俺は基地の前に帰ってきた。
俺「なんで俺律儀に基地に帰ってんのおおおおおおおおおおっ!?
おかしいでしょおおおおおおおおおおおっ!・・・ん?煙?気のせいか」バサササササササッ
すると、左右から人影が
エイラ「俺伍長、捕まえたゾ」
俺「えっ」バサバサッ
サーニャ「帰還します」
俺「嘘っ、嘘っ、嘘だっ!」バササササササササササ
サーニャ「さようなら、俺さん」
俺「し、死にたくないです助けてください」
エイラ「ムリダナ」
俺「そんなぁ。前のこと根に持ってます?」
エイラ「いやいや、まったく」
サーニャ「そんなわけないじゃないですか」
この時、俺は直感した。いい加減謝らないと取り返しのつかない事になると。
俺は空中に座り、平伏して座礼を行った。そして、言った。
俺「誠に申し訳ございませんでしたぁっ!」
エイラ「エー、ムリダナ」
サーニャ「いやです」
エイラ「さっそく連行ダゾー・・・っ!?」ダダダダダ
何もない空間をいきなりエイラが撃った。
その時、サーニャの耳と尻尾が一瞬出て、すぐに消えた。
サーニャ「ネウロイ?だけどすぐに消えたし・・・なんだろう?」
エイラ「うーん、気のせいカ?」
俺「俺の土下座は完全スルーですかそうですか」
ミーナ「さて、厳罰ね」
俺は執務室に来ていた。
俺「そうか・・・俺は死ぬのか」
ミーナ「と、言いたいところだけど。あなたはまだ新米だし、ホームシックということにしてあげるわ」
俺「か、寛大な処置に心から感謝であります!」
ミーナ「そのかわり」
俺「えっ」
ミーナ「基地を綺麗にして頂戴。1週間中に」
裏があった。この基地の広さは尋常じゃない。業者に任せたってきっと2、3週間はかかるはずだ。
俺「うげえっ。この基地広いですよ、何で僕が」
ミーナ「やってくれるわね?」
にこっ?と微笑むミーナ中佐。
俺「は、はいっ!」
怖くてつい返事をしてしまった俺。流石俺、チキンな野郎だぜ!
ミーナ「の、前に。トゥルーデとの約束を果たしてらっしゃい」
俺「そ、そうだったあああああ!」
格納庫
俺「なんだ。ペイント弾か。よかったよかった」
てっきり殺伐とした殺し合いを想像していた俺は安心した。
バルクホルン「やっと来たか俺。まったく人騒がせな奴だ。ルールはわかるな」
俺「ようはこれを当てればいいんでしょう?」
そう言って銃を構える俺。
バルクホルン「ああ。ちなみに言っておくが、私は強いぞ?」
俺「やっぱり?」
エーリカ「ふわあ・・・もう始めるよー?
スタートぉ」
いきなり合図をするエーリカ。
俺「うえっ!?いきなり!?」ダンッ
そういいつつ、俺はペイント弾をバルクホルンに向かって撃つ。
バルクホルン「甘いぞ俺!」ダンッ
バルクホルンが避け、ペイント弾を撃つ。
俺「食らうかっ」バサッバサッ
ぎりぎりでカラスになる俺。
バルクホルン「卑怯者っ!」ダダダダダンッ
五連射しながら、俺に向かって飛ぶバルクホルン。
俺「あっ」ペチャッ
軌道から体を避けたはずが、俺はペイント弾にあたった。
バルクホルン「運の良い奴め」
見るとバルクホルンは俺の真上でなぜか持っていた実弾入りの銃を上に向けていた。
俺「ひいいいっ!?」
ミーナ「トゥルーデ・・・本気じゃなかったわよね?」
バルクホルン「私はいつだって本気だぞ?ミーナ」
ミーナ「はぁ。怪我されたら困るのよ。これから基地掃除してもらうんだから」
バルクホルン「そうなのか?じゃあ俺、頑張れ」
そう言って去って行くバルクホルン。
俺「はぁ・・・だるい。ん?」
気付けば、周りになぜか灰色の煙が漂っていた。
俺「なんだこれ?瘴気・・・じゃあないよな?さっきもあったし。なんだ?」
そんなことを思っている間に煙は見えなくなっていた。疲れているのだろうと結論ずけて、俺は部屋に戻った。
翌朝
俺「むにゃむにゃ・・・I'll be back・・・」
バルクホルン「俺!朝だ!早く起きろ!」
俺「あと90分だけ・・・」
バルクホルン「ええい、昨日あまりに痛々しかったから訓練してやろうかと思ったが」
エーリカ「トゥルーデー、それはかわいそうだよ。というわけで私も寝るー」
バルクホルン「おいハルトマン!そこは俺の部屋だぞ!何をしている・・・おい!」
バタンッ
エーリカ「俺ー、この部屋で寝させてもらうよー」
俺「えっ、床の上で寝るのか。上級者だな。ベッドの上で寝る俺がふがいなく思えてくるぜ
ああ、そういえばあまった毛布があったはずだからかけてあげよう」
バルクホルン「貴様らぁ・・・」ピクピク
俺「と、いうわけであと90分だけ・・・お願いし・・ま・
- ふふふ、意外と乙女なんですねぇ、バルクホルン大尉・・・」スカースカー
エーリカ「お休みー・・・」スピースピー
バルクホルン「」ピキッ
ドガァン!ベキッ!ゴシュゴシュッ!ババァ!グハア!!アッ!ソコ!!ソコォ!ソコダッテ!アウッ!コケシッ!ゲシュッ!タルトッ!ガシュッ!グチャッ
エーリカ「俺が天に召されたねー」
バルクホルン「ふん、変態が。掃除でもしていろ」
俺「」ピクピク
俺「ふーんふふーん。掃除は楽しーなー」
そう言いながら掃除をする俺。
俺「意外と箒を使うのって楽しいよね」
1時間後
俺「よし・・・やってられっかあああああああああああ!」
俺「風呂を覗きに行こう」
残念!風呂には誰もいなかった!
俺「医務室にいよう!そして病気のふりをしよう!そうしよう!」
俺「ごほっごほっ。ごめんください」
そう言って入った医務室。そこにはウィッチがいた。
サーニャ、エイラ、ペリーヌ、リーネ、宮藤、坂本、ミーナ。
どうやら全員具合が悪いようだ。
俺「今ネウロイ来たらやばくね?」
素に戻る俺。唯一起きていた宮藤が話しかけてきた。
宮藤「あ、俺さん。なにか皆さん体調が悪くてですね。あと眠くて・・・おやすみなさい」
俺「えっ」
みやふじ は ねてしまった!
俺「と、とりあえずー。生き残っている人を探さないと」
結論としては、先ほど医務室にいなかった人。つまり、シャッキーニとエーゲルは無事だった。
というかこの四人が無事じゃなかったら未熟な俺では何もできなかっただろう。
俺「緊急対策会議を始めまーす!」パチパチ
バルクホルン「まったくお前には緊張感というものがないのか」
シャーリー「おいおい、まだネウロイも来てないのに緊張感なんて必要ないだろう」
バルクホルン「何を言っているリベリアン!どのような事態にも対応できるよう、
いついかなる時でも緊張感を忘れないのが軍人の務めだろう!」
シャーリー「はぁ・・・やだねぇ、お堅いカールスラント軍人ってのは」
俺「大尉、質問いいですか?」ニヤリ
バルクホルン「聞くだけ聞いてやろう。なんだ」
俺「この前宮藤軍曹のズボンのにおいをかいでいた時も緊張感をもっ・・・!?」
俺が言い終わる直前にバルクホルンが首根っこを押さえた。
バルクホルン「な、なぜ知っている」
俺「」ピクピク
エーリカ「トゥルーデ・・・、なにがなんだか分からないけどこのままだと俺、死んじゃうよ?」
バルクホルン「お、おっとそうだな」パッ
俺「いたっ!?」ゴテッ
バルクホルン「で、だ俺。なぜ知っている」ゴゴゴ
俺「簡単です。この前たまたま更衣室の前を歩いていたら中からクンカクンカしている音がしていたので
不審な人物がいないか見たら案の定いたので、念のため証拠の写真を撮っていただけです」ゴーレム
バルクホルン「き、貴様・・・すぐその写真を消せっ!」
俺「あららー?まだ誰もその写真が大尉のだとは言ってませんよ。墓穴を掘りましたねー
不審な人物・・・としか言っていませんよ?認めちゃいましたねー。どんな気持ちで・・・」
バルクホルン「コ ロ ス」ギリッ
俺「がはっ」ピクピク
エーリカ「トゥルーデ落ち着いて。そのままだと俺が死んじゃうよ」
バルクホルン「・・・命拾いしたか」パッ
俺「がはぁっ」ゴテッ
エーリカ「俺、後で私にトゥルーデの写真頂戴ね」
シャーリー「俺、私にも一枚くれよ」
俺「はい、了解です」
バルクホルン「ま、待て」
サーニャ「あの・・・」
そんな感じで話していると、サーニャがやって来た。
バルクホルン「どうしたサーニャ」
サーニャ「ネウロイの反応が・・・あ・・・」
途中まで言って寝てしまったが、言わんとしている事は皆わかった。
シャーリー「このタイミングでネウロイか。タイミングが悪いな」
エーリカ「まるでネウロイが皆を眠らせたみたいだね」
バルクホルン「確かにな。いくらなんでもタイミングが良すぎる気もする。
とりあえずサーニャはソファに眠らせておこう。しかし寝顔も可愛い。さすが私の妹だ」
俺「ふっふっふ、バルクホルン大尉がサーニャ中尉をいやらしい手で触っていたのもバッチリ撮れました」
バルクホルン「貴様、真面目な話をしているのに・・・」イラッ
俺「なーらー、大尉が真面目にサーニャ中尉に触ればよかったじゃーないでーすかー!
なんですかー?あのいやらし・・・」ガスッ
バルクホルン「それ以上言ってみろ、命はないと思え」ギリギリギリ
俺「」コクッコクッ
エーリカ「・・・話、戻していい?」
バルクホルン「・・・すまないハルトマン、ついカッとなってしまった」
俺「じゃあ、本当にネウロイ・・・?しかしこんなネウロイ聞いたことがないですよ」
バルクホルン「確かに、ネウロイにそんな事ができるとは思えない、しかし、
ネウロイが何なのかは未だにわかっていない。可能性は十分にある」
俺「はぁ、ネウロイのDNAってどうなってんのかなー」
そんな事を言っていると、いままで話に参加できなかったルッキーニが質問した。
ルッキーニ「ねーねー俺。でぃーえぬえーって何?」
俺「DNAって言うのは生物の遺伝情報を担うデオキシリボ核酸という物質の略称だよ」
エーリカ「・・・何それ。確かにそんな論文は出てたけど、まだ確定じゃなかったはず。
しかも、なんで俺が知ってるの?もしかして医者になるつもり?」
バルクホルン「ハルトマン、何を言ってるのかサッパリだ」
シャーリー「私もだ」
ルッキーニ「うじゅー、私も」
俺「んん?なんでこんなこと知ってるんだ?」
そう俺が思った時、開けっ放しになっていた窓から三本足の烏が部屋に入り、言った。
八咫烏「俺の知識だ」
最終更新:2013年02月02日 14:19