隕石 第5話

俺「ストライクウィッチーズェ……」 >>593-
作者: ID:Cs0L3vds0
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593 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 21:57:13.49 ID:yfTivSUr0
んじゃいくよ
専ブラ使えないのホントめんどいわ……


あらすじ

シャーロットを命がけで守った俺。

その真意は家族を殺されたことからくるものだった。

弱みを晒したことで、俺は決意を新たにし、
ここアフリカの地で戦うことをもう一度胸に誓うのであった。


俺「ストライクウィッチーズだ!」 >>426から


596 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 21:58:56.97 ID:yfTivSUr0
………
……

俺「ふあー」

大きなあくびを一つつき、それを洗い流すように水を顔にぶつける。

今日も今日とて朝が来る。
昨日ネウロイが攻めてきたので、今日は何も無いはずだ。

寝溜めでもしようかと思ったが、ただでさえ寝る時間が多いんだ。訓練の一つでもしたほうがいいだろう。
三枚組のドッグタグを定位置に調整しながらそんなことを思っていた。

古子「おはようございます」

俺「おう、おはよう」

顔を拭いているとルコがやってきていたようだ。

俺「こんな時間にどうした?」

俺にとっては起きたばかりだが、他の人達から見れば遅起きだろう。
只今の時刻は1000。昨日テントに入ったのが2100なので、まあだいたいそんなもんだろう。

全く不便な体になったものだ。

古子「いえ、ただなんとなくですけど」

俺「ふーん‥‥」

599 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 22:05:12.04 ID:yfTivSUr0
古子「ああ、そうだ」

古子は掌をもう片方のこぶしでポンと叩いた。

古子「今度マーケットに買い物にいくんですけど、なにか欲しい物とかありますか?」

俺「ほしい物ねぇ‥‥」

もともと趣味と呼べるようなものもなかった。
暇さえあれば自己鍛錬をしたものだ。

と、言ってもそれは怪我をする前の健康なときの話。
片手片足で運動をするわけにもいかず、ベッドの上でできることなんてとてつもなく限られていた。

そんな少ない選択肢から俺が選び出した物それは。

俺「‥‥じゃあなにか面白そうな本とか、ほしいかな」

古子「本ですか‥‥どんな本がいいんですかね?」

どこからか取り出したメモ用紙か何かにペンを走らせる古子。

俺「まかせる」

古子「ま、まかせるんですかぁ?‥‥どうなっても知りませんよ‥‥本、お好きなんですか?」

俺「好きというか‥‥他に趣味が無いってだけだな。
  幸か不幸か暇な時期が続いたんでね」

600 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 22:10:15.48 ID:yfTivSUr0
本を読むこと。
右手さえあれば読めるので、訓練に変わって俺の趣味になった。

何冊かこちらへ来るときの荷物にいれてあったのだが‥‥
今頃ブリタニアのどこかで荷車に揺られているのだろうか。

俺「一応主要言語だったら読めるから気にせず買ってきてくれ」

今では健康な体になったのだから、趣味は訓練に戻ってもいいのかもしれないが‥‥
人間とは愚かなもので、"覚えてしまう"。

それが人間をここまで強くしたものであり、弱点でもある。
強すぎるものには制約がつく。世界とはうまく作ってあるものだ。

‥‥俺もあれで甘んじていればよかったものを‥‥
後悔しても仕方ないのだが。

古子「了解しました! それじゃ楽しみにしててくださいね」

俺「ルコのセンス。試させてもらおう」

他のものにも注文を聞きに行くのだろう、走るルコは振り返ると、
ハードル上げないでくださいよー、と言って去っていった。

601 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 22:15:39.60 ID:yfTivSUr0
さて、本日はフリーの日だ。なにをしよう。その場に立ち尽くし、頭上を流れる雲を見つめながら考える。
先述したとおり無趣味なもので、こういう自由な時間というのは困ってしまう。

俺「まあ‥‥訓練でもするか」

と、いっても今日はユニットもメンテナンスに回している。
昨日はちょっと無茶をしたからな‥‥致し方あるまい。

そういえばマティルダ、だっけか。あのマルセイユの従卒にも一言いっておきたい。
殺す気かと。まあネウロイを殺すためにやったんだろうけど。
‥‥しかし彼女。魔法を使うのに耳やしっぽが生えてなかった気がする。
なにか特殊な装備でも? ‥‥いや、そうは見えなかった。

まさか素で? ‥‥いやいやいやいやいくらなんでもそれはない。
ネウロイを破壊し、さらに俺のシールドを割るほどの威力なんて普通の女の‥‥というか人間が出せるわけない。
‥‥はず。

自慢ではないが、俺は魔法力が高い。昔から特訓を続けてきたし、なにより結構な代償を払ってるんだ。
そうそう割られてたまるか。割られましたけど。
使い魔を必要としないウィッチ、とでも言うのだろうか。
一体どういう原理なんだろう。俺の脳が情報を欲しているのがわかる。

しかしいるものだなイレギュラーって奴は。
俺が言えた義理じゃないのは百も承知だが。

‥‥意外と俺もできたりしないかな。あの超威力投石。


          第 五 話
  本物のリア充はリア充過ぎて爆発しない

602 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 22:18:39.47 ID:CVw30F9p0
はじまりはじまりー

603 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 22:19:58.87 ID:A5riBMG/0
爆発しないなら炸裂はするじゃね?
ちょっとためしてみようぜ支援

604 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 22:20:16.58 ID:yfTivSUr0
………
……

真美「うーん‥‥」

暇を持て余す者がここにも一人。
特にすることもなく、稲垣真美はそこら辺を散策し、戻ってきた。

そこでたまたま目に入った光景。
先日この部隊に来た珍しい男のウィッチだ。

暇だしお話でもしようかな、なんて思い駆け寄ろうとした。

よくみると彼はなにか小言でブツブツ言っている。
‥‥あれ、なんかアレな人だったのかな。

駆け出そうとした足を止め、様子を伺うことにする。
そう思った真美は近くにあった岩場へと体を隠した。

岩の影からこっそりと頭を出し、視線を向けると、
彼は右手で手のひら大の石を握り締め、こちらを向いた。
隠れて見てるのバレたらなにか言われるかな、なんて思ったがもう遅い。

幸いにも彼はこちらに気づかずに目をつぶった。
と同時に黒猫の耳が彼の頭から生える。どうやら魔法を使うようだ。

605 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 22:20:36.83 ID:zCeAyO2+0
支援
でもやっぱりリア充爆発しろ!

606 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 22:25:29.93 ID:yfTivSUr0
あれ? でも固有魔法は使えないんじゃ‥‥そもそもあの人の固有魔法がどんなものか聞いてないんだけど。
固有魔法以外で使い魔を行使する事?

‥‥思いつかない。事の成り行きを見守るしか無いか。
結論を導き出した私は、特に先程までと変わること無く、傍観を続ける。

彼の体から青いオーラが滲み出始める。
魔法力を練っているようだ。

ということはやっぱり固有魔法を使うのか?
使えないんじゃなかったのか。

固有魔法か‥‥石を握って集中するような固有魔法? なんだ?

マルセイユさんのような偏差射撃能力‥‥この場で試せないか。
私のような念動力‥‥考えられなくはないが、どうだろうか。

というかそもそも能力があるならなぜ隠していたんだろうか。
隠さざるを得ない理由があったということか。

だとして、それはなんだ? 固有魔法は持っているだけで普通のウィッチとは一線を画す。
‥‥なんだか自慢みたいになってしまったがそんな気持ちは毛頭ない。

私と同じ念動力だが、あまりにも弱々しいために隠していた。
そして今こうして一人でいる時を見計らって練習をしている。‥‥なんて。

‥‥あれ、なんだかデタラメに並べてみたが意外と合ってるんじゃないかこの仮説。

私って意外と感が冴えてるのかな。
そんなことを思うとクススと自然に声が漏れた。

607 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 22:30:22.79 ID:yfTivSUr0
………
……

シャーロット「~♪ ~~♪」

シュミット「‥‥なあフレデリカ」

フレデリカ「なに?」

三人は今、陸戦型ユニット『ティーガー』のメンテナンスをしている。
でかいだけあって強力だが、その分デリケートだったりする。

なおかつ試作型なのでデータをフィードバックしつつ、すこしずつ改良していく。
もちろんそれが本当に改良であるかは二の次ではある。

こうして半日、一日かけて調整をしていくのだ。

シュミット「シャーロット、何かいいことあったのか?」

フレデリカ「え?」

ティーガーの上でコクピット回りの調整をしている彼女は、
鼻歌を歌いながら笑顔で手元を動かしているようだ。
確かに、機嫌が良さそうに見える。

609 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 22:35:33.88 ID:yfTivSUr0
フレデリカ「ほんとね。‥‥うーん、昨日の戦闘がうまくいったのかしら?」

シュミット「それだけであんなになるか?」

確かに今までだって大活躍の時は何回もあった。
が、今のようにすこぶる上機嫌の時は見たことがない。

昨日ほかに何か‥‥そういえばやけに俺になついていたような‥‥
‥‥‥‥まさか。

フレデリカ「ねえシャーロット」

シャーロット「なんですか~?」

下にいたフレデリカに呼ばれたシャーロットはヒョコっと頭を出す。

フレデリカ「昨日あの男ウィッチとなにかあったの?」

シャーロット「え、な、何の話ですか?」

ビンゴ、かな。

フレデリカ「惚れちゃったか」

見る見るうちに顔が赤く変色していくシャーロット。
まだまだ初心だなあ。‥‥わたしもあんまり人にはいえないのかもしれないけど。

シャーロット「そそそそんなわけないで――!」

手を振り回して弁解している。かわいいなあ。あ、ぶつけ――

610 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 22:40:21.58 ID:yfTivSUr0
………
……

俺「うーんこれぐらいの石かな」

思い立ったが吉日とかなんとか扶桑では言ったはず。
俺は早速手頃な石を拾い、魔法を込めて投げてみることにした。

と口で言うのは簡単だが。

俺「‥‥とりあえず魔法力でも練ってみるか」

その場で辺りを見回し、岩場を見つけると集中するため目をつぶる。

自分の中から何かが湧き上がるイメージをする。
胸の奥底から溢れ出る魔力、それを右手へ。

流れていく水が手の上に溜まっていく。
だんだんと感覚が研ぎ澄まされ、世界が小さくなる。

この世界には俺と石ころ一つだけ。
邪魔するものは一人も居ない。

だんだんと右手にあるイメージが大きく、強くなっていくのがわかる。

613 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 22:45:10.42 ID:yfTivSUr0
こんなもんでいいだろうか。っていうか出来てるのかこれ。
たしかに右手には魔力の塊がある。

これを投げればすごい威力が出るのか?
‥‥どうだろう。

魔力がこもっているからといって威力が出るのだろうか。
威力を出すには弾そのものよりも、発射装置のほうが大事なような気もしてきた。

っていうか絶対そうだろ。そりゃあ弾の大きさも重要だろうが、
結局は銃そのものの発射速度を向上させないとダメなんじゃ。

じゃあ俺は今しがた無駄な魔法力を消耗しているのではないか。

‥‥まあ、モノは試しか。
いつまでもグダグダと持論を展開していてもしょうがない。

目を見開き、入ってくる太陽光線を我慢しながら、
前に見える岩場を狙い力のかぎり振りかぶり、投げた。

俺「っ!」

岩場へまっすぐ飛んでいった石は、綺麗な軌跡を描き岩へぶつかって

爆発した。

俺「えっ」

614 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 22:46:26.96 ID:CVw30F9p0
石「えっ」

615 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 22:47:05.18 ID:tW/JEGQW0
支援「えっ」

619 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 22:49:39.26 ID:v0cvYUsH0
乙「えっ」

622 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 22:52:33.82 ID:1Oe61fl20
ドキドキするっしょ――!

932 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 20:52:32.34 ID:Vn+sQrtx0

なんなのだこれは。どうすればよいのだ。
たしかに俺は石に魔力を込め、武器にならないかを試した。

だがこれはどういう事だ。俺の狙った岩はもうもうと砂煙を上げ、その姿を見せない。
俺はただ強度を増したら武器になるんじゃないかと試しただけだ。

それが爆発した。なぜだ?
俺の魔力にそんな能力があるのか? いや、そんなわけはない。
そんな能力があるなら銃弾だって着弾したら爆発しているはずだ。

魔力が石と何かしらの反応をしたのか?
否定はできないが、信頼度も低い。

だとしたらなにか。
第一に出てくるのは外的要因だろう。

例えば、偶然爆弾が飛んできたとか。
ここは軍事基地だ。ありえない話ではない。というか可能性としては一番だろう。

が、ここはそれなりに離れた場所だ。
近くに爆発するようなものなど無い。

と、砂煙が晴れてきた。
そこには先程まであった大きさが半分になった岩と、

俺「ま、真美‥‥?」

口をあんぐりと大きく開け、微動だにしない等身大扶桑人形があった。

933 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 20:55:12.39 ID:Vn+sQrtx0
俺「お、おい大丈夫か!」

どうして彼女が‥‥
とにかく様子を見ようと俺は真美のもとへと走った。

見る限り、幸いにも怪我はないようだ。
意識もないようだが。

俺「おーい‥‥うーん、だめだこりゃ。どうしたもんかなあ」

視線があるであろう場所を手で遮ってみるも反応がない。
比喩表現ではなく頭をかかえる俺。

俺「ここで放っておくわけにもいかないし運ぶか‥‥」

俺は未だ意識が戻りそうにない真美をおぶう。
うん、見た目通り軽い。

‥‥‥‥成長期だなあ。

そんなことを考えつつテントへと向かった。

934 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 20:59:43.05 ID:Vn+sQrtx0
………
……

真美「‥‥」

あれ? 風が頬に当たる感覚がない。しかも横になってる。
‥‥おかしいな外にいたはずなのに。

真美「‥‥ん」

ゆっくりとまぶたを持ち上げる。
暗すぎず、それでいてしっかりと私を照らす明かりが、瞳へと注がれる。

俺「お、起きたか」

声のした方へ顔を向けると、観察対象の顔があった。
安心したようにため息を吐いた彼の表情は、困ったような笑顔だった。

俺「体はなんとも無いか?」

935 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 21:04:34.04 ID:Vn+sQrtx0
体からは眠りから目覚めたとき特有のダルさしか感じられない。
どこも怪我などはしていないようだ。

真美「は、はい‥‥あの、なにが?」

俺「ああ、ちょっと新技の実験してたら予想外のことが起きてな‥‥
  どうも巻き込ませたらしい。それで気絶させてしまったようでな。
  ここまで運んだって訳だ」

だんだん意識がはっきりしてきた。

そうだ、この人が一人でブツブツ何か言ってたから観察しようとして、
なにか石に魔力を込めて‥‥

俺「その、ごめんな。まさかあそこにいるとは思わなかったんだ」

真美「いえ、私こそすみません。あんなところにいたのが悪いんです」

俺「いやいや、俺があんな事しなければ‥‥」

真美「いえいえ、わたしのほうこそ‥‥」

言葉が止まる。その微妙な空気につい頬が緩んでしまった。
どうやら、それは彼も同じらしい。

936 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 21:07:37.63 ID:Tf4dkSBx0
お前が爆発しろ
支援

937 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 21:08:20.50 ID:zeqhLpdl0
ちょっと表で石投げてくる

938 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 21:08:32.85 ID:Vn+sQrtx0
真美「それで実験ってどんなことやったんですか?」

当然といえば当然の質問をしてみる。
私が気絶する実験って‥‥なんだ?

俺「石に魔力を込めて投げてみた」

真美「はい‥‥え? 終わりですか?」

俺「うん」

真美「えーっと‥‥それで私気絶したんですか?」

俺「岩に当たった途端爆発したんだよ」

真美「爆発‥‥それに巻き込まれたんですね」

まあ‥‥そう話してるんだからそうなんだろう。
怪我がなかったのは、運が良かったのかな。

真美「俺さんの固有魔法って物質爆弾化だったんですね。
   それ銃弾に使ったら強そうですけど‥‥」

俺「いやー、そんなはずはないんだが‥‥」

彼は頭を抱えて、うんうん唸っている。
‥‥じゃあ彼の固有魔法って何なんだろう。たしか今は使えないとか言っていたが。

939 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 21:12:24.96 ID:Vn+sQrtx0
俺「まぁとにかく、真美が無事でよかったよ」

真美「あ、まだお礼いってませんでしたね。
   ありがとうございました」

俺「いいっていいって。俺の仕事は守ることだから。
  例えこの腕が折れようと、この足が取れようと、この生命が失われても、な」

彼は笑顔でそう答えた。

たしかに表情は笑顔だった。

唐突に昨日彼が言っていた事を思い出す。
今こうして戦場にいるのは、自分のような人間を産まないためと言っていた。

俺「じゃあ、俺はそろそろ行くよ」

では、彼自身はどうなんだろうか。

俺「まだ寝てても大丈夫だからな」

たった一人で悲しみを背負っているのだろうか。

940 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 21:16:25.72 ID:Vn+sQrtx0
真美「あの、俺さん」

俺「ん? ‥‥やっぱり体痛むのか?」

真美「いえ‥‥どうしても、ひとつ言いたいことがあって」

なら、私は少しでもその重りを担おう。

真美「わたしも、精一杯守ります」

少しでも、この人が楽になるように。

真美「だから、何でも一人で背負わないでください」

守りたいって気持ちは同じだから。

真美「わたしたち、もう仲間じゃないですか」

942 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 21:20:38.16 ID:Vn+sQrtx0
俺「‥‥」

彼はうつむいてしまった。
やっぱり、こんな事言うべきじゃなかったかな‥‥

私もなんだかうつむいてしまう。

真美「あ、あの‥‥なんかすみません。変なコト言ってしまって‥‥
   アハハ、どうしたんだろう私。頭でも打っちゃったかなーなんて――」

急に私の視界から光が消える。同時に体の自由が効かなくなった。

俺「‥‥ありがとう」

私は目の前に現れた物体の後ろに、優しく手を回した。
暖かい‥‥太陽とは違う暖かさが私を包んでいた。

この人は、優しすぎるのかもしれない。
私は自分の命をなげうってまで守りたいと思ったことがあっただろうか。

ウィッチになったのだって、かっこいいと思っただけ。
わたしもあんなふうに空を飛びたいと思っただけ。
こんなチビなわたしでも頑張れると思っただけ‥‥

なのにそんな私でさえも命をなげうって守ると言った。
手が折れようと、足が取れようと守ると、笑顔で言ってのけた。

私も、もっと強くなろう。いまよりもっともっともっと、強くなろう。
そして、守ろう。全部は無理かもしれないけど、せめて、みんなを。この人を。

943 名前:隕石[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 21:24:29.15 ID:Vn+sQrtx0
どちらからとも無く体が離れる。

俺「‥‥今度こそ行くな」

そそくさと支度を整える彼。

それにしても、
もう体は離れたのに、なんだか暖かい。

なんだろう。
思えば男の人と抱き合うなんて初めてかもしれない。

心臓が、鼓動が‥‥早い。

出て行く彼の背中を見つめながら私は、

真美「私‥‥勘違いしちゃう‥‥かも」

そんなことを自分にしか聞こえないようにつぶやいた。


後日聞いた話だが、同じ日にシャーロットが砲弾をぶっぱなしたらしい。
幸いけが人がなかったからよかったとか何とか。ほんと、よかった。



946 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 21:28:31.06 ID:Tf4dkSBx0
おつー
アフリカ勢ハーレムとは珍しくていいね
でも爆発しろ

947 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 21:29:08.34 ID:zeqhLpdl0
乙乙

石投げようと思ったら全部雪の下だったわ


948 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 21:31:15.51 ID:2xECvlo70
おつん

石を投げて……爆発しただと!?

949 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 21:35:02.77 ID:7pz1m3L/0

俺も石投げるか




隕石 第6話へつづく
最終更新:2013年03月30日 01:08