ある日の寒い夜・・・急降下爆撃のエースであるハンナ・U・ルーデルとその専属整備士であり恋人でもある俺はルーデルの自室にいた。

俺「いやァ~それにしても寒いですね」

ルーデル「ああ、本当だな」

パチパチと、暖炉からなる音を聞きながら俺は暖炉に薪をくべる。次々と薪をくべる俺を見てルーデルはふと思い出す

ルーデル「そういえば・・・俺は寒いのはあまり得意ではなかったな」

俺「え?あ、はい。寒いのは昔からどうも・・・」

タハハと苦笑いを浮かべる俺。ルーデルの言うとおり俺は昔から寒いのが苦手で、それこそ最初欧州に渡ってきたときなど大変だった。夏は過しやすいが
冬になれば腹を下してしまう日が続いたりと・・・最近は慣れたためかそうでもない。俺は手を擦り合わせ暖めようとする。

俺「おまけにこんな風に冷え性で・・・寒いと手が悴んで朝の整備も大変ですよ」

ハアァと手に息を吹きかける俺。そんな俺を見てルーデルはうむ・・・と考え。

ルーデル「・・・俺、少し手を貸せ」

俺「え・それはどういう・・・」

ルーデル「いいから貸せホラ」

ぐいっと手を強引に引っ張るルーデル。俺はおっととと言いながら体を暖炉からルーデルのほうへと向きなおし、正面から見る形になる。すると、ルーデルは
俺の両手を自分の両手で包むようにはさんだ。

俺「ええと・・・ハンナ?なにをやってるのですか?」

ルーデル「見てわからんか?・・・お前の手を温めてやっているのだろう」

ルーデルは俺の言葉に顔を紅く染め、下を見ながら返した。その言葉を聞き、俺は最初はきょとんとした顔になるが、

俺「ありがとうございます・・・ハンナ」

ニコリと微笑みながらルーデルを見る。ルーデルはあ、ああといいながらさらに下をうつむく。俺はそんなルーデルが可愛いと思うと同時に手に伝わるぬくもりを
感じる。

俺「(ああ・・・すごい。ハンナの手のぬくもりが伝わってくる・・・それにハンナの心のぬくもりも・・・)」

以前、手が暖かい人間は心が冷たいという言葉を聴いたことがあるが、それはまったくの嘘だと俺はこの瞬間に悟った。だって、こんな暖かい人が心が冷たい
わけがない、と俺は思ったからだ。

俺「・・・」

ルーデル「・・・」

そして、ふと互いに視線があった。互いに暖炉の火からの火の光を受け、

ルーデル「(ああ、本当笑顔が似合うなコイツは・・・)」

俺「(ああ、本当綺麗な人だなこの人は・・・)」

互いに、暖炉の明かりにより照らされた顔を見てそう思い・・・そして、

俺「ん・・・」

ルーデル「ァ・・・」

どちらともなく、キスをする。最初は軽く、徐々に深く。初めの頃は慣れないことで互いに戸惑ったりしたが、今では慣れた行為である。

俺「ンハッ・・・」

ルーデル「あふ・・・ふぅ」

しばらく室内にピチャピチャと水音を立てる二人。その間に、ルーデルは俺の両手を離し俺の後頭部へと腕を回し、俺は開いた右手でルーデルの後頭部を押さえ
左手でルーデルの脇や太股、内股を手で撫でる。ルーデルはその愛撫にピクリと反応しては頬を上気させ、口付けを激しくさせていく。

ルーデル「ン、ハア!!」

俺「ふう・・・はあ・・・」

そして数分間ずっとそうした後、俺とルーデルは唇を離す。互いに肩で息をしながら、ジッと相手を見て・・・

ルーデル「俺・・・寒くなったな」

俺「ええ・・・そうですねハンナ」

ルーデルの問いかけに、俺は答える。その答えを聞きルーデルはくすっと笑い、

ルーデル「こんな冷える夜は・・・激しい運動がしたいな」

俺「・・・奇遇ですね俺もです」

互いに顔を見合わせ、クスリと笑う。そして、

ルーデル「しっかり温めてくれな?俺」

俺「ええ、わかりましたよハンナ」

互いにまた体を一つに合わせた。



二人はそのまま朝方まで互いの体を温めあったそうな・・・その後、腰を擦りつつも肌がテカテカしているルーデルと、少しやつれた感はあるがなにやら幸福
そうな顔をした俺の姿が見られたとかどうとか・・・。
最終更新:2013年02月15日 12:58