462 :624
ストライくレイヴン[]:2010/10/31(日) 23:33:03.56 ID:ksSmmKqg0
>>75 の続き
―ハンガーに戻る途中
ピーピー
俺「なんだ?」
ミーナ「どうしたの?」
俺(外のコジマ粒子のセンサーが反応してる?まさか粒子が漏れてる…?)
ピーピ…
俺「おさまった…」
ミーナ「大丈夫なの?」
俺「大丈夫みたい」
俺(誤報か…?念のため後で調べておくか…)
―ミーナを部屋に送った後再びハンガーにて
俺「確か…粒子のセンサーが反応してたのはこのへんだよな…」
ゴソゴソ
俺(!?)
俺(…最高の日が最悪の日になっちゃったな…)
俺(コジマ粒子発生機関の粒子漏れを防ぐシーリングに、でかい亀裂が入ってる…)
俺(…亀裂は新しそうだし、センサーにもあの時[[初めて]]反応したところ見ると、亀裂が入ったのはつい最近か)
俺(戦闘で?整備の時?…いや、この際いつ破損したかなんてどうでもいい、ひとまずふさがないと!)
ギュイーン…バチッバチッ…
俺「ひとまず塞げたか…」
俺(元々動力関係は専門家がいない状態で一年近くも運用してたんだもんな…無理も無いか。でも動力関係はこっちで換えのパーツは作れないし…)
465 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/31(日) 23:35:11.88 ID:bf82/21f0
>>462
1年近くこっちの世界にいたってこと?
466 :624ストライくレイヴン[]:2010/10/31(日) 23:38:40.46 ID:ksSmmKqg0
>>465 そういうことです
俺(他の動力部分もかなりガタがきてるみたいだ…最近は粒子の発生機関も不安定になってるし)
俺(普通に運用してればまだ大丈夫そうだけど…もし今度オーバーブーストや…)
俺(ずっと隠してきたけど元々残ってた唯一の武装…大量にコジマ粒子を拡散させて全方位攻撃するアサルトアーマーみたいな武装を使ったら…
最悪、粒子発生機関の制御が出来なくなって、その結果粒子の拡散が止められなくなって大変な事になる…)
俺(この最悪の武装だけは、安易に戦力として計算に入れられたくないから隠してきたけど、皆ならそんな心配はしなくてもよさそうだし…)
俺(万が一の事を考えてそろそろ誰かに話しておくべきかな…)
それから2週間後―ブリーフィングにて
ミーナ「いよいよ上層部からネウロイの巣の討伐命令がきたわ」
ミーナ「作戦開始はこれより一週間後の予定。作戦名は『レコンキスタ』」
ミーナ「おおまかな作戦内容は、ネウロイの巣を東西から対ネウロイの巣用の特別装備を備えた艦隊が、南からは私たち501ウィッチ隊の3面同時攻撃になるわ」
ミーナ「また、詳細な作戦内容は、艦隊が集合海域に集結した後、その稼働状況を見た上で作戦開始2日前に決める事になる予定」
ミーナ「ただ、この作戦には多数の部隊が参加する都合上、上層部に秘匿している俺さんと俺さんの機体を使うことは出来ません」
467 :624ストライくレイヴン[]:2010/10/31(日) 23:43:35.95 ID:ksSmmKqg0
ミーナ「ですから、俺さんには私達が留守にしている間基地の防衛をお願いします」
俺「しょうがないですね。軍のお偉方に尋問や拷問なんてされたくないし」
バルクホルン「まぁ、逆に言えば基地に信頼のおける仲間を残しておけるんだから、悪くないさ」
ところがそれから2日後―再びブリーフィングルーム
坂本「なんだと!東西から進行していた艦隊が全滅しただと!?」
ミーナ「…以前私たちが遭遇した□状のネウロイを覚えている?空を覆わんばかりの大量の小型ネウロイを引き連れていた」
ハルトマン「あんなの忘れられるわけ無いよー」
ミーナ「どうもあれと同型のネウロイが艦隊を襲撃したみたいなの」
バルクホルン「じゃあ、作戦は中止になるのか!?」
ミーナ「私もそう思ったんだけれど…上層部からは作戦決行の命令が届いたわ。しかも3日前倒しにして、明後日決行という命令よ」
ミーナ「それも私たち501部隊だけでの作戦行動という形で」
少佐「司令部は正気か…?あれだけのネウロイがいる巣を、いくら我々が最も近い位置にいるからといって、この戦力で落とせというのか?」
ミーナ「それが…この写真をみて頂戴。これは今から三日前のネウロイの巣。そしてこちらが今日の10:00時の写真よ」
[[シャーリー]]「うん?飛んでいるネウロイの数が少なくなってる…のか?」
ミーナ「そういうことよ」
468 :624ストライくレイヴン[]:2010/10/31(日) 23:48:17.39 ID:ksSmmKqg0
バルクホルン「何故、ネウロイの数がこんなに減っているんだ?」
ミーナ「司令部の話では、あの□状のネウロイが巣から他のネウロイを大量に自分のいるところに移動させているらしいの」
俺「どういうこと?」
ミーナ「あの□状のネウロイは、自分のところに巣の他のネウロイを運ぶ門のような役割をしていると考えられているのよ」
ペリーヌ「では、以前あのネウロイが次々新しいネウロイを生み出していたと思っていたのは…
実は生み出しているのではなくネウロイの巣から新しいネウロイをその門のような力で呼び寄せてたということですか」
坂本「話を総合するとそうなるな…」
俺「そして、今回はあのネウロイの力よって艦隊の殲滅に巣から多くのネウロイが移動した。だから巣の方のネウロイが相対的に減った…と」
エイラ「なんか…ネウロイの前線基地みたいダナ」
ミーナ「あながち間違った考えでもないわね。また、門である□状のネウロイのいるところに他のネウロイは巣から一瞬で移動できるみたいなの」
ミーナ「でも、逆に戻ってくる時は一瞬では戻ってこれず、普通に飛んで戻ってこないといけない」
ハルトマン「だから、そいつらが帰ってくる前に私達が倒せってこと?」
ミーナ「司令部の見解はそんなところね。全滅したけれど結果として艦隊は囮としての役割を果たした…だからせめて巣が手薄になったこの機を逃したくないのよ」
471 :624ストライくレイヴン[]:2010/10/31(日) 23:53:21.39 ID:ksSmmKqg0
坂本「確かに…この上時間をかけて別の艦隊を編成しても同じ結果になる可能性が高いしな」
シャーリー「他の隊との共同作戦ではなくなったってことは俺も作戦に参加できるってことか」
バルクホルン「不謹慎だがおかげで俺が参加出来るというのは心強いな。あの機体なら下手な艦より機動性も火力もある」
ミーナ「というわけで、異論もあると思うけどこの機を逃すと次はいつネウロイの巣を攻撃できるかわからないの。
向こうも手薄になっているし、落とすのは不可能ではないと思うわ」
ミーナ「そこで今回の作戦を説明します」
ミーナ「いくら私達が一番近い位置にいるといっても、巣との距離はかなりあるわ。下手にゆっくり艦船で近づいてあの□状のネウロイが出てきたら船はひとたまりもない」
ミーナ「とはいえ、この距離をストライカーで移動した場合、到着するまでに魔法力を消費しすぎて到着後の長時間の戦闘行為は不可能」
ミーナ「出来るだけ素早く、かつ余裕を残して敵に近づく必要があるわ…」
ミーナ「そこで、今回はネウロイの巣がある空域までは俺さんの機体で私達を運んでもらいます」
ミーナ「俺さん、11人全員運べそう?」
俺「11人か…手の上だけじゃ足りないかもしれないけど、最悪何人かは機体の装甲につかまって移動すれば全員運べると思う」
472 :624ストライくレイヴン[]:2010/10/31(日) 23:58:26.14 ID:ksSmmKqg0
ミーナ「それで充分よ」
ミーナ「空域到着後はまだ、中型、大型ネウロイが残ってる事が予想されますが、私たちはそれらを牽制しつつ、巣の中央のコアが格納されていると思われるこの半球状の部分を目指します」
サーニャ「コアの位置は特定できていないんですか?」
ミーナ「偵察隊のウィッチの能力では判別できなかったらしいわ。でも、他の部分には存在は確認できず、半球の内部の構造だけが不明ということだから、中にあるのはまず間違いないと思うわ」
少佐「他のネウロイの巣の情報でもコアは巣の中心部にあるということだし、その情報から考えてもコアはそこだろうな」
ミーナ「この半球状の部分はかなりの装甲強度が懸念されていたところなの。だからこれを破るために艦隊が編成されていたんだけど…」
宮藤「全滅…してしまったんですよね」
ミーナ「そこで、この装甲を破るために俺さん、サーニャさん、バルクホルン大尉、この三人の高火力一点突破でこれを打ち破って欲しいの」
ミーナ「だから、この三人には戦闘開始後も出来るだけ弾薬を節約して欲しいわ。この三人を援護しつつ巣の中央部を目指すのが残った私たちの役目よ」
ミーナ「三人は、まずバルクホルン大尉とサーニャさんで半球体に第1撃を加えて装甲を弱らせてから離脱」
ミーナ「その後、俺さんの砲火を至近距離で撃ってコアの破壊を狙います」
ミーナ「また、そのままコアを破壊できなかった場合は装甲に空いた穴から再生される前に各自、自分の判断で突入。半球の内部から直接コアの破壊を目指して頂戴」
473 :624ストライくレイヴン[]:2010/11/01(月) 00:03:21.24 ID:3Q3Skyor0
ミーナ「こんなところね…作戦がかなり前倒しになってしまったけど、みんな休息と準備の方をしっかりお願い」
全員『了解』
資料室―
ペラペラ
俺(ネウロイの巣か…思った以上にとんでもない相手だな)
ペラペラ
俺(…ふーん…今までの巣のコアも基本的には他のネウロイのコアと大きさは一緒くらいなのか)
ペラペラ
俺(周りは濃い瘴気に覆われて…か。アサルトアーマーなんて使うような事に…ならなきゃいいけど…)
ペラペラ
俺「うーん…」
坂本「俺じゃないか。どうしたこんなところで?」
俺「おわ!び、びっくりした…」
坂本「すまん、すまん。ネウロイの巣の資料か…やはり不安か?」
俺「まあ…俺はまだ実物を見たこともありませんから」
坂本「そうか、お前が意外と正直で安心したぞ。こういう時は不安を一人で抱え込む奴の方が本番で突っ走って危険な行動をしてしまものなんだ。はっはっはっ」
俺「…」
坂本「…どうした。もしかして他に不安な事でもあるのか?」
俺(…少佐なら信頼できるか)
坂本「おい、俺」
俺「少佐…少佐を信頼してお話があります。ずっと隠していて…今更言うのも申し訳ないんですが」
少佐「…なんだ、お前は何を隠しているというんだ」
俺「実は…」
474 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/11/01(月) 00:04:08.75 ID:gNzWvueb0
またミーナさんとひと悶着か
479 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/01(月) 00:07:44.54 ID:7uAJ4nOF0
男のロマンだろうがよ!戦艦は!
まあ、無駄なんですけど
480 :624ストライくレイヴン[]:2010/11/01(月) 00:08:12.65 ID:ksSmmKqg0
作戦当日朝―ハンガー
俺「いよいよ決戦か…この機体ともこれで何度目の戦闘だろうな…頼むぞ相棒」
整備長「よお、今日は流石に少し不安そうな顔してるな」
俺「まぁ、いろいろあるんですよ」
整備長「そんなお前さんに俺たちからちょっとした贈り物があるんだが…あれ、見てくれよ」
俺「ん?…あ、あれは前に壊れた俺の機体のレーザーブレード月光じゃないか!」
整備長「前々から少しずついじってたんだけどな、作戦が前倒しになっちまったもんで突貫で着けたんだ」
俺「でも、あれは壊れててこっちの技術じゃ直せなかったんじゃ…前は直せないって言ってたよな」
整備長「以前のようには無理だったが、あの砲やシールドのように魔法力を使ったこっちの技術で改修してやったのさ」
整備長「エネルギー源は同じだが近接武器だけあって、あの砲よりは省エネで一個の魔法力貯蔵ユニットで数振りはできるはずだ」
俺「またぶっつけ本番かよ…この変態技術者集団め」
整備長「それはほめ言葉と受け取っておこう。まぁ、無いよりましだろ。最悪追加の装甲代わりにでもしてくれよ大将」
俺「それもそうだな…ありがとう、愛してるぜ整備長」
整備長「馬鹿なこと言ってないでとっとと行って、とっとと帰ってこい」
俺「了解」
483 :624ストライくレイヴン[]:2010/11/01(月) 00:13:39.11 ID:3Q3Skyor0
―出発時間
俺「みんな大丈夫か…?」
ハルトマン「まぁ、トゥルーデとルッキーニ以外は大丈夫じゃない?」
バルクホルン「なんで、私とルッキーニだけ肩の装甲につかまらないといけないんだ!」
ルッキーニ「あたしも、シャーリーと一緒がいいよーぅ!」
俺「仕方が無いだろ、手にみんなは乗せられないんだから…トゥルーデは怪力でつかまれるし、ルッキーニもこういうの得意そうだったし」
バルクホルン「ふ、振り落としたら後でたたじゃおかないからな…」
ルッキーニ「そうだそうだ!私もただじゃおかないぞーぅ!」
ミーナ「おしゃべりはそのくらいにしましょう。時間よ。俺さん出して頂戴」
俺「了解」
移動中―
シャーリー「意外と振動も少なくて乗りやすいな」
宮藤「シャーリーさんのトラックよりずっといいかも…」
リーナ「芳佳ちゃん!聞こえるよ!」
エイラ「サーニャ、大丈夫か?」
サーニャ「うん、大丈夫」
ハルトマン「快適快適~」
俺(俺はモニター越しに肩の二人の視線が怖いよ…)
坂本「ん?おい前方を見てみろ、さっそくお出迎えみたいだぞ」
ミーナ「あれは…□状の奴ね…」
ペリーヌ「しかし展開しているネウロイの数はまだ少ないですわね」
487 :624ストライくレイヴン[]:2010/11/01(月) 00:17:26.20 ID:3Q3Skyor0
バルクホルン「こちらの出方が予想外だったんだろう。だから巣から呼び寄せての展開が間に合わなかったんだ」
ミーナ「やはり俺さんに運んでもらって正解だったみたいね…船だったらここで既に大量の敵に包囲されてやられていたわ」
俺「どうする?」
ミーナ「全員でシールドを前方に張って突破しましょう。かまっている暇はないわ」
ミーナ「ただし、敵を通り過ぎて後ろに回したら後ろから攻撃されないように注意して、適時迎撃とシールドで防御して」
全員「了解」
キイイィイィィィィィィン
俺(とりあえず突破したな)
俺「敵をいくらかシールドでふっ飛ばしたけど、肩の二人は大丈夫か?」
バルクホルン「今のところはな…」
ルッキーニ「ひーこわいよー」
俺(大丈夫そうだな…)
俺「でも、あの小型のスピードはこっちのトップスピードと大差ないぞ…どんどんわいてるし、このままだと巣に着いた時に挟撃されるんじゃないか?」
坂本「確かにな…出来ればそれは避けたいところだ」
ミーナ「俺さん、何とか振り切れない?」
俺「…なんとか出来ますけど…先に謝っておくわ…トゥルーデ、ルッキーニ…すまん。ウィッチなら大丈夫…たぶん」
バルクホルン「おい…おまえ…まさか」
ルッキーニ「やめてー!助けてシャーリー!」
488 :624ストライくレイヴン[]:2010/11/01(月) 00:20:15.87 ID:3Q3Skyor0
シャーリー「がんばれルッキーニ!お前は出来る子だ!」
ハルトマン「トゥルーデならきっとなんとかなるよ!がんばれー」
俺「クイックブーストを連続噴射して一気に振り切りまーす…」
バシュン バシュン バシュン…
ルッキーニ「うきゃああああぁぁぁー!死ぬ!死んじゃうー!!」
バルクホルン「ぐああぁ…き、きさまぁーお、ぼ、え、て、ろ、よ~!」
俺(だから先に謝ったじゃないか…)
以上。たぶんあと二回くらい投下すれば終わりそう。長かった…
489 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/11/01(月) 00:21:23.67 ID:oHd8e1zh0
乙
最後の俺のローテンションが味が出てていいwww
最終更新:2013年01月28日 15:05