933 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 21:57:22.28 ID:usWnL/K70

― ロマーニャ北部、ネウロイ支配域境界、連合軍反攻作戦地域 ―


ミーナ「敵機接近中、皆さん、戦闘準備!」

ウィッチーズ「「了解!」」}



エイラ「うえぇー、数が多すぎる……」

芳佳「しかも全部けっこう早いです」

バルクホルン「こいつらは露払いだ、本命はこの後に爆撃部隊だろう。地上部隊を狙ってるに違いない」ダダダダダ

エーリカ「だねー」

坂本「ふん、連合軍の地上部隊の足を止めたくて必死というわけだな」ダダダダ

934 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 21:58:08.39 ID:usWnL/K70

ペリーヌ「裏を返せばネウロイは、『地上部隊同士の戦いでは勝てない』と思ってるということですわ」}

シャーリー「最近のネウロイは、ガリアでの大攻勢を挫かれて以来、積極的な攻勢がない。
    この隙をつくっていう司令部の判断は大当たりってわけだ」

ルッキーニ「いっけー!ロマーニャから追い出してやれー!」


管制ウィッチ『501st、こちらハーピィ6。敵の増援です。ラロス (小型戦闘機タイプ) 級12……くらい?
    あと、ケファラス (爆撃機タイプ) 級が、ええと、たぶん同じくらい、来ます』

エーリカ「ほーら、おいでなすった」

ミーナ「ハーピィ6、報告は明瞭に!たぶんでは困ります!何機が、どの方位から、何分後に到達しますか!?」

935 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 21:58:50.89 ID:usWnL/K70

管制ウィッチ『すいません、えと、方位025……じゃない030?距離――、え?ガビアル戦車中隊?敵の位置を教えてくれ、ですか!?
    ちょ、ちょっと待ってください、今――』

エーリカ「ありゃりゃ、テンパってるね」

ミーナ「……仕方ないわ。空中管制専門の兵科は、創設されてまだ日が浅いもの。
    彼女も経験不足なんでしょう。なかなか『彼』のようにはいかないわね」}

エイラ「……」

坂本「いない人間をねだっても仕方ない。今は私たちだけでなんとか対処するとしよう」

ミーナ「ええ、そうね。美緒、方位025を警戒しておいて。敵の爆撃部隊が見えたら教えてちょうだい。
    私たちは、それまでに一機でも多くの敵を墜として、制空権を確保します!」

936 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 22:00:09.93 ID:usWnL/K70

ペリーヌ「遅いですわ!」タタタタン!

ドカン!

坂本「よくやったペリーヌ」

ペリーヌ「はい少佐!」

バルクホルン「だが、ちい、なかなか減らないな!」

芳佳「リーネちゃん大丈夫?」

リーネ「うん。けど、足止めされてるよ、私たち。このままでいいのかな……」

2329『501st、こちらはロマーニャ空軍の2329飛行隊です。現在あなた方の西方約20km地点を北上中。北からの爆撃部隊は私たちが対応します』

ミーナ『ロマーニャ2329th、こちら501st、了解。感謝します。ではこちらはこのままラロス級の掃討を――』

司令部『501st、こちらHQ。方位282から新たな機影が接近中。至急対応せよ』

ミーナ『HQ、こちら501st。そちらにはロマーニャの2329thがいるはずです。本当に敵の部隊ですか?』

地上部隊『こちらドラゴンバスターズ戦車大隊、ネウロイの爆撃を受けている!至急応援を!』

937 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 22:01:30.08 ID:usWnL/K70

司令部『501st、対応せよ』

ミーナ『501stよりHQ、こちらはこれからやってくる爆撃部隊への対応と今いるラロス級の掃討を実行中、
    それらをキャンセルして向かって構わないのですね?』

地上部隊2『ネウロイ航空部隊を視認、方位340、ヘッディング160――』

航空部隊『情報が錯綜している!いったいどこから見て方位340なんだ!』

地上部隊3『アルファ小隊、貴隊は味方を攻撃している!砲撃を中止せよ!繰り返す、砲撃を中止せよ!』

2329『爆撃部隊には私たちが――』

司令部『ハーピィ6、こちらHQ。501stと2329thを敵のところへ誘導しろ』

管制ウィッチ『ええーと、レーダー上のどの輝点が敵でどれが味方か……』

938 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 22:02:18.99 ID:cNiyHO1pP
サンダーヘッド
939 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 22:03:10.15 ID:usWnL/K70

坂本「わやくちゃだな……。どうする、ミーナ」

ミーナ「あー、もう」

航空部隊『新手の飛行ネウロイに対応を――』

管制ウィッチ『だ、駄目です、まずはIFFの確認――』

司令部『こちらHQ、ドラゴンバスターズの――』

『『『ピーガガガ――ザザ...ザー...』』』

芳佳「!?」

バルクホルン「通信が全部途切れたぞ」

ペリーヌ「ネウロイも動きが鈍ってますわ!」

エーリカ「これは、ジャミング?」

エイラ「ってことは……!」



『ザザ...――MECM、カットオフ。全ユニット、聞け』

940 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 22:03:17.04 ID:8n2yEgumO
何の俺だ?
941 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 22:04:17.69 ID:usWnL/K70

リーネ「この声」

エイラ「あいつだ!」


俺『こちら“トランキライザー”もとい、サンダーヘッド。航空部隊の管制を引き継ぐ。司令部、許可を求む』

司令部『サンダーヘッド、こちらHQ。許可する』

俺『了解。ではハーピィ6、地上部隊の管制に集中せよ』

管制ウィッチ『りょ、了解!』

俺『2329th、こちらサンダーヘッド。北からくる爆撃機は一旦おいて、ドラゴンバスターズの掩護に向かえ。ベクター130、エンジェルズ3』

2329『サンダーヘッド、こちら2329th。ラジャー』

942 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 22:06:47.66 ID:usWnL/K70

俺『さて、501st――』

エイラ「サンダーヘッド!!」パタパタパタパタ ←尻尾

俺『ようエイラ。久々だな』

エイラ「おう、どうしたんダヨー、こんなところに――」パッタパッタパッタ

俺『残念ながら再会を喜んでる暇はないんだ。501stリーダー』

エイラ (´・ω・`)ショボーン 尻尾ペターン

ミーナ「何かしら」

俺『申し訳ないが一番きつい役を割り振らせてもらった。ラロス級を掃討しながら聞いてくれ。
    200秒後にラロス級6、ケファラス級が、あー、4つ、さらにトゥーパリェフ (大型爆撃機) 級2からなる戦爆連合がそこを通過する。
    あなた達にはそれを可能なら撃破、最悪でも足止めしてもらいたい。とくにケファラス級とトゥーパリェフ級は絶対に通してはならない』

944 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 22:07:54.20 ID:usWnL/K70

ミーナ「今居るラロス級の掃除に加えて?あっさり言ってくれるわね」

俺『それだけあなた方の腕を買ってるってことさ。ささやかなお礼と援護は用意してある――
    サンダーヘッドより全ユニット、MECM、いくぞ。マイナス10セカンズ。8、7、6……』

エイラ「調子のいいやつダナ。でも、」

坂本「味方の混乱があっという間に収束したな」

芳佳「さすがにこういう状況では頼りになりますね!」

エイラ「にひひ、ダヨナ、ダヨナ!よーし、とっとと片づけるゾー」パッタパッタ

945 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 22:08:38.81 ID:mAfBOHZL0
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
946 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 22:08:49.63 ID:usWnL/K70
.

.

.


俺『501st、こちらサンダーヘッド。ナイスキル、最悪足止めだけでも、と言ったのに見事に全機追っ払ったな。さすがだ』

エイラ「私も頑張ったんダゾ、見てタカー?」

俺『ああ、ラロス級4機、ケファラス級2機撃墜。こいつは今日のハイライトだな、よくやった』

エイラ「へっへー」

芳佳.oO(エイラさんてば、露骨にやる気だすんだもんなー) ワカリヤスイ...

ミーナ「サンダーヘッド、こちら501stリーダー。他の部隊の様子は?」

俺『501stリーダー、こちらサンダーヘッド。あー、ちょっと待て』
俺『2329th、こちらサンダーヘッド。ネウロイ増援接近中。ベクター008、エンジェルズ3、20km。ジャミングが必要なら要請せよ。
    開始タイミングを2329thリーダーに委譲する、コピー』

2329『サンダーヘッド、こちら2329thリーダー、コピー。……でも、どうも必要なさそうよ。引き返していくわ』

俺『2329thリーダー、こちらサンダーヘッド。コピー。どうやら先行部隊をやられて爆撃を断念したらしいな。
    501stリーダー、聞いての通りだ。作戦は順調に進行中』

947 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 22:10:03.49 ID:usWnL/K70

ミーナ「サンダーヘッド、こちら501stリーダー。何よりだわ。では私たちは地上部隊の直奄に戻ります」

俺『501stリーダー、こちらサンダーヘッド。コピー』




俺『……新たな機影を探知。ベクター350よりラロス級6機が接近中、40km、エンジェルズ20。
    さっき逃げていった部隊のラロス級だけが戻ってきたようだ。……狙いはどうやら俺だな。
    管制中だから逃げるわけにもいかねぇし。501st、護衛を廻してくれるか?』

ミーナ「もちろんよ」

エイラ「今から行くから、待ってろヨ」


948 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 22:12:03.47 ID:usWnL/K70

ビィーム

{俺「うわ!危ね……!」

ダダダダダ

俺「くっ!」パパパパパパ

俺「ちっ、追いまわされてろくに狙いもつけられんと、牽制にもならねーか!」

ダダダダダ!

俺「うおあああ!」

タタタタ!ドカン!

950 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 22:13:36.61 ID:usWnL/K70

俺「お?」

エイラ「まったくなんて声出してンダー、みっともない」

坂本「お前、射撃はからっきしだな」ダダダダ!

俺「はっは、面目ない。とにかく、やれやれ、助かったぜ」

エーリカ「とか言ってるうちに、はい、ラストー!」

ドカン!

俺「まったく、俺が散々追いまわされたラロスどもをあっという間だ。立つ瀬ねーな」

エーリカ「囮に食いついてるところを奇襲できたら、こんなもんだよ」

俺「うはは、俺が囮かよ」

エイラ「私は真っ先に助けてやったんだゾ!」

俺「ああ、ありがとうよ。優しいなエイラは」

エイラ「そ、そうダロ!ふふ」

芳佳「お久しぶりですね」

リーネ「アイガイオンの一件以来、電子戦教官として後方の基地に移動されて以来ですね」

958 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 22:23:29.39 ID:usWnL/K70

俺「ああ。……連合軍が管制専門ウィッチって兵科を評価してくれるようになったのはありがたい。しかし、
    そいつはネウロイの方も同じらしくて困るよ、どの戦場でも必ず迎撃を寄越しやがる」

シャーリー「まさに今お前もされてたしな」

ルッキーニ「なー!」

管制ウィッチ『こちらハーピィ6。今、最後のネウロイ地上部隊が敗走を始めました。私たちの勝ちです!』

司令部『HQより全ユニット、深追いは無用だ。よくやってくれた』

俺「っと、愚痴ってるうちに作戦終わっちまった」

ミーナ「皆さん、お疲れ様。よくやったわ」

フー ドウッテコトアリマセンデシタワ ヤレヤレ、ツカレター ウジュー


エイラ「な、なぁなぁ、作戦終わったってことは、もう後方の基地に帰っちゃうのか?」

俺「ああ、そういやそのことなんだが……」

959 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 22:24:52.91 ID:usWnL/K70

エイラ「せっかくなんだし、ちょっとくらいウチにも寄っていけヨー」

芳佳「そうですよ、色々積もる話もありますし」

エイラ「そうだぞ、色々あったんだからナ。サーニャがサウナでのぼせたり、サーニャと私の共同撃墜スコアが伸びたり、
    サーニャが……」

俺「リトヴャク中尉の話ばかりか。いや、その話はいいが、実はしばらくまた世話になるんだ」

リーネ「え?」

ミーナ「あら」


俺「ヴィルケ中佐、連絡は後で行くと思いますが……」

ビシッ (敬礼)
俺「技術教官任務及び士官最初期課程を修了し、中尉として正式に第501統合戦闘航空団に配属となりました。
    ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ隊長、あなたの部隊への復帰を許可願います」

スッ (返礼)
ミーナ「許可します。ふふ、歓迎するわ」

坂本「また一緒に戦えて嬉しいぞ」

俺「感謝します」

とりあえず今日はここまで
ついむらむらしてまた書いてしまった

960 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 22:26:11.80 ID:8AmNmiGO0
よく…よくむらむらしてくれた!
次も待ってるぜ!
961 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 22:27:43.57 ID:l6AZ2Uxw0

元祖サンダーヘッドも戻ってきたのか
今までROMってたの?
962 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 22:35:57.69 ID:5zWLlYan0
マジで元祖サンダーヘッドなのか
963 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 22:38:27.51 ID:cNiyHO1pP
なんとマジで元祖か
パート化の元凶(褒め言葉)が帰ってきた!
964 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 22:40:43.36 ID:jw/P9rg90
わっしょーーーい!
965 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/17(日) 22:40:43.98 ID:5zWLlYan0
俺が記憶を無くした代わりの対価がサンダーヘッドということか
972 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/17(日) 22:50:42.55 ID:RcIEfm6m0
俺がサンダーヘッドの影響でストパンとエスコン見始めたのは内緒だ
733 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 21:39:41.43 ID:13I9nuD50
― 帰投中 ―

芳佳「いきなり中尉なんてすごいですね」

俺「電子戦の技術官採用ってことでな。教官でもあるから、あんまり階級低いやつが上に教えさせるわけにもいかないんだろうさ」

ペリーヌ「中尉相当官ということですの?」

俺「ああ。知らなかったろ、俺、実は学士様なんだぜ?」

ワイワイ

坂本「しかし彼が入隊となると、編成を考えねばならんな。どのロッテ (二機編隊) に組み込んでケッテ (三機編隊) を組んでもらうか」

エイラ「はーいはいはい!私!私のところに来い!」

俺「少佐?」

坂本「ふむ、いいだろう。中尉、お前はサーニャ、エイラ編隊の3番機だ」

エイラ「同じ中尉とはいえ私が先任だカラナ!勝手な真似は許さないゾ!」

俺「リトヴャク中尉のがさらに先任だがな」

エーリカ「勝手な真似って、アイガイオン撃破の後みたいな?」

エイラ「そうそう、いくら部隊を逃がすためとはいえ、一人で残るなんて……ハッ」
734 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/19(火) 21:41:55.97 ID:tAyeVfOBO
サンダーヘッドって前に書いてた人と同一人物?

735 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 21:43:42.91 ID:13I9nuD50
>>734
イエス
蛇足は百も承知だが、まぁオナニーなのは最初からだし



エーリカ「あのときエイラ大変だったもんねー。戻ってきた基地で、ミーナが『もう休め』って言ってるのに無線機に噛り付いてさー」ニヤニヤ }

エイラ「わー!わー!」バタバタ

俺「そういや俺を迎えに来たときも、すごい顔してモガ」

エイラ「わーわーわー!言うなバカー!!」ガシッ

エーリカ「え、迎えに?何それ初耳」

芳佳「迎えに行ったときって何ですか?すごい顔ってどんな顔なんですか?なんで止めるんですかエイラさん」

リーネ「私も聞きたいです、口を抑えないであげてくださいよエイラさーん」

キャッキャッ


736 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/19(火) 21:46:14.09 ID:tAyeVfOBO
普通に嬉しい
俺もサンダーヘッド読んでSS投下始めたし

>>736
楽しんでもらえたなら重畳

737 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 21:47:59.03 ID:13I9nuD50

ミーナ.oO(あのとき……)

―――

ミーナ「多分どんなレーダーでも、今の彼らは二つの輝点にはならないわよ」キリッ

―――

ミーナ「///」ジタバタ

坂本「ミーナ……?何を悶えているんだ?」


738 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/19(火) 21:51:23.77 ID:djz7v0GOO
ミーナさん可愛い
739 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/19(火) 21:51:41.47 ID:SRVrBny90
乙女すなぁ
742 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/19(火) 21:56:20.89 ID:inw6YawQO
そういやミーナさんそんな台詞言ってたなwww

740 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 21:52:42.10 ID:13I9nuD50
― 501戦隊基地 ―

俺「ここに来るのも久しぶりだな……」

ミーナ「こほん。ようこそ、『STRIKE WITCHES』の基地へ」}

俺「お邪魔します」

エイラ「違うダロー?」

俺「?」

ミーナ「もうここは、あなたの基地でもあるのよ」

俺「あー、えーと、『ただいま』?」}

エイラ「おかえりー!」

ミーナ「ええ、おかえりなさい」

サーニャ「連絡は受けてます。……おかえりなさい」

エイラ「そんでただいまー、サーニャ~!」

サーニャ「ふふ、おかえり、エイラ。皆さんも」

741 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 21:56:16.50 ID:13I9nuD50

俺「……」

エイラ「どうしたんダ?やけに嬉しそうダゾ」

俺「そう見えるか?……いや、多分その通りだろうな。頬をひきしめてねーとニヤつきそうになって仕方ない。
    大昔話したろ。俺はこっちに故郷がない」

エイラ「さっきの『おかえり』、カ?」

俺「ああ。予想以上に嬉しいもんだ」

エイラ「へー……」


俺「ところで、さっき見慣れない顔を見たが、彼も新しい隊員か?」

エイラ「彼?ああ、アイツか。アイツは……」

743 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 22:00:01.35 ID:13I9nuD50

エーリカ「あ、寝てなくていいの?」

男「……ああ」

エーリカ「作戦参加できなくて残念だったねー」ニヒヒ

男「……ふん。お前は少しも残念そうではないな」




エイラ「人工のウィッチだってサ。実戦試験でここにいるんダ」

俺「へぇ。後で挨拶しておくか」

{エイラ「止めといたほうがイイゾ、気難しいっていうか、人嫌いっていうか。
    とにかくあんまり構われるのは嫌いそうだ」}

俺「ふーん?」

744 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 22:01:56.64 ID:13I9nuD50
あ、言ってなかったが、前のやつのネタが結構出てくるので、まとめWikiの
「サンダーヘッド」と「人工ウィッチ」}のやつに目を通しといてもらえるとありがたい }
まとめて下さった方、ありがとうございました
745 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/19(火) 22:03:10.66 ID:ZW3lFqlz0
サンダへは安心して読める

746 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 22:04:38.67 ID:13I9nuD50
― 次の日、編隊飛行訓練 ―

エイラ「こらー飛ばしすぎだ、私を追い抜くナ!ちゃんとついてこい!」

俺「とっとと逃げるためにスピードはあるが、機動性はよくねーんだよこの脚はよー!」

サーニャ「……」

エイラ「ほらサーニャだってちゃんとついてきてるンダゾ!」

俺「ぬおおお!」


エイラ「はぁ。まぁ最初はこんなもんカ」

俺「ぜーはー……。いや、面目ない。エースの機動がこれほどとはな」

サーニャ「お疲れ様です」クスクス

エイラ「私のが先任とはいえ、戦場では管制に集中するお前を事実上私が護衛する感じになるダロ。
    私が護衛についてる以上、滅多なことジャお前に手を出させやしないけどナ。
    でもいざって時は、ちゃんと私の後ろについてきてくれないと守りきれないンダゾ」

俺「ああ、わかってるさ」

747 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/19(火) 22:05:47.83 ID:rwmxrTK7O
これ人工にちょこっとサンダーヘッドでてきた時の話?

>>747
そう。展開変わるけど。今日の投下じゃそこまではいかないと思う

748 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 22:07:59.07 ID:13I9nuD50

エイラ「ところでサーニャ、この後予定あるか?」

サーニャ「この後?」

エイラ「サーニャ、昼間の訓練に参加するから、今日は夜間シフトないダロ」

俺「ふむ、俺のおかげか」

エイラ「どっちかというと、お前のせいで、ダナ」

サーニャ「ふふっ」クスクス

エイラ「そういうわけだから、今日はこの後一緒に街にでも行かないカ?」

サーニャ「いいけど……どうやって?街までは遠いけど、私たち、車の運転できないよ」

749 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 22:12:16.40 ID:13I9nuD50

エイラ「うん、だから……お前もその、一緒に来ないカ?」

俺「俺も?あー、まぁいいけどよ」

エイラ「か、勘違いするナヨ、運転手が要るだけなンダからな!」

俺「はいはい」

サーニャ「どうもありがとうございます」

俺「いいってことよ」

エイラ「サーニャや私と町を歩けるなんて幸せダロー?」

俺「エイラもリトヴャク中尉くらい素直ならなぁ。
    別に俺は車で待ってるか一人で飲んでてもいいんだが」

エイラ「え……、一緒に来たくナイノカ……?」

俺「……あーもう、分かったよ。荷物持ちでも日傘持ちでもお追従でもなんでもやってやるよ、そんな顔するな」

エイラ「……うん」ホッ

750 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 22:16:10.33 ID:13I9nuD50
― 道中 ―

ガタガタガタガタ

俺(運転席)「酷い道だな!」ガタガタガタ }

エイラ(荷台)「そうか?そりゃ街中に比べたらデコボコしてるけどナ」

俺「リトヴャク中尉は大丈夫か?」

サーニャ(荷台)「あの、サーニャでいいです」ポソポソ

俺「なんだって?ガタガタうるさくて聞こえねー」

サーニャ「サーニャで……」

俺「サーなんだって!?」

エイラ「サーニャをいじめんなー!」

751 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 22:21:26.81 ID:13I9nuD50

ガタガタガタガタ

俺「で、サーニャちゃんは大丈夫か?」

サーニャ「平気です、イェーガー大尉のときに比べたら……」

俺「なんだどうした震えてるぞ」

エイラ「あの時は酷い目にあったナ……」

俺「?」

752 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/19(火) 22:23:06.47 ID:TCPwqi5j0
ショートカットwww

753 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 22:23:34.02 ID:13I9nuD50

エイラ「そういえば、お前ベンツはどうしたんダヨ。買うんじゃなかったノカ?基地のトラックなんか使わなくてもサ」

俺「あー、あの後ポテトが暴落してなぁ……」

エイラ「スッたのカ」

俺「スッたんだ」

エイラ「あははははは!」

俺「ええい、他人事だと思いやがって……。お前を助手席に乗せてやるプランもご破算だからな!」

エイラ「それはどーにかシロヨ、この甲斐性ナシー」

俺「ええい、女ってやつは……!」

サーニャ「ふふ……」クスクス

754 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/19(火) 22:25:25.62 ID:TCPwqi5j0
戦時下は食糧暴落はまずないと思うが
二期であの大量の芋を見た後だとありうると思えてしまう不思議w

755 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 22:26:19.90 ID:13I9nuD50
― ローマ市街 喫茶店 ―

エイラ「サーニャ、これ美味しいゾ。サーニャも食べてみろヨ」

サーニャ「うん、ありがとう」

エイラ「うん、これもいいな。サーニャも一口ドウダ?あーん」

サーニャ「あーん」

エイラ「///」

エイラ「さ、サーニャ、こっちはドウダ?美味いぞ!」

サーニャ「そんなにたくさん食べられないよ」

俺「なんかさ……」

エイラ「ん?」

サーニャ「?」

俺「孫を可愛がるばーちゃんみたいだよな、エイラ。くっくっ」ケラケラ

エイラ「うぇえっ!?」

サーニャ「ふふっ」クスクスクス

756 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 22:30:43.81 ID:13I9nuD50

俺「さて、腹ごなしも済んだところで、ぶらぶら行くか」

エイラ「おー」

サーニャ「はい」


エイラ「サーニャ、今日は人が多いし、はぐれないようにしないと」

サーニャ「手?うん、分かった。離さないでね、グランマ?」キュ

エイラ「へへ……って、え!?」

サーニャ「ふふ。……ね、エイラ」

エイラ「グランマ……サーニャのおばあ様……家族だけど……むーー……ん?」

サーニャ「……」チョイチョイ
サーニャ (あの人とは手繋がなくていいの?)アイコンタクト

エイラ.oO(な、何言ってんダヨ、そんナノ……)チラ


俺「まずは雑貨屋だったか」スタスタ

757 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 22:34:31.91 ID:13I9nuD50

サーニャ(エイラ、早く)パチパチ

エイラ.oO(うう……)

エイラ「な、なァ……」

俺「ん?」スタスタ

エイラ「手、手を……繋が……」ゴニョゴニョ

俺「手?三人で繋いだりなんかしたら、横に広がって迷惑だろ。それともなんだ、迷子になりそうなのか?」

エイラ「そ、そんなわけナイダロ、子どもじゃないんだから」

俺「ふむ、失敬。じゃ、サーニャちゃんをちゃんと見とけよ」スタスタ

エイラ (´・ω・`)ショボーン

サーニャ「……」

764 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 22:46:22.72 ID:13I9nuD50

サーニャ「ごめんねエイラ、私が離そうか」

エイラ「ううん、サーニャも離しタクナイ。ごめんな、私こそ気を使ワセテ」


俺「おーい、ここだろ?早く来いよー」


サーニャ「なんで嫌がるのかな……。あの人も、エイラのことけっこう好いてるみたいなのに……」

エイラ「そうかナ……って、あの人『も』って何ダヨ!私は、別に――」}

サーニャ.oO(うわこの二人面倒くさい)

766 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 22:50:10.43 ID:13I9nuD50
― 雑貨屋店内 ―

エイラ「ねーこねーこねこー」

俺「黒猫の置物?」

エイラ「オブジェって言エヨ。かわいいダロ?どことなく……サーニャっぽいって言うか」ハァハァ

サーニャ「これ、かわいい……」チョンチョン

エイラ「うん、かわいい……(サーニャが)」ハァハァ

俺.oO(二人の認識がずれているように思えてならん)

768 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 22:52:25.52 ID:13I9nuD50



俺「置物、ぬいぐるみに、新しい服、と。またえらく買ったな……」

サーニャ「すいません、重くないですか?」

エイラ「一番大きいのはぬいぐるみだし、平気ダロ」

俺「なぜお前が答える……。まぁ確かに重かねーけどよ。でもちっと、かさばり過ぎだ。いったん車に置いてくる」

エイラ「じゃあ私たちは、あそこの飲み屋で待ってるヨ」

俺「面倒を起こすなよ」

エイラ「大丈夫だって、子どもじゃないんダカラ」

770 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 22:56:14.90 ID:13I9nuD50
― 酒場 ―



エイラ「軍服着た酔っ払いなんて、最悪ダナ……」

ごろつき「なんだよ、ひっく、ちょっと酌しろっつっただけじゃねェかよォぉぉ」

チンピラ「げへへへへ、そう邪険にしなさんなってお嬢ちゃんがた、ここは大人の社交場だぜ?大人の付き合いってもんを教えてやるよ」

サーニャ「エイラ……」ビクビク

エイラ「サーニャ、私の後ろにイロ」

ごろつき「なんだぁ、その目は?誰がこのロマーニャを守ってやってると思ってんだァ!?」

チンピラ「俺たちゃ連合軍の戦車部隊さ。最前線で命張ってるんだぜ?ちったぁお返しにご奉仕しようって気にならないか?」

エイラ「わ、私たちだって――」

ごろつき「へ、ちっと気が強ぇがいい女じゃねぇか」

チンピラ「あっしはこっちの華奢な娘がマブですねぇ」

775 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 23:02:43.85 ID:13I9nuD50

サーニャ「!!」ビクッ

エイラ「サーニャにサワンナ!!」バシッ

チンピラ「痛ぇ!このアマ……!」

ごろつき「人が優しくしてりゃ付け上がりやがって!」グイッ

サーニャ「エイラ!」

エイラ「……」ギュ

776 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 23:06:51.16 ID:13I9nuD50



  ア ー ー ー テ ン シ ョ ン !!
「気を、付けええええええい!!」




777 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/19(火) 23:08:09.73 ID:ZW3lFqlz0
なにこれktkr
テーェンハッ!!!

778 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 23:10:25.09 ID:13I9nuD50

ごろつき・チンピラ「「ひぇっ!」」ビクゥッ

サーニャ「(ビクッ)……あ」

エイラ「びっくりした……お前カ」

俺「よ。」


ごろつき「なんだぁ?驚かせやがって……」

ちんぴら「てめえ――」

俺「所属と氏名、階級を述べよ」

ごろつき「なん――」

俺「 聞 こ え な か っ た か ?」

ごろつき「……」ギクッ

チンピラ(やばい、なんかお偉いさんのオーラだ)

ごろつき(こいつの声、異様な迫力が……)

779 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 23:16:24.56 ID:13I9nuD50

ごろつき「連合軍ロマーニャ方面防衛軍団所属、マチノ・ゴロツキー軍曹であります!」ビシッ

チンピラ「お、同じく、チン・ピラー軍曹であります!」゙シッ }

俺「ふむ。我々は、連合軍第501統合戦闘航空団『STRIKE WITCHES』の者だ」}

ごろつき「ウィッチ……!?」

チンピラ「え、えらいのに声かけちまった!」

俺「まったくだな。軍人たるもの、酔って婦女子に絡むなど言語道断だが、とりわけウィッチに絡むのは止めた方がいい。
    うかつに触れると魂を引っこ抜かれるぞ」

ごろつき「サー!了解しました!サー!」

チンピラ「よく覚えておきます!サー!」

俺「よろしい。――下がっていい」

ごろつき・チンピラ「「はっ!失礼致しました!」」ソソクサ

サーニャ「……」

エイラ「ふん」ベー

780 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 23:18:26.78 ID:13I9nuD50

俺「やれやれ、遅くなってすまなかったな。ちと道に迷っててよ」

サーニャ「いえ……。それより、助けてくれて、ありがとうございました」

エイラ「アンナノ、私一人でも追っ払えたケド……ありがとナ、助かった」

エイラ.oO(ちょっとかっこ良かったゾ……。……言えない)

俺「ふふん、殊勝じゃないか。お前もよくサーニャちゃんを守ったな。偉い偉い」ナデナデ

エイラ「だから子ども扱いスンナよ……」プクー

俺「はっは」

782 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/19(火) 23:21:16.75 ID:6m+ESUoo0
支援
エイラがかわいくていいw

783 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 23:21:58.00 ID:13I9nuD50

サーニャ「ところで、さっきの……」

エイラ「嬉しそうに軍人ぶってたナ」

俺「ああ、あれな。偉そうな軍人っぽかったか?一回やってみたかったんだ」ニヤニヤ

エイラ「ああ、それっぽかっタゾ。うるさいだけの辺りが特二ナー」

俺「酷いな、この美声と声量に。声のでかさと通りには自信があるんだぜ?」

エイラ「いつもの仕事が仕事だし、カ?」

サーニャ「私たちまでびっくりしました」

ザワザワ...ウィッチーズ...デンセツノ...サインモラッテコイヨー...カワイイ...ザワ...ザワ...

エイラ「……でもどうも、注目集めちゃったナ」

俺「このままここでお食事って空気でもねぇな。仕方ない、今日はもう戻るか」

784 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/19(火) 23:22:31.60 ID:jj3cELYa0
16,7の女の子だけで飲み屋に行くなよww

786 :サンダーヘッド[]:2010/10/19(火) 23:25:40.68 ID:13I9nuD50
― 帰路 ―

ゴトゴトゴトゴト...

エイラ(荷台)「くー……くー……」

サーニャ(荷台)「すー……すー……」

俺(運転席)「そっこーでおねむかよ。ったく。……ま、楽しんでたようだし、何よりか」

ゴトゴトゴトゴト...

エイラ「ん、んー……」ムニャムニャ

俺「……やれやれ」


俺.oO(なるべく揺らさないよーに、と)



最終更新:2013年01月28日 12:47