51.俺「ストライクウィッチーズは世界を魅了する」 953~973

食堂に来ると、もう皆それぞれの席に着いていた。どうやら俺たちが最後だったみたいだ。
俺が来るまで待っててくれていたらしい。俺の敵前逃亡の話は知れ渡ってるようで、皆の俺を見る表情はそれぞれ違う。
といっても皆、心配そうに見つめたりとか特に何もないって感じの表情だったりする。
そんな中、ペリーヌだけは軽蔑の眼差しを俺に向けていた。

ペリーヌ「あら、やっと来ましたのね弱虫さん」

リーネ「ペ、ペリーヌさん、そんな言い方は・・・・」

俺「ははは、構わないよ。本当のことだからさ」

ペリーヌの言ったことが気にならない、というわけではない。正直へこみはする。
でも、言ってることは間違っていない。名前からも戦うことからも逃げ出した俺には弱虫というのが似合ってるのかもしれないな。
一緒に来てくれたシャーリーとルッキーニはさっさと席に着いていた。俺は、リーネとエイラの間が空いていたのでそこに座った。

エイラ「まー、ツンツンメガネの言うコトなんて気にスンナ」

俺「・・・・ツンツン・・メガネ?」

エイラ「ここにメガネをかけテいるヤツは一人しかいないダロ」

ペリーヌ「そこ、聞こえてますわよ!」

エイラ「聞こえルように言ってやったンダ! べー」

サーニャ「エイラ、駄目よ」

エイラ「わ、わかったヨ・・・・」

サーニャにたしなめられ、エイラはしゅんとなった。
煽られて憤怒の形相を見せていたペリーヌは、その様子を見ていい気味だと言わんばかりの表情を表している。
でも、これで仲は悪くなかったりするんだよなァ。

エイラ「ナア・・・・お前、敵前逃亡したってことはさ、あんまり戦う気はナカッたんだよナ?」

俺「え・・・・ああ、そうだけど」

エイラ「だったラ最初からハッキリ戦いたくナイって言えば良かったんじゃないカ?」

俺「そ、そうなんだよね・・」

ミーナ「その事なんだけど、俺さんには謝っておかなければならないことがあるわ」

俺「へ・・・・?」

突然ミーナさんがそう言ってきた。
謝っておかなければならないことって・・・・なんだろ・・?

ミーナ「初日に一緒に戦ってくれるかって一応確認したけど、あれって今になって思うと強制的だった気がするの。
俺さん、この世界のことを右も左も知らないのに期待をかけて、それがプレッシャーになっちゃったんじゃないかって」

坂本「ああ、言いだしっぺは私だしな。私からも謝っておこう。俺、すまなかったな」

え・・この二人ってここでは偉い人なんだよな。なんでそんな人たちが俺に謝ってるんだ。
どういうわけか、ペリーヌの睨みつけるような視線が嫌に突き刺さってくる・・・・

俺「ちょ、ちょっと・・なんで二人が謝るのさ、俺よりも偉いのに・・・・
むしろ謝らないといけないのはこっちだよ。あの時、はっきりと戦えないって言えば良かっただけのことなのに・・・・」

本当、あの時戦えないって一言言うだけでこんな回りくどいマネをしなくて良かったんだよな・・・・
それを長引かせたせいで訓練を手伝ってもらったり中途半端に力出して期待させたりして皆を振り回してしまったんだ。
ただ、あの時に戦えないって断ってしまえば見捨てられるんじゃないかって不安があった。
今になって思うと、皆がそんな冷たいことするわけないんだよなァ。

俺「それに・・俺が一番に謝らないといけないのは・・・・バルクホルンさん、本当にごめん・・・・」

思えばこの食事中、バルクホルンさんが全く目を合わせてくれない。何か気まずそうに、視線を反らされている気がした。
当然のことなんだけどな・・・・

バルクホルン「あー・・・・俺、私からも謝らなければならん。すまなかった!」

俺「え・・」

バルクホルンさんも謝ってきた・・なんで?
坂本さんやミーナさんといい、なんかこんなに一斉に偉い人たちが謝ってくるもんだから恐れ多いな・・・・

バルクホルン「お前の気も知らないであんな仕打ちを・・・・頬はまだ痛むか?」

俺「もう痛まないよ。それに、バルクホルンさんが謝る必要はない。
俺は叩かれて当然のことをやっちまったんだって思ってるからさ」

バルクホルン「しかしな・・・・」

俺「いやいや・・」

シャーリー「もうお互い様でいいんじゃないかー? 早く食わないと冷めちまうぞー?」

ミーナ「ふふふ、シャーリーさんの言う通りね。その話はもうここまでにしましょう。
それから、俺さんには申し付けておいた通り十日間の自室禁錮は受けてもらうけど、飛行停止期間は当分延長します。
代わりに雑用係をお願いしてもいいかしら?」

俺「それって・・・・」

坂本「もう戦う必要はないってことだ、安心しろ」

ミーナ「・・不満だったかしら?」

俺「い、いや、そんなことないよ。それくらいはやらないと・・・・」

そうだよ、これは俺が最初から望んでいたことじゃないか。
流石に表情に表すのは不謹慎だからやらないけど、もう少し喜んでいいだろ。
なのに、この妙な心残りはなんなんだ。俺は戦いたかったのか? そんなはずがない・・・・


◇  ◇  ◇


俺が部屋に戻った後のこと。
台所には、私たちカールスラントの者三人で残っていた。

エーリカ「それにしても俺、凄いよね~」

食後の紅茶を啜りながらハルトマンが呟いた。

ミーナ「あら、どこが?」

エーリカ「トゥルーデが使い魔を発動させた状態でビンタしたんだよ?
あんなもの喰らったら二日は寝込んでしまうくらい痛むかもしれないのに、平気そうだもん」

バルクホルン「そうだな、あの時は一切手加減せずに本気で叩いたはずだ私は・・・・
かなり頑丈に鍛えてある。訓練での走り込みさえも物ともしないからな」

エーリカ「まー、もう戦ったりしないからどうでもいいんだけどね」

そうだ、あいつはもう戦場に赴くこともないんだ。
あれだけの体力や戦闘技術があるのに、惜しいものだ・・・・

エーリカ「そんなことよりトゥルーデ、よくできました~♪」

バルクホルン「な、なんだいきなり」

エーリカ「俺とあんなにあっさりと仲直りできたじゃん。えらいえらい~」

バルクホルン「茶化すなハルトマン!
第一、私はまだ完全に許したわけじゃないぞ。ただ、同じ部隊にいる以上、いつまでも諍いを残すわけには――」

エーリカ「はいはい、それよりあとは俺から聞き出すだけかな?」

ミーナ「そうね・・・・でも自室禁錮させてる以上、こちらから出向くのも不自然よね・・・・」

エーリカ「じゃあさ、俺ってお風呂最後じゃん? トゥルーデがお風呂に入るの遅くなったってことにして――」

バルクホルン「な、なな何故わざわざそんなことをしなければならんのだ!
普通にあいつの部屋に出向くだけでいいだろう!? しかもあいつは男だ。男女で風呂に入るなど・・・・」

ミーナ「私はフラウの提案に賛成ね。そっちの方が自然だし、俺さんが何か間違ったことをするとは思えないわ。
坂本少佐も扶桑ではそういう文化があるって言ってたから、俺さん一応扶桑の人だからきっと通じるはずよ」

そう言うミーナの目は笑っている。ハルトマンもだ。

バルクホルン「二人とも・・・・なんか楽しんでないか?」

ミーナ、エーリカ「いえ、全然♪」


◇  ◇  ◇


芳佳「俺さーん、お風呂空いたから鍵開けますねー!」

俺「ああ」

風呂に入る順番は特に決まってないらしい。でも、俺は男なので周りとのトラブルを避けるために最後ということになっている。
鍵を開けてもらうと、ほっこりとした芳佳とリーネが立っていた。二人とももう寝間着だ。

芳佳「戻ってきたらまた呼びつけてください、施錠しますから」

俺「うん・・ところで、俺が風呂に行く間って見張ったりしなくていいの?」

リーネ「それが、ミーナ中佐がその必要はないって・・・・」

俺「ふぅん、そっか。それじゃ、行ってくるよ」

芳佳、リーネ「いってらっしゃ~い!」


◇  ◇  ◇


俺「ふう~・・」

体を洗い終えて湯船、もといドラム缶に張ってある湯に浸かる。
この基地には風呂といえばサウナ風呂があるだけで、浴槽タイプの風呂とかはない。
しかし、去年の基地にはあった大浴場が好評だったみたいで、この基地にも大浴場をという要望が多いらしく、
この基地にも大浴場を造ることを検討しているそうだ。それまでは、このドラム缶風呂で間に合わせるという。俺は別にどっちでも構わないけどな。

俺「ん?」

そこの岩陰から人の気配がする。誰だ? ここを使うのはウィッチの皆だけだし、もう入り終えたから俺が入ってるんだ。
基地にはウィッチ以外にも整備兵とかがいるんだけど、そいつらがこの風呂を使ったりはしないはず。

俺「そこに誰かいるのかー?」

岩陰に隠れていた気配が、姿を現した。

俺「バルクホルンさん?」

裸だけど、胸とかを腕で覆って隠している。まあ、風呂場なんだから裸は当然だよな。
俺と目が合うと、顔を赤らめながら睨みつけてきた。

バルクホルン「あ、あまりジロジロ見るんじゃない・・」

俺「別にジロジロ見てるつもりはないんだけどな。どうしたんだ?」

バルクホルン「い、色々と忙しくてな、風呂に入るのが遅くなってしまっただけだ」

俺「そうかァ。じゃあ俺、洗い終えてだいぶ温まったからあがるよ」

一応ドラム缶はふたつあるんだけど向こうは恥ずかしそうにしているし、いつまでも俺が寛いでいたらすることもできなさそうだからな。
ドラム缶風呂から出ようとすると、

バルクホルン「あ、あがらなくていい! って、おい! ちゃんと隠すところは隠せ!」

俺「あっ、ごめん・・・・」

注意されて、咄嗟に頭の上に乗せていたタオルでその部分を隠す。

俺「って、あがらなくていいのか」

バルクホルン「お・・お前とは二人で話しておきたいことがあるからな」

俺「・・・・? わかった」


◇  ◇  ◇


風呂場に来て、かなり時間が経つが未だに話を切り出せないでいる。
自分から話をするように持ちかけておきながら何をやっているんだ私は・・・・
いや、仕方がないだろう。別々の浴槽とはいえ、男女で風呂に入ることなど普通有り得ないことなんだ。
そんな状況で平然としていられるのがどうかしている。だというのに、こいつはどうして堂々としていられるんだ。
さっきも隠すべきところを隠さないで出ようとしていたしな・・・・
お前には羞恥心というものがないのか、と尋ねたが、風呂場にいるのだから当たり前のことだと返された。
正論だといえば正論なのかもしれないが、こんなにも堂々とされていると何故か腹が立ってくる。
もしかして私を異性として見ていないのではないか・・いやいや、何を考えているんだ。
私は戦うためにここにいるのだ。そんなことを気にする必要がどこにあるか。

俺「なあ、そろそろ話っての始めてくれよ」

バルクホルン「うわっ!?」

一人で悶々と、脱線した方向に考え込んでいたら向こうから話を切り出された。
いきなり声を掛けられたので、思わず声を上げてしまった。

俺「大丈夫?」

バルクホルン「な、なんでもない! 大丈夫だ!」

俺「そうか? ならいいけどさ」

バルクホルン「・・じゃあ、話を始めるぞ。
 ・・・・敵前逃亡の件だが、何故お前はあの時、一回も交戦せずに逃げたんだ?
いや、責めるつもりは全く無い。ただ、模擬戦での戦闘技術などを見ている限り、とてもお前がネウロイに遅れを取るとは思えない。
あの敵前逃亡も単に臆病風に吹かれた、というわけではないのだろう?」

それまで穏やかな笑みを浮かべていた俺だったが、途端に顔が暗くなる。

俺「いや、本当に臆病風に吹かれただけだよ」

バルクホルン「だったら訓練でのあの動きは――」

俺「前に芳佳たちには少しだけ話したんだけど、俺はこの手を血で染めるのが怖いんだよ。
たとえ相手が人じゃなくて、動物でもネウロイでもなんだろうと・・・・
今から話すことは、誰にも話してないし話そうとも思ってなかったことなんだけど・・・・
二人だけの秘密だって、約束してくれない?」

バルクホルン「あ、ああ・・・・」

二人だけの秘密、という言葉に一瞬顔が赤くなってしまった。
真面目な話の途中だというのに、何をやっているんだ私は・・・・

俺「本当は俺の記憶から消し去りたくて思い出さないようにしてたことなんだ。
だから、誰にも語らなかった・・・・前に俺が家業から逃げ出したって話はしたよな」

バルクホルン「ああ、覚えているぞ」

俺「その家業ってさ、無名流っていう人殺しの業なんだ」

バルクホルン「人・・・・殺し?」

普段は穏やかな俺が、静かに、人殺しという物騒なその言葉を語るのを聞いて身の毛がよだつような感じがした。

俺「訓練で銃弾を投げるの見せたよな。あれは本当の技じゃない。銃や弓矢に素手で勝つための練習の相手用に編み出された裏の技で、実戦で使う技じゃないんだ。
素手で戦うのが無名流の本当の技なんだよ。俺の家系は、平安の時代から千年以上も武器を使わずに身体だけを使って如何に人を殺すか、それだけを追究してきた」

バルクホルン「何故そんなことを・・?」

俺「この世で最強であることを確かめるため、らしい・・それが、俺にはよく分からないんだよ。
分からないから逃げ出したんだ。そして、無名の名前は俺の兄さんが継いだ。
俺は逃げに逃げた末にこの世界に来たんだ。のんびり暮らしていれば、いつか名前を忘れることもできると思ったんだ。
誰かを殺すことが怖い、そう思っている臆病な俺には人を殺す業なんて合わなかったんだ・・・・」

バルクホルン「それは臆病とは言わない、人として普通の――」

俺「俺の一族は生まれた時から人であることを捨てる。だから人として普通だとか、そんなことは関係ないんだ。
俺はこの修羅の業を継いでいく一族の者として臆病者だった、それだけのことさ」

俯いて呟く俺の顔は、憂いのようなものを湛えていた。

バルクホルン「・・・・そんなことがあったとはな・・・・嫌なことを思い出させてしまったな」

俺「ちょっとしたお詫び・・かな。バルクホルンさんには最低なことをしちゃったし」

敵前逃亡のことか。・・・・俺から話を聞いた今は、もう憤りだとかそんなものはない。
むしろ、そんな理由があったとも知らずに引っ叩いたことを大いに後悔している。

俺「あのさ・・・・聞きたいことがあるんだ」

バルクホルン「なんだ?」

俺「ミーナさんから飛ばなくていいって聞いたとき、不謹慎かもしれないけど良かったって思ってたんだ。
もうこの手で誰かを殺す虞が無くなったって・・・・
でも、どこかで、これで本当に良かったのかなって思ってる自分がいるんだ。
戦いたいなんてこれっぽっちも思っちゃいないのに・・この気持ちはなんだろうかなって・・・・」

バルクホルン「私はお前とは違うんだ。だからその質問に答えてやることはできん・・・・ただ、これだけは言っておこう。
私たちがどうして空を飛んでいるのか。それは戦いたいからではなく、守りたいと思っているからだ」

俺「守りたい・・?」

バルクホルン「ああ、ネウロイによって傷つけられた者たち・・いや、それだけじゃない。
これから傷つけられようとしていく者、家族、国、世界、そして仲間たちをな。
それだけ多くの守りたいものがあるから、私はこうして戦っている」

俺「・・は、ははは・・・・やっぱりバルクホルンさんは凄いや。俺には到底考えられないことだな・・
俺も思ってるのかな? 守りたいって・・」

バルクホルン「それはお前が自分自身で見つけなければならないことだ。私からは明言できん。
だが、お前があの時見せた涙。あれが嘘偽りのものでないと私は信じているぞ」

俺「へへ、厳しいな・・まあ、俺なりに考えてみるよ。
 ・・・・ありがとう、話したらだいぶ気が楽になった」

バルクホルン「そ、そうか・・それは・・・・良かったな・・」

俺「さっきも言ったけどあれは二人だけの秘密だから・・・・
なァ、大丈夫か? なんか顔赤いぞ?」

バルクホルン「き・・気の・・・・せい・・・・」

いつもよりも長く浴槽に浸かっていたせいで、すっかりのぼせきってしまったらしい。
しかも話し込んでいたせいで、そんなことにも気付かずに私は意識を手放してしまった。


◇  ◇  ◇


バルクホルン「はっ!?」

意識を取り戻すや、私は即座に跳ね起きた。
この見覚えのある光景は、ジェットストライカーによって意識を失った後に見たものと同じ・・・・医務室のベッドの上だった。

芳佳「バルクホルンさんっ!」

名前を呼ばれたので振り向くと、宮藤とミーナ、ハルトマンがいた。

バルクホルン「私は・・確か風呂場でのぼせて・・・・」

ミーナ「俺さんが運んできたのよ。その本人は自室禁錮があるからもう今は自分の部屋にいるんだけど」

バルクホルン「そうだったのか・・・・」

ミーナ「ごめんなさいね、トゥルーデ・・こんなことになるまで無茶させるつもりはなかったんだけど・・・・」

バルクホルン「気にしないでくれ。これしきのこと、どうということもない。
それに、あいつとは腹を割って話せたから・・・・」

エーリカ「ふーん・・・・どんな?」

芳佳「あっ、私も気になるかも・・・・」

バルクホルン「そっ、それが・・・・これは二人だけの、ひ、秘密なんだ・・」

エーリカ「二人だけの秘密って、まさか・・・・」

芳佳「そんなの余計気になりますよ~!」

バルクホルン「だ、駄目だ駄目だ! どうしてもこれだけは喋るわけにはいかん!
い、言っておくが疚しいことではないからな!?」

エーリカ「そーんな否定の仕方だと、余計疚しいことって思えるだけじゃん・・・・
そういえば、俺のトゥルーデの運び方、お姫様抱っこだったよね♪」

バルクホルン「んなっ!?」

芳佳「わ、私もびっくりしましたよ~。バルクホルンさん裸だったし・・・・」

裸の自分が俺に抱きかかえられている姿、それを想像して思わず顔が火照る。

エーリカ「あ~! トゥルーデ顔真っ赤じゃん! やっぱり何か疚しいことあるんだよ!」

バルクホルン「や、やかましい! もう消灯時間を過ぎてるんだからお前たちはさっさと寝ろぉお!」

私がそう怒鳴りつけると、ハルトマンは渋々と、宮藤はシュンとなって部屋を出て行った。
ハルトマンはともかく、宮藤には可哀相なことをしてしまったな・・恐らく治癒魔法をかけてくれていたはずなのに。今度謝っておこう。

ミーナ「全く、あの子たちったら・・・・でも、悪気があるわけじゃないのよ・・」

バルクホルン「分かっている。今のは少し大人気なかったな・・・・
ところで、ミーナ。・・・・その・・俺には何も疚しいことなど無いからな」

ミーナ「ふふ、勿論分かってるわよ。あなたを運んできたときの俺さんの表情、とても真面目に心配している感じだったから・・・・
二人だけの秘密、よっぽど何か事情があるみたいだから私は聞かないでおくわ。それじゃあ、おやすみなさい」

バルクホルン「ああ、おやすみ・・」

ミーナが部屋を出て行くのを見送り、布団を被った。
あいつにはいつか礼を言わないとな・・・・
最終更新:2013年02月02日 13:59