第二話 なんよう島のマッチョくん「ドキッ!ドーヴァーでおしくらまんじゅう!」



1940年扶桑のとある建物内部にて。

俺「で、南の島の愉快な愉快な最上級軍官に何のようですかね?」
高官「今現在太平洋沖高度15000に高速で移動する巨大なネウロイを発見した、されども」
俺「可能飛行高度を超えているため、ネウロイ撃墜が出来ない…ってか?」
高官「その通りだ、速度は時速800km、かなり高速だが超大型機体の為運動性能はたいしたことはないと思われる」
俺(高速ね…)
高官「また、今回の出撃に関してだがいつも通り、極秘任務である」
俺「了解しました」
俺(ちゃっちゃっと終わらせて帰って寝よう)

外に出て奇異の目に晒されている機体の、偏光ガラスを遠距離ツールで開き。
内部にジャンプして入り込む、本当はタラップがあるといいんだが、まあ良い。
渡された資料によると、現在南洋島西300程を飛行中だと思われるとのこと。
そう言いつつ空中に飛び上がり、南洋島距離西300を目指す。
途中カモメたちに挨拶しながら飛行し、見えてきました今回のネウロイ。


俺「今回のネウロイはなんじゃらホイ?」

鎮座する姿は富士山、離陸する様子はプテラノドン、着陸する様子はフライングラリアット。
Nakajima-G10N富獄、超重量爆撃機として登場だーッッッ!!

俺「…は?」

横600m縦80m長さ300m、何処の戦闘機ゲーの変態兵器だよ……
ご丁寧に羽部分から小さな戦闘機が出てくるということもなく、黙々と爆撃任務をこなそうとする姿には胸すら熱くなる。
何でもコアを殺れ!と聞いているが、コアなんて分からないのでまあ取り敢えず。

俺「長距離波動砲チャージ3ターン、フリーエントリー、ノーオプションバトル!」
俺「まあ20秒か……」

今回はどんな手品を見せてくれるのか、約数キロメートル程離れた場所から見守っていると。
……どうやら何もしてこないようだ、エネルギービームの射程外なのか。
約二十秒間、何もせずそこそこの速度で逃げるように飛んだ後。

俺「……でりゅっ!こくまろ長距離波動砲でちゃいましゅうううううううううぅぅぅう!」

長くて熱くてしゅんごいとろけちゃうビームが富獄を貫通。
数秒間レーザーをグリグリ動かし、機体をバラバラに引き裂いているとコアに当たったらしく白く粉状になりながらネウロイは消滅した…ふぅ。
まるでその様子は南洋に降る雪のようで、何だかとても綺麗だなぁと思った。

俺「……よし晩ご飯はクリームシチューだな」

そんな事を考えつつとある建物にへ行き、撃破報告をした後。
ビルを出て家へと帰り、冷蔵庫の中身のシチューの材料を取り出し……

俺「さあ、テメェら!覚悟しやがれ!このベジータ様がタップリと料理してやるぜ!」

今晩はカレーでした。

俺「あれー?」

その日は特に何も無し、その後しばらく待機し二日程経過。

そして緊急入電、何でもアフリカ戦線を高高度で出撃したネウロイが。
今現在、南洋島牧草地帯に『何か』を落として帰っていったらしい。
様子を見て、必要ならば撃破してくれとの事。

俺「……」

ふと情報の不審物着陸地点付近を双眼鏡で見る、陸上をゴロゴロと這いずり回り、走っている黒い兵器。
アレの名前はパンジャンドラム…というかどうみても大きさまで再現するのはどういう事なのか。
よしそっちがその気なら……

俺「今日はTW-2キウイベリーで出撃だな……」


何であの航空兵力時代に戦車何か作ったのやら……
パンジャンドラム総数は約38体、しかも陸上で空転しつつ進んでいるため、時速は40kmと今回もかなり残念兵器。

俺「ヒャッハー!鴨打だぜェ!」

正直このキウイベリーも、ぶっちゃけ波動砲関係ないよなぁ…
そんな事を考えつつ、パンジャンドラムにドリルドリルレーザー、ドリルドリルレーザー。
なんて脆い兵器じゃ一発で轟沈しおる、こやつめハハハ。

俺「このパンジャンドラム両脇にレーザー砲塔を立ててるのはいいんだけど、正面に立つと当たらないんだよね…」

コレまた変態兵器の残念具合、しかも遅いのでゆっくり後退しつつ撃破の連続で楽に落とせる。
何のために作ったのやら。

俺「……数は多いから流れゲーなんだよね、ダルイ」

そんな事を言いつつも今日もドリドリ、ドリドリ。
確かにドリルドリルは威力が高い、だが出来るなら貫通性能が欲しかったかな…

俺「だけどあえて貫通兵器は使わない、ドMすなぁ……」

その後15分間特に何もなく、パンジャンドラムを全部撃破。
今日のわんk…戦果、残念ドラム38体。
今までで合計撃破数52体だが、こんな変態兵器共にどうして苦戦するんだ……ってレベルだな。
まあ、回復能力無視して破壊できる威力故なのだろうか。
そんなことよりおなかがすいたよ。


俺「ほーうーこーくーしょー」
高官「ソコに置いていけ」
俺(…?何だこの違和感)
高官「……実はダンケルクにて撤退戦が繰り広げられている、君には其れに参加して欲しいのだ」
俺「おや?遂に俺も公式戦デビューですか」
高官「本当は君は戦後も、何時までも何時までも隠し通したかったのだがね、この国の最終兵器としてね」
俺「ダンケルクでの人員、兵站等々の被害を省みるに、俺も出さなければならない、それ程の被害だと?」
高官「その通りだ、そして…恐らくあの君が撃破したネウロイは、所謂誘導だと思われる」
俺「成程、ネウロイにも思考能力、戦線組み立て等々は出来るようですな」
高官「恐らくな、キツイかもしれんが直ぐ様前線に行って、ダイナモ作戦に参加して欲しい」
俺「了解しました、それでこの戦果(52機)についてにですが……」
高官「ハァ……分かった、作戦終了後話をしようじゃないか」
俺「あざーッス(笑)」

まあ今人間じゃないんで辛くないんですけどね(笑)とは言わず、直ぐ様機体に乗り出撃。
目的地は……先ずはイギリス寄りのドーヴァー海峡(?)を目指す、勿論アフリカ喜望峰周りだ。
変なネウロイに見つかっても面倒だし、さっさと作戦終わらせて帰るのが一番だと思われる。

俺「……うわぁ……」

到着した瞬間、変な声が出た。
投下戦力は海は約900隻、撤退人数は合計400000以上。
陸でおしくら饅頭している、というのが見解でいいのだろうか。
取り敢えず、ウィッチと思われる航空戦力と夥しい数のネウロイが交戦している。
だが大抵は高速型の小型ネウロイで、大型はまだソコまで来ているわけではないようだ。
取り敢えず初期の作戦目標、出来うる限りの水際の人間の退却を目安に作戦開始。


俺「キングスマインドで分裂して事業仕分けするか?いや……こういう時は」
俺「R-11S2ノーチェイサーだな」

ウィッチとネウロイを自動識別、撃破する作戦で行こう。
敵のネウロイの主戦力は、小型戦闘機型か…まあまぁいいや、サァいくか。
俺 実は食べたいものがあるんすよ、戻ったら作ろうかと、お金も作ってあったりして。

R-102『警告!アンノウン急速接近中!ブレイク!ブレイク!』
俺「アッー!?」

間一髪、アンノウンに向けてストライダーのバリア弾射出。
ゴガガガガガという鈍い音を立ててシールドと、何か硬いものがぶつかり合う音。
そして次の瞬間、驚いた顔をしてこっちを見るウィッチ、こっち見んな。
急いで偏光ガラスを開いて、抗議の声を上げる。

俺「馬鹿野郎ーーッ!テメェ!誰を撃ってやがる!」
??「キャーッ!?」

畜生……姿が良く見えなかったぞ……畜生……!
怒りを!パワーに!良いですとも!

前方を飛んでいるネウロイ小型に照準を合わせ、ZAPZAPZAP。
次のネウロイはもっとうまくやるでしょう、ZAPZAPZAP。
まあ、基本はレーザー何ですけどね、ZAPZAPZAP。
連続ヒットの為一回でネウロイを落とせる計算である、ZAPZAPZAP。
然し他のウィッチも結構居るんだなぁ、ヒヨッコ達も結構いそうなもんだ、ZAPZAPZAP。
然しこのネウロイってのか、大型機は強いんだが、小型機は微妙だなぁ、ZAPZAPZAP。
陸のネウロイタンクも有るようだ、然し随分古い型だな、ZAPZAPZAP。
あ、ウィッチが落ちそうか?……いや大丈夫か、ZAPZAPZAP。
然し魔法ってのか、便利だな、攻撃を弾けるって言う意味で、ZAPZAPZAP。

俺「……おや、ズコバコ落としてたけど、一度本拠地にでも行ってこようかな…ZAPZAPZAP」
俺「撃墜10か、まあ小型機だしそんなもんか一度行ってみるか」
俺「ドーヴァーの海峡付近にあるんだろ、多分」

そんな事を考えつつ一度イギリス側のドーヴァー海岸に向かって一度撤退、予測通り岸に簡易前線を発見。
テントやら何やらがあって実に分かりやすい、さてこの戦闘機は何処に止めるかな……!
……おや?アレは……明らかにお偉いさんって感じだが……?

ダウディング「なんだアレは……」
俺「おや、今日は……えぇっと……」
ダウディング「ブリタニア空軍大将ヒュー・ダウディングだ、ダウディングで良いそちらは?」
俺「日h…間違えた、扶桑所属俺元帥だ、コチラはドーヴァー前線臨時基地で宜しいかな?」
ダウディング「違うドーヴァー『最』前線臨時基地だ、兎も角それから降りて頂けるかな」
俺「(うわ、超不審がられてる)いや失礼、だが降りる場所がなくて……馬小屋でも貸してくれません?」
ダウディング「……少し待っててくれ」

そう言ってダウディングが近くのテントに入って数分後、さっきよりはマシな顔で現れた。

ダウディング「いや失礼、見たことのない兵器の為少し疑ってしまった」
俺「まあ構いませんよ、皆そんな顔をしますから」
ダウディング「それで……馬小屋でいいならあちらに」

ソコにはマジで馬小屋があった、どうせなら広場とか言っておけば良かったか?てか馬居ねぇ。
持ってかれたんだろうか、まあ其れは良いとして取り敢えず馬小屋にアンコールを置いてダウディングと話をしに行く。

俺「えーっと取り敢えず、話は聞いたと思いますが、今日から暫く此処で撤退戦を手伝う俺です、宜しく」
ダウディング「こちらこそ宜しく……所で武器が付いてないようだが」
俺「まあ気にしないでください、そういう兵器なんです」
ダウディング「そうか、取り敢えず部屋は……」
俺「あ、いや部屋は大丈夫なんで、取り敢えず食べ物貰えます?腹が減っちゃって」
ダウディング「……それならアソコに食料庫がある、このサインを持っていけば少しは融通がきくでしょう、それでは」
俺「あ、どうも」

その後ビスケット、いちごジャムを貰い食べた後、また出撃。
結局今日一日で18機撃墜、地上兵力12機撃破手ぬるいか?いやまあいい。
その後8日間にかけて出撃とビスケットとジャムを食べる生活が続き、合計240機撃墜。
然しネウロイの戦力が今一わからんな、原材料も良く解らんし。
そんな事を考えつつ作戦終了後、一度南洋島に帰宅。
泥のように眠り、久しぶりのうまい飯を食べ、出頭。

高官「ふむ……240機撃墜か」
俺「さようで」
高官「まあ大体予測通りか、そして君は連合にキミの存在が知れ、昨日から電話がひっきりなしに掛かってきているわけだ、が」
俺「フヒヒサーセンwwww」
高官「……まあいい、君には現在最前線となっているブリタニアに向かってもらう」
俺「はぁ」
高官「作戦は向こうで伝えられる、くれぐれも落ちてくれるなよ」
俺「落ちたら俺死んじゃうじゃないですかー!」
高官「ハハハ」

そして俺は南洋島の自宅の食料庫を、近所に無料配布した後、そこそこの大金を渡され。
ブリタニアの最前線に飛ばされた、後に501のメンバーが集まる場所だが、其れは後の話。
最終更新:2013年01月28日 15:18