D.H.N俺 第2話「自己紹介.架空話付き」
坂本、ヴィルケ両名を研究者は説得できたらしいが、やはり未だに信じられないらしい。
俺の前に再度現れた二人は頭を抱えていたのだった。
それでなんとか俺の話に一応確信らしきものが持てたというので、一日後解放された。
そして今は営倉ではないが、とある部屋に閉じ込められている。
謎だ。不可解だ。
そんな感情を抱きながらベッドの上でこれからのことを思案していると、ふと扉の前に二つの気配がした。
起き上がると同時にノックが響く。
コンコン
俺「誰だ?」
宮藤「えっと、宮藤です。朝御飯を持ってきたんですけど食べませんか?」
俺「ああ、ぜひもらおう。昨日から本当に腹をすかしていてな」
宮藤「あ、じゃあこれじゃあ足りないかもしれません……」
俺「いや助かるよ。ドアを開けて好きに入ってきてくれ」
宮藤「はい!」
カチャカチャ……がちゃ
宮藤「失礼しまーす」
リーネ「し、失礼します」
俺「おはよう、ふたりとも。宮藤と……えっと、すまない、名前教えてもらってなかったな」
リーネ「リネット・ビショップ曹長です」
俺「ビショップか。出身はブリタニアか?」
リーネ「あ、はい、そうです。俺さんは?」
俺「俺は一応リベリオンだ。父がリベリアン、母が扶桑人でね。でもカールスラントに住んでいたんだ」
宮藤「あ、そうだったんですか。じゃあ納豆は食べれますよね?」
俺「栄養のあるものならなんでも食べる。おいしいかまずいかはおいといてな」
宮藤「納豆はおいしいですよ~。ね、リーネちゃん」
リーネ「えっと……ごめんね、芳佳ちゃん」
俺「まぁ欧州じゃそういうのは受け入れられにくいんだよな。でも
ガリア料理は塩っ辛いし、ブリタニア料理は全般的に薄味で微妙で不味いし、カールスラント料理はイモと豚ばっかだし、北欧の料理は奇特なモノがあるし、ましなのは地中海沿岸諸国の料理だけかもな。あ、扶桑は別格だ」
リーネ「ひ、酷いです……」
宮藤「あはは……。俺さん、これどうぞ。お口にあえばいいんですけど」
俺「ありがとう、感謝するよ。それと、あんまりここに居過ぎると、怖い高ケツ圧お姉さんにどやされるぞ」
リーネ「そ、そういえば」
宮藤「大丈夫ですよ!俺さんは別に危ない人なんかなさそうですし、私たちの仲間になるってききましたよ?」
俺「まぁ容易に判断しすぎないようにな。少なくともこの部隊の5人はよく思っていないかもしれないぞ」
宮藤「へ?5人?」
リーネ「芳佳ちゃん、いくよ~」
宮藤「あ、まってよリーネちゃん!俺さん、食べ終えたらそこの机においててくださいね。ちゃんと取りに来ますから」
俺「ああ、わかった。それじゃあな」
ばたん、がちゃりと音をたてて扉に施錠がなされた。
また一人の空間に戻ったこの部屋で、箸を使って扶桑料理を食べ始めたのはいいが、ふと思い出したことがあり手を止める。
俺「そういや、他人の手料理を食ったなんて……本当に久しぶりだ」
生前までほとんど他人の料理を食べたことがなかった、自分を鍛えることで時間を費やしていたし、料理は自分で作るものが一番であった体。
この体になってからは……まぁ人間扱いされないものだから、当然人の料理なんて食べられるわけがなかった。
まだ冷えてはいない肉じゃが、和え物、何らかの焼き魚を口にぽいぽいと放り込む。
もぐもぐと噛みしめると暖かな味に、いつのまにか俺は一人口走っていた。
俺「うまいな……」
と。
美味しい食事を終えると同時にドアがノックされた。
入ってきたのは少し渋い顔のヴィルケとバルクホルンであったが、どうしたと聞くと、来い、と言われたので素直に従った。
俺「おいおい、どこへ連れて行く気だ?」
バルクホルン「来ればわかる。いいから歩け」
俺「はぁ、もう少し宮藤みたいに愛嬌があたにもあればいいのにな」
バルクホルン「なっ!」
ミーナ「ふふっ、それは少し思うけど」
バルクホルン「ミーナまで!」
ミーナ「俺さん、今からブリーフィングルームにあなたを連れていきます。色々、話してもらえるかしら?」
俺「色々って、俺の体のことか?さわり程度ならいいが、詳しくはいえないぞ」
ミーナ「重々承知よ。でもみんなこの前の戦闘からあなたのことを聞きたいみたいなの」
俺「この部隊の隊員は、奇特なやつばっかりだな」
バルクホルン「ふん、私は貴様のことなど聞きたくはないのだがな」
俺「そういえば食事はすべて宮藤という子が作っているのか?」
ミーナ「あの子は料理が大好きだから自主的に作ってるけど、毎日毎食というわけではないわ」
俺「そうか。あれは毎日食べたくなるな。正直うまかった」
バルクホルン「そうだろう!」
俺「なんであんたが……っとここか?」
ミーナ「ええ、はいって」
言われるがままにヴィルケとバルクホルンに挟まれ入室する。
中はずいぶんと広く、中央へ向くように席と机が配置され、天井は必要もないほど高く、そして隊員は待ちくたびれた表情をしていた。
三人が姿を表したからだろう、ぱたぱたと走り席にいそいそと座り始める。
そのなかの一人に金髪の少女がいたのだが……どうもおかしい。
段をあがっていくごとに違和感が増す。
む……履いてない……のか?
俺「おいおい、冗談じゃないのか……?」
バルクホルン「ん?なにがだ?」
俺「あ、いや、あの少女がだな……」
ミーナ「トゥルーデ、席についていいわよ」
バルクホルン「あ、わかった」
俺「まぁいい、あとでいいか。待たせてすまないな」
坂本「いや、かまわない。それで、体調はどうだ?」
俺「特に変わりはないが、まだお腹が空いてる」
坂本「宮藤の料理を食べなかったのか?」
俺「もっと食べたい、というだけだ。さて、なにをすればいい?」
ミーナ「俺さんは中央に来て自己紹介をお願いするわ」
俺「了解」
坂本「まぁ軽くでいいぞ」
出会ったときと変わらぬままの姿で、俺は悠然として中央へと歩く。
そして体を全員のほうへと向きなおし、ぱらぱらと散らばって座るウィッチ達の顔を見渡していく、ちょっと不機嫌な者がいて苦笑いしてしまう。
俺「この前の戦闘の時にいなかった人もいるようなので改めて紹介させていただく」
切り出し。
俺「名前は俺。所属はリベリオン国防高等研究計画局先進技術研究室。出身はもちろんリベリオンだ。歳は22歳、男。使用ストライカーはP-51、だが俺専用機だ」
適当に思いつくことを並べていく。
俺「知っているとおり、あるスペシャルオーバーテクノロジーを用いてネウロイ化することが可能だ。ネウロイ化すれば真のネウロイに近い存在となるが、基本は人間がベースだ。ネウロイ化すると使用時に装備しているものはすべてネウロイ化する」
色々と当たり障りのないことを言葉に出し、さらに批判を買わないようにできるだけ刺激するような言葉を控えていく。
やはりこの話をすると顔をしかめるものが何人かいたが、その他には表情を驚きや感激に満たしているものもいる。
俺「なぜ俺がネウロイの力を手に入れることとなったか、というのは……まぁこれはいいか。ネウロイ化には魔法力と生命エネルギーの両方が必要だ。詳しい説明は省く」
坂本「待て待て。俺はさっき22歳と言ったな?すでに魔法力の減衰が始まっていて飛ぶ力はほとんどないはずだが」
俺「ネウロイ化時に、背部にジェネレータみたいなものがあっただろ?あれが大気のエーテルを吸収して魔法エネルギーへと変換してくれるシロモノなわけだ」
坂本「そんなすごいものがあるのか……」
俺「名前はMG、マジックジェネレータって呼ばれている」
坂本「MG、か。頭に入れておこう」
俺「そのぐらいだ。あとは……元々はリベリオンの陸軍所属、だったが除名されていると思う」
坂本「以上か?」
俺「いや、最後に一つ言いたい。正直言って、俺は人間じゃない。だから好きに接するといい、毛嫌いするも軽蔑するも嘲け笑うも好奇の対象にするも好きにしてくれ、すでに、慣れているからな。以上だ」
ミーナ「ありがとう、俺さん。でももう少しそのネウロイ化するところは話せないかしら?」
俺「俺はただ検体者ってだけで、技術を開発したわけじゃないから、知ってはいるがあまり話せないな」
ミーナ「わかったわ。何か質問のある人はいるかしら?」
俺「質問はいいか?」
ミーナ「何かしら?」
俺「さっきからそこの金髪の少女が何も履いていないんだが、こういうのは注意しないのか?年頃の女の子がそういうのはよくないと思うのだが」
そういって俺はエーリカ・ハルトマンを軽く顔を向ける。
当の本人はひょっとした表情であったが、すぐにはっとした表情にすぐ切り替えた。
エーリカ「あー!忘れてた!」
バルクホルン「まさかハルトマン……おまえ……」
エーリカ「にゃはは、そういえばズボンが部屋になかったからそのままここに来たんだった」
バルクホルン「アホか!!このっ!さっさと履いてこい!!」
俺「そのほうがいい。あまりそう言うのは見せるもんじゃないぞ。見てしまった俺が言うのもなんだが」
エーリカ「うへぇ~……わかったよー」
俺「ったく、男に見せるんじゃない。そういう趣味かと思っただろう」
バルクホルン「いいから見るなァァァァ!俺ぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
俺「そんなに大声をだしてどうした?」
バルクホルン「貴様、ちょっとこい!!」
俺「どうした、ちょっとは落ち着け」
弾きだされた弾丸のように俊足で俺に駆け寄るバルクホルン。
そして胸ぐらをつかみ、怒気をはらませながら言い放つ。
バルクホルン「お前の目と!さっきまでの記憶を殴って消す!いいな!?」
俺「ま、まて!なぜだ」
バルクホルン「ふん!」
俺「いてっ!ぐはっ!」バキッバキッ
バルクホルンの強いパンチが俺の顔面を的確に捉えた。
衝撃と共に痛みがじんじんと広がるが、コアのおかげで再生され痛みがすぐに消える。
俺「おいおい!勘弁してくれ!俺は注意しただけじゃないか!」
ミーナ「……デリカシーがないわ。後で言えばいいじゃない」
俺「ちょっとまて。注意したことをホメるべきだろ!」
坂本「いや……別に口外することでもないことだしな。ハルトマンの場合」
俺「そんなこと知らないんだが。変に思ったことを口走ったらだめなのか……ここでは」
ミーナ「待ってトゥルーデ。その前に……みんな、俺さんに何か質問ある?」
坂本「ああ、やられる前に質問を聞いておくといいぞ」
バルクホルン「あと数分の命だな。生憎とネウロイ退治は得意でな」
俺「そりゃ大層なことで……」
しかし、誰もあげようとはしない。
こういう闘牛ショーのようなものがどうしても見たいようだ。
タロットカードを持ったやつは何かニヤニヤと笑ってるし、もう一人の眼鏡金髪の少女は俺を見下し、当のノーズボ少女は俺にひらひらと笑顔で手を振っていた。
そんな中、一人、俺が唯一知っている女が手を掲げた。
シャーリー「うーん……質問いいか?前から引っかかってたことがあってさ」
ミーナ「いいわよ、どうぞ」
少し微妙な表情をしていた。
何かしら、もやもやしているような感じの雰囲気も醸し出している。
俺「えっと、何だ?」
シャーリー「俺、と言ったよな?そしてリベリオン出身?で、元陸軍のウィッチ?」
俺「そうだ」
シャーリー「俺の通称は……」
俺「恥ずかしいが、昔はドライブ・ウォーカーとかスーパーヒーローとか、ダイナモ作戦時はランバージャックとかだな」
俺「ああ、でも昔のだからたぶん知らないと思―――」
言葉を密かに止める、なぜならいつの間にか空気が止まり、この場の全員が押し黙っていたからだ。
内心、焦る。
なぜこんな状況になっているのかと、なぜこんなにいきなり異常な沈黙が流れたのかと。
だが、沈黙は長く続かなかった。
それを破ったのはイェーガーだった。
シャーリー「あっ!あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっ!!!!やっぱりか!!!」
俺「ど、どうした?」
イェーガーがなぜか大声を上げた。
大きい胸がそれに応じて柔らかく揺れ、依然として胸ぐらを掴まれている俺を思いっきり指差す。
俺「それがどうかしたのか?っと、そろそろ離してくれ……えっと、バルクホルン大尉?」
そう言ってバルクホルンに視線を移すと、目の前にはだらだらと冷や汗を流す少女が拳を掲げ硬直していた。
がしかし、俺と視線があうやいなやすぐに神速の如く胸ぐらを掴んでいた手をいきなりほどいたのだ。
バルクホルン「す、すまなかった。私もどうかしていたようだ。すまない、俺」
俺「いやちょっとまて。よくわからない、この状況が」
まったくもって理解出来ない。
どういうことだ、誰か説明してくれ。
宮藤「えっと、俺さんがどうかしたんですか、シャーリーさん」
シャーリー「え、あ、いやいや、そりゃ知ってるも何も!!!」
俺「?」
シャーリー「だってよ、リベリオンでも欧州でも物語みたいなヒーローなんだぞ!!驚かないわけがないさっ!!」
シャーリー「戦果は物凄く上げてるし、大戦初期からのウィッチで、リベリオン国民の憧れ!というかヒーロー!!」
シャーリー「ストライカーに『ソードスター』と『リベリオンマーク』をあしらい、神出鬼没!正体は謎に包まれてたんだ」
シャーリー「軍内とか街では架空物語として何人もの耳に入った人物なんだぞ!!ウィッチの憧れや目標だったりするんだぞ!?」」
宮藤「あれ?でもシャーリーさん、自国のヒーローの俺さんって、今聞いてわかったんですよね?」
興奮気味のシャーリーをそこらへんにおいてウィッチにとってそんな当たり前の疑問にヴィルケが答える。
そういえばそんなことあったな、と密かに思う。
ミーナ「宮藤さん、当然だわ。リベリオンでも、戦線でも、彼の姿を実際に見た人はほとんどいないもの」
エーリカ「架空話だけがつきまとう、お話のヒーローっていわれるくらいだよ。ネウロイが現れたら颯爽と現れ、かっこよくネウロイを倒し、颯爽と去ってい
くってね~」
バルクホルン「正式記録は少ないが、ネウロイ撃墜数は200オーバー、スコアも高い。それに加え、戦闘を行った場所では死傷者・負傷者ともに無し、さらに街の損害は微小ということを、幾度と無く実行しているんだ」
シャーリー「でもそこらへんのウィッチや軍人じゃ誰も見たことがないって言うんで、それらの街の伝承かと思われてたんだ」
坂本「私も戦場で耳にしたことがあるだけだが、あの状況なら生まれうるお話だからとあまり信じていなかったが……」
俺「やめてくれ。そんなこともあった気がするがたいしたことじゃないし、それに今のウィッチたちのほうがよくやっている」
シャーリー「謙遜するなって~。リベリオンのヒーローじゃないか!!」
宮藤「へぇ~、俺さんってすごいんですね!」
俺「買いかぶりすぎだ。そんなのは昔の話だろう?今となっては古びた物語だ」
シャーリー「ちょっとサインくれ!!」タッタッタ
俺「勘弁してくれ」
シャーリー「頼むよ~!ちょちょいっと書くだけだろ?」ギュゥ
俺「……そんな大層なもんじゃないさ、俺は」
さっきから執拗に抱きついてねだるシャーリーから軽く逃げつつ、ヴィルケに視線を送る。
それを感じ取ってくれたヴィルケがため息をつきつつ、場を収めてくれたのには感謝だ。
ミーナ「でもそんな人が来てくれるなんてうれしいわ」
俺「というか、経歴と名前で感づいてくれ……三日間あの部屋に入れられっぱなしだったんだぞ」
坂本「しょうがないだろう。名前より通称のほうが圧倒的に通っているからわからなかったんだ」
俺「すまない……」
坂本「いや、謝られてもこまるが……。まぁ色々とすまなかったな」
俺「気にしないでくれ、そういう扱いは慣れてるもんでな。
ルッキーニ「ね~、シャーリー、そんなに俺ってすごいの?」
シャーリー「もちろんさ!!あ、でも一部信じていない人はいるけど……。でもすごいんだぞ!」
ペリーヌ「でも確証がありませんわ。ただの作り物で、そこの俺さんがホラ吹きなのかもしれませんし」
俺「戦場じゃ面白い架空話が舞うってのは時々あることだしな、眼鏡金髪少女の言うとおりだ」
宮藤、ビショップ、元気そうな小さな娘、眼鏡金髪少女の4名は知らないようだ。
一方ヴィルケ、坂本、バルクホルン、イェーガー、ハルトマンは知っているようだ。
その他二名は何かしら話そっちのけでほんわかした雰囲気を作って楽しんでいる、実にいいことだ。
シャーリー「まぁまぁとりあえずサインでもくれ!!リベリオンに送る!!」
俺「はぁ……後でな」
なぜか少しばつが悪そうな表情のバルクホルンが俺に話しかけてきた。
どうにも感じからするに先程のことを言いに来たらしい。
バルクホルン「さっきはすまなかった。……悪いことをしたな」
俺「いや、あれは俺のほうが悪い。確かにデリカシーがないな」
バルクホルン「私は結構俺の話しは大好きだ。唯一リベリアンの中で私が心から尊敬する人間だからぞんざいに扱ったりしたくないからな」
俺「おっ、ありがたいな。世界のトップウィッチからそう言われるとうれしいもんだ」
バルクホルン「私も小さいときはちょっとした目標にしていたものだからな」
俺「本当にありがたいな。まぁよろしくな」
バルクホルン「ああ、よろしく頼む。だがハルトマンのあれを見たのは許さないからな」
それから後は大変だったのは言うまでもない。
なぜか宮藤やビショップまでサインを求めだし、イェーガーにいたっては写真をとろうとまでしていた。
確かに昔ヒーローと流称された俺だが……今となっては悲しい遺産である。
そう、悲しい遺産。
すべてを捨てて、もう一度生を歩みだした俺にとって、昔の栄光の呼び名は重荷でしかなかったからだ。
昔に知り合った人が俺を見たらなんというだろう。
想像したくもないことだ。
全員の自己紹介を済ませ、とりあえずは収まった。
だが、この後も面倒なことが起きた。
ズボンがなくなったと騒ぎになり、しっちゃかめっちゃかの大掃除と探索が開始されたのである。
もちろん、俺も巻き込んで。
坂本「ミーナ」コソッ
ミーナ「どうしたの?」
坂本「これは、思わぬ収穫だな。こんな人材を回してくれるなんて、閣下も気が利くな」
ミーナ「ふふっ、本当にありがたいわ。それにしても、通称でしか聞いたことがないような人なんて、俺さんぐらいね」
坂本「本当にな。これで、人間性は疑うことなく大丈夫だな」
ミーナ「そうね、ネウロイ化なんてしてたし、あれをみたらさすがに色々疑いたくはなるから馴染めるかが心配だったんだけど」
坂本「いらぬ心配だったようだ」
ミーナ「でも……」
坂本「?」
ミーナ「なんでネウロイの力なんて……」
坂本「それは、まだわからない。だから密かに調べていってはどうだろうか?」
ミーナ「そうね。もしものことも考えて密かに探るわ。他の子にも気付かれないようにね」
坂本「わかった」
第2話「自己紹介.架空話付き」終
最終更新:2013年02月06日 23:02