トビウオ 4
932 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/12(火) 07:48:18.47 ID:22Mr4dtu0
>>807から
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数日後 ハンガー
シャーリー「よう、俺。」
俺「おう! 今日もストライカーいじりか! 」
シャーリー「まあな。俺はなんだ? お前もストライカーのメンテか? 」
俺「あー‥‥せっかくだしそれもやってくか。」
シャーリー「お、なら見学させてもらおうかな。」
俺「つってもあんまり得意じゃないんだけどなー‥‥」
シャーリー「あたしが手伝ってやるよ。」
俺「そりゃ頼もしいぜ。いやー相変わらずでっけー人だ! 」
シャーリー「ハハハ、どうだ? 触ってみるか? 」
俺「え! い、いやーハハハ‥‥そ、それよりストライカーだろ!! 」
933 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/12(火) 07:54:31.76 ID:22Mr4dtu0
シャーリー「はいはい。どれどれ‥‥うーんやっぱりいろいろ違っててめんどくせーなー。」
俺「そういえばシャーリーのストライカーはP-51だったな。」
シャーリー「お前もこっちにしたほうがいいんじゃないか?
やっぱり航続距離が違うぜ? 」
俺「俺は火力が欲しいからなー。シャーリーはスピードが欲しいんだろ? 」
シャーリー「そうか‥‥まあ、機動力は捨てるしか無いだろうな、こんなもの積んでるんだから。」
{俺「俺のとっておきだからな。やっと補給も完了したし、またいつでもぶっぱなせるぜ! 」
シャーリー「はは、頼もしいな。‥‥あれ? この配線もっと短縮できそうだな‥‥}
おい、俺。ちょっと改造していいか? 」
俺「ん? あぁそれでもっと性能が上がるならいいけど。」
シャーリー「魔力供給の摩擦が減るから航続距離が増えるはずだ。
よーし! 腕がなるぞー。ちょっとまってろよー‥‥。」
934 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/12(火) 07:58:48.91 ID:22Mr4dtu0
芳佳「あ、俺さん、シャーリーさん!」
リーネ「こんにちわー。」
俺「おう! おまえらもメンテナンスか? 」
芳佳「いえ、私たちは特訓です! 」
リーネ「俺さんの話をしたら芳佳ちゃんも乗り気になっちゃって‥‥。」
芳佳「俺さん! 」ガシッ
俺「え。」
芳佳「私感動しました!! 私も頑張ります!! 」
俺「う、うん‥‥」
芳佳「さあ! 行きましょう!! 」
俺「あ、ちょっまてって、今俺のストライカーはここに‥‥」
シャーリー「おー、今終わったぞ。これで航続距離が伸びたはずだ。試してこいよ。」
芳佳「よかったですね俺さん! さあ行きましょう!! 」
俺「お、おう‥‥ありがとなシャーリー。」
芳佳「それじゃ私先に行ってますね!! 」
936 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/12(火) 08:03:48.21 ID:22Mr4dtu0
シャーリー「‥‥燃えてんなー宮藤。」
リーネ「そ、そうですね‥‥じゃあ私も行ってきますねシャーリーさん。」
シャーリー「おう、行って来い! いいとこ見せろよ? 」
リーネ「! も、もう‥‥///」
シャーリー「うーん、私も射撃の練習でもしておこうかなあ。
弓矢でもいいんだけどな。恋のキューピッドってね! ‥‥ハハ、なにいってんだろ。」
ルッキーニ「シャーリーなにいってんの?」
シャーリー「うわっ! いたのかルッキーニ!」
ルッキーニ「? 」
937 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/12(火) 08:08:50.34 ID:22Mr4dtu0
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基地近海 海上
俺「で? どういう特訓するんだ? 」
芳佳「それはしりません! 」
リーネ「‥‥。」
俺「‥‥。」
芳佳「‥‥。」
リーネ「‥‥あの、じゃあ俺さんは適当に逃げてください。それを私と芳佳ちゃんで狙います。」
俺「ふむふむ、逃げればいいんだな? 」
リーネ「はい。私は定点狙撃しかしませんので。二対一だから芳佳ちゃんも手加減――」
俺「いらんぞ! 」
リーネ「え? 」
938 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/12(火) 08:14:12.81 ID:22Mr4dtu0
俺「全力で掛かって来い。それでこそ訓練だ。」
芳佳「わかりました。では全力で! 」
俺「ま、俺は強いからな! そう簡単には捕まらんぞ! 」
芳佳「私だって頑張りますよ! リーネちゃん頑張ろうね! 」
リーネ「う、うん。(芳佳ちゃんいつにもまして気合入ってるなー‥‥)」
俺「じゃあ10数えたら追ってこいよ! よーいスタート!! 」
芳佳「いーち、にーい、さーん‥‥ふふっ、なんだか子供の頃に戻ったみたい。」
リーネ「ふふっそうだね。あ、芳佳ちゃんもう10たったよ。」
芳佳「よーし、じゃあいくよリーネちゃん! 」
リーネ「うん! 」
芳佳「よーし‥‥まてぇえええええ!! 」ビューン
939 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/12(火) 08:20:17.77 ID:22Mr4dtu0
俺「お、来たな? 」
芳佳「直線的すぎますよ俺さん! 捕まえました!!」ガガガガ
俺「それはどうかな! 」
芳佳「上! 」
俺「こっちだ! 」
芳佳「くっ! (無理な姿勢に‥‥)」
リーネ「‥‥(ここ!)。」ドォン ガチャ ドォン ガチャ ドォン
俺「おわっ! ‥‥あっぶね、忘れ――」ベチャ ベチャ
940 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/12(火) 08:26:32.47 ID:22Mr4dtu0
芳佳「やったー! リーネちゃんすごーい! 」
リーネ「や、やった! 」
俺「ぐぐぐ‥‥一発目をわざと避けさせたのか‥‥! 」
芳佳「リーネちゃんの得意技ですよ! 」
俺「え、偉そうに‥‥俺はリーネに落とされただけで、宮藤には落とされてないぞ!! 」
芳佳「む、じゃあもう一回やりましょう。今度は私が落とします!! 」
俺「望むところだ! 来い宮藤! 」ブォン
芳佳「こんどこそー! 」ブゥン
俺「リーネもどんどん撃ってきていいぞ! 」
リーネ「わかりました! 」
941 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/12(火) 08:30:24.78 ID:22Mr4dtu0
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基地 隊長室
坂本「相変わらずあいつらは元気だな。」
ミーナ「そうね。俺さんが来てから自主訓練も多くなって嬉しいんじゃないの? 」
坂本「それはそうだが、あまり無茶をされて本番でへばられてもな。」
ミーナ「その辺りは自覚してると思うけど‥‥それよりこの報告。」
坂本「ああ、哨戒中のサーニャがキャッチした音声らしいが‥‥」
ミーナ「『頃合い』ねぇ‥‥そもそもネウロイの巣から聞こえたっていうのも不思議ね。」
坂本「まさかネウロイがしゃべったとでも言うのだろうか。」
943 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/12(火) 08:36:08.91 ID:22Mr4dtu0
ミーナ「どうかしら‥‥それに。」
坂本「『俺』とそっくりの声、か。いったいどういう事だ? 」
ミーナ「昨日俺曹長はずっと基地の中に居たわ。夜に出ていったわけでもない。」
坂本「かと言ってサーニャが勘違いしたとも言い難い。」
ミーナ「うーん‥‥とにかく様子をみるしか無いわね。相手が巣ではこちらから手を出すわけにもいかないわ。」
坂本「だが奴らにとって『頃合い』なんだろう? ‥‥警戒を強めるか。」
ミーナ「そーね‥‥サーニャさんにも伝えておくわ。
海中ネウロイといい‥‥困ったものね。」
坂本「‥‥俺、か。」
944 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/12(火) 08:40:59.55 ID:22Mr4dtu0
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基地近海 海上
芳佳「くぅ‥‥(どうしても紙一重で捕まえられない‥‥!)」ガガガ
リーネ「‥‥さすがに同じ手にはそうそう掛からない‥‥!」ドォン
俺「ほらほらどうした! そろそろ手加減しようか!?
(だんだん近づかれてる‥‥こいつらすごい成長速度だ‥‥)。」
芳佳「‥‥こうなったら‥‥こう! 」
俺「なにぃ! 」
リーネ「あんな無茶な姿勢で‥‥! 」
芳佳「だああぁぁぁ!! 」ガガガガ
俺「ぐあっ!」ベチャベチャ
芳佳「やっ――!? 」
リーネ「芳佳ちゃんあぶない! 」
945 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/12(火) 08:46:02.47 ID:22Mr4dtu0
芳佳「うっ‥‥バランスが‥‥きゃあああああぁあぁ!!」
俺「あんな無茶するから! 」キィィィン
芳佳「!! (墜ちる!)‥‥!?」ガシッ
ザバァァン
リーネ「芳佳ちゃん! 俺さん!!」
ゴポポ...
946 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/12(火) 08:50:56.68 ID:22Mr4dtu0
芳佳「‥‥これは‥‥」
俺「海の中だ。まったくあんな無茶しやがって‥‥」
芳佳「き、綺麗‥‥」
俺「そうだろ? こんなか飛ぶのは気持ちイイんだ。‥‥じゃなくて!
おまえ俺が居なかったら墜落してたんだぞ!? 」
芳佳「す、すみません。」
俺「ったく‥‥まあ、お前のハートは伝わったけどよ。」
芳佳「‥‥! (わ、わたし男の人に抱かれてる!)」
俺「(‥‥リーネほどじゃないけど宮藤もそれなりに‥‥)もう飛べるか? 」
芳佳「え!? あ、はい! 」
俺「よし、じゃあ外出るぞ。」ブォン
ザバアアン
947 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/12(火) 09:00:14.86 ID:22Mr4dtu0
リーネ「! 芳佳ちゃん! 俺さん!!(‥‥あれ、なんだろうこの気持ち。ちょっと苦しい‥‥)」
俺「とべるな? 」
芳佳「は、はい‥‥もう離しても大丈夫です‥‥」
俺「よし。」パッ
芳佳「‥‥ふぅ(ど、ドキドキした‥‥聞こえちゃったかな‥‥)///」
リーネ「二人共大丈夫ですか!? 」
芳佳「ごめんねリーネちゃん、心配かけちゃって。」
リーネ「ううん、無事ならいいんだよ。よかったぁ‥‥芳佳ちゃん顔真っ赤だけど大丈夫? 」
芳佳「あ、うん、大丈夫だよ! 」
俺「いや、ストライカーにも負担かけただろうから一旦戻ったほうがいいな。」
リーネ「そうですね。一旦戻りましょう。」
949 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/12(火) 09:05:12.68 ID:22Mr4dtu0
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基地内 ハンガー
坂本「この‥‥馬鹿者! 」
芳佳「すみませんでした‥‥」
坂本「訓練で無茶してケガしたらどうするんだ! お前は今や立派な戦力なんだぞ! 」
芳佳「‥‥。」
坂本「ともかくこれから先、ストライカーを使った自主訓練は禁止だ! わかったな! 」
芳佳「は、はい‥‥」
シャーリー「空回りって奴だな。」
リーネ「芳佳ちゃん‥‥。」
坂本「おまえらもだぞ! 」
俺「えぇ!? お、俺達も!? 」
坂本「当たり前だ! ‥‥そんなに訓練したいならやってやろう。今から基地のまわり10周だ!!」
俺・芳佳・リーネ「えぇー!? 」
坂本「さっさといかんかぁ! 」
俺・芳佳・リーネ「は、はいぃ!! 」
950 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/12(火) 09:10:52.21 ID:22Mr4dtu0
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後日 夜 海岸
俺「‥‥はぁ‥‥はぁ‥‥。」
リーネ「はぁ‥‥はぁ‥‥俺さんはやいですね‥‥」
俺「それは‥‥はぁ‥‥リーネが頑張るっていうから‥‥」
リーネ「そうですけど‥‥はぁ‥‥とりあえず休憩しませんか‥‥」
俺「いや‥‥もう一回いこうぜ! 」
リーネ「えぇ! も、もう体が動きませんよ‥‥」
俺「なにいってんだ、疲れてる時にやるからいいんだろうが‥‥はぁ‥‥」
リーネ「‥‥じゃあ、もう一回だけ‥‥」
俺「よーし、行くぞリーネ!! 」
リーネ「は、はい! 」
951 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/12(火) 09:16:15.23 ID:22Mr4dtu0
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基地 食堂
ゲルト「‥‥あいつらはまたランニングか。」
エーリカ「そうみたいだねー。お熱いこって。」
ゲルト「宮藤は行かないのか? 」
芳佳「私は今日はお手紙書くので‥‥それじゃおやすみなさい。」
エーリカ「おやすみー。」
ゲルト「おやすみ。‥‥しかし俺とリーネは熱心だな。ハルトマンお前も見習ったらどうなんだ。」
エーリカ「えー? やだよめんどくさい。」
ゲルト「はぁ‥‥ならせめて部屋の掃除でもしたらどうなんだ。
そろそろジークフリート線を超えるんじゃないか、あの調子だと。」
エーリカ「大丈夫大丈夫。‥‥ふぁ~、私も寝よーっと。じゃねー。」
ゲルト「ちゃんとベッドで寝ろよ! ‥‥まったく。」
952 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/12(火) 09:20:33.35 ID:22Mr4dtu0
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海岸
俺「よーし終わり! 」
リーネ「はぁ‥‥はぁ‥‥もうだめ。」
俺「しかし、リーネもすごいな、はじめは全然付いてこれなかったのに。」
リーネ「ひ、必死でしたから‥‥」
俺「俺も必死だったよ、リーネに追いつかれまい! ってね。」
リーネ「あー、もうひどいですよ! 」
俺「ははは、許せ。」
リーネ「もう。‥‥ふふっ。」
俺「‥‥。」
リーネ「‥‥。」
俺「海ってきれいだよな。」
リーネ「え? 」
953 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/12(火) 09:22:34.02 ID:22Mr4dtu0
俺「俺さ、世界中の海を全部飛んでみたいんだ。」
リーネ「‥‥飛ぶ? あの魔法で、ですか。」
俺「そ。知ってるか? 海って場所によって全然違うんだぜ? 」
リーネ「違う? 」
俺「色も。魚も。深さも。皆違うんだ。」
リーネ「‥‥。」
俺「そんな海をこの目で全部見たい。」
リーネ「‥‥素敵な夢ですね。」
954 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/12(火) 09:23:35.67 ID:22Mr4dtu0
俺「リーネは夢ってあるのか? 」
リーネ「私は‥‥お嫁さんに‥‥」
俺「え? ごめん、ちょっと聞き取れなかった。」
リーネ「い、いえ! 特に無い、特に無いっていったんです! 」
俺「そっかぁ、ないのかー。」
リーネ「‥‥まあ、強いて言うならこの星からネウロイを追い出すこと‥‥かな。」
俺「‥‥そうだな、まずはそれをしなくちゃいけないんだもんな。」
リーネ「‥‥がんばりましょうね。」
俺「ああ、がんばろうな。‥‥そろそろ戻ろうか。」
リーネ「‥‥はい。」
956 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 09:26:23.19 ID:FYIaJ+LaO
次でラストだと?乙
最終更新:2013年01月28日 14:18