今眼の前にある招集書は、今朝方航空輸送部隊兼支給部隊8492から、各隊員の兵站を受領し。
そして、眼前に突きつけられた資料であり、命令書である。
俺元帥ヘ告グ、扶桑ノ議会マデ至急来タレ。
毎度毎度思うことだが、こういう時の招集ってのは碌な事がない。
観測部では、残り三日はネウロイが来ないということだが……
今、坂本大尉は新人を探しに、扶桑に行っている。
さて俺が今抜けると残りの人数は何人でしょう?
俺「正解は10人です」
ミーナ「良く出来ました、ではコチラのことは任せて、一日間行ってきてください」
俺「……だがな……まあいいか、とはいえこんな姿で行っては笑われそうだ」
ミーナ「……別にいいのでは?」
俺「一応だよ、時にはハッタリでもカマしてないと、軍人なんてやってられん」
ミーナ「はぁ…まあ確かにそうですが」
何時もなら筋肉ムキムキマッチョマンなのだが、今日は如何せんそんな気分じゃない。
たまには智将らしさ、というものでも示そうじゃないか。
何時もは被らない黒い軍帽を頭に引っさげ、顔を右手で一撫でし、其れにあわせ服も体も伸び縮み。
俺「では行ってくる」
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ミーナ「……行ってらっしゃい(酷く、悪魔じみた何かを感じたような……気のせいかしら?)」
浮上した何百年と使い古した機体の中で、小さく響くエンジン音を聞き流しつつ、思慮する。
手持ちの資料では分からぬが、戦略的相談ならば、何故ブリタニアの本部から会話できないのか。
それとも、別の国の連中に聞かれてはまずい事があるのか?
……何はともあれ、碌な事では無いだろう、今でさえ一日の休暇もなく出撃しているのだ。
ザイオング慣性制御機構のエンジン音だけが、ただ返事を返し続けていた。
そんな事を考えていると、扶桑の港が見えてきた、例の建物も、もうすぐ見えるだろう……
高官「……」
俺「……」
高官「其れは……何のつもりかね?」
r‐-―-ュ
-=ニ=゚===i
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/ /`゙"y''゙" iゝ`ー'''マ/`'ム_ノ
/ / 俺 / ゙゙v"" `、 '; ; ヽ
〈 ./ /i 彡 ャi_,l riッ =ミ ; ; i
`i ,/=.| 彡 、_X__ノ =ミ ; ; |
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| !:::::| l´ リ''リ`' ,,,,;;;''i |
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ハ./::::::::::| ハ iヾ'l ,,;;''ゞ |
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ヽ彡、|三| |_ | .|_ |.'i' ,j
r‐' ,、l、-'j i´i' ,j .i´i' ,j  ̄
俺「猫(R-102)です」
高官「……」
どうやら高官は酷く頭が痛いらしく、コメカミを押さえて唸っていらっしゃる。
俺「僕の、猫(R-102)です」
高官「強調せんでもええわ!何で……ああ、もういい……」
俺「はぁ……」
酷く悲しいのやら苛立たしいのか、よく分からない表情でコチラを見つめている。
以前からR-102が勝手に触られないか不安だったので、今回は猫にして内部に持ち込むことに成功した。
まあ、触ってもた・ぶ・ん、問題は、無いだろう、多分。
高官「さて少し話をしようか……ネウロイの存在が地球で始めて確認され、早くも20年と少し立った」
高官「今現在世の中には、水面下だが確実に、人間同士での火種が燻っている」
高官「一つ目はネウロイを神の使いとする、終末思想の秘密宗教ネウロイ教」
高官「曰く、ネウロイは人智を超えた神の使いであり、彼らに従えば救いが訪れるという教義らしい」
高官「コイツらは何が問題なのかというと……薄々分かっていると思うが、軍隊を半ば敵視している」
高官「ウィッチは古来から神の巫女という位置づけが強く、狙われることがない」
高官「そして、コイツらはまだソコまで数が多いわけじゃないが、何が問題かというと」
高官「コイツらを背後から操って、一儲けしようとしている連中が居る、コイツらが二つ目の火種」
俺「かなり数は多いでしょうな」
高官「その通りだ、リベリオン、ノイエカールスラント、扶桑、ネウロイが侵略しきれない所はまだある」
高官「それ故に、コイツらを利用し、武器や、物資、資源の流通を行う連中が、多くはないが居る」
高官「扶桑は国営が強いためそういった事は少ないが、流石に国を離れると、多々そういった事が起こり得る」
何となくだが、展開が読めてきたぞ……
このネウロイ教に与し、資源の横流し等を行おうとする連中を、ぶっ叩けって所か。
……だが、それだけではない気がする。
高官「そして何より、君自身ネウロイ教や、それに与する者に狙われておる」
俺「……それもそうか」
高官「ネウロイを約1000体近く屠り、尚且つ大きな科学力を持つ軍人」
高官「今の君ほど様々な所から、様々な角度から、狙われやすい標的は居ないだろう」
高官「まあ、だが君を狙ったところで殺せるとは思えないが……問題は、ウィッチに何かあると不味いということだ」
高官「そこで君には、ブリタニアに潜むネウロイ教、もしくはコレに与する者を探して……その何だ」
俺「粛清、もしくは其れに近いことをせよ……と?」
高官「……済まないがそういう事になる」
俺「まあ構いませんよ、敵は叩くだけです」
高官「そう言ってもらえると助かるよ……」
だから、整備員は全員扶桑の人間だったのか……何となく納得がいった気がした。
然し叩けったって、大まかな場所や、そう言うのがわからないとどう仕様も無い。
高官「取り敢えず君は、今までの功績を表して大元帥に昇格、どんな権限でも一応は持てるように便宜を計った」
高官「ブリタニアはどちらかというと、ネウロイ教は出回っていない国だが、用心してほしい」
俺「まあ出来るだけ、あの子達に血は見せないよう頑張りますよ」
高官「……何から何まで済まない」
俺「仕事ですから」
とは言え、面倒くさい事になってきたぞ、ネウロイは殲滅すればいいが。
ネウロイ教やそれに連なる連中は、必ずしもそういうわけではない……
……少し街を散策してみようか、なにか情報が掴めるかも知れない。
猫から何時もの機体に姿を移し、機体に乗り込み蒼空を駆ける。
澄んだ蒼空とは裏腹に、心のなかは憂鬱な気持ちになってきた。
何時の時代も、何処の人間も戦争や、火種には事欠かさないらしい。
人間様の何と火遊びの好きなコトよ、種の危機にも関わらず、お互いに火矢で撃ちあってやがる。
俺「とは言え、勝手に火星開発でもして暮らす訳にもいかんし、困ったもんだ」
宗教の弾圧は、必ずと言ってもいいほど失敗するものだ。
奴ら弾圧されると増えるからな……
いっそネウロイを街に通して、ネウロイ教の本部が燃えてしまえばいいのに。
然し先にやらなければいけない事が出来た、そんな事を考えているとブリタニアの基地が見えてきた。
俺「取り敢えず、もっちゃんの見つけてきた新人とやらが来るまで、基地で待機ということだろうか」
取り敢えず基地に帰還、皆はおやつを食べて自由散開しているそうだ。
俺は取り敢えず……
・基地の中を探索し、不安な点を調べた。
・遅めのおやつを食べることにした。
・ネウロイ教の奴らの殲滅方法を考えた。
→・フライングスパゲッティモンスター教を創設することにした。
ネウロイ教のヤツを捕まえて、フライングスパゲッティモンスター教に改宗させよう。
俺はそう思った。
スパゲッティモンスター教・他国の他宗教効果を全て消し去り、自国のパンの表示が麺類に。
また、麺類の数に応じて、幸福が追加されます。
替りに他宗教国家から毎ターン、-1の関係悪化が見込まれます。
さあ、皆さん一緒に洋風蕎麦や、蕎麦、中華風蕎麦を食べましょう!
隣人には引越しそばを、家族には年越しそばを、心にはパスタファリアニズムを!
俺「……イケルっ!」
何となくこれでいい気がしてきた、ああ、兎も角今日は酷く眠たい……
服を脱いで、このままベットで寝てしまおう……
後で中佐か、別の人が起こしに来てくれるだろう……
リーネ「キャァァアア!」
俺「ぐあぁああ!」
, -― ''"^'ー- 、
/_, -――- 、、 ヾ-、
l'´ ,..::'! .: {i, ヽ、` 、` ー┐
l _, 。ィ' li:.、ヒァ' ヽ lj /
ノ `ヾ、.:'.::`ミ/゙'、 Y^iイ_
/ ⌒';,゙i, ri:.:i .::' メ、、_ノiトミ> 前が見えねェ
l ,:' /,';;;}:.ヾ:. 八リ
丶 ' {;!゙' ::.. ,ィ'
リーネ「」
次の瞬間、ドサリと誰かが床に倒れこむ音がした。
顔を整え、先程の顔に元に戻すと、リーネが床に棒を持って倒れていた。
……ああ、そうか、この子には説明してなかったんだっけ、はっはっは。
ミーナ「……なにか申し開きはありますか?」
俺「いやー申し訳ない、ついつい面倒でそのまんまにしちゃってたよ、ハハハ」
ミーナ「まあ、今回は不慮の事故としますが、ちゃんと能力の説明はしておいてくださいよ」
俺「はいはい」
その後、リーネをミーナに任せて一度顔を洗いに行く。
寝ぼけている時に顔を叩かれて、酷い事になってたらしい、今度はどんな顔にしようか……
/ニ三三三三ミミヽソ};;;;;ミミミ、ヽヽ
/´/´,ィ´三ニミミヾリシト;;ヽ\ミミヽ、ヽ
》彡/ミミゞ=-‐''´゛`ミミ、`ヽ,\`ヽ、`'、
////彡'゙ ``ヾ\ヽ\ヽ, ',
l: l|/:::.' _-‐──- __ '゛ヾ,、ヘミ弋ヽ::ヘ
ヽVシ{,ィ===、 _。--。__ :ヾ、ヘミミミ、ヘ{
Vリ ,ィニ:::::. .:ィ´ニ、, ` ミミ、ヘミ三:、}
Y (´ャァY ゝ<´rァ ミ `'ミ、へミミ弋
| -‐' `‐-- :ミ≧ヾヘォリ
l::. / ヽ ..::彡⌒)::;;;l
| / `--´`'゙ ヘ ンヽソ;;;;;リ
| :| fニニニニヽ ヘ ,-‐゙/;;l::|V
俺「いかんいかんいかん、危ない危ない危ない」
俺「いくらフリー素材でもいかんいかんいかん……」
/`ー―':\
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厂;!:'てO>! KOアヽ}¨ヽ
{ハ{ ´,.ィ' ヽ.` :|ノ/
ヽハ. _/ノ'‐-‐ヘ、_.:;!'′
|i::.{.ハ二二¨フノ/ト、_____
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人 \.___;ノ :ノ:!::. :. . ..........:::=≧=‐- 、
_/ .:ヽ :i::::::::/: /:::':.. .:..,. ''. :: . :.:.:`ヽ
, --―'´;.:.、... .: .:i :i::/: .:::..:,.‐''". . .:、 :.:::}
/ . :.:.ノ:. ..\.ヽヽ: , -‐''´ ..::: .. : .::l . :.:.::|
/ . .:.:.:./:. `ヽ、::/ .:::、:.. .. . :. :. .::i ...:.:∧ 筋 肉 こ そ わ が 命
| . . .:.:.:;イ:: .:i::. . .::`''‐-=、ヽ、.:.. . .:: .:ノ: :!
/{::. : : .: '´.:.i::. . :|: . .:: :.::::::::::::/゙"ヽ、:..:.::´::..: :|
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{ :. `''''゙´|:::.:.:. : . . . .:::l::. . . . .. .. .:.::..:.:::::::::::|::. . ::i ..:::iく ::|
{:.:.. .:.. . .:.:::ト、:.:.. . . . .:.:;!、::.. . . . ... .:.::..:::::::_;;.ゝ、..:| ..:ノ :. ヾ、
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ヽ::::ヽ ー―ノ::人______,,. ...:::|::::::::::::::|! ..::/:. .. :. .::|
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俺「……Perfect…!」
その後食卓に出向いた俺は、奇異と恐怖と腹筋への視線を感じつつ。
ミーナ中佐に怒られるのであった。
坂本「……」
宮藤「……」
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坂本(……あれ?なにか違うような……)
宮藤「坂本さん、ブリタニアって結構遠いんですね」
坂本「……ハッハッハッ!そうだな!」
最終更新:2013年01月28日 15:20