あらすじ

俺「スコップ突撃!!」

マイルズ「銃剣突撃!!」

ケイ「誰が28よ!?」

以上!!



~~午後ティ~~

俺「んで?次は何するんだ?」

さて、昼食をとり終えた三人は今度は射撃場へと向かっていた。俺はザッザッと歩きながら隣を歩くマイルズとケイに話しかける。

ケイ「そうねぇ・・・正直さっきの戦術指導の続きをしたいんだけど・・・あなたたちじゃ絶対に進まないし、他の人は忙しいだろうし」

ジトッと俺とマイルズに視線を向けるケイ・・・マイルズはうっと気まずそうに視線をそむけ、俺は空を見て口笛を吹く。

マイルズ「しょ、しょうがないじゃない。あれはこの馬鹿が実戦はスコップのみ見たいな発言するから・・・」

俺「んだと?お前だって実戦は銃剣突撃がサイコーみたいな発言してただろうが」

マイルズ「な、銃剣突撃はブリタニアの伝統にして最高の戦法なのよ?それを誇りに思ってるのよ私は!!」

俺「だァからスコップ突撃もそうだといってんだろうがこのぽんぽんたぬき!!」

マイルズ「ちょ、な、なによぽんぽんたぬきって!?なに?もしかして私の使い魔のこと言ってるわけ!?」

俺「いや、ごめん普通に見た目で」

マイルズ「きいいいい!!!失礼しちゃうわね!!」

だんだんとまた地団駄を踏むマイルズ・・・まあ見た目というのはもちろん嘘であるが、以外にもぽんぽんとこういうことに乗ってくれるのでからがう側からしたら
面白いことこの上ない。

俺「(ちょろいわ~ガチでちょろいわ~そして面白いわ~)」

以前いた世界ではここまでちょろく引っかかってくれる相手もいなかったため俺のいじりテンションもMAXに近いだろう。

ケイ「はいはいはい!!二人ともいい加減にしなさい!!それよりもさっさといくわよ!!」

さすがのケイもまたさっきみたいなことになったらたまらないと思ったのか、パンパンと手を叩いてまたもや仲裁に入る・・・ご苦労様です圭子お母さん(笑)

マイルズ「・・・わかったわ」

俺「りょう~かい」

プンとよそを見るマイルズに、べべろべ~という挑発的な顔をする俺。ケイはその俺を見て苦笑いを浮べる。

ケイ「ほらもう止める・・・ええと俺君。この後何をするか?だったかしら?とりあえず、座学はまた明日から続きをしてもらうわ。それで、次なんだけど」

ケイはスタスタと歩きながら俺に説明する。

ケイ「次は射撃訓練をするわ。いくらあなたがスコップに自信があるからってそれだけで戦うのはちょっと無謀だと思うの。それにさっきもあなたが言ったみたいに
   手榴弾とかの訓練もしたいし」

そうケイは説明する。確かに、スコップのみで戦うとなると色々と問題はある。近接戦のみでしか戦えないため不便といえば不便だ。一応俺自身がそれをしっかりと
理解してるようなので問題はないだろう・・・が、なぜか返事がない。

ケイ「?あれ?俺君?返事がっ・・・て・・・いない?」

先ほどまで後ろを歩いていた俺が忽然と姿を消したのだ。さすがの出来事にケイも驚いたのか、キョロキョロと辺りを見回す。マイルズも一緒に探していたところ、

マイルズ「あ、ケイ!!あそこ!!」

すると、マイルズが俺を見つけたのか、マイルズが指差しているところを向くと・・・

俺「おおお!!!こいつは第二次大戦中イギリス軍が使っていた分離型スコップじゃいか!!こっちはソ連軍のストレートスコップだし・・・どっちも向こうだと現物は
  そうそう残っていないから実物を見るのは初めてだなァ!!」

ケイとマイルズが向いた先にいたのは、スコップを持って子供のように目を輝かせている俺がいた。その手にはイギリス・ソ連・・・こちらではブリタニア・オラーシャ
の軍用スコップだ。ちなみに俺がこちらに来る際に持ってきたのはそのソ連軍が使っていたスコップをモデルにした強化版シャベルで、これが購入の一手に
なったのも一つの理由であったりする。俺はおもちゃ売り場でおもちゃを見る子供のように次々とスコップを手に取る。

俺「おお、こっちはドイツ軍のストレートスコップに折りたたみ式スコップ・・・折りたたみはあれ高かったなァ・・・東ドイツのは比較的に安く手に入ったけど
  第二次大戦中のは2,3万したっけな・・・懐かしい・・・」

しみじみとした顔になる俺・・・本当にスコップがすきなのだろう・・・が、

ケイ「お~れ~く~ん~?なに勝手に行動しているのかしら?」

少し、怒気を含めた声で俺に呼びかけるケイ・・・だが、今の俺にそれはなんの効果ももたらさない。

俺「ん?お、ケイ!!見てくれこの軍用スコップの山々!!もう俺ここに住んでいい?てか住む!!」

ケイ「はいはい馬鹿いってんじゃないの俺君。さっさと武器庫に行って武器弾薬もってってあなたの射撃訓練するんだから、さっさといくわよ」

ガシッと俺の後ろ襟を掴みながらケイは俺を引きずっていこうとする。が、残念ながらこれで連れて行かれるほど俺のスコップに対する愛は薄くはない。

俺「やだやだやだやだやだ!!俺はもっとここでこのスコップたちを眺めるんだい!!いきたきゃ二人でランデブーしてこいよ~!!」

俺はザシュッと持っていたスコップを地面へと突き刺しその場に倒れこみ、そこから動かないようにする。

ケイ「子供かあんたは!?そんな駄々こねないでさっさと来なさい!!」

俺「嫌なこったいも!!俺はここでこのスコップたちを愛でるんじゃいボケェ!!」

マイルズ「なに馬鹿なこと言ってんのよ!!さっさと来なさい俺!!」

俺「うるせェ!!ぽん太は山に帰りやがれこのすっとこどっこい!!」

マイルズ「相変わらず私だけ扱い酷いわね!?てか何よポン太って!?」

ギャースカギャースカピースカムリダナクリークエイメン!!ピーチクパーチク


駄々を捏ねる俺。それを連れて行こうとするケイとマイルズ・・・正直大の男が女性二人に引きづられて行く姿はシュールとしかいいようがない。

?1「・・・」

?2「・・・」

?3「・・・」

そんな連れて行かれる俺を、テントの物陰から覗く三人の姿が見えた。その三人は連れて行かれる俺を見て、それぞれ何か考え付いたのか無言でその場から離れる・・・果たして
この三人の招待は何者なのか・・・?それは神のみぞ知る。

兵士1「なああの三将軍何やってたんだろうな?」

兵士2「ああ?またウィッチのケツでも追いかけてたんだろ?」

兵士3「違いない!!ハハハ!!」

      • 神のみぞ知る。




~~武器庫~~

なんとか俺を武器庫に連れてきたケイとマイルズはふうと一息突く。

マイルズ「もう・・・本当にどんだけスコップ好きなのよあんた・・・」

俺「すくなくともお前の想像以上だよぽん太」

マイルズ「その名前止めなさい!!ぶっとばすわよ!!」

がーッ!!と今にも俺に噛み付きそうな怒るマイルズ。

ケイ「はあ・・・ほら喧嘩しないの。早く銃を選ぶわよ(なんかこの台詞いうのも慣れてきたなァ)」

ふうとため息を吐くケイにへ~いと答えた俺はキョロキョロと辺りを見回す。

俺「うへ~・・・マジもんの銃か・・・すげえな」

俺の目の前には木で作られた銃架けに立てかけられたり、箱の上や中に鎮座している大量の銃の山だ。

俺「ふ~ん・・・こっちはMG34でMG42もあるのか・・・こっちはブレンか・・・こっちのでかいのはなんだ?」

ガチャガチャと色々と触れる俺。軍用スコップが大好きとはいえ、やっぱりこういう銃関係が好きなのはやはり男なのだからしょうがない。ぺたぺたと初めて触る
銃の感触を感じながら、俺は次々と銃を見る。

ケイ「それは九八式機関銃甲ね。扶桑の機関銃で確かカールスラントのMG15っていう銃をモデルにしているものよ」

ふ~んと、ケイの説明を聞きながら銃をジイと見つめていると・・・

俺「・・・ん?」

ふと何かを見つけたのか俺はそちらに視線を向ける。するとそこには・・・

俺「・・・銃剣?」

長い、刃渡り30センチはあろう銃剣が何本か山積みにされていた。俺は近づきその一本を手に取る。

俺「(これって確かあれだよな?M1ガーランドの銃剣だったと思うが・・・)」

俺は記憶のかなたにある昔見た戦争記録で着剣したM1ガーランドを思い出す・・・ちなみにM1ガーランドはアメリカ陸海空軍と海兵隊に愛用された傑作ライフル
である。この銃剣はそれ専用の銃剣で長いのだが・・・

俺「(銃剣・・・銃剣・・・銃剣・・・!!)」

ピコーンとあることを思いついた。俺は早速といわんばかりにもう一本の銃剣を手に持つ。

俺「おいケイ、ぽん太少佐見てみて~」

ケイ「ん・なに?」

マイルズ「だからぽん太やめなさいっていってるでしょうが!!」

俺の問いかけにそちらを向く二人・・・すると俺は

俺「我らは神の代理人。神罰の地上代行者。我らが使命は我が神に逆らう愚者を、その肉の最後の一片までも絶滅させることーーーーAmen」

ジャリン!!と銃剣を十字架のように交差させてそんな台詞を真顔で吐く俺・・・まあわかる人もいると思うが某吸血鬼漫画の某神父の名言である。

ケイ「・・・え?」

マイルズ「・・・え?」

まあもちろんそんな名台詞を知らない二人にとっては俺がいきなり変な発言をし始めたとしか認識できないのだが・・・

俺「うん、よし完璧だ!!」

二人「「いやなにが!?」」

満足げにコクリと頷き銃剣を元の鞘に戻し山へと戻す。その何事もなかったかのようにまた銃を選び始めた俺に対してツッコミを入れる二人。

俺「え?いやだって・・・ねえ?長い銃剣二本となればそりゃあれやるしかないっしょ?」

ケイ「え?そうなの?あなたの世界だとあんなことばっかしているの?」

俺「いやいや、他にもたくさんあるよ?でも今回は銃剣があったから」

マイルズ「どんなカオスな世界よ。あなたの世界は・・・」

俺「いやこっちも十分にカオスだと思うよポン太ズ少佐」

マイルズ「名前と混合するの止めてくれる!?」

少し無理やり感のある組み合わせだが、俺としては案外できのいい名前だと思ったんだが・・・残念である。

ケイ「はいどうどう・・・それで俺君?どれか銃選んでくれる?適当に選んでいいから」

とケイは促す。一応俺は陸上ウィッチという扱いになるのだが、大砲はまだ早いと思いまずは銃そのものに慣れてもらおうと思ったケイは俺に適当に銃を選ばすことにした。俺はう~んと唸りながら
目の前に鎮座する銃器類を眺め・・・

俺「んじゃこれにする」

ひょいと一丁の銃を手に取る。俺が手に取ったは世界的に使われているカールスラントの汎用機関銃MG42だ。

ケイ「(あら、意外とまともなチョイス・・・もっと変なのをチョイスするかと思ったけど・・・そうでもないわね)」

俺「(最後の大隊~♪セラスの二挺持ち~♪)」

ケイは意外とまともな選択をしたなァと思っているのだが・・・肝心な俺はそんなことは思っていなかったりする。

マイルズ「なに決まったの?・・・あら、意外なチョイスね。あなたのことだからあの扶桑や他の国から来た新兵器の山から何か持ってくると思ったんだけど・・・」

俺「ふふん、私はあんたみたいな脳筋と違ってちゃんと考えているのだよマイ太少佐」

マイルズ「誰が脳筋ですって!?あんたに脳筋呼ばわりされたくないわよ!!あとマイルズよ!!」

まったく失礼しちゃうわ!!といいながらマイルズは肩を怒らせながら歩いてゆく。ケイはその後姿を見て思わず苦笑し、俺は面白そうに笑っている。

ケイ「あなたも飽きないわねぇ・・・楽しいの?」

俺「おう、楽しいともさ」

あっけらかんと答える俺にケイはまたもや苦笑して武器庫から出る。

ケイ「それじゃあ次は弾丸取に行くわよ。あ、あとMG42用の銃身を何本か持って行ってね。すぐ加熱しちゃうから」

俺「ヤー(了解)であります大尉殿」

スチャと敬礼をする俺。ケイはそれを見てクスリと笑い、弾薬庫へと向かう。俺はその後をMG42と銃身三本を持ってケイの後についていった。


~~射撃場~~

さて、弾薬庫で弾丸をかっぱらってきた三人は現在射撃場へとやってきていた。

ケイ「まあ、今回はあくまで銃の反動とかに慣れてもらうから、的には数発当たる程度でいいから当ててね」

俺「あいよ~」

俺はそう答えて持ってきた銃を台の上に乗せ、ドラムマガジンを手にもつ

俺「これってどう弾こめるん?」

マイルズ「これはここをこうやるのよ」

実銃を持ったことの無い俺にとってこういうマガジンのこめ方もよくわからない・・・そこを優しくマイルズが教えてくれた。

俺「お、なるほどね~サンクス、マンマル少佐」

マイルズ「マ・イ・ル・ズ・よ!!」

ガチャンと初弾を荒々しく込めて俺へと差し出す。俺はへいへ~いと気の無い返事をしてそれを受け取る。

ケイ「MG42なら構えるより腰だめのほうが撃ちやすいからそうしたほうがいいわよ」

俺「ん、了解」

俺はケイの指示通りにMG42を腰だめに構える。

マイルズ「ちょっと、そのまま持っていたら手が焼けるわよ。そこの二脚を持って撃つのよ」

俺「え?なにこれ動くの?」

マイルズ「当たり前でしょ?ほらこうやって・・・」

俺「ああ、なるほどね~」

マイルズは構える俺のいけない箇所をところどころ指摘する。俺はたまにボケをかますが、すぐに言われたとおりに直す・・・ケイはそれを見てう~むと見る。

ケイ「(なんだかんだで俺君も真面目なのね。マイルズ少佐もなんだかんだで面倒見がいいし)」

これはこれで貴重ね、と思ったケイはすばやくライカを取り出しカシャッとその一枚を撮る。




マイルズ「はい、これでいいわ。しっかりと腰に構えて撃つのよ?いいわね」

俺「あいよ」

ガチャっと改めてマイルズに教えられたとおりに銃を構える俺。俺は銃口をおそらくここだろうと思える場所に向け、

俺「んっ」

引き金を引く。

ブオオオオオッ!!!!

MG42は毎分1200発を撃つことができる連射性の高い機関銃だ。その速い連謝音から連合国軍からは『ヒトラーの電動ノコギリ』というあだ名をつけられるほどである。

俺「うおっ!?」

だがもちろん連射性が高ければその分反動も弾丸のバラケ具合も多くなる。その上弾丸の消費量もかなり増える。

ケイ「あ~・・・まあ予想していた通り一発も当たらなかったわね」

マイルズ「というよりもう撃ちつくしたのね・・・そういえば短連射教えるの忘れてたわ」

二人は100m離れた場所にある的に一発も当たっていないのを見て苦笑を浮べる。

俺「・・・すっげこれが実銃の反動かよ」

対する俺は的に当たらなかった悔しさよりも、実銃の反動を受けることができた喜びのほうが大きいようだ。

マイルズ「俺、さっき教え忘れたけどMG42に限らず大隊の銃は短連射したほうがいいわ。じゃないとすぐに弾丸がなくなるわよ」

ケイ「それに銃身も焼けちゃうからジャムる原因にもなるわ。次から気をつけてね」

俺「ん、おうわかった」

そういえばなんかの資料でそんなこと書いてあったなと思い出しながら、俺は新しいドラムマガジンに変えて先ほどと同じように銃を腰だめに構える。

俺「(短連射でっと)フッ!!」

ブオオ、ブオオ、ブオオッ!!

俺は引き金を引いたり離したりを繰り返す。多少なれど弾丸が的の近くに当たるようになってきた。

ケイ「あら、さっきよりもいいじゃない」

マイルズ「ええ、的自体にはあたってないけど、的の周辺に弾丸が集まるようになってきたわね」

さっきよりもまともになってきたのを見て頷く二人・・・だが、もちろん俺としてはいまいち納得いかない。

俺「(むう・・・どうせだから的に当てたいなァ)」

まだ撃ち始めて二回目なので外してもしょうがないのだが・・・そこで俺はぴこんと思いつく。

俺「・・うん、そうだこいつを最初っから使えばいいじゃなイカ」

俺はうんうんと頷くと、銃を台の上に置き、腰にぶら下げているスコップを手に取る。

マイルズ「?ちょっと俺急になにスコップを持ち出して・・・ってまさか」

急にスコップを手に持った俺に怪訝な顔をしながら聞くマイルズ・・・だが、すぐに俺が何をしようとしているのか気付いたのかハッとする。

俺「いやなに・・・いつもねこいつのことを言ってるからな、こんな風に・・・」

ブンと俺はスコップを後ろに振りかぶり、ざっと左足で踏み込み

俺「おらァ!!」

ブオンッ!!と投げ飛ばす。スコップは綺麗に回転して的へと凄まじい速さで飛んで行き、

ズガンッ!!

スコップの足掛けのところまで綺麗に深く突き刺さった。

俺「・・・おお~やっぱスコップ便利だな」

二人「「いやいやいや!!そういう問題じゃないわよ!!」」

俺が凄い満足そうな顔で言うなか二人はそれにツッコミを入れる。

俺「え、なんで?ど真ん中ドストライクじゃん。これはもう行ったしょ色々と」

ケイ「いや、確かに俺君の能力を考えるとあれもありえるかもしれないけど・・・ねぇ?」

マイルズ「というか、なんであんな弾丸ばら撒いて一発もあたらないのにスコップは綺麗にド真ん中に当たるのよ?」

俺「それは俺とスコップとの相性がいいからさぽんぽん少佐」

マイルズ「何よポンポン少佐って!?人をお腹みたいに言うの止めてくれる!?」

俺「だが断る!!ポンポン少佐!!」

マイルズ「キイイイッ!!!!」

先ほどの真面目な一面はどこにいったことか・・・俺は今までどおりのスコップ好きのボケキャラへと戻っていた。そしてマイルズも今までどおりのいじられ
キャラへと戻っていた。

俺「楽しい♪少佐ぁと♪ポポポ~ン♪」

マイルズ「なんか腹立つ!!よくわからないけどとてつもなく腹が立つわ!!」

某CMのような歌を歌いながらくるくると回る俺。マイルズはそんな俺の歌にイラついてワナワナと震える。

俺「怒るぅと♪小皺ぁが♪増えるぅよ~♪」

マイルズ「怒らせてるのはあんたでしょうがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!」

小皺の部分にカチンときたのか、マイルズは俺のことを追いかける。

俺「うわ~怒った~逃げろ~♪」

ブーンと両手を飛行機のように広げ、あろうことか射撃場の的のほうへと逃げる俺・・・しかもマイルズもその後を凄い形相で追いかけ始める。

マイルズ「待ちなさい!!顔面に拳骨百発ぶち込むから止まりなさい!!」

俺「きゃー!!誰か助けて~!!マイルズ少佐が○斗百列拳かまそうとしているよ~!!」

マイルズ「あんたの自業自得よこの馬鹿!!てか何よ北○百列拳って!?」

ドドドドッと凄い砂煙を上げつつ、しっかりとスコップを回収した俺はそのまま凄い勢いでその場から逃げる。マイルズはその後を拳を握り締めつつ凄い形相の
まま追いかけていった。

ケイ「・・・ふふ」

ケイはその後ろ姿を見て、少し薄い笑みを浮べる。

ケイ「なんだかんだで・・・あの二人とても相性がいいかもしれなわね」


今日も、アフリカの空は青く眩しく輝いている。

マイルズ「まぁぁぁぁちぃぃぃぃなぁぁぁぁさぁぁぁぁいぃぃぃぃッ!!!!!」

俺「待てといわれて誰が待つか!!ばーかばーかwww」


      • 今日も平和な一日である。
最終更新:2013年02月15日 13:22