トビウオⅡ 1

俺「ストライクウィッチーズらしい」 >>503-
作者: トビウオ
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503 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 09:19:39.31 ID:Xae9B88x0
俺(トビウオ)の続編

第501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズ
ここには世にも珍しい男のウィッチ"俺"がいた。

まるで子供のような"俺"は個性的すぎる部隊の中で少しづつではあるが成長していった。

そんなある日"俺"そっくりのネウロイが襲来。

"俺"は小さい頃に拉致、改造されたサイボーグネウロイだった。
さらに"俺"をコピーしたネウロイは"俺"の見た情報を学習し
さまざまなウィッチの特性を持った恐怖のネウロイを生み出していた。

なんとかコピーネウロイを倒したウィッチたち。
だがウィッチたちも甚大な被害を受けた。

シャーリー、ルッキーニ、ミーナ、バルクホルンが重症、
エーリカが軽症、ペリーヌはユニットの故障ととてもじゃないが戦えないレベルになっていた。

こんな状態ではとてもではないが戦えない。
しばらくの間ロマーニャ方面の防衛は504にも手助けしてもらうことになり、501は療養することになった。

そんな折、本部から臨時隊長として"私"が来ることになった。
ミーナ中佐の代行という形らしいが大丈夫なのだろうか。

物語は私が501へやってきたところから始まる。

506 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 09:25:17.35 ID:Xae9B88x0
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対ネウロイ作戦本部 ブリーフィングルーム



私「ストライクウィッチーズ?」

上官「うむ。知っているだろう? ガリア解放戦線、そして先日の"501の悪夢"事件。」

私「もちろんです。"501の悪夢"‥‥ウィッチの能力をコピーするネウロイが出現した、あれですね。」

上官「その"501の悪夢"事件で負傷者が何人も出てな。隊長であるミーナ中佐も重症を負った。」

私「つまり、穴埋めにいけってことですね? 」

上官「坂本少佐もいるのだが、彼女だけでは不安でな。"インクの弾丸"、行ってくれるかね? 」

私「もちろんです。」

上官「それと君にはもうひとつ仕事を頼みたい。」

私「? 」

508 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 09:30:39.71 ID:Xae9B88x0
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第501統合戦闘航空団ロマーニャ方面基地 ブリーフィングルーム

坂本「さて、みんなも知っている通り先日のネウロイ戦で多数の隊員が重症をおった。
   先日から防衛任務を504に委託してるのも知っているな。
   そこで、今回追加招集をかけた。といっても戦闘要員ではない。
   書類仕事は私には荷が重くてな‥‥、さて入ってきてもらおう。どうぞ中佐。」

私「はじめまして、かな? ブリタニア空軍からきた私中佐だ。
  今回ミーナ・ディートリンゲ・ヴィルケ中佐の代打ということでこの隊の隊長をさせてもらう事になった。
  短い間だがよろしく頼むぞ。」

芳佳「(エイラ>私>サーニャ‥‥ぐらいか‥‥)」

坂本「私中佐には先程も言ったように書類仕事を担当してもらうことになる。
   必然的に隊長の役割も兼任してもらうことになるわけだ。皆、上官ということを忘れないようにな。」

「「了解。」」

坂本「それと今日からハルトマン中尉が正式に復帰する。」

エーリカ「いえーい! 完全復活だよー! 」

サーニャ「‥‥よかった。」

芳佳「おかえりなさいハルトマンさん! 」

509 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 09:35:14.88 ID:Xae9B88x0
坂本「私はこの後、私中佐の仕事をバックアップする。
   それに伴い、今日の訓練の指揮はハルトマン中尉に任せたい。」

エーリカ「えぇー‥‥」

坂本「まあ、最初から期待などしていない。俺准尉が引っ張ってくれるだろう。
   ペリーヌ中尉もいるしな。」

俺「フフフ、みっちりやりますよ! 」

ペリーヌ「当然ですわ。」

エイラ「ほんと訓練バカだナ‥‥」

俺「ん? 何か言ったか?‥‥いいましたか? 」

エイラ「なーんでもなーいゾー。」

エーリカ「ちょうどうるさい人が居ないと思ったのにー‥‥」

坂本「たのんだぞ俺准尉。それではミーティングをこれで終了する。」

511 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 09:40:19.94 ID:Xae9B88x0
私「‥‥本当に男のウィッチがいるんだな。」

俺「ん? ああ、珍しいか‥‥ですか。」

私「少なくとも、私には珍しいな。」

芳佳「やっぱり珍しいんだ。」

リーネ「男のウィッチってだけでも珍しいけど、固有魔法ももってるからすごく珍しいんだよ。」

芳佳「すごいんですね俺さん。それにネウロ――」

リーネ「よ、芳佳ちゃん! 」

私「――フ。」

リーネ「え、えーっと、それにしても‥‥教官、お久しぶりです。」

私「? ‥‥ああ! ブリタニアの‥‥」

512 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 09:46:21.24 ID:Xae9B88x0
リーネ「はい、リネット・ビショップです。」

私「ハハハ、久しぶりだな。射撃の腕は鈍ってないか? 」

リーネ「はい、おかげさまで。」

芳佳「知り合いなの? リーネちゃん。」

リーネ「訓練生時代にお世話になったことがあるの。」

俺「えーっと、リーネはブリタニアの養成学校出てすぐこっちに来たんだっけか?」

リーネ「そうです。」

私「まあ少しの間しかお世話してないがな。さて、私は行くよ。書類が呼んでいるらしいからね。」

リーネ「はい。頑張ってくださいね。」

私「おまえらも訓練がんばれよ。じゃ。」

芳佳「‥‥優しそうな人だね。」

リーネ「うん。‥‥そういえば怒ったところ見たこと無いかも。」

俺「さてさて俺らは訓練行きますか! 」

エイラ「じゃあ私たちは寝るゾー。」

サーニャ「‥‥。」コクリ

514 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 09:50:54.00 ID:Xae9B88x0
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基地 隊長室

私「ここが隊長室‥‥なんだあの書類の山は。窓が見えないぞ。」

坂本「‥‥面目ない。」

私「ふぅ‥‥どれだけかかることやら‥‥」

坂本「なるべく手伝います。」

私「ああ、武装のことなどはまだ私も把握していないからな。
  そこらへんの"この基地ならでは"の部分を教えて欲しい。」

坂本「了解しました。」

私「‥‥坂本少佐。私の異名。聞いたことあるか? 」

坂本「はあ、確か‥‥インクの‥‥」

私「フフ、"インクの弾丸"の実力、見せてやろう。」

515 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 09:55:26.70 ID:Xae9B88x0
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基地 滑走路

俺「よーし、これで最後の一本だ! 声出していけー!! 」

芳佳・リーネ「おー! 」

エーリカ「相変わらずだねーこの三人は。」

ペリーヌ「ええ、進んで訓練する姿勢は立派ですけど、いかんせんうるさく――」

俺「声がでてないぞー!! 」

ペリーヌ「おー!!‥‥ずーっとこの調子ですわ。」

エーリカ「もっと気楽にすればいいのにねー‥‥
     っていっても、わたしも久々に体が動かせるから張り切ってるんだよねー! 」ダッ

俺「あ! こら隊列を乱すな!! 」

エーリカ「へっへーん。おっさきー! 」

俺「‥‥よーし買ったぞその勝負。最後の一本はダッシュだ! まてぇ!ハルトマーン!! 」

リーネ「あぁ、ちょっと俺さーん! 」

芳佳「はぁ‥‥はぁ‥‥はやい‥‥」

ペリーヌ「いったいどこからあんな元気が湧いてるんですの‥‥はぁ‥‥」

516 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 10:00:23.37 ID:Xae9B88x0
エーリカ「へっへー、いっちばーん! 」

俺「はぁ‥‥はぁ‥‥くそっ! もう、もう一回だ! 」

エーリカ「疲れたからやだもーん。」

俺「くぅぅくやしいぃぃぃ! なら次は‥‥」

エーリカ「あー私いまからユニットのメンテなんだよねー。」

俺「くっ‥‥なら明日だ明日!! 明日こそ絶対勝ってやるからなぁ!!」

エーリカ「がんばってねー♪」

芳佳「はぁ‥‥やっと、追いつき、ました‥‥」

リーネ「二人共、はやい‥‥はぁ‥‥」

ペリーヌ「まったく、ですわ‥‥はぁ‥‥」

俺「ええい次は筋トレだ! いくぞおまえら! 」

芳佳「坂本さんよりよっぽどスパルタだよー‥‥」

リーネ「が、がんばろう芳佳ちゃん。」

518 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 10:05:18.91 ID:Xae9B88x0
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基地 食堂

俺「おかわり!! 」

リーネ「はい、今持って行きます。」

芳佳「まだまだありますから。どんどん食べてくださいね。」

私「ふーむ。扶桑の料理を久しぶりに食べたが、やはり上手いな。」

芳佳「ありがとうございます! 」

私「だが、この腐った豆。これだけはダメだ。」

芳佳「ううぅ‥‥おいしいのに。」

エーリカ「午後はお見舞い? 」

ペリーヌ「ええ、そうですわ。そのあとは飛行訓練、アフタヌーンティー、自己訓練ですわ。」

リーネ「今日のアフタヌーンティーは豪華ですよ。簡単なパーティーです。」

エーリカ「お、まじ? たのしみ~! 」

519 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 10:10:31.59 ID:Xae9B88x0
私「フフフ、あの"黒い悪魔"も地上ではこんな顔なんだな。」

エーリカ「そりゃそうだよ。いっつもあんな感じだったら疲れちゃうじゃん。」

坂本「こら中尉。上官だぞ。」

エーリカ「はーい、ごめんなさい。」

私「いいのだよ、坂本少佐。一番楽な呼び方で。」

坂本「しかし‥‥」

私「もともとそういう部隊だったのではないかね? わたしはそう聞いたのだが。」

坂本「‥‥お恥ずかしい限り。」

私「ハッハッハ、恥じることはない。ミーナ中佐の方針なのだろう。それなら私も受け継ぐまでだ。」

エーリカ「はぁ~、やさしい隊長が入ってきてよかったー。頭固い人が入ってきたらどうしようかと思ってたよ。」

リーネ「優しい人ですよね。」

520 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 10:15:58.59 ID:Xae9B88x0
私「フフ、自慢ではないが、あまり怒ることはないな。最後に怒ったのはいつだったかな‥‥」

坂本「あまり怒らないのもどうかと思いますが‥‥」

私「私が怒らなくても誰かが怒ってくれるしな。」

俺「ここにも坂本さんがいるしな。」

坂本「どういう意味だ俺。」

俺「え! しっかり敬語使ってるじゃないですか! 」

リーネ「俺さん、そういう意味じゃ‥‥」

ペリーヌ「そうですわ! 坂本少佐はすごくお優しい御方ですわ! 」

エーリカ「さすがにそれは言い過ぎ――」

坂本「なんだ? 」

エーリカ「あ、あははのはー‥‥」

521 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 10:20:05.49 ID:Xae9B88x0
エイラ「おはヨー。」

サーニャ「おはよーです。」

芳佳「おはようございます! 」

リーネ「おはようございます。」

俺「おうおはよう! 」

エイラ「あー扶桑料理カ。寝起きにはいいかもナ。」

サーニャ「わたし、芳佳ちゃんの扶桑料理好き。」

芳佳「えへへ、がんばって作りましたよ。」

俺「そういえば、芳佳は扶桑以外の料理は作れるのか? 」

芳佳「うーん難しいですね。他の人のお手伝いぐらいなら‥‥」

俺「やっぱ料理って難しいんだなー。俺はやりたくねえや。」

芳佳「俺さん、今度やってみましょうよ! 意外と楽しいですよ? 」

俺「料理ってなにやってっかわかんないんだよねー。
  なんか素材があっという間に料理になってるんだもん。なんつーか新しい魔法なんじゃねーの?って感じ。」

522 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 10:25:36.15 ID:Xae9B88x0
私「料理は魔法とはよく言ったものだな。」

サーニャ「でも確かにそうだよね。」

リーネ「うん。わたしももっとうまくなりたいなー。」

俺「うん? リーネは十分料理できるとおもうんだが。」

リーネ「え、そ、そうかな。」

芳佳「リーネちゃんは上手だと思うよ? 」

リーネ「あ、ありがとう芳佳ちゃん。」

坂本「さて、そろそろ午後のスケジュールに入ろうか。」

エイラ「エー! まだ私たち食べ終わってないゾー?」

坂本「私と中佐は仕事の続きだ。エイラとサーニャはあとでみんなと行けばいいだろう。」

523 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 10:30:55.29 ID:Xae9B88x0
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基地 病室

ルッキーニ「やほーよしかー! 」

シャーリー「おーもうそんな時間か。」

ゲルト「おまえら‥‥いいかげん静かにできないのか。」

ミーナ「私たちしかいないしいいじゃない。皆、今日もご苦労様。」

芳佳「みんな元気そうで何よりです。」

ルッキーニ「ねーよしかー、魔法でなんとかしてよー。はやく外で遊びたいよー。」

芳佳「そうは言っても‥‥医療課の皆さんの仕事だし、
   そもそも完全には治らないから‥‥」

ルッキーニ「うーあそびたいあそびたいあそびたいー!! 」

サーニャ「ルッキーニちゃん。そんな包帯ついた足振り回すと危ないよ。」

エイラ「元気なのか元気じゃないのかわからないナ。」

俺「ま、この調子ならすぐにでも復帰できそうだな。早く元気になってまたむしとりしような。」ワシワシ

ルッキーニ「えへへー、うん!」

524 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 10:35:39.89 ID:Xae9B88x0
ミーナ「ところで、新隊長の方はどうかしら。」

芳佳「すごく優しい人でしたよ。キレイですし。」

ルッキーニ「おっぱいは!? 」

芳佳「え! えーっと、普通、かな‥‥」

ルッキーニ「なんだー‥‥シャーリーとはいかなくてもリーネぐらいあればいいのに。」

リーネ「ル、ルッキーニちゃん‥‥///」

シャーリー「ハハハ、そう簡単にはまけないぞ! 」

ゲルト「‥‥下品なやつめ。」

シャーリー「なんだと? 」

ミーナ「まあまあ。仕事ぶりは‥‥あとで美緒が来たときに聞きましょうか。」

ゲルト「たしか新隊長はブリタニアの人間といったな。」

リーネ「はい。私も訓練生時代にお世話になりました。」

ゲルト「ほう。教官経験者か、たのもしいな。」

525 トビウオ[sage] 投稿日:2010/10/25(月) 10:40:38.10 ID:Xae9B88x0
ペリーヌ「とはいうものの、あの方にいい指導が出来ていたとはあまりいえないかもしれませんが。」

ゲルト「そうなのか? 」

リーネ「うーん、怒ってるところを見たことないので、そう取られてもおかしくないかもしれないです。」

ゲルト「そうか。まあ我が部隊には坂本少佐がいるしな。
    そうでなくても俺が来てから部隊の自己鍛錬に対する意識が変わってきているしな。」

俺「もっと褒めて良いっすよ! 」

ゲルト「調子にのるな! 」

ルッキーニ「むー‥‥もっと遊びたいのにー。」

エーリカ「やりにくいったらありゃしない。」

ゲルト「おまえら‥‥もっと軍人としての――」

ミーナ「はいはい、そこまで。そろそろ午後の訓練じゃなくて? 」

俺「あ、ほんとだ。」

芳佳「それじゃあみなさん、私たちは行きますね。」

エイラ「はやく治せヨー。」

ルッキーニ「ばいばーい! 」




最終更新:2013年01月28日 14:19