11 自分:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 18:09:03.36 ID:0KfWMqAz0 [9/35]
エルマさん誕生日短編
俺「………」
エイラ「何だヨー俺ーせっかく久しぶりに4人がカウハバに集まれたってのに深刻そうな顔して」
ニパ「相変わらずエルマ隊長とは上手くやってる?」
ハンナ「この後エルマ少佐にもご挨拶したいと思っているんですけど、どちらにいらっしゃるか分かります?」
ラウラ「俺さん、後で久しぶりにポーカーしないか?」
俺「お前達に集まってもらったのは他でもない。お前達にしか出来ない重大な相談があってな……」
エイラ・ニパ・ラウラ・ハンナ「「「「?」」」」
エイラ「はあ!? エルマ先輩と喧嘩した!?」
俺「………」コクン
ニパ「この前までラブラブだったよね?」
ハンナ「何かあったんですか?」
12 自分:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 18:12:18.97 ID:0KfWMqAz0 [10/35]
俺「えとなー夜遅くまで教え子の相談に乗ってデートに大遅刻して時間なくなって中止になってしまった」
ニパ「あちゃーそれはまずいなー。でも、エルマ隊長ならそれくらいじゃ怒らないんじゃないの?」
俺「いや、それを5回やった」
エイラ「バカだろお前!?」
ハンナ「そ、それは確かにさすがのエルマ少佐もキレちゃいますね……」
俺「………うぅ…だってエルマの奴が仕事をしている俺のことが好きだから私よりも教え子を優先して、って言ってくれたから……」シュン…
エイラ「口ではそう言っているけど、内心は自分のこともちゃんと見てほしいって思っているはずダゾ」
ニパ「相変わらず鈍感すぎるぞ俺さん……」
ラウラ「さすがの私もこれはナイと思う……」
俺「め、面目無い……」ズーン
ハンナ「もうこれは謝って許してもらうしかないですね」
俺「いや、もう何度も謝ったけど全然機嫌を直してくれなくて……」
エイラ「そりゃそうダナ」
13 自分:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 18:18:06.99 ID:0KfWMqAz0 [11/35]
ラウラ「もう一度デートに誘って機嫌を取るしかないんじゃないか? ちょうど明日はエルマ隊長の誕生日だしな」
俺「誘っても断られる気が……」
ニパ「大丈夫。私達の方から頼んでおくからさ」
ハンナ「俺曹長とエルマ少佐にはお世話になりましたからね」ニコッ
ラウラ「私達もアンタらには幸せになってほしいと思っている」
エイラ「まったく世話が焼けるよナー」
俺「お前ら……」
エイラ「明日のデートではエルマ先輩を存分に甘やかせヨ?」
俺「お、おう」
ニパ「ぜーったいに遅刻とかしちゃダメだぞ?」
俺「う、うむ」
ハンナ「誕生日プレゼントも忘れないであげてくださいね」
俺「おうよ」
15 自分:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 18:24:04.05 ID:0KfWMqAz0 [12/35]
ラウラ「きちんとエスコートしてやれよ」
俺「善処する」
エイラ「私達も出来る限りのことをするけど、エルマ先輩に許してもらえるかどうかはお前にかかっているんだからナ? 頑張れヨ」
俺「おう! お前ら、本当にありがとうな!」
―デート当日
俺「よし、この時間ならなんとか間に合いそうだな」
「俺教官……今よろしいですか?」
俺「お、おう。スマンな今から大事な大事な用事が……」
「私、ウィッチを止めようかと思って……」
俺「」
17 自分:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 18:30:07.06 ID:0KfWMqAz0 [13/35]
エルマ「………俺さん遅い…」ウズウズ
「お~いエルマー!」
エルマ「俺さん!」パァァ
俺「スマン!! 遅れたぁ!!!」ドゲザー
エルマ「もうっ……約束の時間何時だったか覚えてます?」ムスーッ
俺「17時です……」
エルマ「今は?」ジロッ
俺「22時です……」
エルマ「まったく……私5時間も待ったんですよ? もしかしたらまたすっぽかされるんじゃないかとヒヤヒヤしましたっ」プンスカ
俺「うぅ……何とお詫びしたらいいやら………」オロオロ
エルマ「それで? 何があったんですか?」プンプン
俺「えっとだな……帰ろうとしたら、A班の班長の娘が突然ウィッチを止めたいと相談してきて……」
エルマ「その相談に乗っていたらこんな時間になっちゃったと」ジトーッ
俺「はい……」シューン
18 自分:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 18:36:38.79 ID:0KfWMqAz0 [14/35]
エルマ「ハァ……これで何回目かしら?」
俺「6回目であります、エルマ・レイヴォネン少佐……」
エルマ「……………………………………ハァ…もういいですよ」
俺「本当にスマナイ……よりにもよって今日はお前の誕生日だったのに……」ショボーン
エルマ「だから、もういいから顔上げてくださいって言ってるじゃないですか」
俺「えっ……ゆ、許してくれるのか?」オズオズ
エルマ「そんなわけないじゃないですか」ジロッ
俺「はい、そりゃそうですよね……」シューン
エルマ「もう……人通りが多い場所とはいえ、夜の街で一人で待つのがどれほど心細いか……」ブツブツ
俺「本っ当にゴメンな……これからは心を鬼にして、教え子よりもお前を優先して……」
エルマ「それはダメです」
俺「ええっ!?」
19 自分:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 18:42:46.37 ID:0KfWMqAz0 [15/35]
エルマ「いつも言ってるじゃないですか。私はお仕事を一生懸命している俺さんが好きなんだって」ニコッ
俺「で、でも……」
エルマ「そりゃあ私だって聖人ではないので、そんなこと言っておいて5時間やら6時間やら待たせられたら怒ったりスネたりしますよ」
俺「うむ…」
エルマ「それでも、機嫌が悪くなって顔をしかめても、あまりに腹が立って帰りたくなっても、寒くて寂しくて暖炉の前で温まりたくなっても、」
俺「………」
エルマ「俺さんのこと、待ってますから。いつまでも、ここで俺さんが来るのを待ってますから」ニコッ
俺「エルマ……」
エルマ「今日だって何だかんだ言って来てくれました。5時間も待ったかいがあったわ」ニコニコ
俺「…………………ゴメン」
エルマ「それはもう聞き飽きましたよ」
俺「……うん、そうだな。待っていてくれてありがとう、エルマ」ニッ
エルマ「いえいえ。こちらこそ来てくださってありがとうございます、俺さん」ニコッ
20 自分:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 18:48:03.05 ID:0KfWMqAz0 [16/35]
俺「えーとそれでだな……誕生日プレゼントなんだが……」ゴソゴソ
エルマ「えっ用意してくれてたんですか?」
俺「おう。本当は今日いっしょに選んで買おうと思ってたけど、サプライズとして事前に用意しておいた。いやーもうこの時間だとどの店も閉まっちまってるからなー良かったー」ゴソゴソ
エルマ「な、何かな」ドキドキ
俺「本当に大したもんじゃないからガッカリするなよ?」
スッ
エルマ「わぁ……可愛い毛糸のぬいぐるみ……」パァァ
俺「不格好でスマンな」ポリポリ
エルマ「こ、これ俺さんが作ってくださったんですか?」
俺「ああ。教え子に教えてもらいながら……な」
エルマ「うふふフワフワだぁ」ギュッ
俺「え~と……これからどうする? もうこんな時間になっちまってどこの店も閉まっちまってるよな?」
エルマ「う~ん…………まあ、ここでいいんじゃないですか?」
俺「ここ?」
21 自分:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 18:54:15.70 ID:0KfWMqAz0 [17/35]
エルマ「はい。ここで誕生日が終わるまで二人で星を眺めたいなーって……さ、さすがに夜はまだ冷えるからダメかしら?」
俺「いや、そうしようか。寒さはこうすりゃ耐えられるしさ」
ギュッ
エルマ「ウフフ今日は何だか俺さんが大胆だわ」
俺「正直言うと、俺だってずっとこうしてエルマを抱きしめたかったんだ。もう我慢出来ん」ギュッ
エルマ「私も…………ですよ」ギュッ
俺「エルマ」
エルマ「はい?」
俺「誕生日おめでとう」ニッ
エルマ「ありがとうございます、俺さん」ニコッ
23 自分:熊はひばりに恋をした[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 19:00:08.42 ID:0KfWMqAz0 [18/35]
ニパ「で、夜遅くまで二人でイチャイチャと星を眺めていたら風邪を引いてしまったと」
俺・エルマ「「はい……ゴホッゴホッ」」
ラウラ「まったく……6月になったからって夜はまだ冷えるんだぞ……」
ハンナ「おしぼり替えますね~」
俺・エルマ「「面目無い……ゴホッゴホッ」」
エイラ「ったく……世話が焼ける二人ダナー」ニッ
おわり
最終更新:2013年02月07日 14:05