俺「お晩です。ちょっと間は空きましたが『今日のウィッチ』のコーナーです。お伝えするのは、ウィッチはみんな大好きだけど一番好きなウィッチは当然いるよ、な俺と」

伯爵「やあ、愛と美の伝道師ヴァルトルート・クルピンスキーだよ!」

俺「はぁ……」

伯爵「おや? さっきからどうしたんだい俺? ため息ばかりじゃないか」

俺「ああ、実はな伯爵…………このコーナー、今回で最後なんだ」

伯爵「えっ?」

俺「記念すべき10回目なのに最終回なんだよ」

伯爵「や、やだなぁ、つまらない冗談はよしてくれないかい?」

俺「冗談じゃない、冗談じゃない、ほんとのことさ」

伯爵「そ、そんな……だったら、次からはどこでウィッチたちへの愛を叫べばいいんだい!!」

俺「伯爵……忘れちゃいけない。ここは俺ストパンスレだ。ウィッチへの愛は、こんな場末のコーナーではなく、作品に、SSに昇華して叫べばいいんだ! 本スレが復活した今こそそうなるべきなんだ!!」

伯爵「そ、それは……」

俺「そりゃあ、俺だって寂しい。だけどな、所詮この企画は避難所にあまりにも人がいなかったがゆえの賑やかし。投下が増えた今、役目は終えたんだよ」

伯爵「うん、そっか……なら!」

俺「そうだ! 最後だが、最後であるがゆえに!! ウィッチへの最高の愛を叫ぼうじゃあないか!!」

伯爵「このコーナーは確かに存在していたんだっていう証を、ボクたちでここに刻もう!!」

俺「そうだ! その意気だ!!
 受けてみろ!! これが俺の全力全開!!」

伯爵「さあ俺! 今日紹介するウィッチを発表しておくれよ!!」

俺「おう! 最終回を飾る記念すべきウィッチはぁ!
 かっこいいのにかわいい。あれこれって矛盾? いいえ最高のフュージョンです!
 立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花!!
 プンスキー伯爵ことヴァルトルート・クルピンスキーだぁぁぁぁぁ!!!」

伯爵「……えっ、ボク!?」

俺「なにを驚いているんだ伯爵?」

伯爵「い、いや、ボクって紹介する側じゃなかったっけ?」

俺「おいおい伯爵、お前だっていっぱしのウィッチじゃないか!! 紹介されるに足る条件は充分満たしているぞ!!」

伯爵「でもさ、ボクなんかよりかわいい娘のほうがよくない?」

俺「ぶぁああかもぉおおおおおん!!」

伯爵「わっ!?」

俺「なにを言うか伯爵!! お前さんは自身の持つ魅力に気づいていないのかぁ!!」

伯爵「ね、ねえ俺? なんか目の奥が渦巻いてて怖いんだけど……」

俺「そこになおれい!! この俺がみっちりと教え込んでくれるわ!!」

伯爵「けどボクはその本人なんだけど? 普通こういうのって本人呼ばないよね?」

俺「常識なんて夕陽の海に捨てろ!! それに安価は絶対だぁ!!」

伯爵「おかしいな、俺のテンションがおかしい。ボクが言うのもあれだけど、いつも変人なのに輪をかけて変だ……」

俺「よーし、伯爵が納得したところでさっそく紹介を始めるぞぉ!」

伯爵「あー、これは止まらないパターンだね。しょうがないなぁ、付き合ってあげるよ」

俺「では、まずは簡単に伯爵の経歴を見ていこう」

伯爵「なんだか微妙に恥ずかしいね」

俺「1926年の素晴らしきぞろ目の日である11月11日。カールスラント北東部、バルト海にほど近いデムナウの町に生まれた」

伯爵「現実で言えば、ポーランド回廊で区切られた東プロイセンだね」

俺「だが、育ったのは移住した先のバルト海に面する港湾都市ブラウンスベルクだ」

伯爵「海運が盛んでね、陽気な船乗り達も多いいい町だよ」

俺「つまり、伯爵の性格はそういう開放的な雰囲気で育ったことにあるかもしれないってことだな?」

伯爵「かもね」

俺「ふむふむ。さて、そんな海沿いの町で育った伯爵だが、親はなんと公務員と家庭的には平凡だった」

伯爵「ただ、そしたらウィッチとしての能力が発現しちゃったんだよね。とはいっても、その頃は適当に『適正年齢になったら軍に入ろうかな』程度に考え始めただけだったけど」

俺「と、ここで俺チェーック!!」

伯爵「ちょっと待って」

俺「なに? 今いいとこなんだけど?」

伯爵「さも当然のように言ったけさ、『俺チェック』ってなんだい?」

俺「ふっ、簡単だ。俺が単に『ここのクルピンスキーはいい!!』と思ったポイントを語るんだ!!」

伯爵「あぁ、そう……やっぱり君、本人目の前でも変わらないんだね」

俺「伯爵だって、ジョゼの前でジョゼを褒めたりとか余裕だろ?」

伯爵「いや、まあそうなんだけど(自分がやられるのって、なんか調子狂うなぁ……)」

俺「この時伯爵……いや、ブラウンスベルクの少女ヴァルトルートちゃんは、海軍に入隊したいと思っていたんだ」

伯爵「あってるけど、その呼び方なに?」

俺「しかも理由が『色々な国に行けるから』だ!!」

伯爵「いいじゃないか。ブラウンスベルクは港湾都市で、船乗り達がよく外国の話をしているのを聞いてて、外国に興味持っただけなんだからさ」

俺「誰も文句は言ってないぞぉ!! それどころか感動している!!
 『お船に乗ったら色んな国を旅できるよね』と海軍入隊を夢見る少女ヴァルトルートちゃん……く~! なんとも少女らしくてかわいいじゃねえか!!」

伯爵「まあ、ありがとうと言っておくよ」

俺「やばいみなぎってきたー!! 誰かタイムマシン作ってくれ、抱きしめにいきたい!」

伯爵「やだなー、多感な時期に君みたいな変態に襲われたら、ボクの健やかな成長に悪影響が出るじゃないか」

俺「そのまま憲兵にしょっぴかれても俺はかまわん」

伯爵「見上げた変態根性だね……」

俺「愛だよ、愛」

伯爵「はいはい」

俺「実際のとこは航空ウィッチの適正が判明したから空軍の養成学校に行くことになるんだけどな。ただ、ここでもう伯爵らしさを発揮する」

伯爵「楽しい楽しい寮生活だったよ。友達と一緒に寮監の目を盗んで脱走して夜の街に繰り出したり、いたずら仕掛けたりね。あー、あの頃も輝いてたなぁ」

俺「軍人になるという自覚が全然感じられないけど、伯爵らしい話だ。模範的とは対極にあるが、この頃からなんだかんだで人の輪の中心にいたんだろうな」

伯爵「だけどボク、これでも成績は優秀だったんだよ?」

俺「問題なく卒業して少尉に任官してるしなぁ。主席争いするくらい成績優秀ながら危うく任官できなくなるところだったロザリンドさんとはなぜこうも違うのか」

伯爵「元々の家庭環境とかが複雑だからねハンナは。ボクが会ったばっかりの頃は、荒れた反抗期みたいな感じだったし、上官うけは悪そうだよ」

俺「え? なにその自分は上官との関係良好みたいな発言は?」

伯爵「ふふっ、これでもボクのコミュニケーション能力は一級だよ? それに、いたずらだって笑顔で終われるいたずらしかしないよ」

俺「あー、確かに伯爵ならそうか」

伯爵「話戻るけどさ、ボクは少尉になった後はカールスラント空軍第52戦闘航空団の第6中隊に配属されたんだよね」

俺「JG52か……恐ろしい面子の揃っていた部隊か」

伯爵「そうだねー、エディータとラルとの長い付き合いもここが始まりだし、当時はまだボニン隊長も現役だったし、くまのぬいぐるみ大好きなハンネ・ダンマース、それにバルクホルンもいたね」

俺「さらに、後にはエーリカとマルちゃんも配属される……撃墜数がおかしいぞ化け物ばっかじゃねーか」

伯爵「参っちゃうなぁ? これもボクの人徳ってやつかな?」

俺「それはない」

伯爵「あ、やっぱり?」

俺「うん。ロスマン先生やボニンさんを指すならまだわかるが」

伯爵「ちぇー」

俺「まあとにかくこんな大エースばかりの部隊に配属された伯爵は、ヒスパニア戦役は終わってたんで、古参曹長に鍛えられながら日々を過ごしていたわけだ」

伯爵「任務中はともかく、普段のエディータは意外に楽しいこと好きだったし、他のみんな気のいい人たちばかりだったしね」

俺「なるほどなぁ。んでもって、ネウロイの襲来時にはもう飛行経験が充分な中堅ウィッチと見なされていた、と」

伯爵「懐かしいなぁ、その頃だよ、エーリカとハンナに会ったのは」

俺「そりゃ、着任してきた二人の目の前に火を噴くストライカーで不時着、そのまま涼しい顔で握手を求める、なんてことやってりゃ忘れられないだろ。つーか、その頃からもうユニット壊しだったのかよ」

伯爵「違うよ、ボクだって好きで壊してるんじゃないんだ。勝手に壊れるのさ」

俺「定番の言い訳すぎるからスルーするな? 新たに着任したエーリカとマルちゃん。伯爵はどちらかって言うとエーリカ側だったんだっけ?」

伯爵「そうだね。エーリカは最初はエディータの、後にはボクの僚機だったよ」

俺「つまり、エーリカに一撃離脱戦法を教えた一人でもある、と?」

伯爵「それはほとんどエディータだよ。ボクはせいぜい肩肘張りすぎない『楽しい軍隊ライフ』を教えてあげたくらいかな」

俺「戦闘関連は皆無かよ!」

伯爵「上手な息抜き方法を覚えるのは過酷な任務をこなすウィッチには必須だろう?
 まあ、実際のところエディータがだいたい教えていたし、才能もあったしボクが出る幕はあんまりなかったね」

俺「そのロスマン先生からは『私のかわいいハルトマンがニセ伯爵のせいであんなぐーたらに……』と本気と冗談が半々のコメントをもらってるけどな」

伯爵「エディータはちょっと溺愛しすぎな気もするけどね。結局、エーリカが撃墜数を伸ばし始めたのはバルクホルンの中隊に移ってからだし」

俺「トゥルーデと言えば、マルちゃんが部下だったな」

伯爵「あー、バルクホルンってばかなりハンナにてこずってたね。当時のハンナは捻くれてたからね。珍しく酒を飲んだバルクホルンが『あいつは信用ならん!』とか息巻いてたし」

俺「腕は確かな分たちが悪いって感じだったかもな。結局、馴染めなくてJG27に転属になっちゃうんだよなぁ」

伯爵「うん。ボクはあんまり話したことはなかったけど、悪い娘って感じじゃなかったよ。美人だったし、もっと構ってあげればよかったかなぁ?」

俺「まあ、エーリカとトゥルーデのゴールデンコンビっぷりを見ると、最初の上官をチェンジしてみたらどうだったんだろうか、とか考えるけどな」

伯爵「つまり、ハンナがボクの僚機だったらってこと? そうだなぁ、まずは飲ませたね」

俺「いきなりだなおい、どうしてだよ?」

伯爵「あんな捻くれ者は一回酒でも投下して洗いざらいぶちまけさせちゃえばいいんだよ。家庭内不和とかもあったらしいから、内心は寂しがりやっぽいし、理解してあげればそれなりに素直になってくれるよ」

俺「まあ、酒好きで明るい性格、優雅な身のこなしとか共通点はあるから、案外仲良くなったかもしれん。ただ、その場合は確実に伯爵の悪影響受けるわけだ」

伯爵「悪影響とはまたひどい言いようだね」

俺「だってよ、想像しろよ。伯爵の影響受けたマルちゃんとか……」



おケイさん『こらー! あんた昨晩またやったわね!!』

マルちゃん『ひどいなケイ。ちょっとライーサと一緒に酒を飲んだだけだ』

おケイさん『どこがちょっとよ! ならなんでライーサが全裸なのよ!!』

マルちゃん『アフリカは暑いからなぁ。寝汗をかいたら大変だろう?』

おケイさん『よくもまあそんな白々しい言い訳を……』

マルちゃん『そう言われてもね。……あ、もしかして』

おケイさん『なに?』

マルちゃん『ケイ、妬いてる?』

おケイさん『だ・れ・が・や・く・か!!』

マティルダ『ああ神よ、これが本当に鷲の使いなのでしょうか……』



伯爵「なんだ、とっても愉快そうじゃないか!」

俺「いや、ダメだろ!! どことなくこれもアリな気がするとかいう電波が来るけど、キャラがおかしなことになってるから!! かっこよさがどこか吹き飛んでるから!!」

伯爵「親しみが湧くと思うけどなぁ……」

俺「やっぱり、現実が実は一番なんだ、うん」

伯爵「なんだろう、それが現実逃避気味な発言に聞こえるよ」

俺「さあ話を変えるぞー、オストマルク撤退戦からカールスラント撤退戦にかけて伯爵は撃墜数を伸ばすんだが、この時次々とストライカーを破壊とまたもやらしさを出す」

伯爵「でも、1機のストライカー全損までの間の撃墜数は中位のエースなんか比べ物にならないくらいの数値だったよ?」

俺「補給が続く限りはそれでいいんだよ。だけど伯爵のいた東部戦線は補給がピンチだったろ?
 結局自分で補給物資受け取りに何度も後方まで行ったらしいじゃねーか」

伯爵「しょうがないよ。だって物がなかったんだから。あと、ちょっとした怪我のついでだったりするし」

俺「撃墜されまくってるからな。戦傷章は最上位の金賞もらってるんだって?」

伯爵「でも今まで沢山撃墜されたけど軽い怪我しかしたことないんだ。だから何度も戦傷章は断ってるんだけどね」

俺「それでも最上位という数の多さをどうにかしろ、ストライカーも壊してるんだろどうせ」

伯爵「覚えてないなぁ」

俺「やれやれ熊さんの苦労が偲ばれる。さて、こんな伯爵もビフレスト作戦中に中尉に昇進、カールスラント東部の民衆撤退を成功させた後は部隊ごとスオムスに一時移動するわけだ」

伯爵「そしてバルバロッサ作戦に参加したんだよね。そこで、ボクの華麗な戦果が認められて第502統合戦闘航空団に転属、今に至るってわけだ」

俺「こうして経歴を見てきたけど、あれだ。やっぱ伯爵らしいわ」

伯爵「まあね、ボクはいつだって素直に生きているから」

俺「無類の酒好き女好きの享楽主義者で楽天家、全く軍人には思えないけどな」

伯爵「みんながみんな杓子定規ながちがちじゃあつまらないだろう?」

俺「それには合意するな。俺も、そんな感じで飄々としてるのに、どうしてか人を惹きつけてやまない伯爵に魅了されたわけだし」

伯爵「おやおや、上手いこと言うね」

俺「事実だよ。適当で次になにをしでかすかわかり辛いところも、魅力だ」

伯爵「ふふ、ありがとうと言っておくよ」

俺「まあ、トゥルーデには警戒されてるがな」

伯爵「え? そうだっけ?」

俺「そうだ。そしてここで二回目の俺チェーック!!」

伯爵「あ、忘れかけてたよそれ」

俺「俺としてはこの逸話は外せないんだ!!」

伯爵「どの話?」

俺「ちょっと休暇もらったんで、クリスのお見舞いにアポなし突撃の伯爵」

伯爵「ああ、その話か……」

俺「だけど、前にクリス回復の報を聞いて花束を贈った時、下心がないのにいつもがいつもなんでお姉ちゃんには警戒されてて、クリスには『姉から女たらしでいいかげんな人だと聞いています』と素直に言われちゃうわけ。
 『まいったねこりゃ』とか苦笑する伯爵だったが」

伯爵「クリスちゃんはやっぱりいい子だよね『でも、花束いただいて本当に喜んでました』こっそり教えてくれるんだから」

俺「これを俺が一押しする理由は伯爵の人となりがとてもよくわかる話だからだ!!
 ふらっと見舞いに来る、女たらしと警戒される、でも初対面のクリスちゃんから最後の一言を引き出せるカリスマ。伯爵の魅力がすぐわかるね!!」

伯爵「ボクは普段通りにしてただけだけどなぁ……」

俺「そこがいいんじゃないか!! いつも自然体なところが!!」

伯爵「そうかい?」

俺「そうだ! 自然体があってこそ、すらりとした身長と優雅な身のこなしが絶妙な合成をされ『プンスキー伯爵』というあだ名がつくんだ!!
 生まれながらの貴族のような雰囲気を、作ってるんじゃなく自然体でかもし出すからこそのあだ名なんだ!!」

伯爵「そ、そうなんだ……」

俺「そうだ!! それに見てくれよフミカネ氏の描いた伯爵絵を!
 ポケットに手をつっこみまるで壁に背を預けてデート相手を待っているかのような姿!
 口元に浮かぶかすかな微笑み!!
 どこか色気を感じさせるような眼差し!!
 だけどやっぱり気品がある感じ!!
 たまらねえ! たまらねえ!! たまらねえ!!!」

伯爵「うわ……」

俺「それにあの使い魔の垂れ耳がいいな。全体のちょっと緩めな雰囲気に合ってるしさ。こう撫で回したい!」

伯爵「どう、も?」

俺「あとワイマラナーってチョイスが完璧!
 ワイマラナーってのは、外見は優美、高貴、かつ力強く、全てにおいて均整のとれた体つきで、見目麗しい。非常に優秀な狩猟犬・番犬となりうるが、作業意欲を発揮させてやらないと問題犬になりうる。そんな犬種だ。
 なんだこれ伯爵らしさでまくりだよすげーよ!!」

伯爵「うわあ、また暴走してる……」

俺「そうだ、俺としてはあの癖っ毛も外せない」

伯爵「あんまりいいものでもないよ? あのせいで髪を伸ばせないし」

俺「それがいいんだよ本日三回目の俺チェーック!!」

伯爵「え?」

俺「癖っ毛のせいで女の子らしい長い髪にできないから、ロスマン先生とかの髪の毛がちょっと羨ましいとか俺得すぎる!!」

伯爵「いや、そこまでは言ってないし」

俺「とにかく、俺としてはあのくるっとなった毛先を指でいじったりしたいんだよ! 特に後頭部やばいもふりたい!」

伯爵「さ、さすがだね。なんでも対応するや……」

俺「それにおっぱいも忘れちゃいけない!!」

伯爵「胸かい?」

俺「そうだ! 身長175cmであるがゆえに目立たないが、中々のサイズを誇っている!
 巨乳というには今一歩足りないかもしれない
 が! 大きめの中おっぱいだぜヒャッホウこりゃまいったね最高じゃないか!!」

伯爵「俺……元気だね」

俺「俺が中おっぱいが好きなのはなんといっても全体的な均整だ!
 その点伯爵見てみたまえ! 伯爵の長ズボンに覆われたがゆえに余計に強調される細く長い足のから綺麗に頭の先まで続くこの芸術的ライン!!
 神は存在したのだ!!」

伯爵「そんなに褒めても何も出ないよ?」

俺「よいものをよいと言ってなにが悪い!!
 それに見返りを求めていると取られるとは心外だぞ伯爵!
 俺はただ素直に心に従っているだけだ! 打算のようなものは一切ない!!」

伯爵「そ、そっかぁ……」

俺「そしてこのまま最後の俺チェーック!!」

伯爵「あれ? 君の好きな中おっぱいも終わったのに?」

俺「中おっぱいは以前語ったから皆も知っているだろうしここではあえて俺チェックからは外した。だが、伯爵の魅力として俺はこれを外せない!!
 それはずばり、伯爵の恐ろしいまでの華奢さ!!!」

伯爵「ボクって、そんなに華奢かい?」

俺「華奢だろ!! まず足! 細い細い言ってたが、膝下なんか細すぎるだろお前ちょっとでぽきっといっちゃいそうだよ!!
 太ももだって肉が少なくてこうちょっと心配になるくらいの細さ!
 そして女の子なのにヒップはかなり小さめ。まあこれはこれでまた手にぴったり合いそうで嬉しいけどさ!
 それなのにさらにウエストは絞られてるんだぞ? これを華奢と言わないでなんとするんだ!!」

伯爵「そう、なのかなぁ?」

俺「女好きのプンスキー伯爵なのに、その体はどんな女の子にも負けないくらい華奢で頼りない……うぼぁー!! ギャップだよ!! 素晴らしいギャップだよぉ!!! ほわあああああああ!!!」

伯爵「うわあ、壊れちゃった」

俺「ガイアが俺に囁いている!! 想像しろと!!
 半分冗談で抱き寄せたら、伯爵の繊細なガラス細工のように折れやすそうな華奢な足や腰に初めて気づいた、というシチュエーションを!!
 くそっ!! 俺はどうしてこんなおいしいイベントを回避してしまったんだ!!」

伯爵「ねえ、ちょっと落ち着かない?」

俺「いや、だがしかしだ。見て気づくだけではなく実際に抱き寄せてみたらさらに現実の感触が見た目以上の感動を伝えてくれるに違いないな、うん。
 なあ、伯爵?」

伯爵「なんだい?」

俺「抱きしめていい?」

伯爵「それはちょっとご遠慮願おうかな」

俺「なぜだああああああ!? 俺の愛が伝わらないのか!!」

伯爵「そりゃだって君、今までの流れを思い出してみなよ」

俺「なにっ?」

伯爵「世界中のウィッチに愛を、とか言ってたらそりゃ信用されないさ」

俺「ぐっ……まさかこんな時に502での伯爵みたいに相手にされないとは……いや待てよ、俺の本当の気持ちを伝えれば別ということか!!
 よろしい、本懐である……!」

伯爵「え……?」

俺「確かに俺は世界中のウィッチが好きだ!
 だが、だ!! その中でも伯爵は格別だ!!
 そう、ここに宣言しよう!

 諸君、私は伯爵が好きだ!
 諸君、私は伯爵が好きだ!
 諸君、私は伯爵が大好きだ!

 少女時代が好きだ
 軍人時代が好きだ
 癖っ毛が好きだ
 女好きなのが好きだ
 酒好きなのが好きだ
 使い魔の耳が好きだ
 華奢な体が好きだ
 優雅な所が好きだ
 おっぱいが好きだ

 平原で 街道で 塹壕で 草原で 凍土で
 砂漠で 海上で 空中で 泥中で 湿原で

 この地上で見ることのできるありとあらゆる伯爵が大好きだ!」

伯爵「え、あれ……?」

俺「もはや『好き』という言葉では表現しきれない……」

伯爵「あ、えと……」

俺「そうだ! 俺の心を占めているのは!
 情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さそしてなによりも速さでもない!!
 この気持ち、まさしく愛だ!!!
 抱きしめたいなぁ伯爵!!」

伯爵「……」

俺「世界中のどんなウィッチよりもぉおおお!
 伯爵……いや、ヴァルトルート!!
 お前が、欲しいいいいいいいいい!!!」








最終更新:2013年02月03日 16:44