【サテラビュー】

サテラビュー とは、任天堂のゲーム機、及び周辺機器。

概要

サテラビュー


発売元

任天堂

メディア

ロムカセット

発売日

通信販売:1995/04/中旬 (日本)
店頭販売:1995/11/01 (日本)

値段

18,000円(税込/送料込)

日本販売数

200万台(出荷)

【スーパーファミコン】の周辺機器。
BSアナログ放送で実施された衛星データ放送サービスを受信するための、データ放送受信端末(モデム)としての機能を持つ。
専用のゲームソフト『BS-X -それは名前を盗まれた街の物語-』に、専用の『8Mメモリーパック』を差し込むことで受信したデータを保存できる。
また、【糸井重里のバス釣りNo.1】などの一部のゲームソフトもサテラビューや8Mメモリーパックに対応している。

衛星デジタル音楽放送運営によるラジオ放送局「セント・ギガ」の放送サービス、『セント・ギガ衛星データ放送 スーパーファミコンアワー』と連動して放送とデータの送信が行われた。
配信されているゲームの中には、ラジオ音声と連動した「サウンドリンクゲーム」と呼ばれる、擬似的なオンラインゲームのようなコンセプトの作品が多々見られていた。
実質的に体験版のようなデモ版のゲーム配信や、不特定多数のプレイヤーで同じゲームをプレイしハイスコアをハガキで送って競う仕組みなど、当時の他ハードでは再現できなかった要素を楽しむことが出来た。

BSデジタル放送の利用が前提である事や、宣伝不足(ごく一部のパッケージのチラシが入っている程度だったらしい)、当初は通信販売限定であった事によりプレイするための敷居が非常に高いために普及には至らず、出荷台数は200万台に留まっていた。
更に1995年当時は次世代ゲーム機戦争の真っ只中であり、翌年には任天堂からも【NINTENDO64】が発売されている。
結果、1996年には任天堂やサードパーティがサテラビュー事業の縮小を開始。タレントを起用した番組の殆どが短縮されていき、1997年にはパーソナリティ番組が全て終了。
1998年にはマンスリーイベントも終了。1999年からはスポンサーも消えてセント・ギガ単独放送となり、2000/06には放送終了となった。

マイナーなハードとして終わったものの、オンライン要素を内蔵したコンシューマゲーム機はこれを皮切りに増加して行き、任天堂は【64DD】や『モバイルアダプタGB』で失敗を繰り返すものの、【ニンテンドーDS】の成功でようやく実を結び本体機能として定着する運びとなった。

BS-X -それは名前を盗まれた街の物語-

サテラビューを起動するために必要なゲームソフト。
言ってしまえば以降のゲームハードで言うところのHOME画面のようなもので、2種類のアバターからプレイヤーキャラを作って街の中を散策しつつ、ゲームを受信したりラジオを聞いたりして遊ぶことができる。
後期には【サテラウォーカー】というこのソフトの街を舞台としたゲームが配信されていた。

キャラクター

  • 【マリオ】
    イメージキャラクターとして宇宙服を着ていた。

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最終更新:2025年05月05日 03:10