350 :
ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/01(金) 23:14:01.01 ID:o1W+B1Nj0
外は戦火に包まれている。
俺は、誰かの背中にただただおぶさっている。その背中は火薬の匂いがした。
後ろを振り返ると、両親がいた。手を伸ばそうと思っても、腕に力が入らない。
優しい母の姿と、逞しい父の姿は、やがて見えなくなった。
『・・・・・・さん、男さん!!』
俺「っ!!・・・・・・はぁ、・・・・・・はぁ」
サーニャ「俺さん・・・・・・」
ミーナ「良かった・・・・・・目を覚ましたのね」
エイラ「まったく・・・・・・サーニャに心配かけさせやがッテ」
次第に、記憶がよみがえってくる。
俺「あれ・・・・・・あぁ、そうか」
351 :修正忘れ\(^o^)/[sage]:2010/10/01(金) 23:18:48.10 ID:o1W+B1Nj0
俺「あはは・・・・・・、美女に囲まれてるもんだから、天国にでも来たのかと思っちゃいましたよ」
ミーナ「はぁ・・・・・・、今はそんな冗談言ってられる状況だと思いますか?」
中佐はそんな事を言っているが、サーニャさんとエイラの二人は頬を朱に染めている。
ミーナ「私は別にあなたを咎めるようなことはしません。寧ろ責任は私にあります」
俺「そんなこと、気にしなくてもいいですよ。俺が勝手にやったことですから」
ミーナ「でも、許可したのは私です」
俺「許可がなくても、やってましたよ。俺は」
ミーナ「・・・・・・とにかく、今はゆっくり休んでください。難しいことを考えるのは、
こっちの仕事ですから。あ、それと」
ミーナ「バルクホルン大尉には、ちゃんとお礼言っておくこと」
俺「・・・・・・?」
そういって、ミーナ中佐は部屋を出た。
352 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/01(金) 23:23:58.19 ID:o1W+B1Nj0
サーニャ「良かった・・・・・・ほんとにっ・・・・・・よかっ・・・・・・グスッ」
心配かけて済まない、と謝る代わりに、ベッドの脇に顔を埋めて泣く彼女の頭を撫でた。
エイラ「あ、サーニャ・・・・・・。オイオマエ・・・・・・、サーニャを泣かせた罪は大きいカラナ」
俺「・・・・・・ごめんな」
それは、サーニャさんにも、エイラにも向けた言葉である。
俺が素直に謝ったことが想定外だったのか、エイラは明らかに戸惑っていた。
エイラ「なっ、え、えっと、ま、まあ、今回は、私も助けられた身だから、ナ。ソノ、なんていうカ」
サーニャ「グスッ・・・・・・ふふっ」
サーニャさんもベッドから顔を上げ、なにやら戸惑っているエイラの様子を見て笑っていた。
353 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/01(金) 23:27:58.48 ID:o1W+B1Nj0
サーニャさんが笑っているのを見て、安心したのか、恥ずかしく思ったのか、
エイラは一つ咳払いをしてこう言った。
エイラ「ゴホンッ、・・・・・・ナァ、オマエ、あの時何したんダ?」
サーニャさんは、そんなことを聞いてもいいのかと困惑しながら、俺とエイラの顔を交互に見ていた。
俺「ん・・・・・・、まあ、あれが俺の固有魔法みたいなものかな」
エイラ「アレガ・・・・・・オマエの固有魔法?」
俺「ああ、ネウロイの動きをコントロールする。・・・・・・勿論、こちらの消耗も激しいけど」
エイラ「ソンナ・・・・・・」
354 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/01(金) 23:31:56.70 ID:o1W+B1Nj0
俺「・・・・・・厳密に言えば、ネウロイのコアをジャックするんだ。
だからコアを持たない子機のネウロイは直接操ることはできない。親機を通して操ることになる。
当然、ネウロイが大型になるほど消耗が激しくなる」
サーニャ「じゃあ、これからはもっと・・・・・・」
俺「ああ、そうなるかな。でも、使うたびに倒れてしまうほど俺も軟弱じゃないからね。
言い訳させてもらえば、あの能力を使ったのは久しぶりだったし、加減を誤ったのかもしれない。
というか、あの時の使い方は本来の使い方とは異なるからね。
どちらかといえば、俺がネウロイの動きを止めている間に僚機に撃墜してもらう、って感じだから」
355 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/01(金) 23:34:10.82 ID:o1W+B1Nj0
エイラ「ソレナラ、私たちがもっと頑張らないとナ」
その言葉に、サーニャさんも力強く頷いた。
俺「・・・・・・頼もしいよ」
すると、部屋の扉からコンコンと音が聞こえ、勢いよく開かれた。
バルクホルン「む・・・・・・」
エーリカ「やっほー」
エース二人のお出ましである。
356 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/01(金) 23:36:25.99 ID:8NPAinQT0
④
357 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/01(金) 23:38:01.85 ID:o1W+B1Nj0
エーリカ「二人ともここにいたんだー」
サーニャ「あ、うん・・・・・・」
そういえば。と、ミーナ中佐に言われたことを思い出した。
あの状況のあとで、謝っておけと言われれば、何があったのかは大体分かる。
俺「あの、バルクホルン大尉」
俺「迷惑をかけてしまって、すみませんでした」
バルクホルン大尉は表情を変えずに、
バルクホルン「何故謝るんです、寧ろ謝らなければいけないのはこちらです。
・・・・・・私たちの力不足のせいで、男少佐に無茶をさせてしまいました。
申し訳ありません・・・・・・」
そんな風に謝られると、どんな顔をしていいのかわからない。あと、少し苛々来た。
358 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/01(金) 23:51:23.96 ID:D8rG17u+0
支援
359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/01(金) 23:56:55.07 ID:7FY6XdYO0
4
360 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/02(土) 00:01:04.97 ID:eMBv2Eau0
新しいの書き始めようとしたけどなんか浮かばないわ
361 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/02(土) 00:09:50.17 ID:SlJwh4ox0
4
ところで、おんぶするなら
誰をおんぶしたい?
362 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 00:09:50.67 ID:IjXIRKGl0
俺「いえ、あれは自分で勝手にやったことです。それに、そんな風に謝られると
こっちも反応に困りますね」
バルクホルン「・・・・・・申し訳ありません」
エーリカ(こんなトゥルーデ見るのは初めてかも・・・・・・)
俺「あと、重くありませんでしたか?」
バルクホルン「・・・・・・これでも、私は武器よりも、貴方よりもずっと重いものを背負っている」
この人とは、意外と話せるかもしれない。
俺「なるほど、ね・・・・・・」
俺「背負えるものがある貴方が、羨ましい」
バルクホルン「何も背負っていない者などいないのですよ。男少佐」
俺「ふふふ・・・・・・違いない」
363 :>>361おんぶされて恥ずかしがってるお姉ちゃん可愛い[sage]:2010/10/02(土) 00:12:01.29 ID:IjXIRKGl0
少しの沈黙が訪れ、その沈黙を世界でもトップクラスのウルトラエースが破る。
エーリカ「ねぇねぇ、一つ質問があるんだけど」
大体、予想はつく。
俺「なんです?」
エーリカ「あの時何したの?」
バルクホルン大尉は一瞬何か言おうとしていたが、好奇心には勝てなかったらしい。
俺「まあ、エイラにも聞かれたんだけど・・・・・・」
364 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/02(土) 00:15:29.59 ID:eMBv2Eau0
リーネ
365 :ナイトウィッチna[さっきさるさん食らったsage]:2010/10/02(土) 00:15:52.79 ID:IjXIRKGl0
俺「・・・・・・というわけだ」
エーリカ「ほえー、すごいねー」
バルクホルン「そんな能力を持ったウィッチもいるのか・・・・・・」
サーニャ「あの、私も質問していいですか・・・・・・?」
俺「ん、何かな」
サーニャ「どうして、ネウロイがどこにいるのかがわかるんですか?」
男「ああ、それは俺にも良く分からないんだけど・・・・・・まあ、直感的なものかな。
固有魔法が関係してるんだろうけど」
俺「サーニャさんの固有魔法は、電波を発信・感知してネウロイの場所を特定するものだろう?
俺はそういうのじゃなくて、特に意識しなくても勝手に頭の中に浮かび上がって来るんだよ。
こう言っちゃうと失礼だけど、要はおまけみたいなものなんだ」
366 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/02(土) 00:16:25.76 ID:SlJwh4ox0
しえん
リーネとお姉ちゃんか。
367 :男→俺 修正忘れは許してください[sage]:2010/10/02(土) 00:20:01.01 ID:IjXIRKGl0
サーニャ「おまけ・・・・・・ですか」
ここで何か気の利いた台詞をかけてあげられればよかったのだが、
頭の中に浮かんでくる言葉は、今の彼女には逆効果になってしまうようなものばかりだった。
エイラ「サーニャ・・・・・・」
俺「・・・・・・そういえば、今回発生したネウロイについてのことなのですが」
バルクホルン「・・・・・・ミーナから説明されたよ」
俺「そうですか・・・・・・」
バルクホルン「大方予想はついていたが、当たって欲しくはなかったな・・・・・・」
エーリカ「でも、やることは今までと変わらないでしょ?」
バルクホルン「お前な・・・・・・、そう簡単に片付けられる問題では」
エーリカ「じゃあ、どうするってのさ?」
368 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/02(土) 00:23:07.75 ID:MdZUhWcZO
>>361
天姫
369 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 00:25:00.92 ID:IjXIRKGl0
バルクホルン「・・・・・・それは」
エーリカ「もっと警戒態勢を強める?新しく出てきたネウロイの為に新しいものでも開発する?
でもそんなことすれば、ウィッチたちの負担は増えるし、開発なんてする時間もないでしょ?」
エーリカ「・・・・・・だから、私たちは今までと変わらない。
ネウロイが来れば、皆を守るために戦うし、来なくなれば、それで万々歳だし」
どうやら、ハルトマン中尉に対する認識を誤っていたらしい。
ただの間抜け、なんて思ってた自分が恥ずかしくなる。
やはりトップクラスのエースとなると、実力だけじゃなく、物事に対する考察も常人とは違う。
エーリカ「ま、トゥルーデの言う通り、流石にそう簡単にはいかないんだろうけど」
{サーニャさんとエイラの二人も、普段は見ないエースの姿に驚いているようだ。
バルクホルン大尉に至っては、口を開けたまま唖然としていた。
370 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 00:30:00.96 ID:IjXIRKGl0
再び訪れた沈黙を、今度は自分が破る。
俺「なるほど、ね・・・・・・」
俺「でも、簡単に終わらせる方法もあるんですよ」
ハルトマン中尉は、きっとわかっているだろう。
それ以外の三人は、一体何だという表情でこちらを向いた。
エーリカ「ほほう?」
俺「単純なことですよ。ネウロイが来て困るのであれば、ネウロイが来ないようにすればいい」
エイラ「エ・・・・・・」
バルクホルン「あっははは・・・・・・、確かにそうだ、そうすれば問題なんて全部なくなる・・・・・・くくく・・・・・・」
バルクホルン大尉は、腹を抱えて必死に笑いを堪えていた。
サーニャさんは、そんな様子を見てぽかん、としていた。
371 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 00:35:01.48 ID:IjXIRKGl0
俺「まあ、それを決めるのは上の人なんですけどね」
バルクホルン「だが、そうなる日が来るのも近いだろう。このままの状態じゃ長くは持たないだろうからな」
エーリカ「それにしても、俺少佐もそういうこと考える人なんだ。ちょっと意外だったかな」
俺「空想に浸るのは得意ですから」
エイラ(ナンダカ着いていけないゾ・・・・・・)
サーニャ(この人達・・・・・・すごいな)
急に、ぐぅ、と大きな音が鳴った。
372 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/02(土) 00:36:07.73 ID:SlJwh4ox0
しえん
373 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 00:40:07.31 ID:IjXIRKGl0
エーリカ「うあ・・・・・・お腹空いたー。今何時ー?」
バルクホルン「もう19時になるな・・・・・・。俺少佐は、夕食はどうするんだ?」
俺「俺のことは気にしなくてもいいですよ。それに、まだ立って歩けるかどうかすら怪しいから」
バルクホルン「そうか・・・・・・、なら私たちは行かせてもらうが・・・・・・あとで運ぶように言っておこうか・・・・・・」
エーリカ「それじゃ、ゆっくり休んでね」
エイラ「私たちも行くカ」
サーニャ「うん・・・・・・、それじゃあ」
374 :書き溜めが・・・書き溜めが・・・[sage]:2010/10/02(土) 00:45:11.82 ID:IjXIRKGl0
少し時間がたった後、再び扉がノックされた。
シャーリー「失礼するぞー」
俺「・・・・・・あんたか」
てっきり宮藤さんが来るものと思っていたが、その予想は見事に外れた。
シャーリー「なんだよーそんな顔して。私じゃそんなに残念か?」
俺「いや、まさかイェーガー大尉が来るとは思わなかったのでね」
シャーリー「失礼な、私だって料理くらいはできる。あと、その呼び方はやめてくれ」
多分、料理くらいできるというのは嘘だと思う。
俺「・・・・・・上官に対してその口の聞き方はなんだ?シャーリー」
シャーリー「そうそう、それでいいよ。あと、互いに裸同士で向き合ったんだから別にいいだろ?」
俺「・・・・・・その言い方はやめてくれ」
375 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 00:50:01.67 ID:IjXIRKGl0
俺「・・・・・・っと、あれ」
体を起こそうと思ったが、うまく力が入らず失敗した。
シャーリー「大丈夫か?」
シャーリーに手を貸してもらって、なんとか体を起こすことができた。
俺「・・・・・・すまんな」
シャーリー「どうする?飯は自分で食えるか?」
俺「ああ、それは大丈夫だ」
シャーリー「遠慮しなくてもいいんだぞ?」
俺「是非遠慮させてもらう」
シャーリー「はっきり言うな~、お前」
376 :弾切れ。ちなみに料理はズッパディファッロを想像してくれ[sage]:2010/10/02(土) 01:03:55.41 ID:IjXIRKGl0
持ってきてくれた料理を食べようと、スプーンを手に取ろうとしたが、
俺「・・・・・・あれ」
どうやらスプーンさえ握れないらしい。
そして、その様子を見てシャーリーはにやにやとしていた。
シャーリー「だから言ったのに、遠慮しなくていいって」
俺「はいはい・・・・・・すみませんね」
シャーリーはスプーンで料理をすくって、俺の口の高さまで持ってきてこう言った。
シャーリー「ほれ、あ~ん」
その言葉に背くことは、できなかった。
俺「・・・・・・あーん」
377 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/02(土) 01:05:32.43 ID:mtP8EWce0
羨ましくて悶え死ぬ
378 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/02(土) 01:07:13.72 ID:eMBv2Eau0
おつかれ
379 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 01:07:34.42 ID:IjXIRKGl0
スプーンの上に乗った料理を口の中へと運ぶ。
シャーリー「どうだ?」
俺「・・・・・・うまい」
その言葉は、素直に嬉しかったらしい。
シャーリー「そうかそうか。なら遠慮せずどんどん食べてくれ」
その後も、ずっとこんな調子で食べさせられ続けた。
俺「・・・・・・ふぅ、ご馳走さま」
シャーリー「お粗末さま~♪」
食べ終わった頃には、シャーリーはかなり上機嫌になっていた。
520 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 16:48:29.55 ID:lTnmvJk60
>>379から
シャーリー「よし、私はもう行くな」
その言葉に、俺は少し冗談めかして、
俺「ああ、ゆっくり休めよ」
と言った。そして、返ってくる答えは予想通りのものである。
シャーリー「お前が言うなよ」
すると、シャーリーはそのまま立ち上がることもなく、言葉を発することもなく黙り込
んでしまった。
俺「・・・・・・?どうし・・・・・・」
た、とまでは言えなかった。
シャーリーが突然顔を近づけてくると思えば、頬に何か柔らかいものが当たった。
521 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 16:53:00.25 ID:lTnmvJk60
俺「・・・・・・」
シャーリー「い、今のはサービスだ。そんじゃなっ」
シャーリー「・・・・・・あと、お前、結構いい男だと思うぞ」
俺が呆然としている間に、シャーリーは部屋を出てしまった。
無意識に頬を撫でていた手を、慌てて止めた。
俺「・・・・・・いい男、ね」
俺はベッドに倒れこみ、そのまま目を閉じた。
するとまた、扉がノックされた。
俺(次は誰だ・・・・・・)
サーニャ「し、失礼します・・・・・・」
522 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/02(土) 16:55:26.34 ID:SlJwh4ox0
おれ、ちょっくらネウロイ化して夜間戦闘してくる!
523 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 16:57:00.51 ID:lTnmvJk60
俺「あ、サーニャさん・・・・・・」
サーニャ「あ、も、もしかして、寝てるところ、起こしちゃいましたか・・・・・・?」
俺「いえ、大丈夫ですよ。それよりどうしたんです?」
サーニャ「今日は夜間哨戒は休んでいいって言われたので、ちょっとお話したく
て・・・・・・」
俺「そうですか。俺でよければいくらでも相手しますよ」
サーニャ「はい、ありがとうございます・・・・・・」
そう言うと、彼女は黙り込んでしまった。
俺「・・・・・・もしかして、悩み事でも?」
その言葉に、彼女はビクッ、と反応した。いくらなんでもわかり易過ぎる。
524 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 17:01:00.54 ID:lTnmvJk60
俺「ステルス型ネウロイについてのことですか?」
サーニャ「・・・・・・はい」
サーニャ「私は今、必要なのかなって・・・・・・」
俺「・・・・・・」
サーニャ「あのネウロイには、私の能力は全く役に立たないし、だからと言って
それを補えるほどの戦闘技術も持ってないし・・・・・・」
サーニャ「それに、今は俺さんがいるし、私はもう必要ないんじゃないかなっ
て・・・・・・・」
そう言った彼女に、俺は
俺「そんなことないですよ」
と、ありきたりな言葉を返す。
525 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 17:05:00.88 ID:lTnmvJk60
サーニャ「・・・・・・でも」
俺「11人、今は俺がいるから12人ですが、全員いてこそのストライクウィッチーズでしょう?
なのに、自分は必要ないのではないか、なんて言っちゃいけない」
サーニャ「・・・・・・そうですけど、なら、なんで、なんで」
彼女は震える声で言った。
サーニャ「皆、私に同情するような態度をとるんですか?」
今にも泣きそうな表情を浮かべながら、彼女は続けた。
サーニャ「エイラだって、芳佳ちゃんだって、ミーナ中佐まで、私に同情してるかのように接してくるんですよ?
今じゃ、全然、役に、立たなくなった、私、に・・・・・・」
それ以上は、続けさせなかった。
526 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 17:09:00.25 ID:lTnmvJk60
サーニャ「っ・・・・・・」
咄嗟に、彼女を片腕で抱き寄せた。
俺「・・・・・・ごめん」
サーニャ「・・・・・・どうして、謝るんですか?」
俺「・・・・・・・・・・・・ごめん」
サーニャ「どうして、どうし、てぇ・・・・・・」
彼女は、俺の胸に顔を埋めて抑えていた感情を解き放った。
俺は余ったほうの手で、彼女の頭を撫でた。
溢れ出した感情が止まるまで、俺はこうすることしかできなかった。
527 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/02(土) 17:11:43.08 ID:eMBv2Eau0
さーにゃん‥‥
528 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 17:13:00.23 ID:lTnmvJk60
サーニャ「・・・・・・ぐすっ」
そのままどれくらいの時間がたっただろうか。
彼女はやがて落ち着き、涙に濡れた顔をあげた。
俺「もう、大丈夫かい」
サーニャ「はい・・・・・・」
腫れた目を手でこすりながら、彼女はそう言った。
俺「・・・・・・もう、自分は必要なのか、とか。そういうことは考えちゃいけない。
そんなことを考えた時点で、君は仲間を疑ってしまっている。
それは君の事を信用している仲間への冒涜だ」
我ながら、何様の立場でこんなことを言っているのだろう、と思った。
サーニャ「・・・・・・はい。すみませんでした。こんなことになっちゃって」
529 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 17:17:00.16 ID:lTnmvJk60
俺「残念ながら、俺の胸はいつでもフリーなんでね」
そして、返ってきた言葉は予想外のものだった。
サーニャ「じゃあ、私がもらってもいいんですか?」
俺「・・・・・・勿論。大歓迎ですよ」
サーニャ「ふふっ」
サーニャ「それじゃあ、失礼しますね」
俺「ええ、また明日」
サーニャ「おやすみなさい」
彼女が最後に見せた笑顔をしっかりと瞼の裏に焼き付けて、俺はそのままベッドに倒れこんだ。
530 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 17:19:01.06 ID:lTnmvJk60
第三部終了。実はそんなに長くなかったという・・・・・・
多分第五部くらいで終わるかなwwwww
このスレで終わらせるのが目標だったんだが無理そうだなwww
531 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/02(土) 17:22:15.47 ID:eMBv2Eau0
おつー
532 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 17:23:44.83 ID:lTnmvJk60
>>347から微妙に変更&加筆
俺 年齢 17歳 誕生日 11月3日 身長 176cm 階級 少佐
使い魔 シベリアオオカミ「セレブラ」(ロシア語で『銀』) 通称「ナイトフォグ」
使用火器 MG42×2 固有魔法『遠隔操作』
ストライカーユニット ノーチヴォルカ(ロシア語で『夜の狼』)
・Mig60に独自の改良を加えたもの。
・高高度性能はそのままに、速度性能や操縦性が大幅に上昇している。
撃墜数192 不確実撃墜8 協同撃墜32
・性格は温厚であり、誰に対しても優しく接し、気遣いをすることができる。
戦闘時は冷静に状況を判断し、如何なる状況に置かれても、その冷静さを欠くことはない。
・戦闘では、ネウロイの数が少なければ積極的に攻める。多いときは固有魔法を駆使してサポートに徹する。
・オラーシャのモスクワ出身であり、両親はネウロイによる侵攻の際に喪っている。
・ウィッチに志願したのは他の誰かが自分と同じような目に遭って欲しくないため。
・専らコーヒー派。
・実は喫煙者。だが、501に配属されることが決まってからは禁煙している。
・階級などは気にしないお気楽主義で、バルクホルン大尉や坂本少佐のようなタイプは苦手。
・朝には滅法弱い。ナイトウィッチになった理由の一つである。
・普段は一人でいることが多いが、人付き合いが苦手という訳ではなく、部下からも慕われている。
・ナイトウィッチとしてはかなりの実力を持っているが、本人はさほど気にしてはいない。
・酒にはかなり強い。
・瞳の色はアンバー(琥珀色)。狼の目。髪色は灰っぽい白。肌は色白。
・上官命令にも納得がいかなければ反抗する。但し、無謀なことはしない。
・仲の良い者には普段とは違う一面も見せることも。
・女性との交際経験はない。本人はそのことを「男性ウィッチの性」と割り切っている。
だが女性に対しての振舞から、実はあるのでは、と思われることもある。
最終更新:2013年01月28日 13:56