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悪運な俺 sage New! 2010/10/20(水) 11:44:57.86 ID:knhbOUpI0
朝 食堂
バルクホルン「朝食はまだ出来てないぞ俺」
俺「今日はトゥルーデが飯の当番だって聞いてたからね」
バルクホルン「ハルトマンもなんだがアイツは朝が弱い上に作る飯が不評でな」
俺「そうだっけ?食べたことないから解らんなぁ」
バルクホルン「前の部隊でも作らせなかったからな」
俺「ソーデスカ…手伝うよトゥルーデ」
バルクホルン「そうか?ならジャガイモの皮むきを頼む」
朝早く一人で厨房と格闘しているバルクホルンの隣で俺はそこそこの手際で料理を作っていく
坂本「おはよう、今日は俺も料理か?」
俺「俺は目が覚めたので手伝いですよ」
宮藤「おはようございます~、俺さんもお料理するんですか?」
俺「さすがに宮藤よりも旨い物って訳には行かないけどそこそこにね」
朝の訓練をしていた二人が入ってきたのを合図に、501メンバーが続々と食堂に入って席に座っていく
坂本「今日の朝食はパンにスクランブルエッグ、ポテトサラダに野菜スープか」
930 悪運な俺 sage New! 2010/10/20(水) 11:46:47.48 ID:knhbOUpI0
俺「スクランブルエッグは俺製作です!」
バルクホルン「卵を落として焼いてただけで自慢げに言うな」
宮藤「私もこれ作ったことありますけど結構難しかったですよ?このふわふわ感が…」
俺「そうだろう、そうだろう」
バルクホルン「宮藤、こいつを調子付かせると付け上がるだけだ 早く食べよう」
俺「そんなぁ~…」
坂本「はっはっは、ただ美味しそうなのは本当だ、さめないうちに頂こう」
シャーリー「そうだなってこらルッキーニ、まだ食べるのは早いって」
ルッキーニ「うじゅ~、ふわふわ~」
宮藤「このふわふわ感…この感触は…ッハ!」
931 悪運な俺 sage New! 2010/10/20(水) 11:48:25.70 ID:knhbOUpI0
バルクホルン「それじゃあ食べよう」
ウウウウウウ~~~~ウ ウウウウウウウウウ~~~~ウ
ミーナ「敵襲!?」
坂本「む、全員ハンガーへ 出撃準備」
一同「了解!」
俺「そ、そんな…せっかく作ったのに…」
宮藤「せめて、せめてふわふわの感触を一口でも」
バルクホルン「何をやっている二人とも、行くぞ!」
リョウリガー… フワフワガー…
932 悪運な俺 sage New! 2010/10/20(水) 11:50:59.20 ID:knhbOUpI0
ミーナ<みんな聞こえる?敵ネウロイは大型のネウロイ1機とその周辺に中型のネウロイが数機、サーニャさんが戦闘中です>
坂本「サーニャだけでは対処出来ないという事か、厄介になりそうだ」
ミーナ<そうね、中型機の規模が多いので一人では困難です、、バルクホルン大尉 ハルトマン中尉、クロステルマン中尉で前衛を
坂本少佐 イェーガー大尉 俺中尉 ルッキーニさんで中衛にて前衛の援護を
宮藤さん リーネさんは後衛でサーニャさんの撤退援護と陽動に備えます
エイラさんは基地待機、サーニャさんの受け入れ準備をお願いします>
バルクホルン「了解 出るぞ!」
バルクホルンが出るのを合図に次々とウィッチ達が飛び上がる
俺「基地内ウィッチをほぼ総動員とは豪勢だねぇ」
シャーリー「それだけ厄介だってことだろ、実戦での実力期待してるよ俺」
俺「プレッシャーには弱いんだよなぁ 期待を膨らませない程度に持っててくれよ」
ペリーヌ<殿方にしてはずいぶん弱気な発言ですわね 大丈夫なのかしら>
ルッキーニ「お~れ~、がんばれ~」
坂本「実戦経験は積んでるんだ、気楽にやれば良い」
バルクホルン<前衛部隊交戦を開始する>
後方にずん胴な体に羽の付いた巨大ネウロイを取り巻くように展開している中型ネウロイは前衛部隊が攻撃体制を取ったと同時に分裂した
933 悪運な俺 sage New! 2010/10/20(水) 11:53:51.38 ID:knhbOUpI0
エーリカ<分裂したー…めんどくさそー>
坂本「中衛部隊散開!前衛の横にいる敵を頂くぞ」
シャーリー「了解、んじゃがんばろーぜ俺」
俺「あいよ、俺中尉交戦!」
前衛の後ろから横を守るために中衛は広がり、多くの数に増えたネウロイの
敵陣を槍の矛のような陣形で切り崩しながら大型ネウロイに向かう
バルクホルン<少佐、コアは見つかったか?>
坂本<待てもう少し…>
俺「うお、あぶねぇ!?」バシューン
ルッキーニ「俺とろ~い」ヒョイヒョイ
俺「ったく低速な状態で進みながらってなるとちょっと不利だなぁ」ダダダダダ
坂本<見えた!大型ネウロイの背中の尾ひれにコアがある>
シャーリー<流石にこの陣形で背後まで突撃しても囲まれるぞ>
空を黒で多いそうな数の分裂した小型ネウロイが大型ネウロイの周辺で積極的に攻撃せずに手招きしているように静止している
バルクホルン<近づけば蜂の巣、低空から飛んでも上空から飛んでも同じか…横から迂回するのも手だが>
ミーナ<それは危険です、そのネウロイはウィッチが来てから減速したみたいで正面を開けたら加速して止められない可能性があります>
934 悪運な俺 sage New! 2010/10/20(水) 11:55:28.24 ID:knhbOUpI0
坂本「さながら壁だな…どうするか」
俺<アーアーテステス、中佐、俺にやらせて下さい>
ミーナ<…>
坂本<どうしたミーナ?>
ミーナ<いえ、なんでもありませんが…>
バルクホルン<行かせてやってくれミーナ>
ミーナ<…了解、今度こそ無事で>
俺<了解、バルクホルン大尉感謝します これが終わったら一杯奢りますよ>
バルクホルン<な、貴様また性懲りも無く>
935 悪運な俺 sage New! 2010/10/20(水) 11:56:57.54 ID:knhbOUpI0
俺<大丈夫ですって、これが俺のジンクスって奴ですからねぇ>
バルクホルン(貴様って奴は代わらないな…不安にさせるか安心させるかどっちかにしろ)
俺「それじゃあ行ってきますか、ウンヴァーハイト!」
俺が叫ぶと同時に、俺の姿が消えて無くなった
シャーリー<お、おいどうしたんだ、俺が消えたぞ?>
ミーナ<彼の固有魔法よ、姿を消して行動出来るらしいの>
俺<きこえますかー?低空を飛んで回りますので低空への攻撃は控えてもらうと助かるな 流れ弾はごめんだw>
坂本<了解した、全機正面へ攻撃 敵の注意を引き付けるぞ>
一同<了解!>
936 悪運な俺 sage New! 2010/10/20(水) 11:58:08.62 ID:knhbOUpI0
俺(さてと…背後に回ったは良いが尾ひれが3つもある件について)
姿を消して単機で無数の小型ネウロイの包囲網を気づかれずにやり過ごし大型ネウロイの背後に到達した俺は
コアのある尾ひれがどれだか迷っていた
俺<少佐ー尾ひれが3つもあるんですが…>
坂本<ここからだと良く見えんが中心にあるのがそうだ>
俺(縦に3つだから中心って真ん中かぁ?)
俺「とりあえず一発、魔道出力上昇 気づくなよ」
一発銃弾を打ち込んでみるが硬い巨大なネウロイの装甲に弾かれる
俺(デスヨネー…武器選択ミスったなぁ。魔力残量確認…OK、ちょっと荒っぽく行くか!)
俺「魔力解放、出力リミッター解除、ウンヴァーハイト!」
937 悪運な俺 sage New! 2010/10/20(水) 11:59:31.03 ID:knhbOUpI0
巨大ネウロイ後方で後衛の宮藤、リーネにも視認が出来るほどに赤いレーザーの光が無数に光ってるのが見えた
バルクホルン(…っは!?)
坂本<まさかバレたのか!?>
シャーリー<嘘だろ・・・?>
バルクホルン<返事をしろ俺!何があった報告しろ!>
あわただしい無線に返事は来ずに第2、第3のレーザーの照射が容赦なく光る
<…>
バルクホルン<俺?返事をしろ俺!一杯奢るんだろう!また約束を貴様は破って…>
慌しい無線を送る中大型ネウロイは白い塵になりその形を崩す
ミーナ<大型ネウロイ消失、共に小型ネウロイも消失>
俺<流石にそんな三流なフラグを踏んでも俺は撃墜されないって、トゥルーデ>
塵の中でシールドを張りつつ、俺は空中で静止している
俺<大型ネウロイ撃墜完了、任務終了の為帰等します>
938 悪運な俺 sage New! 2010/10/20(水) 12:00:53.01 ID:knhbOUpI0
事務室
俺「俺中尉、帰等しました!」
ミーナ「お帰り、あなたの撃墜ね これで何機目になるのかしら」
俺「たしかこれで32機になります」
坂本「実戦経験があるのにちょっと少ない気もするが、ネウロイを闇討ちする度胸はほめてやろう!」
俺「あ、ありがたいです…」
ミーナ「今日の所はもう休んで良いわ、美緒もそれでいいわよね?」
坂本「ああ、一番に戦ったんだ今日は訓練は無しだ ゆっくり休め」
俺「了解!では失礼します」キィイイ…バタン
940 悪運な俺 sage New! 2010/10/20(水) 12:02:41.86 ID:knhbOUpI0
坂本「本当に奴の撃墜数は32か?」
ミーナ「どうなんでしょうね、初実戦がパ・ド・カレーの『ダイナモ作戦』 そこで数機落とした後行方不明
たぶん被撃墜されたんでしょうけどそこからの記録は当時カールスラント軍自体混乱してて消失してるのよ」
坂本「本人に聞くのも手なんじゃないか?」
ミーナ「そうなんでしょうけど…聞きにくいわね、個人的な過去でもあるでしょうし」
坂本「ふむ、ただ戦力としては使えるが…」
ミーナ「何か彼に問題でも?」
坂本「体力が足りんな、明日からビシビシ鍛えねばな!はっはっは!」
ミーナ「フフ…美緒ったら、加減はしてね?」
941 悪運な俺 sage New! 2010/10/20(水) 12:05:13.08 ID:knhbOUpI0
昼過ぎのガレージ
俺「はぁ…朝飯がブランチに変わるなんてちょっと憂鬱だ」カチャカチャ
シャーリー「何辛気臭い顔で整備してるんだ?今日のヒーローだろ!」
俺「だまし討ちがヒーローってのもなぁw」
シャーリー「撃墜すれば良いんだよ、で、どうやったんだ?」
俺「何が?」
シャーリー「どうやって倒したんだって聞いてるんだよ」
俺「ああ~…」
エーリカ「私も聞きたいナー」
シャーリー「お~ハルトマンも聞きたいかw」
俺「う~ん…」
シャーリー「もったいぶらずに言っちゃえよ!」
エーリカ「そ~だよ、言えば楽になることってあるんだよ~」
俺「俺は犯罪者か! あんまり大きな声で言えたもんじゃないが…ネウロイに嘘を付いたのさ」
エーリカ「嘘?」
943 悪運な俺 sage New! 2010/10/20(水) 12:07:14.75 ID:knhbOUpI0
俺「ああ、俺が大型ネウロイの背後にいるって嘘を小型ネウロイに見せたんだ」
シャーリー「
デコイのような固有魔法か?けど俺の固有魔法ってステルスじゃ」
俺「いや基本な使い方はステルスだけどちょっと違う、ウンヴァーハイトは『虚偽』、真実を別の物にするんだ」
エーリカ「じゃあ姿を消すのは俺がそこにいるのを居ないって嘘を皆に付いてるんだ」
俺「そうなるね、あんまり褒められた能力でもないから言い難いのさ」
ルッキーニ「じゃあ俺は嘘つきなの~?」
シャーリー「うお、ルッキーニいつの間に」
俺「ネウロイに対してはとっても嘘つきだな!」
ルッキーニ「じゃあじゃあ、人間相手には嘘つきなの?」
俺「いいえ紳士でs」
エーリカ「そういえば昔訓練で俺に勝てたらお菓子買ってくれるっていったのに買ってくれないなぁ…勝ったのに」
俺「え?そうだっけ?」
ルッキーニ「やっぱり俺は嘘つきだ~」ニャハハー
エーリカ「嘘だったんだね…」シクシクナキマネ
俺「ちょ、ちょっと待ってw 解った、お菓子買うから、買わせて頂きますからエーリカ様ああああああああああ」
最終更新:2013年01月28日 14:40