第3話 アフリカの三将軍




20 :チャーチルの犬[sage]:2011/08/31(水) 19:45:23.14 ID:kkaXhzQa0

第3話 アフリカの三将軍

俺「………。」ガチャッ

ダァァァァァァン

俺「……ネウロイ殲滅完了…。」

マイルズ「お疲れ様、俺くん…。」

シャーロット「俺准尉が来てから2週間、私達は一度も戦っていませんよ…?」

ロンメル「ふむ…俺准尉が全てのネウロイを倒してくれるからなぁ。」

マイルズ「戦わなくてもいいのはイイことですけど…。」

ロンメル「皆はけっこう困惑しているみたいだね。」

マイルズ「はい…。今まで自分達が必死で守ってきた戦場で、彼が来ただけであっという間に戦局が好転してしまうことがどうしても納得いかないんです…。」

シャーロット「私はもういらない子なんでしょうか?」グスッ

ロンメル「そんなことはないよ。君達にも戦ってもらう時は必ず来る。

     彼一人でネウロイを全滅させるなんてことは、絶対に無理なんだから。」





23 :チャーチルの犬[sage]:2011/08/31(水) 19:49:52.21 ID:kkaXhzQa0

俺「………。」

パトリシア「Hi❤ お疲れ様! 結局今日も一人で終わらしちゃったわね!」

俺「これがブリタニアのちk――」

パトリシア「アンタ気に入ったわっ! ウチに来てDutch WifeのArtemisをfuckしていいわよっ!」

俺「…………………ついに人ですらなくなりましたね…。」

パトリシア「ウチのパパと穴兄弟よ?」

俺「うわぁ…。」

パトリシア「とにかく! 今日一日、お疲れ様❤

      アンタのおかげでまたたくさんの命が救われたわ。」ニコッ

俺「………。」






24 :チャーチルの犬[sage]:2011/08/31(水) 19:53:49.42 ID:kkaXhzQa0

―1932年 ブリタニア ウィンストン・チャーチル邸

「こんにちは!」

「こ、こんにちワ…。えっと…貴女は……?」

「私はパトリシア・シェイド! パティって呼んでね♪」

「あの…パトリシアさんは何者ですカ……?」

「パパがね、ここのおじさんに用事があるって言ってね、私もここに付いてきたのっ!

 貴方は誰!? ここのおじさんの子供!?」

「わ、私は俺デス…。ここには、家がなくなった時に拾われて来ましタ…。」

「ふ~ん、そうなんだ。おじさんは優しい人なんだね♪」

「ハイッ!」





25 :チャーチルの犬[sage]:2011/08/31(水) 19:57:30.40 ID:kkaXhzQa0

「そうだ、俺くん。紅茶、飲みたくない?」

「紅茶……ですカ…?」

「うん! 最近ママに淹れ方を習ったの!」

「へぇ…まだちっちゃいのにスゴイですネ…。」

「ふふん♪ れでぃのたしなみなのです!」

「フフフ…きっと貴女なら素敵なレディになれますヨ。それでは、キッチンにご案内しますネ。

 あと、私にもおいしい紅茶の淹れ方を教えてくだサイ。」ニコッ






27 :チャーチルの犬[sage]:2011/08/31(水) 20:01:19.83 ID:kkaXhzQa0

―1942年 北アフリカ オアシスの外れ PM3:00

俺「………。」

ズズッ

俺「………。」

ズズッ

パトリシア「やっほ♪ 今日もまたアフターヌーンティー?」

俺「はい。」

パトリシア「好きねぇ。こんな簡易机まで用意して。

      それにしても、イスがもう一つあるのはどうして?」

俺「アフターヌーンティーというのは、本来は社交の場としての意味合いが強いものなんです。」

パトリシア「それで、一人でも席を二つ用意していると。あ、アンタなかなか悲しいことするのね…。」

俺「マイルズ少佐もモントゴメリー将軍も私といっしょでは気まずいでしょうからね。」ズズッ

パトリシア「自覚あったのね、アンタ…。」






28 :チャーチルの犬[sage]:2011/08/31(水) 20:03:29.42 ID:kkaXhzQa0

俺「慣れていますから。」

パトリシア「………しょうがない。私が付き合ってあげるわ。」

俺「えっ?」

パトリシア「ほら、とっとと注いでよ。」

俺「は、はい…!」

パトリシア「ありがと❤」

ゴクゴク

パトリシア「プハーッ……うめぇぇ! やっぱりアンタが淹れたヤツはおいしいわ! パットン親父と盗み飲んだモンティが淹れたヤツとは大違い!」

俺「そ、そうですか…。」

パトリシア「何? その苦笑い。お茶なんて飲めればそれでいいじゃん。」

俺「まぁ、そうですね…。そういえば、私の幼馴染も『おもてなしは作法よりもまずはお茶の味だよ♪』と言っていました。」

パトリシア「へぇ、イイこと言うのねその人。」






29 :チャーチルの犬[sage]:2011/08/31(水) 20:04:54.68 ID:kkaXhzQa0

俺「もう一杯いかがですか?」

パトリシア「うん。ちょうだい♪」

?「ワシもいただこうか。貴様の鮮血をたっぷりと注いでなっ!」

バキュゥン

俺「ひぃ!?」

パットン「しまった…手元が狂って外してしまった。次はしっかり狙って目の前の発情狼の脳天に風穴を開けてやらないとな。」

パトリシア「パットン親父!?」

パットン「ワシのかわいいエンジェルちゃんとイチャイチャお茶会とはいい御身分だな?」ジャキン

俺「いや…あの……」

パトリシア「パットン親父! いくらなんでも銃撃はマズイってば!」

俺「パトリシアさん…!」

パトリシア「こういう時は、決闘……でしょ❤」

俺「は…?」

パットン「ガッハッハッハ! そうだな! 小僧、表に出ろっ!」





176 :チャーチルの犬[sage]:2011/09/01(木) 05:21:32.52 ID:0c6pM5Yq0

俺「どうしてこんなことに…」

パットン「決闘って言っても銃はナシだ。ヘナチョコのお前がヘマしてエンジェルちゃんに当たったりしたら一大事だからな。」

俺「はぁ…。」

パトリシア「俺ー死なないようにねー♪」

パットン「ワシが勝ったら、お前は明日からエンジェルちゃんの奴隷な。おっと、それはご褒美かな?」ニヒッ

俺「ふむ…奴隷はちょっと困りますね……。それじゃあ、私が勝った時は――」チラッ

パトリシア「?」

俺「パトリシアさんと一日デートさせてください。」

パトリシア「なっ……!?///」

パットン「ほぅ……おもしろいな…。これで容赦をする必要が一切なくなった。」コキコキ

ロンメル「そうだ、やってしまえパットン! 我輩の養女とデートなぞ百万年早いわっ、このフニャチン野郎!」

モンティ「………。」

俺「ロンメル将軍にモントゴメリー将軍!? 何をされているんですか!?

  痛いっ! 痛いです、モントゴメリー将軍! 石を投げないでっ!!」






177 :チャーチルの犬[sage]:2011/09/01(木) 05:22:38.61 ID:0c6pM5Yq0

ロンメル「何って、娘を見守るのは父として当然のことじゃないかい?」

モンティ「別に…私はリベリアン娘のことなんてどうでもいいんだ……。でも、ロンメルが無理に誘うからしかたなく…」ブツブツ

俺「ちょっと何を言っているのか分かりません……。あと、モントゴメリー将軍は私と目を合わせてください。」

パットン「おい。グズグズしていないで、とっとと始めようじゃないか。」

俺「そうですね。それでは、パトリシアさん…………………………………勝ってきます。」ニコッ

パトリシア「へっ!? あっ…………うん…。///」

俺「私は軍隊格闘術には少々の自信がありましてね…。チャーチル首相に襲いかかる暴漢5人を一人で撃退したのはいい思い出です。

  申し訳ないのですが……

  手加減はしませんよっ!」ブンッ

パシッ

パットン「それはスゴイな。でも…」ギリギリ

俺「えっ……?」

パットン「軍隊格闘術を極めたのは君だけじゃないのだよ?」ニヒッ






178 :チャーチルの犬[sage]:2011/09/01(木) 05:26:55.82 ID:0c6pM5Yq0

俺「ハァ……ハァ…!」グッタリ

パットン「YAHAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」

ロンメル「でかしたぞ、パットン!!」

モンティ「死ねっこの<放送禁止!>野郎!」

俺「痛いっ! だから石を投げないでくださいって!」

パトリシア「大丈夫?」

俺「ハァ…金的は……反則じゃないですか…?」

パトリシア「パットン親父は戦場では反則なんて言っていられる暇なんてない、っていっつも言ってるわよ? むしろ眼つぶしをされなかっただけまだマシ。」

俺「これは戦争じゃなくて決闘ですよ?」

パトリシア「戦争中毒の親父にはそんなの関係ないって。」

俺「ハァ……最近できたばかりのフェアバーン・システムをあれだけ使いこなすなんて、どういうことですか…。」

パトリシア「あの人は新しいものが好きだからねぇ…。」

俺「まったく……頼もしい限りですね…。」

パトリシア「そうね❤」フフッ





179 :チャーチルの犬[sage]:2011/09/01(木) 05:30:38.85 ID:0c6pM5Yq0

俺「さて……これはちょっと骨が折れますね…。」ヨロヨロ

パトリシア「金玉潰されといてまだやるの…?」

俺「貴女とのデートがかかっていますからね。」

パトリシア「う~ん…やっぱりアンタのことよく分からないわ…。」

俺「私も貴女のことが良く分かりません。だから、一日一緒にいて…お互いのことをもっと知りましょう。」ニコッ

パトリシア「うん♪ それはいいわねっ❤」

パットン「ほぅ…まだ勃つのか、Nuts Guy? これ以上痛めつけられたら、そのお粗末なPeterが潰れてしまうぞ?」ニヤニヤ

俺「黙ってください…。これ以上老いぼれED野郎に遅れは取りませんよ…。」ヨロヨロ

パットン「言うねぇ。それじゃあ、次こそ手加減ナシでいくぞ?」コキコキ

俺「上等です…。いくぞ、このbellend野郎おおおおおおおお!!」ダッ

パットン「来いやあああああああああああこのmasterbation野郎おおおおおおおおお!!」

ロンメル・モンティ「「○τ☀◆?>△!!」」ダッ





180 :チャーチルの犬[sage]:2011/09/01(木) 05:33:49.88 ID:0c6pM5Yq0

マイルズ「ど、どうしたんですかそのケガ!?」

パットン「アレだよ。ちょっと若い頃を思い出してしまってね。」

マイルズ「意味が分かりません…。」

ロンメル「いや~まさかあんな所にアフリカゾウがいるとは思わなんだ。」

マイルズ「いやいやそんなわけないじゃないですか!」

モンティ「彼の言う事は本当のことだと君が思うことは正しいように見えて、それは実は間違いだとパットンが言っていたが、
     奴の言う事は信用できないと加東大尉が言っていたからそれは嘘ですよと正直者の稲垣軍曹が言っていたことを私は覚えていない。ちなみに私は嘘吐きだ。」

マイルズ「え? え?」

俺「あの…モントゴメリー将軍。どさくさに紛れて将軍を傷つけることになってしまい申し訳ございません…。」

モンティ「何、気にする必要はないよ俺くん。」

俺「でも…」

モンティ「君にはまだまだ利用価値がある。自分がボコボコにされたくらいで君を切るなんて愚を犯すほど老いぼれてはおらんよ。」ニヤッ

俺「そ、そうですか…。」






182 :チャーチルの犬[sage]:2011/09/01(木) 05:37:32.76 ID:0c6pM5Yq0

マイルズ「あの…やっぱり皆でケンカとか……。」

ロンメル「違うよ、マイルズくん。ただアフターヌーンティーがヒートアップしてしまっただけだよ。」

マイルズ「どんなティーパーティですか…。本当なの、俺くん?」

俺「本当ですよ。いやぁ…リベリオン式のティーパーティは過激でした。」ニコッ

マイルズ「あれ?」

パトリシア「俺が笑った…?」

俺「いや、私はけっこう笑っていませんか?」

マイルズ「私は見るの初めてよ…?」

俺「あれ…?」

パトリシア「意識してなかったのね…。」

ロンメル「笑えばちゃんと年相応に見えるな。」

パットン「ふむ……なかなかかわいいじゃないか。どうだ? 今回の件で本当に女の子になっていたら、ワシのエンジェルちゃんにならんかね?」ニヒッ

俺「お断りします。」ニコッ






183 :チャーチルの犬[sage]:2011/09/01(木) 05:40:09.52 ID:0c6pM5Yq0

パトリシア「それで…あの……デートは…?///」

俺「将軍のそのボロボロの顔を見るに……この勝負は私の勝ち、ということでよろしいですか?」

パットン「内股で股間を押さえてヨタヨタしている奴が何を言う。」

ロンメル「もういいだろう、パットン。若い男女の恋路を邪魔するのは野暮だよ。」

モンティ「そうだ。いい加減にしたまえ。私が引率すれば、問題ないだろう。」

ロンメル「ん? モンティ、今何と言った? 我輩がしっかりと娘を見守るからお前は別にいらないぞ?」

モンティ「分かったよ、ロンメル。君は私にケンカを売っているのだね?」

ロンメル「ははは…<あああああ>するぞ、フニャチン野郎。」

パットン「まぁ、君達落ち着きたまえ。

     エンジェルちゃんはワシとデートするにきまっとろうがああああああああああ!!」

ロンメル・パットン・モンティ「「「やるかこの野郎っ!?」」」







184 :チャーチルの犬[sage]:2011/09/01(木) 05:41:03.11 ID:0c6pM5Yq0

ギャーギャー

俺「騒がしい人達ですね…。」フフッ

マイルズ「そ、そうね。」

パトリシア「やっぱりアンタ今日変よ?」

俺「何故か知らないですけど、楽しくて仕方ないんですよ。」ニコニコ

パトリシア「確かにねぇ………」チラッ

ロンメル「まったくブリタニア人は自分勝手で困るっ!」

モンティ「カールスラントの堅物に言われたくないわっ!」

パットン「まぁ、諸君落ち着きたまえ。ウィッチは全員ワシのエンジェルちゃん。オーケー?」

ロンメル・モンティ「「コーラでも飲んでろリベリアン!!」」

パトリシア「愉快な親父達よね♪」






186 :チャーチルの犬[sage]:2011/09/01(木) 06:01:32.09 ID:0c6pM5Yq0


加東「私達は扶桑皇国陸軍アフリカ派遣独立飛行中隊、通称『砂隊』よ。

   私がその隊長の加東圭子。ピチピチの23歳よ☆」

真美「」

氷野「」

加東「何よっ! 台本にそう書いてあるのよっ!」

真美「」

氷野「」

加東「何か言いたいことがあるなら言いなさいよっ!」

真美「あの……その…」

氷野「プッ………23歳でピチピチは…クッ……無理があると思うでありますwwww」

加東「………。」

真美「ケイさん!? ボヨールド40mm砲はしまってください! ていうか、なんで持てるんですかっ!?

   ケイさああああああああああああああああああああああん!!」

次回「チャーチルの犬」第4話 お茶と乙女とお婆ちゃん
最終更新:2013年02月06日 23:33