第1回 なぜなに暗兵!


伯爵「ハァイ! 502ではオシャレ眼鏡を持っている方、伯爵ことヴァルトルート・クルピンスキーです!」

俺「これ、俺もやんのかよ。……ハァイ、シユウでは一般人に胸の刺青を見られてしまうツイてない方、俺だ」

伯爵「さあ、“なぜなに暗兵”は、スレの皆が疑問に思っているであろうことを、作者が勝手に予測して答えていくコーナーさ!」

俺「ま、本編で出し切れなかった設定を出してしまおうって、補足説明的なものだと思ってくればいい。」

伯爵「どうしたんだい、俺。いやにテンションが低いじゃない?」

俺「金にならない仕事はしたくないんだよ、基本的に」

伯爵「こんなノリの悪い主人公は放っておいて、第一回のお題は、これ!」


『結局、“圏境”ってなんなのさ』


俺「Fate/Extra、wiki、アサシンでぐぐれ。概要は分かる」

伯爵「おぉっと、いきなり元ネタを明かした身も蓋もない説明は、ここではご法度だよ! さ、説明説明」

俺「とは言ってもね。本編で作者のなけなしの知識は語ってしまったし。それ以上の説明方法がないというのも事実なんだよな」

伯爵「かいつまんででもいいから説明しておけばいいんじゃない。この企画だってノリだし」

俺「伯爵も俺と同じくらい身も蓋もないよな」

伯爵「……テヘッ☆」



俺「ま、『圏境』ってのは簡単に言ってしまえば、H×Hの“神の不在証明”だと思えばいい。但し、魔法力も念能力でもない体術だけどな」

伯爵「ふぅむ。固有魔法じゃないんだ……?」

俺「ああ。そもそも姿を消す固有魔法というものも存在するだろうが、これには致命的な欠陥が存在する」

伯爵「ほう、その欠陥ってのは何なんだい?」

俺「魔法力で姿を消しているが故に、どうしても何者かが姿を消しているという痕跡が残ってしまう。熟練のウィッチなら空間に残る魔法力の残滓で気付けるだろう」

伯爵「確かに、姿を消すということはトゥルーデみたいに身体の内ではなく外に作用する魔法なのだから、その理屈も可笑しくはないね」

俺「うむ。暗兵の中でも一握りの者しか使えない、正に中華の合理を体現したような技だな」

伯爵「魔導針とか感知系の魔法で見破ることは不可能なのかい?」

俺「不可能だ。『圏境』は固有魔法すら騙してしまう。固有魔法が俺の存在を感知したとしても、その情報を捌くのは人間の脳、或いは精神だ。結局、そこで“いない”ものと認識してしまう」

伯爵「射程とかはないのかい?」

俺「ないよ。宇宙との一体化な訳だから、距離は問題じゃない」

伯爵「何というチート。なにそれこわい、だね」

俺「チートとは失礼な。これは純粋な鍛錬の末に辿り着く境地だ。言うなれば、やり込み技だな」

伯爵「じゃあ、鍛錬さえ熟せば誰でも使える技ではある訳だ」

俺「ああ。但し、やはり個々人の才能の有無は関係してくる。いくらゲームをやり込んでも十連コンボが決められない奴とかいるだろ。それと同じだ。」


伯爵「成程ねぇ。じゃあ、これを破る方法ってあるのかな?」

俺「無論、ある。術者と同等にまで『圏境』を高めれば、見破ることは容易だよ」

伯爵「いや、まあそうなんだろうけど、他にはないのかい?」

俺「武を極めた連中なら、或いは何かを感じ取れるくらいにはなるかもな」

伯爵「達人と呼ばれる人でも……?」

俺「ああ。そもそも、これは中国武術にしかなかった稀有な発想なんだ。積み重ねた概念や理念が違うんだよ」

伯爵「僕等みたいなウィッチとして純粋に鍛錬してきた者には見破れないのか。覗きはし放題だね、俺!」

俺「しねーよ! 今日一番の笑顔を俺に向けるな! …………だが、方法がない訳じゃない。この圏境にも騙せないものがある」

伯爵「おや、意外だね。完全無欠の技だと思っていたよ」

俺「人間に完全無欠なんて不可能だって。答えは単純、機械までは騙せない」

伯爵「あー。科学とかは、自然とは対称的なものだからかい?」

俺「そんなもんだ。ま、意味のない前提だがね。俺達の時代に、人間大の物体を補足する持ち運びできる機械なんてないでしょ」

伯爵「確かにね」

俺「仮にあったとしても、俺の姿は見えない訳だから、機械の誤作動だと考えるだろうしなぁ」

伯爵「限りなく完全に近い透過化。暗殺者には、抜群に相性の良い技ってことだね」



伯爵「はい! では、今回の“なぜなに暗兵”はこれで終了だ!」

俺「いや、待て伯爵。まだ仕事が残ってるみたいだ」

伯爵「あらら、僕としたことが、迂闊だったね」

俺「あー、なになに? パネルをオープンしろ? ……パネルなんて何処にあるんだ?」

伯爵「もしかして、このボタンかな? どれどれ、スイッチオーン!」


『逆に考えるんだ、ここを乗り越えれば身体入れ替えを素敵なハプニングへのフラグに(ry』バーン

『ラルと体が入れ替わる番外編とかニパと入れ替わる番外編とか色々作れますね(満面の笑み)』ババーン


俺「……何、…………だと……」

伯爵「ふ、スレ住人は分かってるね。そんな君達が大好きさ!」

俺「馬鹿な……、こんな、……無用なToloveるに、俺が…………」グニャァー

伯爵「さあ、何だが鼻と顎が尖っている俺は頬っておいて、……予告編スタートぉッ!」ビシッ







俺「……………………おい」

アドラー「何かな、我が主」

俺「なんだ、これは……」

アドラー「ふむ。どうやら、ニパと身体が入れ替わったようじゃの」


ハードラッククイーンと暗兵の身体が入れ替わる時――


俺「おい。設定上、魔法力の相性が良い奴しか入れ替えできなかったんじゃなかったけぇ、アドラーくぅん?」

アドラー「番外編の都合上、そのような設定なくなった!」

俺「ふざけんなぁぁぁぁッッッ!!!!」


うちゅうの ほうそくが みだれる!


俺inニパ「うぅぅ、どうしてこんな……」

ニパin俺「俺の顔で泣くな。気持ち悪い」

伯爵「ちょっと、言い過ぎだよ。もうちょっと優しくしてあげなきゃダメでしょ」

管野「どうやら、本当に入れ替わってやがるみたいだな……」

サーシャ「全く、一体何が目的で……」

下原「やだ、泣いてる俺さんも、不貞腐れたニパさんも可愛い…………」

ジョゼ「下原さん、落ち着いてください。涎たれてますよ」フキフキ

ラル「何故だ。身体が入れ替わる展開は、ヒロインたるこの私がなるべきでは……」

ロスマン「なりたかったの? 今のニパさんと同じ状態に?」

ラル「いや、本編に期待しておく」キリッ


困惑する(面白がっている)502の面々


ニパin俺「許さねぇ……あのクソ鷲、絶対に許さねぇ……、見つけ次第、八つ裂きにしてやる……!」

ジョゼ「お、俺さん、駄目です! ニパさんの顔でそんな凶悪な顔をしちゃ、ビジュアル的に駄目ですから!」

俺inニパ「私、あんな顔できるんだ……」アハハ

クルピンスキー「ニパ君の精神パルスが反転! 精神汚染です!」

管野「……アンタは、面白がってないで少しは心配してやれよ」

下原「ほ、ほら、俺さん。見てください、私とジョゼさんで作ったアドラーさんの人形ですよ! これを見て、心を落ち着けてください!」

ニパin俺「……ああ、よく出来てるな。デフォルメされてて、こういうのを可愛いっていうんだろうな」

ジョゼ(お、落ち着いて、くれた……?)

下原(ニパさんの顔であの顔は、ダメ絶対!)

ニパin俺「ところで、ジャガーと熊の人形も作れるか?」

ジョゼ「え、ええ。出来ますけど……」

ニパin俺「くく、奴の腹から内臓を引きずり出して、人形詰め込んで、イーグル、ジャガー、ベアーで生きたゲッター1にしてやる……!」

管野「発想が怖ぇんだよ! そもそもゲッターってなんだ!?」

クルピンスキー「ナオちゃん、ゲッターを信じるんだッ!!」

管野「ああああああ、なんだこの空間んんんんッ!!」


それでも何とか、頑張る俺!


ニパin俺「これ良かったら食べてよ。何時も迷惑かけてるから、そのお礼(こんな感じでいいか……?)」ニコ

整備員一同「」ダキューーン!

整備員A(きょ、今日の曹長……)

整備員B(な、何だか……)

整備員C(可愛い気がする……)

整備員D(ウホッ! …………え?)

ニパin俺(やっべぇ。色々な地雷を一気に踏み抜いた気がする)

下原(元の状態に戻った時、竹井大尉が喜びそうな展開が起きるフラグですね、分かります)


ニパも何とか頑張る。


整備班長「おーい、俺」

俺inニパ「」ビクゥッ

整備班長「この間のセッティング、お前の要望通り、安全な範囲で速度の上限を上げて見たんだが、どうだった?」

俺inニパ(……え、えっとぉ、大尉の言われた通りに……)

整備班長「……? どうした、顔色悪いぞ」

俺inニパ「い、いやだね」

整備班長「お、そうか。……んー、もうちょい積載量も増やした方がいいか?」

俺inニパ「……い、いやだね」

整備班長「えっ?」

俺inニパ「…………い、いやだね」

整備班長「…………お前、大丈夫か? 医務室ぐらいまでなら付き合うが」

俺inニパ「いやだねッ!」

整備班長「そ、そうか。ま、こっちは可能な範囲でストライカーの性能上げてやるからな。お前はゆっくり休めよ」

整備班長(…………最近の若い奴は、何考えてるのか分かんねぇなぁ。嫁ェ、俺を助けてくれ)

俺inニパ「……やったかッ!?」

管野「やってねぇよ」


そして、入れ替え展開で最大イベントが発動する!


ニパin俺「………………」ソワソワ

俺inニパ「どうかしたの?」

ニパin俺「いや、その……」ソワソワ

俺inニパ「困ってることがあったら素直に言ってよ。もう、運命共同体みたいなもんだしさ」

ニパin俺「……………………………………………ったぁ」ソワソワ

俺inニパ「え? 何、聞こえないんだけど?」

ニパin俺「……………………………………っちゃったぁ」ソワソワ

俺inニパ「だーかーらー、聞こえないって」

ニパin俺「…………トイレェ、行きたくなっちゃったぁ」モジモジ

俺inニパ「え゛……ッ?」


一体、俺とニパの明日はどっちだ!?



   暗兵な俺 特別番外編 『おれがあいつで、あいつがおれで!』

           2009年 春 投下予定!





俺「」

伯爵「心の底から言おう。これはひどい」

俺「その割には、満面の笑みだがなぁ!」

伯爵「そりゃもちろん。初めての女の子の身体に戸惑う俺、そこで手取り足取り色々教えてあげるんじゃないか」

俺「クソが、人の不幸をここぞとばかりに楽しんでやがる……! てゆうか、なんで2009年?」

伯爵「それ以上は言っていけない。許されない行為だよ」

俺「まー、いつ投下するか分からないってことだな。よし、希望が見えてきたぞ、ニパ!」

伯爵「そんな俺の希望も、長くは続かないのであった」

俺「変なナレーションを入れるな! 本当! マジで!」

伯爵「じゃあ、長らく付き合ってくれてありがとう。また会う日までー!」

俺「先生、ナインテイル先生! こいつを止められるのはアンタしかいない! 助けてくれー!!」
最終更新:2013年02月06日 23:30