。
「メラニズム」と呼ばれる遺伝子疾患があり、メラニン色素の欠乏によって全身が真っ白な状態で生まれる
アルビノ とは逆に、
メラニン色素が過剰に作られたことで炭のような黒い姿になる症状のことで、クロヒョウもそのメラニズムである。
他にも画像検索すると
きつね 、
きりん 、
蛇 、
鶏 、そして人間のメラニズムも出てくるので、もし気になった人は調べてみよう。
好きなものや得意スポーツなどがクローンと一通り違っており、中でも異様なのは
「育児」 という趣味。
実際に子供がいたのか、それとも
ネスツに作られたクローン の教育のことなのかは不明だが、
ペットを飼っていたりK'らの強さを試したりなどの行動から、何かが成長する過程を見るのが好きなのだろうか。
ネームレス やK´への対応を見ていると、ネスツ改造人間達の産みの親、もしくは彼らの管理者という線が強いと思われる。
特に幸薄過ぎるクリザリッドを唯一救った上(蘇生までしている)、さらに手元に置いていることから、少なくとも彼に対しては親心があるのかもしれない。
ただし、
クローン京 に「所詮オリジナルは越えられぬ。それが貴様らクローンの限界だ」と姿形を模倣した偽物では本物に勝てないと指摘するなど、
基本的に部下に対しては厳しく、「ネスツのために生きネスツのために死ぬ」や「ネスツは弱者を必要としていない」という鬼教育を施している様子。
また、
他の KOF ボス と同様敗者には辛辣な言葉をぶつけるが、ネームレスには「立ち上がるがいい、真実に辿り着きたければな!」と意味深な発言をしたり、
マスタ ーチ ーム の生き様や
キム の正義への信念を称えるなど、野心家のクローンゼロとは違った性格が窺える。
格闘スタイルも「
音巣対流拳 ( ネスツリュウケン ) 」になり、さらにパ○リ度が進んだ。というか、そもそも
音巣対 ってなんですか。
また北極出身の癖にいやに色黒で、得意スポーツは「スキューバダイビング」。
「00のゼロの出来に納得ができなかった担当デザイナーが、思いのたけをこのキャラにぶつけて完成しました」
らしいが、クローンと同じぐらいこの人もよく分からない 。
K'らに敗れた後はエアシップに残り、墜落する船と共に潔く散っていった。
この際クリザリッドおよびグルガンも死亡したと思われ、龍だけが脱出した。
『2001』『2002UM』における担当声優の新居氏はハイデルンや
ルガール・バーンシュタイン (
CV若本 の『2002』を除く)などの役でKOFとも縁の深いお方。
『2001』のイントロでは外国語も喋っていた
*1 が、『2002UM』では全部日本語で喋るようになった。
元々比較的高めの声で演じられていたキャラなのだが、『2002UM』での新録では『2001』以上に甲高い声になっている。
具体的に言うと「老人のようなしわがれた声」。共演しているルガールとの差別化以外にも新居氏の加齢(当時61歳)による声質の変化もあるためだろう。
+
声の比較
『2001』VIDEO
『2002UM』VIDEO
「戦いが終わるのはつまらんが、精々私を楽しませてくれ…」
コミック『THE KING OF FIGHTERS~A NEW BEGINNING~』では、終盤にオロチ四天王やクリザリッド共々亡者として一時的に復活している。
原作中の性能
前述通り設定上はオリジナルだがゲーム的には
クローン の
流用 。
必殺技 の数は
クローン より少ないが、クリザリッド・龍・グルガンを
ストライカー として呼び出すことができる。
『2001』ではパワー
ゲージ が表示されないが内部ではしっかり処理されており、無制限にゲージ消費行動を取ってはこない。
この仕様は家庭用でプレイヤーが使った時も同様で、例えゼロ以外に誰を選んでも強制的にストライカーがこの3人に変更・固定される。
なお、PS2単体版に限りクリザリッド・龍・グルガンを別のキャラもストライカーとして使用可能。
技の性能はクローンとほぼ同じだが威力がさらに上がっており、まともに食らうとシャレにならんぐらい減る。
行動パターンも改善されているため、中ボスとしてはかなり強い部類に入る。
しかし、プレイヤーのしゃがみ小パンチに
超反応 でスカート技を使ってしまうため、
離れて小パン→ガード→ダッシュして連続技というパターンで簡単に勝ててしまったりもする。
ラスボス の一人として再登場した『2002UM』ではパワーゲージが普通に表示され、
クローン同様しゃがみモーション及びしゃがみ
通常技 が新規に追加と斬風燕破の
硬直 が減少され、
ストライカーがシステムとして存在しないため固有の必殺技扱いに変更(詳しい仕様変更は後述)された。
+
オリジナル・クローン共通技
斬風燕破・殺魔
斜め上方にスカートを翻す。リーチは短いが飛び道具 を反射 できる。やたら長い無敵時間もある。『2002UM』ではスーパーキャンセル 対応技に。
斬風燕破・叛鏡
前方にスカートを翻す。威力が高く、ヒット・ガード問わずゲージが1本以上溜まる異常なまでの回収率を誇る。
またガードするとガードクラッシュ (以下、ガークラ)確定。『2002UM』ではスーパーキャンセル対応技に。
飛び道具を反射するのが「殺魔」で、跳ね返さないのが「叛鏡」。納得いかなくても、そうなってるのだから仕方ない 。
斬風燕破・凰牙
スカートを振り上げつつ飛び上がり、円弧を描くように広げて突進する。
強弱2パターン存在し、弱は真横に2キャラ分程移動、強は斜めに小さく飛び上がって攻撃する。
クローン版の「翔覇」と比べると隙は小さい。
獄鎖斬陣
翔覇が無いせいかクローン版とは技構成が異なり、殺魔→宙に浮かびつつ弱凰牙×2→強凰牙と続く、非ロック 系の乱舞技 。
出掛かりが全身無敵で、小技から繋がるなど高性能だが、空中の相手にはカス当たり するため、主に連続技の締めや割り込みに使用される。
原作だと(少なくとも『2002UM』では)体力 の最大値が小さいので、削りダメージがヒット時とほとんど変わらない。
白羅滅精
ゼロが直立で片手を握る開始モーションをとると、
ゼロの付近にブラックホール状のエネルギーが発生し、背景が暗転。 直後、ブラックホールに向かって白い球体が画面外から飛来する。
動作中は完全無敵。
左右からゼロ本体に目掛けて移動してくるこの球体に攻撃判定 があるように見えるが、
実際にはゼロに向かって不可視の巨大な攻撃判定が8回に渡って左右から迫ってくる仕様となっており、
厳密には全画面判定 とは異なるが、MUGENでは全画面判定 で作られている場合が多く、そういう認識でも特に問題はない。
『2001』のCPUは龍のガークラ と併用してくる。
『2002UM』では8ヒットするものはMAX版に格上げされ、1ゲージ版は4ヒットになった。
+
オリジナル専用必殺技
STクリザリッド
ゼロの後方から出現し、テュホン・レイジで相手を垂直に浮かす。
食らい判定が着地ポーズの起き上がりから攻撃動作に移るまでの一瞬しかないため、出せばまず潰されない。
「蛹よ!」
STグルガン
ゼロの斜め後方から出現し、飛びかかりつつ相手を引き裂く。
クリザリッドと違い出現時から食らい判定があり、また見た目と違って着地時にしか攻撃判定がないため、使い勝手はよくない。
「獅子よ!」
ST龍(ロン)
相手の眼前に出現し、ワイヤーフレーム 判定の打撃を繰り出す。
ガードされても確実にガークラを誘発するため、AIは白羅滅精と併用することが多いが、補正 で威力が約半分に落ちる。
『2002UM』ではワイヤーになるのはカウンターヒット時のみに。
「死神よ!」
なお、『2001』ではこれら3種のストライカー召還動作時にはゼロに喰らい判定が無く、
完璧に連発すると無敵のまま一方的に攻撃できる。このためイグニス以上の凶悪キャラと言われることも。
『2002UM』では仕様が大幅に変更され、ストライカー自体の喰らい判定が無くなり、
全体的に発生が高速化(特にグルガンは強攻撃から繋がる程)した反面、
呼び出し中のゼロに喰らい判定が付いて硬直が増加、連続で呼び出すことは不可能に。
極星冥界陣
『2002UM』で追加されたMAX2。ボディブローがヒットすると龍が相手の魂を引き剥がし 、
ストライカー3人がかりで魂をボコボコにした後、相手の肉体を再び魂の元に戻す、一種の乱舞技 。
間合いは強Pとほぼ同じなので近付かないと当たらないが、どこでも判定かつガード不能のため、
画面端では強Kやふっ飛ばしなどのダウン回避不能攻撃から繋がる。
「戻れ、魂の元へ…」
MUGENにおけるオリジナルゼロ
ニコニコ動画で見かけるのは主に以下のもの。
ニコMUGENでは白羅滅精を放つ際に「んんんんんん」
弾幕 が流れることが多い。
+
ICCHA氏製作 2001仕様
代理公開先の閉鎖により一時は入手困難だったが、現在は同氏の
クローンゼロ 共々、J・J氏のサイトで代理公開されている。
原作の4対1のイメージか、攻撃力・防御力が恐ろしく高い。特に獄鎖斬陣がクリーンヒットした時の威力は洒落にならない(削りでも3割)。
ストライカーに食らい判定がなく、「ストライカーばら撒き→マントでゲージ回収→適当に超必」だけで大抵の相手に勝ててしまう。
デフォルトで搭載されているAIは、斬風燕破・凰牙による対空攻撃と、斬風燕破・殺魔による飛び道具反射をしてくるなど厄介な行動を取ることもあるが、
影DIO のデフォAI以上に無駄が多いため、負ける時はあっさり負ける。それでも、ボスクラスのトナメで優勝経験あり。
PP氏による外部AIも公開されている。
上記のボス性能を存分に活かしたガチガチのAIで、凶トップクラスの強さを誇る。
+
リン&バット氏製作 2001+アレンジ仕様
現在はInfoseekの無料HPサービス終了により入手不可。
GONZO-氏のクローンゼロを改変したキャラクター。
通常の『2001』モードの他に、疾火煌陣や魔舞紅躁を使用できる『2000』モード、
クローンの技とストライカーを合わせ持つ『2000』+『2001』モードと、好みに合わせて3つのモードを使い分けられる。
ヅァギ氏のAIが公開されている。
+
リン&バット氏製作 2002UM+アレンジ仕様
現在はInfoseekの無料HPサービス終了により入手不可。
こちらもGONZO-氏のクローンゼロを改変したキャラクター。
上記の『2001』+アレンジ仕様にしゃがんでの動作や、『2002UM』のMAX2動作を追加したもの。
こちらも通常モード・ボスモード・オリジナル+クローンモードの3つを使い分け可能。
ヅァギ氏のAIが公開されている。
+
FlowrαLliα氏製作 Keeper of N.E.S.T.S
FlowrαLliα氏製作 Keeper of N.E.S.T.S
リン&バット氏のオリジナルゼロを改変したアレンジキャラクターで、ストライカーの攻撃発生が凄まじく速くなっている。
その速さは、クリザリッド→クリザリッドが繋がったり、龍で相手がガークラしたのを見てからグルガンが確定するほど。
また、ストライカーとしてオリゼロが登場したり、ストライカーにEX版が追加されていたり、白羅のエフェクトが派手になっていたりする。
地味に
運送技 も実装されている。
デフォルトで10段階調節可能な強力なAIが搭載されている。
後の更新で一新されて旧版は公開停止となったが、動画使用等は問題ないとのこと。
見た目は変わらないが旧版と新版では異なる箇所が非常に多く、ほぼ別キャラといって差し支えない。以下別々に解説する。
+
旧版
スタートボタンを押しながらの決定で裏モードとなる。
表モードは純粋なオリゼロのアレンジキャラになっており、凶中位~上位ほどの強さ。
裏モードは食らい中ストライカーとしてオリゼロが
勝手に 登場してスカートや白羅で攻撃し、相手のコンボの妨害を行う。これにより強さは更に上がる。
また、イントロで
アルカナハート のキャラが登場するようになる。特に負けた際に嘲笑いに来る
シャルラッハロート のインパクトが強烈。
11Pはボスモードとなり、コンボ制限が無くなり、ストライカーゼロに当たり判定が無くなる(潰せなくなる)。凶最上位ほどの強さ。
12Pはそれに加えてダメージ軽減や攻撃力倍増などが施され、完全な狂キャラになる。
+
さらに
5P・6Pは隠しモードとして常時ハイパーアーマー・ダメージ固定化・NoKOなどを搭載した狂上位~最上位のキャラとなっており、
Rare Akuma をも倒せてしまう。うっかり選ばないように注意。
+
新版
表裏の区別が無くなり、カラーは純粋な強化のみになった。技構成も変化している。
イントロだけでなく、ストライカーとしてもアルカナキャラ達が登場するようになった。こちらも
勝手に なので、コンボキャラにとっては非常に厄介。
AIの設定項目でゼロやアルカナキャラの登場可否を選択可能になり、オリゼロに近いキャラとして動かすことも可能になった。
また「ストライカー回避率」を設定できるようになり、旧版では自重していたストライカー召喚連打を行うことも可能。
回避率0でも攻めにはストライカーを使い、十分すぎるほど強いので、設定はくれぐれも慎重に。
5~8Pカラーのボスモードは、攻撃力1.5倍、2撃目以降の被ダメージ80%OFFなどの素敵なオプションが追加され、
エルクゥ や
マスターギース は勿論、なんとウロボロス設定MAXの
ストライダー飛竜 にも勝ってしまうあたり、完全に
狂クラス だろう。
9~12Pカラーは旧隠しモードを更に強化したものとなっており、とうとう準神の領域に踏み込んでしまった。
+
妄想電波青年氏製作 2001仕様
=
妄想電波青年氏製作 2001仕様
こちらもリン&バット氏のオリジナルゼロの改変。
初代ニコロダ(up6561)で公開されていたが、現在は閉鎖により入手不可。
クローンゼロの技は完全に撤廃され、ストライカー召喚動作中完全無敵やゲージ回収率の上昇などより原作に近付けたものになっている。
カラーごとにモード変更可能で、1~6Pではノーマルモード、7~11Pではボスモード、
そして、12PではCPUボスモード(原作CPUと同等の火力)になる。
名前の「CPU」が示す通り常時AI起動済みのAIが同梱しており、他力本願と言えるほどにストライカーをよく活用する立ち回りを行う。
特に、ガードのかわりに上記のストライカー召喚で相手の攻撃をかわすスイッチを有効にすると、
ノーマルモードでAILv12の
ゴンザレス に有利になるなど、ガン攻めキャラに対して異常なほどの回避率を発揮する。
また、AILvを最低にしても対AI戦で通用するほどの立ち回りやガード精度は保たれているので、弱体化しても中々手強い。
設定次第でガラリと変わるが、おおよそ凶~狂中位一歩手前の強さを持つようだ。
+
アフロン氏製作 2001+アレンジ仕様 旧版
現在は公開停止。
ストライカーや白羅滅精の判定など、MUGENのオリゼロの中では最も原作に近い仕様と思われる。
EXモードではリン&バット氏のオリゼロ同様『2000』ゼロモードとなり、クローンゼロの技を使用可能になる。
AIは未搭載。
+
アフロン氏製作 2001+アレンジ仕様 新版
上述の旧版が更なる調整を経て帰ってきた。
システムは『2001』だが、『2002UM』の「極星冥界陣」も使える。更にはクローンゼロの技も使用可能。
ファイルの「St-Zero」の通り、ストライカーに重点を置いたアレンジで、原作の3人を含んだ20人+αの中から
開始前に3人を選ぶ方式になっているのが最大の特徴。同じキャラの複数選択・同時召喚も可能。
「極星冥界陣」成功時にも選んだストライカーがちゃんと攻撃してくれる。
選択中に特定のコマンドを入力すると隠しストライカーも選べるようになっている。
中には明らかにKOF外(というか
会社すら違う )のキャラの姿も…。
更に、このストライカーが特定の組み合わせの時に限り1ゲージ消費して使用可能な「EXストライカー」というものもある。
AIは未搭載。
+
追加ストライカー解説 ※長文注意
K'
ゼロの斜め後方から出現し、空中飛び道具の「エアトリガー」を二連続で放つ。
マキシマ
「マキシマジャー!」と叫びながら落ちてきた後「マキシマ・スクランブル」から「モンゴリアン」への連携を行う。
KUSANAGI
「千九百九拾九式・霧焔」を放つ。ちなみにこの技は家庭用『'99』限定のエクストラストライカーであり、
草薙京の初期案でもあった霧島翔 の「ロマンチックキリシマコンビネーション」が元ネタとなっている。
ネームレス
「強襲型抜手刀戦技・天霧」の動作で現れた後、画面端まで一瞬で届く飛び道具の「拡散型抜手刀奥技・絶影」の最終段のみを行う。
クリザリッド ('99第一形態)
2ヒットする飛び道具の「ネガティブ・アンギッシュ」を発射する。
クリザリッド('99第二形態)
家庭用『'99』限定のストライカー技の「エンド・オブ・ライフ」を使用する。
技の内容は炎をまといながら突進し、その後火柱を発生させるという超必の「エンド・オブ・エデン」を逆にしたもの。
クローンゼロ
相手の目の前に飛び込み、「魔舞紅躁」の衝撃波部分のみを行う。
アナザーK'
『2000』でのK'のアナザーストライカー。K'のものとはモーションが違った「ナロウスパイク」を使う。
アンヘル
アンチェインフィニッシュ技の一つの「コズミック フーテン スイング」を単発で放つ。
K9999
ジャンプ強Pで突進してから吹っ飛ばし攻撃に繋ぎ、ワイヤーダメージを発生させる。
原作でもそうだが、歩いて退場するため再使用できるようになるまで時間がかかる。
『2001』でのストライカー動作で、技名は「俺に命令すんなぁ!!」
京-1
「百八式・闇払い」を放つ。ダウン追撃が可能。
京-2
「百式・鬼焼き」から炎を纏った「R,E,Dキック」に繋ぐ、『2002UM』で追加された超必の「布都御魂」を使用する。
ウィップ
「ストリングス・ショット」の構え状態でゆっくりと相手に近づき、射程に入ると「タイプB“コード:力”」から
「ブーメラン・ショット」へ繋げる。
クーラ・ダイアモンド
氷ゲイザーことMAX版の「ダイアモンドエッジ」を放つ。
キャンディー・ダイアモンド
『'99』でクーラをストライカーに選択すると代わりに登場する。
片足を上げて「竜巻旋風脚」のように回転しながら滑っていく「キャンディースピン」を使用する。
フォクシー
『2001』のストライカー動作と同じ。相手に突進し、近づくと「月の銀」で橘右京の「ツバメ返し」のように
飛び上がりながら斬りつける。中段判定。
ダイアナ
相手の背後空中にワープし、斬りつける。クーラの『2002』でのMAX2である「フリーズコンプレーション」の動作の流用。
ちなみに原作ではクーラとフォクシーの演出のみで出現し、プレイヤーキャラはおろかストライカーになったこともない。
+
Men'sClub氏製作 2002UM+アレンジ仕様
Men'sClub氏製作 2002UM+アレンジ仕様
現在は氏のHPが閉鎖されているが、クローンと共にムゲぎこ氏によって代理公開されている。
『2002UM』仕様だが、所々にアレンジが入っている。
全体的にデチューン気味だが設定を変えることでボス時のゲージ回収率と無敵時間にすることも可能。
氏のクローンゼロ同様「チートスイッチ」搭載。無数のストライカーが発生する設定にすると、
なんかちょっとおかしくなったんじゃないか というレベルで龍、クリザリッド、グルガンが大量発生する。
こちらも改変自由な他、デフォルトでAIが搭載されている。
このAIレベルを最大にすると、
ギル の
リザレクション や
イノ のメガロマニアなどにも対応した動きが可能。
また、ストライカーの動きが半端ではないくらいに速くなる。
なお「『極星冥界陣』の演出の処理が少々強引な方法でされているので、安定した処理方法を知っている方はご連絡下さい」とのこと。
+
Usual氏製作 2001+2002UMミックスアレンジ仕様
Usual氏製作 2001+2002UMミックスアレンジ仕様
アドラー や
魏 のAIを手掛けたUsual氏によるオリジナルゼロ。
上記のICCHA氏、リン&バット氏、Men'sClubのオリゼロとTightRiam氏のクローンゼロをベースとしており、完成度は80%とのこと。
システムは『2002UM』仕様でMAX発動やどこキャンを搭載しているが、通常技の構成やどこキャン対応技が原作とは異なる。
また、原作では(吹っ飛ばし攻撃含め)全て同じモーションだったジャンプ攻撃がそれぞれ個別のものに変更されているなど、氏の拘りが見られる。
今後も技やシステムなどを追加していく予定のようだ。
技構成は『2001』準拠だが、『2002UM』のMAX2「極星冥界陣」が追加されている。
ライフ1/3以下という使用条件があるものの、原作同様にガード不能・どこでも判定・終了まで完全無敵に加え、
暗転前に大きく前進するので割り込みやコンボに組み込みやすくなっている。
おまけに原作と比べて持続や攻撃判定が大幅に強化され、ダウン追撃や回避不能な起き攻めを仕掛けることまで可能。
威力も相手のライフ最大値で計算されており、確定で大ダメージを与えられるという破格の性能を誇る。
AIは10段階にレベル調整可能なものがデフォルトで搭載されており、
ストライカー封印や、プレイヤー仕様とボス仕様に性能を切り替えることも可能。
プレイヤー仕様は一部技やストライカー使用時の無敵が削除されている他、攻撃力や耐久力が一般キャラ並にダウンしている。
+
Fishbed氏製作 Slash Zero
オリジナルゼロの改変。
何故か
ボイス が
ジョージ 。
ストライカーがグルガンのみになっている。バリアを飛ばす
必殺技 が追加されており、疾火煌陣がガード不能なのも特徴。
AIも搭載されており、グルガンの召喚や相手を画面端に追い込んでの疾火煌陣でのハメなどで攻める。
+
まじっく氏製作 Voltage-Zero
名前の通り全体的に電気を纏っている。
しゃがみやジャンプが無く、6ボタン式の上チェーンコンボが可能になっているなど、システム面はほぼ別物。
技はクローンゼロがストライカーに追加されていたり、通常のゼロの投げや
特殊技 が必殺技に昇格していたりする。
また、本体が電気を纏うようになり、ストライカーの技にも属性が追加されている(炎・氷・風など)。
さらに、通常キャラクターは当たればほぼ即死(約1900ダメージ)の5ゲージ技も持っている。
ゲージさえあれば白羅をスパキャン→ドリキャン→MAXキャンセルで
4連打 できる。エフェクトも相まってド派手で一見の価値あり。
ノーマルモードとボスモードがあり、ノーマルモードだと全体的に火力が低下したり無敵が減ったりする(デフォルトではボスモード)。
コンフィグで上記のモード設定やストライカーの有無、AIの常時起動などが設定できる。
7P以降で常時ボスモード固定・12Pで各種設定項目最大となる。コンフィグで同じ状態にできるので厳密にはカラー差ではない。
また、同氏により声が
教授 になるボイスパッチも公開されている。
しげふらいど氏の「ゼロ補完計画」参加キャラでもある。
現在は西瓜氏の強化改変した「Voltage-Zero_RC」と、tryshur氏によって強化パッチが作られている。
+
北陸在住匿名希望氏製作 Voltage-Zero Returns
北陸在住匿名希望氏製作 Voltage-Zero Returns
こちらも電気を纏ったゼロ改変だが、上記とは異なるものとなっている。
ストライカーにKUSANAGIが加わっていたり、運送技が追加されていたり、極星冥界陣の演出が全くの別物に変わっていたりするが、
こちらも演出が派手で格好いい。
変わった所では「感電」という特殊システムを搭載しており、これは電撃属性の攻撃をある程度当てることにより、
相手が攻撃モーションを取った際に感電させ、短時間行動不能にするというもの。
この他、ヴァーゲ氏によるカラー差とコンフィグを追加した強化パッチ「雷王ゼロ」と改変キャラの「雷皇ゼロ」、
その改変をさらに強化した「雷皇ゼロ-ボルテックス」なども存在する。
+
熄癈人氏製作 Solitary-ZERO
名前の通り、ストライカーを用いず孤独に戦う
神キャラ 改変。
毒や超即死を用いた攻撃を使用する。
また、覚醒システムを持っている。
+
PP氏製作 Original Zero-Boss
サイキカルBossやイグニスBossを製作した氏によるアレンジ。
現在はZET氏によって代理公開されている。
ICCHA氏のオリジナルゼロを改変したもので、クローンとオリジナルのMAX2が追加されている他、
全体的に無敵時間が長く、ストライカー達をほぼ同時召喚できるなど強化されている。
また、特定のステートに移行すると被ダメージが激減したりなど、防御面もかなり上がっている。
デフォルトで氏恒例の強AIが搭載されており、超反応は勿論、小パンでの牽制、当身、白羅での避け行動など、性能をフル活用する。
そのため、AIレベル最大だと狂中位はあると思われる。
+
SaltedFish氏製作 Original_Zero-UM
SaltedFish氏製作 Original_Zero-UM
美鈴・バーンシュタイン も製作した氏によるオリゼロ改変。
性能は『2002UM』準拠だが、ストライカーがやたら早い。
設定でストライカーの有無やボイスの変更(『2001』or『2002UM』)が可能。
また、6P及び12Pは特殊カラー(金カラー)となり性能が上がる。
優秀なAIもデフォルトで搭載されており、ストライカーでガークラさせて確実に攻めていく。
アレンジ・改変
+
藤枝梅庵氏製作 ゼロ子
もしオリジナルゼロ
が女性だったら… をコンセプトに製作されたもの。
製作者のブログなどは閉鎖されたが、Media Fireや公開ロダにファイルは残っているので、現在も入手自体は可能。
褐色肌(デフォルトカラー)にショートヘアと正統派の女体化だが、ニュートラルポーズから下乳を露出しており、魔舞紅躁を使うと尻も露出する。
最終更新版は通常技と特殊行動の一部、およびクローンの必殺技である魔舞紅躁が仮登載されていた。
ただし基本動作は揃っているものの、一部のドットに未完成な部分が見受けられる。
なお、
MUGEN1.0以降 ではlocalcoordの設定無しだと小さく表示されてしまう。
defファイルの記述を「localcoord=320,240」などに変更しておこう。
この他に、リン&バット氏とMen'sClub氏の2002UM仕様には、声が速水奨氏になるボイスパッチが公開されている(改変転載自由)。
+
大会ネタバレ
凶と狂の境界で台パンするシングルトーナメント では上記の「Original Zero-Boss」が参戦。大会としては恐らくこれが初参加。
バルバトス や
マグニートー が10割コンボだの一撃必殺だの
上司と部下が悪ふざけだの大暴れしている中、
永久もなく、普通にダメージも食らう大会らしくないキャラで当初あまり話題にされなかった。
実際初戦では
ユーフィー 相手にストレート負けという苦しいスタートであり、そのユーフィーが大会敗退第2号になったのだから無理もないか。
しかし、優勝候補の一角であり当時無敗の
マスター鷲塚 にストレート勝ちしたのを皮切りに、
ジャスティス や
天草 などの強豪にもストレート勝ちするなどしたため一気に注目を集めた。
最終局面が近付くにつれ、
輝夜 や
飛竜 ですら追い込まれていく中、
ジョニー 、
ゴンザレス 、
ルガール2nd 、
イノ といった実力派を次々と撃破し、気付けば9連勝。
その強さと貫禄(と怖い顔のポトレ)に「こいつがラスボスか」と視聴者を唸らせた。
その為、終盤において初戦で彼を倒したユーフィーが密かに注目されたのは言うまでもないが…。
特にルガール2nd戦では
サムネからして別の意味でもの凄いインパクトを残した。
Finalパートの第1戦にて、同じくラスボスと呼ばれ、圧倒的な力で
んもぅ や
センチネル ですら寄せ付けなかった
ジャガーノート と直接対決が実現。
ヘッドクラッシュをマントで潰しつつ、全画面とストライカーを活かし、少しずつ相手を追い詰める台パンらしからぬ知的な戦法で勝利を収めた。
+
とある者はこう言った。
『幽遊白書』で例えると、ジャガーノートは
戸愚呂 、ゼロは
仙水 と。
しかし、その後既に2連勝していた鷲塚に3戦目で遂にリベンジされ、最後は台パンの申し子・センチネルに接戦の末敗れ脱落した。
結果として4位だったが、12勝は大会最多勝であり、大会最多の7人もの台パンキャラを脱落させた。
ちなみに優勝した鷲塚の4敗の内2敗がゼロによるものである。
その立ち回りと活躍は、初参加で全く知られていないキャラながら、視聴者に大きなインパクトを与えたことだろう。
この大会以来、少しずつではあるが出番は増えつつある。
…が、No.7として登場したVoltage-Zeroの方は、
4連勝目前にして一般枠の
天子 &一時復活枠の
ストライクフリーダムにとり による連携
とゲージ温存と言う名の慢心によって撃破されてしまい、
前述の借りを返される結果となってしまった。
しかし、Lv4ボスで登場したVoltage-Zeroは遥かに格上のLv6ボスである
間桐桜 に出オチで撃破されてしまう。
更にBOSS性能ではない一般枠の方にも参戦しており、名前繋がりで
冴月麟 との特殊イントロが発生した上、
可愛さに耐えれなかったのか
小パン連打でナデナデしようとした(タグ名「マッハなでなで」)。
次の大会ではもう1人の
リン にも、特殊イントロも無く一瞬だったがナデナデしようとした。
趣味が育児なだけに
…それが災いしたのか
相性の悪い女性 ボス に狩られてしまうのだが。
+
ストーリー動画などニコニコMUGENでの扱い
原作同様クローンゼロとはクローンとオリジナルという関係であったり、全くの別人であったりと、二人の設定は動画によって異なる。
真面目な性格のせいか、はたまたキャラ自体が地味だからか、ストーリー動画での活躍はクローンゼロより抑え気味。
登場する場合は人格者で描かれることが多いが、
上司 や
変態な同僚 、
不運な部下 に苦労させられたりすることもしばしば。
また、趣味が育児であることから、保護者役を務めることもあるようだ。
ストーリー動画が流行り出した初期の頃は、従来の人気があったルガールや
オロチ と違って、
ネスツ編の ボス は過小評価を受けていたこともあり、噛ませ役で使われるなど酷い扱いを受けていたこともあったが、
上司 はルガールと対比の存在(『2002UM』では共に最強のラスボス扱いとして共演していた)として着実に大ボスとしての地位を築き始め、
部下 は
ニコニコネタ が流行るなどしてMUGENストーリー動画出場ランキング上位の常連になるなど、徐々に活躍の場を増やしていっているのに対し、
オリゼロはどうしても脇役でひっそりしている傾向が強い。
クローンが色んな意味で目立ち始めたので、オリジナルとしては負けていられない所である。
最近ではクローンがカオス化する一方、
主 君 や
部 下 が似ていたり、髪の色や立場が同じだったりする関係からか、
某メイド さんになっちゃっていたりする。
二人の技を基調にアレンジを加えた新技も多く持ち、専用カットインや部下とのコラボ技を搭載、
上記のリン&バット氏オリゼロのようなモード選択など、あながちただのネタといえない完成度。
ついでにストライカー達も
可愛ら しい姿 になっている。ただし
声は元のまま (OFFにもできる)。
出場大会
+
一覧
+
オリジナルゼロ
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
+
Keeper of N.E.S.T.S
【Keeper of N.E.S.T.S】
シングル
タッグ
チーム
その他
凍結
削除済み
+
Solitary-ZERO
【Solitary-ZERO】
削除済み
非表示
出演ストーリー
かなり聞き取りにくいボソボソ声で喋っており、ネオジオの音質もあって正直何を言っているのかよく分からない。
アプリ『KOF ALL STAR』に出場した際には登場シーンで
「Welcome to death falling」 と喋っているが、
これは『2001』のROM内に大量に存在する没
ボイス の一つである。
日本語に意訳すると「死にたまえ」程度の意味合いか。
彼が一体何を喋っているのか、未だ真相は闇の中なのである。
最終更新:2023年06月03日 12:14