俺「ストライクウィッチーズだと・・・?」 >>28-51
28 :624
ストライくレイヴン[]:2010/10/26(火) 17:51:56.12 ID:q9SlkV/n0
ペリーヌ「ミーナ中佐、あまり食欲がなさそうですが…」
ミーナ「えっ?そ、そんなことないわよ、今日もおいしかったわ」
バルクホルン「それにしてもあいつ遅いな…もう8時になるぞ」
エーリカ「なんか、ふらついてて調子悪そうだったし、先に寝ちゃったのかもよ?」
坂本「まったく。そうなら一言くらい言ってからにしてほしいものだな」
風呂場―
俺(あー…ヤバイ…すっげー眠い…。今日は朝から動きっぱなしだったしな…)
俺(あそこの湯口に頭を引っ掛けて…少しだけ…)
…グーグー
1時間後―
ミーナ「じゃあ、私が最後にいつもどおり岩場の後ろにある湯口を閉めて、お湯を抜いていきますから皆は先に上がって頂戴。」
スタスタ…
バルクホルン「いつもすまんなミーナ」
31 :624ストライくレイヴン[]:2010/10/26(火) 17:57:10.62 ID:q9SlkV/n0
ミーナ「気にしないでトゥルーデ」
(…ん?あんな岩陰の湯口に誰か…いるの?)
ミーナ「!!!」
(お、俺さんじゃない!?な、なんでこんな所に…!?)
ミーナ「お、俺さん起きてください」(小声で)
ゆさゆさ…
俺「…」
ミーナ「お、俺さん…?」
ゆさゆさ
パタン…むにゅ…
ミーナ「きゃああああああああああぁぁぁぁぁあ」///
坂本「ど、どうしたミーナ」
ミーナ「お、俺さん!?あなた、い、一体あなたドコに顔をうずめているの?」///
俺「…」
宮藤「あわわわわ…俺さん…う、うらやま…け、けしから…あわわわわ」
ミーナ「お、俺さん!どいて、どいて下さいっ!」
ドン…ドサッ…プカー
エーリカ「!?」「ミーナすぐに引き上げて。様子がおかしいよ」
32 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/26(火) 18:02:54.13 ID:q9SlkV/n0
ミーナ「えっ?えっ?…」
エーリカ「トゥルーデ手伝って!よいしょ…と」
バルクホルン「おい!どうしたんだ!?しっかりしろ!!のぼせたのか!?」
ゆさゆさ…
俺「…」
エーリカ「トゥルーデ動かしちゃだめ!たぶんのぼせたんじゃないよ…体温が低すぎるし、ひどい眼振を起こしてる…」
坂本「とにかく医務室に運ぼう。担架を持ってきてくれ!」
医務室―
ミーナ「先生、彼の容態はどうなんですか?」
軍医「明らかにのぼせただけの症状ではありませんね…
神経が異常に敏感になっているのに、体はひどく衰弱して全身の臓器の活動が低下しています。
正直原因がわかりません」
宮藤「お、おかしいです…私の治癒魔法でも全然回復しません…」
ペリーヌ「あなたの治癒魔法でもだめだなんて…俺軍曹に何が起こったっていうんですの?」
軍医「宮藤軍曹の魔法でも効果がないとなると、ひとまず点滴を投与して安静にするしか…」
俺「う…ん…」
バルクホルン「おい、目を覚ましたぞ!?」
33 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/26(火) 18:07:39.71 ID:q9SlkV/n0
俺「!」「ぐ!!…ぐああああっあぁぁぁぁっぁぁあぁぁぁ」
宮藤「ど、どうしたんですか?!」
軍医「みなさん、大声をあげてはダメです。今、彼の神経は常人以上に敏感になっているんです、できるだけ刺激しないようにしてあげて下さい」
俺「音が…頭が割れそうだ…。め、目も焼けそうなくらいまぶしい…ぐああぁぁ…」
ミーナ「早く明かりを消して!トゥルーデ!」
バルクホルン「あ、ああ」
パチン
俺「ハァハァ…ぐっ…」
ミーナ「ま、まだ、何か苦しむものがあるの?俺さん」
俺「…ぐ、う…き、衣擦れとか…呼吸音が…多すぎ…て…き…気持ち悪い…」
坂本「…ひとまず私とミーナと先生以外は部屋から出るんだ。本人に症状の原因に心当たりがないか聞いてみる」
[[シャーリー]]「で、でも少佐…」
坂本「これは命令だ。早くしろ!わかった事があれば後で皆にも説明する…」
ゾロゾロ…バタン
34 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/26(火) 18:12:49.12 ID:q9SlkV/n0
ミーナ「これで…大丈夫?」
俺「はぁはぁ…な、なんとか…」
坂本「辛そうなところすまんが、お前の症状の原因がわからないんだ…治してやりたいんだが宮藤の魔法でも良くなる様子がないし、何か心当たりはないか?」
俺「一つ…あ、あります…」
ミーナ「…教えてくれる?」
俺「あ、あの機体を操縦したせいだと…思います…」
坂本「…やはり、あのとんでもない機動性が原因か?」
俺「いえ…主な原因はあの機体の操縦システムそのものだと思います」
ミーナ「ど、どういうことなの?以前あなたが機体について説明してくれたAMSという操縦方法のこと?」
俺「…そ…うです」
俺「あの機体の操縦方法は飛行機のような操縦桿を全く使いません…搭乗者である俺自身の脳と機体の制御系統を直接相互リンクさせます…」
俺「そして…それは後天的な訓練で上達するものではなく、先天的な才能を持った人しか使えない…だからここでは俺以外にはあれを動かせません」
坂本「その操縦方法そのものに危険性があったわけか…」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/26(火) 18:16:10.63 ID:fD6zsWdS0
レイヴンの俺にはさっぱりだ
とりあえず光が逆流する
36 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/26(火) 18:18:31.84 ID:q9SlkV/n0
俺「その通りです…俺はAMSの適正がかなり高いほうでしたからほとんどAMSからの影響がありませんでした」
俺「けど、適正の低い人ではAMSによってひどい精神負荷を受け、精神崩壊したりそこから身体的な症状が現れ寿命を縮める人もいます」
軍医「なるほど…君の症状は精神的な負荷が原因となっていたから、宮藤軍曹の魔法も効かなかったのか…」
坂本「どうして…そんな重要なことを黙っていたんだ…私たちをまだ信用できないのか!」
俺「…あの機体を使っていて、こんな事になったのは3年前あの機体に乗り始めたばかりの頃だけでしたから…もうなんの問題もないと思っていたんです」
ミーナ「…以前にこの症状が現れた時はどう対処したの?」
俺「一週間くらい安静にしていたら自然と回復しました…医療処置としては単純に栄養補給だけだったと思います」
坂本「ひとまず、安静にしていれば直るということか?」
俺「はい…たぶん」
37 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/26(火) 18:23:36.32 ID:q9SlkV/n0
>>35可能な限りAC側の設定は説明してるんだけど…やっぱりダメかな
坂本「しかし、だったら何故いま急にこんな事になったんだ?」
軍医「おそらくですが、精神的にも身体的にも疲労がたまっていたんでしょう…そこで今日急に外部からそのAMSによる強力な精神負荷を受けた」
軍医「軍人には良くあることです。
一見平気な様子でも、そうした疲労がたまっている時に戦場で外的要因によるストレスを受ける。
すると緊張の糸が突然切れることでたまっていた疲労が一気にあふれて、身体にも影響が出て寝込んでしまう…」
俺「…」
ミーナ「…もう他に隠している事はないでしょうね…」グスッ
坂本「ミーナ…」
坂本「先生…ちょっと」グイグイ
坂本「後はミーナに任せる、私は先生と一緒に別室で皆に今回のことを説明してくる」
ミーナ「え?み、美緒?」
坂本「後は頼んだぞ、ミーナ」
ガチャ…バタン
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/26(火) 18:26:15.85 ID:nJLVnm/pP
光が逆流したのか
40 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/26(火) 18:28:21.18 ID:q9SlkV/n0
俺(少佐…?)
…。
俺「…その…すいません。俺、目を開けて中佐の顔を見て話すこともできなくて…」
ミーナ「…」
俺「えっと…ちゅ…う…さ?」
…
俺「…み、ミーナ…さん?」
ミーナ「どう…なのよ?」
俺「…えっ?」
ミーナ「まだ…まだ他に隠していることがあるのかって聞いているのよ!?」
俺「…も、もう…ない…です」
ミーナ「…本当ね…今度こそ信じるわよ?」
俺「はい…」
43 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/26(火) 18:33:40.21 ID:q9SlkV/n0
ミーナ(本当に最低だわ…私)
ミーナ(彼はこの基地に来ても、明るくすぐに皆と打ち解けてた…。私もそれが彼の性格と彼の言う傭兵生活からのものだと思い込んでいた…)
ミーナ(でも、何もわからない世界にたった一人でやってきて、さびしくない人なんているの?)
ミーナ(そんな人…いるわけないわ…)
ミーナ(彼はこの一週間…機体の修復にずっとかかりっきりだった…)
ミーナ(そして私はそうした彼の疲労にも気付かずに…漠然とただ彼の力に期待して…それも寿命を縮めるような機械に当然のように乗せようとしていたなんて…)
ミーナ(それに彼は私よりも年下なのに…)
すっ…ギュ
ミーナ(ごめんなさい…でも…)グスッ
俺「…あ、あのっ…これ…その…中佐の手…ですか?」
ミーナ「あ…あなたは…どうして戦ってきたの…?」
俺「…えっ?」
44 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/26(火) 18:38:14.18 ID:q9SlkV/n0
ミーナ「人のことを言えた義理ではないけれど…17歳で傭兵…しかもさっきの話からすると14歳からあんな物に乗って戦っていたなんてやっぱり異常よ…」
ミーナ(止めなさいミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ)
ミーナ「あなたの過去を聞かせてほしいの…これ以上…隠し事はやめて」
ミーナ(傭兵に過去を聞くなんて互いの関係によりいっそう踏み込む事になるだけよ。だから彼はそうならないように傭兵として雇ってくれと言ったのではないの?)
俺「…」
ミーナ「お願い…」
(それに…)
俺「…」
ミーナ(私は彼に過去を聞くことで、彼が戦ってきた理由を知ることで…自分が彼を巻き込んだ事を正当化できる事実を探そうとしている…)
ミーナ(これは、ただ自分を慰めるだけの行為…でも…もう私のせいで誰かを巻き込んで死なせてしまうのには耐えられないの…)ポロポロ…
ミーナ「!」「あ、あなた…目が…」
俺「その…大丈夫。暗いし、こっちからは…てか今の俺の目じゃミーナの顔はほとんど見えないから…」
俺「…俺の生まれた国は、俺が10歳になる頃には戦争でコジマ粒子の汚染と砂漠化でほとんど人が住むことができなくなってた」
46 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/26(火) 18:43:35.94 ID:q9SlkV/n0
俺「だから両親は俺を連れて、多分ここでいうところのカールスラントのあたりに逃げる事にしたんだ。けど途中で船が武力紛争に巻き込まれて沈没」
俺「俺だけは何とか板切れにしがみついて生き延びたけど、気が付いたらそこは、目指していた場所とは違う北アフリカだった。両親がどうなったかはわからない」
俺「北アフリカは…シャーリー達に聞いた限りじゃこっちでも砂漠みたいだけど、水も食料も簡単には手に入らない。
だから偶然その近くに駐屯してた傭兵団に少年兵として付いていく事にしたんだ」
俺「そこで3年半くらい過ごした時、ある企業から大きな仕事の依頼が入って、その次の仕事の為の健康診断って事である施設でいろいろ検査を受けた」
俺「でも、実際は仕事の為の検査じゃなくて、当時新しく建造中だったあの機体の実験データ収集用の被験者を探していたらしい」
俺「で、どうやらAMSの適正の高かった俺はその被験者に選ばれて機体にリンクした…」
俺「その時突然警報が鳴って施設の天井や壁が崩れた。ちょうどその時その施設を開放戦線が襲撃したらしい」
俺「その時、俺は始めてチャンスをつかんだと思った。世界に50機くらいしかないあの機体を操縦できて、目の前にはそんな俺の力を高く買ってくれそうな解放戦線がいたから」
俺「俺はそのままあの機体を使って施設から逃げ出して、後はそのまま見事開放戦線の雇われ傭兵になった」
俺「例え14歳でも、俺以外にはあの機体を使って戦える人間なんていなかったし。このあたりは話を聞いた限りじゃある意味ウィッチと似てると思うんだけど…」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/26(火) 18:45:07.87 ID:5Yi57lJZ0
素晴らしい高二臭さだ
嫌いじゃないぜ
48 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/26(火) 18:48:38.72 ID:q9SlkV/n0
ミーナ「…」
俺「…肝心な[[戦う理由]]は…正直あまり考えてなかった。組織の大義名分に賛同して戦ってはいなかったのは確かだけど。
強いて言うなら生きるためかな…俺の戦ってた理由は」
ミーナ「…生きるため?」
俺「ああ…俺にはあれを動かす才能があって、あれを使って戦う…それが生きる糧を一番効率よく稼げた…だから戦ってた」
俺「それは今ここでも変わらないと思う…でも前にも言ったように俺はそれを悪いことだとは思ってない」
ミーナ「…」
ミーナ(やはり私は彼の弱みにつけ込んで…)
俺「でも最近は…」
ミーナ「もういいわ…」
俺「…えっ?」
ミーナ「もういいって言っているの…充分よ。ありがとう話してくれて」
ミーナ「でも…もう無理はしないで…これからは何かあるのなら事前に相談して頂戴…お願いよ…」
ガチャ…バタン
49 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/26(火) 18:54:03.37 ID:q9SlkV/n0
俺(…泣いてたよな…たぶん)
俺「まいったな…」
俺(でも手…あったかかったな…それにいい匂いだった…なんか…すごい落ち着く…)
俺(…今日は良く眠れそうだ…)
廊下にて―
坂本「大丈夫かミーナ…」
ミーナ「ええ…今日はもう遅いし皆に説明したら各々自室に戻るように言ってもらえる?」
坂本「ああ…わかった」
ミーナ寝室―
ミーナ(…彼の戦う理由…生きるため…)
ミーナ(今の私の提供するものと、彼の求めるものは一応は一致しているのね…それだけは救いだわ…)
ミーナ(でも…彼の弱みにつけ込んだことには変わりない…わね)
50 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/26(火) 18:58:35.67 ID:q9SlkV/n0
ミーナ(でも、今日のあの動きを見たら…やはり皆が生き残るには彼の力は必要だわ…)
ミーナ「…」
ミーナ「…こんな私に今できることは…絶対に彼を死なせないこと…これだけね…」
ミーナ「絶対に死なせなんてしないわ…」
51 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/26(火) 19:00:30.52 ID:q9SlkV/n0
追記
だんだん自分でも二人の心理描写がわからなくなってきたんでまとめてみた
俺:異世界に来ちゃったけど戦って勝ったら皆に喜んでもらえた。
→[[初めて]]で結構嬉しい、ここに居たいかも。
→でも傭兵としての生き方しか知らないし、変に気を使わせないように俺を雇って傭兵関係にしてくんない?
ミーナ:うはwおk。戦力アップキタコレ
→でも傭兵関係って、都合の言いい利用関係だよね?
→しかも俺の弱みにつけ込んで引き止めたようなもんだよね?
→それなのにネウロイ戦に命掛けさせるの?
→罪悪感
→でもやっぱり戦力としては必要
→でも俺の過去を聞いたらやっぱり弱みにつけこんだ気がしてさらに罪悪感
→せめて元彼みたいに死なせないようにしないと
→さてどうなる?
最終更新:2013年01月28日 15:01