トビウオⅢ 5
247 トビウオ[sage] 投稿日:2010/11/07(日) 15:00:22.30 ID:pAQRiW5E0
リーネ「――あなたの願いは聞き取れません。」
俺「――リーネ‥‥な、んで‥‥」
芳佳「‥‥はずれた‥‥いや、わざと? 」
ミーナ「なぜ‥‥なぜ外したの、リーネさん。」
俺「ふハハハはははっハハはは! 最後のチャンスだったノニなぁ‥‥ったク、おとナシく眠っテおケ!」
リーネ「まだ、俺さんは生きてることはわかりました。だから‥‥私は助けるだけです! 」
ミーナ「‥‥全機、ネウロイの迎撃に――」
芳佳「だめです!! 」
ミーナ「‥‥そうも言ってられないのよ。わかるでしょう? 」
芳佳「わかります。わかりますけど‥‥」
ミーナ「なら、どいてちょうだい。」
芳佳「――どきません。通りたいなら私を落としてください。」
248 トビウオ[sage] 投稿日:2010/11/07(日) 15:05:14.62 ID:pAQRiW5E0
シャーリー「宮藤‥‥」
ミーナ「宮藤さん、あなたは自分が何をしているのか分かっているの? 」
芳佳「もちろんです。」
ミーナ「ならどうしてそんなことをするの? 」
芳佳「‥‥私たちは12人でストライクウィッチーズです。俺さんだって立派な私たちの仲間です!!」
ミーナ「でももうネウロイなのよ? 人類の敵なのよ。」
芳佳「だから、リーネちゃんが助けるんです! ネウロイの魔の手から俺さんを助けてくれるはずです!!」
ミーナ「でも――」
坂本「おまえは、リーネを信じるんだな。」
芳佳「‥‥リーネちゃんだけじゃありません。俺さんも戻ってきてくれると信じてます! 」
坂本「‥‥。」
芳佳「‥‥。」
坂本「‥‥いい目をするようになったな。いいだろう、私も信じよう。」
ミーナ「美緒! 」
250 トビウオ[sage] 投稿日:2010/11/07(日) 15:10:04.52 ID:pAQRiW5E0
ここらへんからOver-skyを流すと○
エーリカ「わたしも信じるよ。リーネも、ミヤフジも、俺も。」
ミーナ「フラウまで‥‥」
ルッキーニ「私も信じるよ! リーネならできる! 」
サーニャ「わたしも、信じてる。あのふたりなら、きっと。」
エイラ「わたしも信じるゾ。あいつらなら必ずできるサ。」
ペリーヌ「わたくしも‥‥今回はリーネさんたちを信じますわ。」
ミーナ「みんな‥‥。」
ゲルト「あきらめろミーナ。どうやら今あいつらを信じられないのはおまえだけのようだ。」
シャーリー「そうらしいな。大丈夫、あいつらならハッピーエンドを持ってきてくれるさ。」
ミーナ「‥‥リーネさんが落とされそうになったら容赦なく迎撃します。よろしいですね。」
芳佳「はい! 」
251 トビウオ[sage] 投稿日:2010/11/07(日) 15:15:06.91 ID:pAQRiW5E0
俺「サて‥‥死ぬ準備ハでキタか?」
リーネ「できてません。わたしは死ぬつもりなんてありませんから。」
俺「ハはハ、ならバ、死ぬ覚悟もなク無様に死ンデいけ! 」
リーネ「俺さん、必ず、助けます!! 」
ギュン
リーネ「はやい‥‥! 」
俺「死ネ! 」ピシュン ピシュン
リーネ「だめ‥‥逃げることしかできない‥‥」
俺「どうセ俺を倒すこトナンてでキナイんダから素直に落ちてロヨ!!」
リーネ「‥‥でも、俺さんの機動なら読める‥‥! 」
俺「クそっ‥‥読マレてルのか? だが、ソレガなンだ。イつまデも逃げ続けテルだけジゃあ勝てネエぞ!」
ギュオン
リーネ「‥‥意識を取り戻させるには‥‥」
252 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/07(日) 15:19:01.27 ID:Dk0SwyvQ0
意識を取り戻す・・・と言えば定番のアレですね
253 トビウオ[sage] 投稿日:2010/11/07(日) 15:20:29.39 ID:pAQRiW5E0
ルッキーニ「リーネ、いつのまに未来予知なんて覚えたの? 」
エイラ「あれは魔法なんかじゃなイ。‥‥あいつの動キ、俺の機動とよく似てル。
いつも一緒に訓練してるからわかるんだろウ。」
芳佳「だとしてもすごい‥‥あんな数のビームを‥‥」
シャーリー「魔法‥‥かもな。」
サーニャ「うん。‥‥素敵な魔法。」
リーネ「‥‥一か八か! 」グン
俺「逃がスかァ!! 」
リーネ「食いついた!」ブワァ
坂本「あの動き、あの時と同じ! 」
エーリカ「捻り込みで釣って、急上昇でヨーヨーの形をとって背後を取る、か。でも‥‥」
俺「甘エよ!! 」
リーネ「――!! 」
俺「‥‥らァ!」ボウン
254 トビウオ[sage] 投稿日:2010/11/07(日) 15:25:13.79 ID:pAQRiW5E0
エーリカ「やっぱり変則ロールからの急減速か‥‥」
リーネ「‥‥!」ブォン
俺「ちっ‥‥距離ヲ取っタか。‥‥ん?」
ゲルト「あの速度で‥‥おい、突っ込む気か!?」
リーネ「できる‥‥わたしなら‥‥皆、力を貸して!!」
俺「自爆覚悟かヨ‥‥うチおとシてヤルぜ!」ピシュピシュ
ビシュン
リーネ「銃なんていらない!」ポイッ
ドガァン!
リーネ「決めたから‥‥約束したから! 絶対守るから!!」
ピシュピシュ
リーネ「‥‥逃げない! このまま、まっすぐ!!」
俺「くっ‥‥!」
ガシッ
255 トビウオ[sage] 投稿日:2010/11/07(日) 15:30:24.90 ID:pAQRiW5E0
芳佳「届いた! 」
ゲルト「なんて危険な‥‥」
リーネ「俺さん! 思い出してください! 私です! 」
俺「こノ‥‥離せ! くソっ!! 」
リーネ「離しません! 戻ってきてください‥‥! 私の好きだった俺さんに戻って‥‥!」
俺「ぐ‥‥クソ、頭ガ‥‥! うガアアああアァァああア!! 」ブン
リーネ「きゃあ! 」
俺「ふざケヤガって!! 殺してヤル! 殺シテヤる!! 最大出力で焼き払っテヤル!!」キュイイイイイイイン
リーネ「俺さん! 思い出して‥‥思い出してください‥‥わたしを‥‥わたしとの思い出を!」
256 トビウオ[sage] 投稿日:2010/11/07(日) 15:35:22.60 ID:pAQRiW5E0
シャーリー「おいおい、いくらなんでもやばいんじゃないかあれ‥‥!」
ゲルト「とんでもない魔力だぞ‥‥!」
芳佳「‥‥リーネちゃん‥‥! 」
俺「!? グあ、きさ、マ、まだ‥‥‥‥リ、リーネ‥‥」
リーネ「え‥‥俺さん意識が!? 」
俺「‥‥ごめん、な。」
リーネ「――!!」
カッ!
ドゴォォォン!!
リーネ「俺さぁあああん!!」
芳佳「自分のビームで、自分のコアを吹き飛ばした‥‥!!」
坂本「なんという‥‥精神力だ‥‥」
258 トビウオ[sage] 投稿日:2010/11/07(日) 15:40:23.49 ID:pAQRiW5E0
俺「‥‥。」ヒュルルル...
リーネ「! 」ブゥン
ガシッ
リーネ「俺さん! しっかりしてください!! 」
俺「‥‥。」
リーネ「芳佳ちゃん!! 魔法を!! 」
芳佳「あ、う、うん! じゃあ一旦降りよう! 」
ポゥ...
リーネ「俺さん‥‥お願い、起きて‥‥! 」
芳佳「‥‥ケガは結構治ったのに‥‥」
259 トビウオ[sage] 投稿日:2010/11/07(日) 15:45:45.01 ID:pAQRiW5E0
俺「‥‥。」
リーネ「俺さん‥‥俺さん‥‥お願い‥‥あなたがいなくなったら私は‥‥!
まだ私伝えてないのに‥‥この気持ちを伝えてないのに‥‥私、わたし‥‥!! 」ポロポロ
芳佳「‥‥私じゃ‥‥私じゃ助けられないの? 」
リーネ「うわぁぁあん、俺さん、俺さぁぁん‥‥! 好きってまだ‥‥
だから、だから起きて‥‥お願い‥‥! 」ポロポロ
芳佳「‥‥? リーネちゃんの涙が落ちない‥‥? 」
俺「‥‥リー‥‥ネ。泣くな‥‥」
リーネ「! 」
芳佳「意識が‥‥! 」
俺「言ったろ‥‥塩水を飲むのは‥‥もういやだって‥‥」
260 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/07(日) 15:54:15.32 ID:cuo10H3U0
おい、誰か壁の代わりになるものをくれ
叩き足りない
262 トビウオ[sage] 投稿日:2010/11/07(日) 16:00:16.77 ID:pAQRiW5E0
リーネ「‥‥! うわああああぁぁぁああああん!!! よかった、よかったああああ!! 」
芳佳「よかった‥‥ほんとうに‥‥! 」
俺「まだ‥‥俺も言ってないことが‥‥あったから‥‥な。
リーネ、好きだ。大好きだ‥‥この世で一番‥‥お前が‥‥」
リーネ「はい‥‥はい‥‥! 」
俺「おまえは‥‥どうだ‥‥?」
リーネ「わたしも‥‥わたしも、世界で一番、大好きです‥‥! 」
シャーリー「やーっと告白かー! 」
エーリカ「今更って感じだけどねー。」
ペリーヌ「まったくですわね。」
エイラ「もうずっと前から両思いだったしナー。」
サーニャ「ふたりとも、おめでとう。」
ルッキーニ「おめでとー! 」
ゲルト「祝福しよう。」
ミーナ「‥‥よかったわねリーネさん。」
263 トビウオ[sage] 投稿日:2010/11/07(日) 16:03:03.60 ID:pAQRiW5E0
坂本「おいおまえたち、祝福するのもいいが俺は虫の息だぞ。」
芳佳「一応体の方は回復してるはずなんですけど‥‥」
坂本「あれだけ大きかったコアを破壊したんだ。魔法力がなくなって調子が悪くなってるんだろう。
はやく戻って、休ませてやろう。」
リーネ「俺さん、大丈夫ですか? 」
俺「ああ‥‥ただ、眠いな、ハハ。」
リーネ「ふふっ、早く帰りましょうね。」
こうして今回の事件は終わった。
盛大に頭をふっ飛ばした俺だったけど、芳佳の回復魔法とネウロイとしての再生能力でなんとか生きてる。
あれだけ豪快にやったのに、まだコアが生きてるなんて信じたくないんだけどな。
あれから結構たったけどコアの肥大化は起きてないし、ネウロイの力も制御できるようになったりした。
ま、あんな力は早々使いたくないけど。
264 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/07(日) 16:04:21.07 ID:8AzpUjqF0
なんというタフガイ
265 トビウオ[sage] 投稿日:2010/11/07(日) 16:06:08.23 ID:pAQRiW5E0
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後日 夜 海岸
俺「はぁ‥‥衰えたなあ、この程度で疲れるとは‥‥」
リーネ「仕方ないですよ、あんな大怪我したんですから。」
俺「ま、そうだな。コレばっかりはネウロイでよかった、かな? 」
リーネ「フフ、そうですね。」
俺「‥‥こうして立っていられるのもリーネのおかげだ。ありがとうな。」
リーネ「当然のことをしたまでですよ。」
266 トビウオ[sage] 投稿日:2010/11/07(日) 16:09:03.81 ID:pAQRiW5E0
俺「そういえば‥‥さ。」
リーネ「? なんですか? 」
俺「リーネの夢って"お嫁さんになること"‥‥なんだってな。」
リーネ「‥‥は、はい。そうですけど‥‥///」
俺「あのさ‥‥‥‥その夢、叶える気は‥‥無いか?」
リーネ「え‥‥? 」
俺「だ、だから、その‥‥お嫁さんにしてやるって、事、なんだけど‥‥ 」
リーネ「――っ! 」
俺「ご、ごめん! 変なこと言って――」
リーネ「俺さん、大好きです! 」ダキッ
きみとならできること。
ひとりではだめなこと。
これは二人のウィッチの物語。
-トビウオ-
おわり
267 トビウオ
おまけ[sage] 投稿日:2010/11/07(日) 16:12:27.95 ID:pAQRiW5E0
???「へぇ、お前も結構大変な人生送ってるんだな。」
俺「まあなー。一回死んでる身も同然だし、こうしてまだウィッチやってられるのが不思議ってもんですよ。」
???「まったくだな。おまえとリネット中佐にそんなつながりがあったのもびっくりしたよ。」
俺「へへへ、自慢の妻ですよ。」
???「まだ、結婚してないだろうが。」
俺「そうですけどー、退役したらすぐにでも結婚しますしー。」
???「それまでに逃げられないといいな。」
俺「ぐ。絶対誰にも渡しませんからね! 」
???「だといいな。」
俺「そういう隊長はどうなんですか? 501にもいたことあるんですよね。」
???「俺の話か? つまらんぞ。」
俺「それは俺が決めることですよ。」
???「フッ、そうだな。じゃあ何から話そうか‥‥501にいた頃か、それともスオムスにいた頃か‥‥
俺が"流星"と呼ばれるようになった頃か‥‥」
つづく?
268 トビウオ あとがき[] 投稿日:2010/11/07(日) 16:16:09.99 ID:pAQRiW5E0
これにてトビウオの話はおしまいです。
つい調子にのって3作も続けてしまいましたが、これでおしまいです。
これからのSSに出てくることもあるかもしれませんが、「俺」として出てくるのはこれで最後だと思います。
長時間、長期間になってしまいましたが、ここまで全部読んでくださった方、本当にありがとうございました。
269 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/07(日) 16:17:43.07 ID:4o9F9gcc0
おつかれ!
毎回楽しんで読ませてもらったよ、リーネちゃんかわいいな
なんか終わるのがさびしいが・・・
270 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/07(日) 16:17:58.27 ID:KewFzSZl0
おつ
271 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/07(日) 16:18:15.52 ID:Dk0SwyvQ0
乙乙
273 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/07(日) 16:26:51.08 ID:HmK/4RIA0
乙
楽しかったよ。次回作も待ってる
空いてますね
274 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/07(日) 16:28:00.10 ID:n+h2mEI4O
乙
最終更新:2013年01月28日 14:22