俺「ストライクウィッチーズだと・・・?」 >>498-519
498 :624
ストライくレイヴン[sage]:2010/10/27(水) 19:19:46.93 ID:YsuEgY+b0
3日後―医務室にて
[[シャーリー]]「よう、どうだ調子は?」
俺「もうだいぶ良くなったよ、今日から歩いても先生もいいって」
坂本「確かにずいぶんと顔色も良くなったみたいだな」
俺「でも、そんなに毎日見舞いに来なくてもいいですよ。みんな忙しいでしょ」
坂本「残念だが今日は別件だ」
俺「?」
シャーリー「今朝、お前の機体に取り付ける武装がやっと到着したんだよ」
坂本「私も実物は始めて見たんだがな、全長8m近い巨大な砲だ」
俺「そんなものあの機体に載せられるかな…そんな巨大なら弾薬自体の重さも半端ないだろうし」
シャーリー「その辺は心配すんな、なんとそいつは魔法力を収束して発射するんだとさ」
俺「余計ダメじゃないですか!ウィッチじゃない俺にそんなもの使えませんよ。一体なに考えてんですか!」
501 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/27(水) 19:24:57.64 ID:YsuEgY+b0
坂本「まぁ、話は最後まで聞け。その砲は魔法力電磁収束砲というんだが、あらかじめユニットに蓄えておいた大量の魔法力を電磁気力で圧縮して砲身から射出するんだが」
坂本「魔法力の収束に電磁的な力も必要だからウィッチですら単独では使えない代物なんだ」
坂本「しかも小型化も出来ず、ウィッチ数人がユニットに魔法力を込めるために必要だから、完全に基地や要塞の滞空防御としてしか使えなかった
使う奴もいなかったがな」
シャーリー「でもお前の機体のデータから、あの機体なら砲身とユニットを載せても動き回れるし
電気を起こすための出力も確保できるってんで、ミーナがとりよせたってわけさ。すげー迫力だぞ!!」
俺「じゃあ、俺ハンガーで整備班の皆を手伝わないといけないんじゃ…」
坂本「お前ならそういうと思って今日は釘を刺しにきたんだよ」
坂本「後4日はお前がハンガーに入るのを禁止する、これは命令だ」
俺「えええええええええ」
シャーリー「さらにお前ならそういうと思って、整備長からの伝言も預かってきた」
シャーリー「整備長曰く、軍曹さんにはここ一週間で大まかな機体の構造を教わった。
この魔法力電磁収束砲は俺達の技術だから、機体とのマッチングまでは出来ないけど、取り付けと整備は任せろ。
最終調整だけの段階まで仕上げるから安心して休め。だってさ」
502 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/27(水) 19:27:33.65 ID:9tz0/t3UP
AMS負荷、高機動によるG、コジマ粒子への暴露
シルバーバレットなんか特にそうだが、リンクスの薄命は悲劇的だのー
503 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/27(水) 19:30:43.69 ID:YsuEgY+b0
俺「あんな説明であの機体の構造を少しでも理解するなんて、ここのメカニックは変態的な優秀さですね…」
坂本「はっはっは。確かにここの奴らは皆優秀だ、それは間違ってないぞ」
俺「でもなんか悪い気がするんだよあ…」
シャーリー「私たちは休むのも仕事のうちさ。逆にしっかり休まないと整備班の連中怒るって言ってたぞ?」
俺「うっ…そこまで言われたら仕方ないですね…後4日で意地でも回復して見せますよ」
坂本「あとお前は回復したら重要な事を隠し事をしていた事に対するちょっとした罰を受けてもらうからな、覚悟しろよ。はっはっは」
医務室バルコニー
俺「あー…暇だなぁ…今日も中佐来るのかなぁ…」ぼけー
ハルトマン「おーい!あんまりボケッとしてると落ちるぞー」
俺「うわ!?び、びっくりした…」
ハルトマン「おっはよー調子はどう?」
俺「見ての通り歩けるようになったよ。でもいくら下がハルトマンの部屋だからって毎日下から応援コールとか、窓よじ登ってくるとか勘弁してくれよ。
今だってびっくりして落ちそうになったよ」
504 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/27(水) 19:32:55.25 ID:u9faohC90
なにそれうらやましい
505 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/27(水) 19:35:36.07 ID:YsuEgY+b0
ハルトマン「それだけ君は愛されてるって事だよ。それにしても…ニシシシシ」
俺「それにしてもなにさ?」
ハルトマン「ここのとこミーナとはどうなのさぁ」
俺「?…うーん。別に…普通に毎日見舞いに来てくれたけど…あと食べ物の差し入れ持ってきてくれる」
ハルトマン「えーそれだけ?他に何にもなかったの!?」
俺「どんなこと想像してるんだよ」
ハルトマン「だって、ミーナってば毎日わざわざ誰とも被らないように時間を調整して君の見舞いに行ってたんだよ?」
ハルトマン「つ、ま、りっ、わざわざ二人っきりになれるように君のところに行ってたってわけだよ。何もないって考えるほうが不自然だよ」
俺「…うええええ!?」///
ハルトマン「気が付かなかったの?ニブイなぁキミ」
俺(そ、そういえば他の皆はたいてい誰かと連れ立って来てたけど、中佐だけはいつも誰も来てない時に一人で来てたような…)
506 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/27(水) 19:40:15.08 ID:YsuEgY+b0
俺「い、いや…でも何もない、ないものはないぞハルトマン中尉!」
コンコン
ミーナ「俺さん…いいかしら?」
俺「うわっ」
ハルトマン「グッドタイミングだね!ミーナも今までに色々あったけど、これからはよろしく頼んだよ俺!」
俺「ちょ、ちょっと待て!」
ガチャ
俺「…」
ミーナ「どうしたの?」
俺「い、いや別に何でもない…です」
俺「きょ、今日もお一人なんですね?」
ミーナ「えっ…?ええ。デ、デスクワークの合間だとちょうど皆とは空く時間が入れ違いになるのよ…」
俺「そ、そうですよね…はははは」
俺&ミーナ「…」
俺(何だこの空気…)
507 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/27(水) 19:45:33.01 ID:YsuEgY+b0
俺「きょ、今日はなんの用なんですか?坂本少佐達みたいに俺に釘を刺しに来たとか?」
ミーナ「いいえ。私はいつも通りただのお見舞い。嫌な役は美緒達がやるって先に行ってしまったの」
俺「そうだったんですか…」
ミーナ「歩けるようになったんですってね、良かったわ。今日の差し入れはりんごよ」
俺「毎日すいません…」
ミーナ「いいのよ、私が好きでやってることなんだから」
俺「でもみんなジャガイモばっかり食べて頑張ってるのに、俺だけこんないいもの食べてるなんて気が引けますよ」
ミーナ「先生の指示でもあるのよ。点滴だけじゃなくて、ちゃんと食べることで臓器の機能の回復を助けた方がいいって」
俺「あの…じゃあ、よかったら中佐もこのりんご半分食べていきませんか?今の体に丸々1個は多すぎるもので」
ミーナ「えっ?…でも切る物が」
俺「大丈夫、ナイフならここにあります」
スッ
508 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/27(水) 19:50:51.28 ID:YsuEgY+b0
ミーナ「!?」「驚いたわ…あなた手品師になれるわよ」
俺「傭兵のたしなみみたいなものです。どっかに武器を持ってないと落ち着かないだけですよ」
ショリショリ…
ミーナ「これは…うさぎ…かしら。あなた見かけによらず器用でかわいいところもあるのね。ふふふ…」
俺(この人がまともに笑ったところ[[初めて]]見た気がする…この人本当はすごい美人だよな)///
俺「み、見かけによらずは余計ですよ、それに少しくらい皮があったほうが美味いんです。はい、どーぞ」
すっ(りんごのささったナイフをミーナの口の前に差し出す)
ミーナ「…あ、あの…ナイフごと渡してくれれば一人で食べれられますから」
俺「あ、そうですね」
パシッ(手渡すときに手が触れる)
俺(ビクッ)///
―
俺「ショリショリ…美味いですねこれ…」
ミーナ「そうね。私も久しぶりに食べたわ」
…
ミーナ「また、明日来るわ。でもくれぐれも後4日は安静にしていなさい」
俺「了解…」
ガチャ…バタン
>このへん書いてて中学生のラブコメかよ!と自分で突っ込みたくなった
509 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/27(水) 19:53:36.62 ID:P1ff5c0MO
凄くうらやましい
俺もミーナさんとイチャイチャしたい
510 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/27(水) 19:55:20.87 ID:YsuEgY+b0
俺(はぁあぁぁぁ…ハルトマンが変なこと言うから妙に気になって大変だった…)
俺(それにしてもあの人あんなふうに笑えるんだな…じゃあこの前は何で泣いてたんだ?)
俺(この前は体がきつくて考える余裕もなかったけど…)
俺(…なんか俺最近中佐のことばっか考えるようになってないか…?)
俺「…あー!これもさっきのハルトマンのせいだ!くそっ!」
バキッ(壁を殴る音)
俺「うぇ…」(急に体動かしたから気持ち悪い…)
―4日後ハンガー
俺「おーこれか…本当にとんでもない迫力だなこの砲身…」
整備長「お、やっと軍曹さんが帰ってきたぜ、みんなー」
ガヤガヤ
整備班「みろよこれ!後はお前さんが照準調整するだけだぜ!いやーここまで苦労したよ本当に…」
俺「手伝えなくて悪かったですよ。で、早速なんですがこいつの説明お願いできますか?」
シャーリー「そいつは私に任せてもらおうか!なんせ私も手伝ったんだからな」
俺「お頼み申す、シャーロット、イェーガー大尉殿」
シャーリー「まっかせなさい!」
512 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/27(水) 20:00:33.51 ID:YsuEgY+b0
シャーリー「ひとまず、あの砲身に関する説明は医務室でしたよな。
で、あの砲のエネルギー源になる魔法力貯蔵ユニットがあの肩の後ろに突き出した二本のキノコみたいな装置さ」
俺「なんか俺の世界にもあんな感じの肩からキノコが生えた感じになるパーツがあった気がするな…どーでもいいけど」
シャーリー「あの中には、取替え可能な魔法力貯蔵ユニットが片方に三個ずつ入ってる。左右あわせて計6個ってことになる。魔法力の詰まった電池ってとこだ」
シャーリー「だけど、あの魔法力電磁収束砲は発射する魔法力の出力調整ができないって欠点があるんだ」
俺「どういうこと?」
シャーリー「つまり、注ぎ込んだ魔法力を砲身に溜めておけずに、注ぎ込んだ分は一発で全部発射しちゃうってこと」
シャーリー「だけど、その問題もこの魔法力貯蔵ユニットを使うことである程度解決できたんだよ」
俺「よ、よくわからないんでもう少しわかりやすく…」
整備長「まぁ、つまりだ最初から砲身に注ぎ込む分の魔法力を小分けにして持ってりゃいいってことで」
514 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/27(水) 20:05:18.19 ID:YsuEgY+b0
整備長「その結果、6つあるユニット1つにつき一発撃つことが出来るようになったのさ、だから6つユニットを持って出れば、最大6発あれが打てるってことになる」
整備長「今までは、あの砲を武装として何かに乗っけて運用するなんて誰も考えなかったもんで、こんな発想出てこなかったんだが」
整備長「いやー、お前さんのおかげで久しぶりに技術者として血沸き肉踊る体験をさせてもらったよ」
俺「でも、最大6発か…正直武装としては不安だな…」
整備長「だがな、後で試射してみりゃわかるが威力は折り紙つきさ。あと出力調整は出来なかったが、その分発射範囲の調節は出来るようにしておいた」
俺「つまりライフルみたいにも使えるし、散弾みたいに拡散させることも出来るってこと?」
整備長「そのとおり!飲み込みはやいねぇ。だがこれだけじゃないんだぜ?」
俺「えっ?まだ何かあるのか?」
整備長「中佐から頼まれてもんでさ、的がでかくなる分防御力も必要だろうって」
整備長「実はあの、ユニットを入れているキノコ型の装置は魔法力を使った擬似シールドを機体の前面に張れるのさ」
俺「えっ…本当に?」
整備長「ただ、こいつも貯蔵した魔法力を使う点では一緒なんだ。魔法力電磁収束砲とエネルギー源は一緒。」
515 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/27(水) 20:10:47.54 ID:YsuEgY+b0
整備長「だから、シールドを張れば、その分撃つ弾のエネルギーが消費されるってことになる。ついでにシールドと砲の併用も不可能だ」
整備長「ただし、シールドの硬さはそこいらのウィッチのシールドには負けねぇし、一個のユニットの魔法力で5分くらいはシールドが張れる」
整備長「ある程度の戦闘を想定すると、1回の戦闘でシールドにユニット2個、弾丸に4個。もしくは両方とも3個ずつっていうバランスがいいと思うが」
整備長「まぁ、そのときの状況にあわせて上手くつかってくれや…それじゃ俺たちは疲れたんで少し休むから、後で感想よろしくな」
―
俺「うーん…使いやすい武装とはいえないけど、攻守両方に使えるし、まさに使い方次第か…」
シャーリー「調整して試射できるまでにどれくらいかかりそうだ?」
俺「うーん…小一時間ってとこじゃないか?」
シャーリー「じゃあ私もそれまで寝るわ、準備できたら起こしてくれ。皆も呼んで来るから」
俺「了解」
―機体コクピットにて
俺「ここも久しぶりだな…さて、お仕事お仕事っと…ん?なんか床に乾燥した草みたいなのが…」
サーニャ「…あっ」
俺「サーニャ…?どうしたんだこんな所に」
516 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/27(水) 20:16:05.06 ID:YsuEgY+b0
サーニャ「えっと…その草…」
俺「これ?」
サーニャ「それ、消臭効果があるの…」
俺(そういえば染み付いてた嫌なにおいがなくなったような…しかも…)
俺「なんかすーっとしたいい匂いがする」
サーニャ「それの効果…それハーブなの…。嫌だった?」
俺「そんなことないよ。こいつの操縦は精神的に結構しんどいから、こういう匂いは集中力を増してくれそうでむしろありがたいよ」
サーニャ「…良かった」
俺「…できれば小さな袋かなんかに詰めて、そこら辺につるしておきたいくらいなんだけど、このハーブまだ余ってたりする?」
サーニャ「それ、ペリーヌさんからもらったものだから…頼めばまたくれると思う…」
俺「ぺ、ペリーヌか…うーん。出来れば一緒にあいつのとこについてきてくれないかな…俺一人で行ったらえらい目にあいそうな気がするんだよ…」
サーニャ「コクン…いいよ」
俺「ありがとうな…ん?」
俺「サーニャって確かレーダーみたいな魔法使えるんだよな?」
サーニャ「うん」
俺「ここから南南西に20kmくらいの地点…探ること出来る?」
サーニャ「完全には出来ないけど、気配くらいなら…」
俺「ちょっと試してみてくれないか?」
サーニャ「ちょっと待って…」ピョコン
サーニャ「…なんか…もやっとしたものがあるけど…なんだかわからない」
517 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/27(水) 20:19:12.34 ID:YsuEgY+b0
俺「…」
無線に切り替え
俺『管制、聞こえますか?こちら俺軍曹です』
管制『こちら管制、どうしました?これから新武装のテストと聞いてますがその件ですか?』
俺『いや、実はこちらの機体のレーダーで南南西に約20km地点に機影のようなものを捉えているんだが…』
俺『全長200近くある上に、時速10km以下という異常な低速で移動してるんだ。
俺はまだこちらの艦船や海路に詳しくないから正直怪しいのか断定できないんだが、そちらでもこの機影を捉えているか?』
管制『ちょっと待ってください…そのような機影はこちらのレーダーでは確認できません…。
本日その海域を航行する200m近い船舶なんて予定されていませんし、そちらのレーダーの誤作動では?』
俺「…いやーな予感がするな…」
(正直破損して精度が落ちたとはいえ、この機体のレーダーの方が精度は上なんじゃないのか?)
519 :624ストライくレイヴン[sage]:2010/10/27(水) 20:20:47.57 ID:YsuEgY+b0
俺「サーニャ。これ、無線預かっててくれないか」
ぽいっ
サーニャ「どうするの?」
俺「高高度から視認してみる。こいつのカメラなら基地の上空からでも大気の揺らぎを自動的に補正してはっきり見ることが出来ると思う」
俺「もし、異常があればその無線で連絡するからすぐ皆を呼んできてくれ」
サーニャ「…わかった」
基地上空―
俺「座標設定。メインカメラ大気補正開始」
俺(何もなければそれでいいんだけど…)
俺(…最悪だ…)
俺『サーニャ!すぐに警報を鳴らしてもらって、皆をよんでくれ、ネウロイだ!!』
最終更新:2013年01月28日 15:01