俺「隊長ー、この箱はこの場所でいいんですかー?」
フェル「良いわよー。ルチアナ、あとどれぐらい運びこむのかしら?」
ルチアナ「1、2、3....あと2つですね」
俺「よいしょっと・・・これ中身何なんです?」ドシン
マルチナ「箱の横に書いてあるよ?」
俺「ウーン・・・らぐでぃかるね?」
フェル「ミートソース。覚えておくと良いわ。ロマーニャ語の1つや2つは知ってもらわないとね」
俺「...ってなんで見ているだけ何ですか!?」
フェル「古くから力仕事は男の仕事と決まっているのよ、俺」ポン
俺「意味有りげに肩に手を置かないでくださいって…皆も魔法を使えばいいじゃないですか?」
フェル「そんなに常時使える物じゃないのよー?魔法力を食うんだから」
フェル(俺はずっと使い魔を具現出来るみたいだけど…何かが常時動いているのかしら?)
俺「そうなんですか…しょうが無いですねぇ」ヨッコイショ
ウウウゥゥゥー....!
俺「サイレン!?これは...」
フェル「・・・俺、戦う覚悟は出来てるわね?」
俺「....ええ、この為に訓練を積んだんですから!」
フェル「初戦で2階級特進は無しよ?…パンタローニ・ロッシ、アンド俺!今すぐ出撃!」
「「了解!!」」
ブォォォォォ...
竹井「レーダーによると小型と中型の機体が合わせて10機確認されています」
竹井「赤ズボン隊の皆さんは小型機を、アンジェラさんとパトリシアさんは大型機の相手をお願い」
俺「あの…自分は?」
竹井「俺さんは...アンジェラさん達の援護を。くれぐれも前に出ない事。良いですね?」
俺「は、はい...」(まだ戦う事はないのかな...)
フェル「何残念そうな顔してるのよ。訓練積んでも素人は素人」
フェル「まぁ見ていなさい。赤ズボン隊の戦い方をね!」カチャッ
フェル「全機攻撃開始!まずは左の小型機から落としていくわよ!」
マルチナ「りょーかい!」
ルチアナ「あぁ二人ともそんなに前に出ないでください...援護するのも難しいんですから...」ハァ
アンジー「という事だ。俺、パトリシアと一緒に援護を頼む」
パティ「了解!俺はアンジーの左側をお願いね!」
俺「りょ、了解!」カチャカチャ..
竹井(小型10に大型1。俺さんの初戦には…相応しい数ね)
マルチナ『一機撃墜っーと!』ダダダダッ!
フェル『ルチアナ、逃げ出そうとしている機体があるわ!撃ち落して!』
ルチアナ『了解です』ドォンッ!
パティ「アンジーの邪魔はさせないんだから・・・!」ダダダダッ!
アンジー「固有魔法を使っているのに...装甲が硬い...!!」ドォンッ!
フェル『六機目撃墜っと!こっちのは大体片付いたわ!残りはそっちに集まってるみたいね』
竹井『ならこのまま一気に畳み掛けましょう。全員で総攻撃を・・・』
俺(やっぱり皆エースだ…俺が出る幕はない…あれ?)
俺「・・・」ブォォォォ...
フェル「どうしたのよいきなり?勝手に動いたら駄目だってくらい...」
俺「いや、あの雲の中に何かを…」
フェル「?・・・そんな感じはしないわよ?......と言いたいけど」
フェル(俺がどんな能力を持っているか分からない以上、ここは確かめるのが賢明ってところね)
フェル「...タケイ、俺と一緒にあの雲の中を調べてくるわ」
竹井『分かりました。何かあればすぐに連絡を』
フェル「何も無いほうが良いんだけど。さぁ、皆を待たせないようにさっさと行くわよ!」
俺「了解です。隊長」(何かの数字だったんだろうか...あの時頭に浮かんだのは...)
フェル「本当にこの辺りなの?」
俺「ええ、確かにそうだったのですが...」
フェル「雲が濃くて何も見えないじゃなーい・・・実際は何が見えたのよ?」
俺「それは...数字が...」
ルチアナ『隊長、それに俺さん。聞こえていますか?』
フェル「ええ、聞こえているわ。何かあったの?」
ルチアナ『こちらの敵は全て撃墜しました。今は雲の外で二人を待っています』
マルチナ『たいちょうー!もう帰ろうよ~』
俺「・・・どうやら自分の見間違いだったようですね。申し訳ないです」
フェル「とんだ無駄足だったわね...次からは双眼鏡でも持っていく?」
俺「それはそれで良いかも知れませんね・・・!?」
ヒュン...バスッ!!
フェル「ビーム! 大丈夫なの俺!?」
俺「機体に掠っただけです!...でも今の攻撃はどこから...」
フェル「どこからなんてどうでも良いわ!早く雲の中から出るわよ!」
ルチアナ『さっきの光はネウロイですか!?』
フェル「そうよ!私達が出た時に後ろから追っかけて来ないか見てなさい!」
マルチナ『りょーかい!!』
フェル「という訳よ!…っておr..!?」
俺「......89、45、21」ダキッ ヒョイ
ヒュンッ!!
フェル(ビームを予測した!? でも今のは私への攻撃だったはず...)
俺「...15、37、89、97」ダダダダダダッ!!
キンキンキン...パリンッ!!
フェル(この音…見えない状態で当てた!?)
フェル「・・・俺!?今のはいったいどうやったの!?」
俺「・・・・・・」フラッ...
「俺!...起きなさい!...」
「...ったく...今回はアンタの...かったわ...」
俺「・・・あれ、見たことのある天井...」
フェル「…初撃墜おめでとう。後ひっくり返るのは一体何度目かしら?」
俺「...2回目です。毎回のごとく気絶していますね…」
フェル「まぁ良いわ。一つだけ聞くわよ?」
フェル「気絶する前、最後に覚えている記憶は?」
俺「えっと...逃げる時までです。そこで急に数字が…」
フェル「数字?一体どんなの?」
俺「ただの数字ですよ。それが急に浮かんで意識が無くなりました..」
フェル「全くもって分からないわ…何なのよその…未来予知じゃない何か?」
俺「自分だって分からないんです・・・あと頭が...」
フェル「何はともあれ魔法力の消費が激しいのは確かね。今は休むのよー?」ナデナデ
俺「あ、ありがとうございます。隊長...」
フェル「…お礼を言うのはこっちの方よまったく...いきなり抱きついた時は驚いたけど..」
俺「いまなにかいいました?」
フェル「な、何でもないから!!早く休んで回復しなさい!!」バシバシ
俺「い、痛いですよ隊長ー!?」
フェデリカ「タケイ、今のを聞いた?」
竹井「ええ。予知系に近い固有魔法かしら・・・」
フェデリカ「でも自分自身では使いこなせていない」
竹井「それは誰にでもある事です。彼なら使いこなせるでしょう…」
竹井「それに、フェルナンディアさんも彼を助けてくれるでしょうし」
フェデリカ「良きパートナー、と言ったところかしらね。ああ、それと一つ...」
フェデリカ「上層部がタケイの作戦を認めたわ。まだ日程は決まっていないけど準備はしてくれるみたい」
最終更新:2013年03月30日 01:35