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━市街午後━

ビューリング「いつもすまんな」

俺「構わんよ」

ビューリング「…買うものは全部買ったな…って」

帰ろうとした矢先いきなり雪が強く降ってきた。

はっきりいって雪というより吹雪だ

俺「これじゃ基地に帰れそうにないな」

ビューリング「…しばらく店に入って時間潰すか」

しかし時間が経てば止むだろうという希望的観測は見事に打ち砕かれあっという間に夕暮れになった

俺たちは仕方なく市街のホテルに一泊することにした。基地にその旨を伝えたときに電話越しにこっぴどく怒られたのは言うまでもない。

━ホテルの部屋━

俺「さてと、ーしかしあれだな」

ビューリング「…」

ホテルとは言えとても小さなものなので部屋はシングルしかない。そして持ち合わせのお金を考えて俺たちはシングルに無理やり二人で泊まることになった

俺「今思えば完全に二人きりになるのは初めてじゃないか?」

ビューリング「かもな」

俺「///」

ビューリング「何故赤くなる?私はまだ飛びたいんだ。ハメをはずすなよ」

俺「分かってるよ、それくらい」ムスッ

ビューリング「…」

俺「…」

俺はビューリングから借りたブリタニア語の雑誌を読み、ビューリングはコーヒーを飲みながら物思いにふける。

そのまま時間はゆっくり流れていく

俺「…もう11時か。そろそろ寝よう」

ビューリング「…そうだな」

俺「ビューリングがベッドで寝なよ。俺は適当に毛布にくるまって寝る」

ビューリング「…そんなのじゃ風邪ひくぞ。俺もベッドに入れ。私は構わん」

俺「でも…」

ビューリング「嫌か?」

俺「…分かった」

明かりを消して一緒にベッドに入る

俺「おやすみ」

ビューリング「おやすみ」

…眠れない

それはビューリングも同じらしい

今、お互いに向き合ってじっと見つめ合っている格好だ。

そのまま時間がただただ流れていく

俺「…」ジッ

ビューリング「…」

俺「なぁ」

ビューリング「?」

俺「今こうやってビューリングと一緒にいれる俺はとっても幸せだ」

ビューリング「そうか。それは私もだ」

俺「…でも、最近、ある日お前が急にいなくなってしまう気がして…すごく怖いんだ」

ビューリング「…」

ビューリングは一瞬何か考えるような表情をして俺の背中に腕を回し、優しく抱きしめた

ビューリング「大丈夫。私はここにいる。これからもずっと」

思わず涙が流れそうになったのを堪えて、俺もビューリングを抱きしめる

俺「…ありがとう」

ビューリング「フッ…どうも」

俺「…」ギュ

ビューリング「…この時間が永遠に続けばいいのにな」

俺「…そうだね」

そしてどちらからともなくお互いに顔を近づけて、唇を重ねた

数分間お互いにお互いを求めあい、お互いに離れた

俺「ビューリング」

ビューリング「…」

俺「愛してる」

ビューリング「…私もだ」

もう一度お互いに抱きしめた後、見つめ合っていたがだんだんと意識が遠くなってゆき、眠りに落ちた
最終更新:2013年02月07日 15:07