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749 :魔法使い[]:2010/10/28(木) 11:29:32.30 ID:9uBLqvU+0
450から続き

第3話「かたい、ふとい、おっき~い」


今、俺は宮藤と2人きりで部屋にいる。2人ともベッドに座っている。
向かい合っていると、妙な気恥ずかしさがこみ上げてくる。

宮藤「あの…俺さんのこれって…」

宮藤「触ってみてもいいですか…?」

俺「あ、ああ…いいぞ。」

宮藤「すごい…何だかゴツゴツしてますね。先っぽの所は何でこんな形なんですか?」

俺「そこが一番大事な所だからじゃないか?俺もよく知らないな」

宮藤「それにしても大きいですね…」

俺「そんなことは…まあそうかもしれんな」


750 :魔法使い[]:2010/10/28(木) 11:34:11.20 ID:9uBLqvU+0
宮藤「俺さんの…杖って」

そう、こんなことになったのは朝食の時にあった事が関係している

―――――――――――――――――――――

ゲルト「結局あのでかい杖はなんなんだ?武器なのか?」

俺「そうだな…お前らで言うところのストライカーみたいな役割じゃないか?
   あれが無いと、魔力の変換効率が2~3割程度にしかならないんだ」

宮藤「私達がストライカー履かないと、シールド張れないのと同じなんですね」

俺「そんなところだろ」

宮藤「それにしても大きいですよね…ちょっと持ってみたいなぁ」

俺「部屋にあるから、見たいなら後で来ればいいよ」

宮藤「わかりましたー」

―――――――――――――――――――――

と言った具合だ。おいおい、何を想像してたって?
魔法使いは常に冷静であるべきだ。
こんなのに反応してたら一流の魔法使いにはなれないぞ?
それはさておき、話は冒頭に戻る。


751 :魔法使い[]:2010/10/28(木) 11:39:03.31 ID:9uBLqvU+0
宮藤「本当だ、見た目より全然軽いですね」

俺「そうだろう…魔法は使えそうか?」

宮藤「やってみますね!えいっ」ピョコ

宮藤「うーん…駄目みたいですね」

俺「まあそうだろうな、いきなり使われたらたまらないよ」

宮藤「何か出るかなーと思ったのに…」

コンコン

俺「誰だ?入っていいぞー」ガチャ

シャーリー「そろそろかと思って来たら…何してんだ2人で?まさか…」ニヤニヤ

宮藤「ち、違います!杖を見せてもらってただけですよー」

俺「それより何の用だ?」

シャーリー「おいおい、今日の朝約束しただろ?勝負しようって」

俺「速さを競うというやつか、そんなこと言ってたな…」

シャーリー「宮藤との約束は忘れない癖に」

俺「いや、そんなつもりは…ほらとっとと行くぞ!」


752 :魔法使い[]:2010/10/28(木) 11:44:11.75 ID:9uBLqvU+0
こうして俺はシャーリーと共にハンガーに向かった。
ハンガーにはミーナ中佐や坂本少佐、ペリーヌが居た。
なんでも速度を計測するらしい。
まあいくら速いと言えど、負けないだろう。

シャーリー「よし、準備はいいか?」

俺「ああ、いつでもオーケーだ」

2人「発進!」

ブーーーーーーーーーーン ヒューーン

シャーリー「ついてこられるかな?」ギューン

          アクセル
俺「そっちこそ!加速!」ヒューン

ミーナ「やっぱりシャーリーさんは速いわね」

坂本「俺もまだついていけてるな」

この時俺は、悩んでいた。
このまま行くと俺の通常速度では、おそらくついていけないだろう。
しかしアレやると疲れるしなぁ…といっても、このまま負けるのも癪だ。
背に腹は変えられない。


754 :魔法使い[]:2010/10/28(木) 11:49:08.53 ID:9uBLqvU+0
シャーリー「無理しなくていいぞー?」

            リミッター・オフ
俺「仕方ない。――制限解除」キィィン

シャーリー「おお、そんな手を隠してたのか!でもまだあたしの方が速い!」ギューン

俺「くそっ、まだ速度が上がるのか!?」

俺とシャーリーの差はちょっとずつ開いていく。俺は全力を出していた、だがここまでのようだ…
シャーリーが速度を落として並走してきた。

シャーリー「それで限界か?」

俺「ああそうだ、お前の勝ちだよ」

シャーリー「さすがの魔法使いも、あたしの速さには敵わないんだな。まあ元気だせよ!」

俺「うるさい!悔しいが負けは負けだ…」

シャーリー「拗ねるなってー」

ウーーーーーーーーーーーーーーーー

ミーナ「ネウロイ!?すぐに出撃準備を!」

坂本「シャーリー、俺、聞こえるか?お前たちはそのままネウロイに向かってくれ。
    方角はそこから西だ。足止めでいい、無茶はするな!」

2人「了解!」


755 :魔法使い[]:2010/10/28(木) 11:54:58.95 ID:9uBLqvU+0
ブーーーーーーーーン ヒューーーン

シャーリー「いたぞ!」

俺「なんだあれは…」

俺が見たものは、すごいスピードで飛ぶ高速型ネウロイだった。
俺の限界と同じぐらいはありそうだ、とりあえず今は追うしかない。

シャーリー「速いな…だがあたしの方が速いぞ!」ダダダダダダ

ネウロイ「オォオォオォォォォォオオォン」

俺「すぐ再生したぞ!」

シュン バシッ バシッ

シャーリー「くっ、コアまで辿り着けない!守るのが精一杯だ!」

シャーリー「このスピードだと、援軍が来る前に街に着くぞ!!」

くそっ!このままでは俺は役立たずだ!
追いつけないまま、シャーリーが…
何か俺にできることは…俺にできること…そうだ!

俺「シャーリー!俺が後ろから魔法で装甲を打ち抜く!すぐに追い越して露出したコアを破壊してくれ!」

シャーリー「お前がその間に撃たれたらどうするんだ!」


756 :魔法使い[]:2010/10/28(木) 11:59:02.52 ID:9uBLqvU+0
                                  サンダーアロー
俺「街を守るためにはやるしかないんだ…いくぞ!貫け、雷の矢!」バチバチバチ

ドォンドォン

俺「いまだ!」

シャーリー「うおおおおおおおおおおお」ダダダダダダダ

ネウロイ「オォオォオォォォォォオオォン」シュン

俺「しまった、シール…」ビシュ

パリィン キラキラキラキラ

ネウロイが最後に放ったビームは、防御が間に合わなかった俺に直撃した。
わき腹をやられ、鋭い痛みが体中を走る。意識が朦朧としていたその時、
「俺!おい俺!しっかりしろ!死ぬな!」
ああ…何か声が聞こえてくる…ふわふわとしていて心地いい。
こうして、俺は完全に意識を失った。

―――――――――――――――――――――

俺「ん…ここは…?」

医務室だ。ベッドに寝かされている。
そうか、俺は生きて帰ってこれたのか…
ふとベッド脇をみると、誰かがベッドに突っ伏して寝ていた。


758 :魔法使い[]:2010/10/28(木) 12:04:10.36 ID:9uBLqvU+0
俺「看病してくれてたのか…?ありがとうな」

そう言うと、そいつは目を覚ました。起こしてしまったか…

シャーリー「ふあぁ…ハッ、俺!目を覚ましたのか!体は大丈夫か?痛くないか?」

俺「大丈夫だよ、誰かさんの看病のおかげですっかり元気だ」

シャーリー「うるさい//あ、そうだ。リンゴ食べるか?」

俺「ああ、そうだな。ずっと寝てたせいか腹が減ったよ」

シャリシャリシャリシャリ

俺「リンゴの皮剥き上手いな」

シャーリー「そんなことないよ、誰だってできるさ。ほら、あーん」

俺「そんなこと恥ずかしくてできるか!自分で食うわ!!」

シャーリー「遠慮すんなってほらほら」ニヤニヤ

俺「絶対からかってるだろ!いいだろやってやるよ!」パクッ

シャーリー「よくできましたー」ナデナデ

俺「病人だからって馬鹿にしやがって…」

チョットオサナイデクダサル? リーネチャンクルシ… リベリアンメ…ナニヲカンガエテ
ドサドサドサッ


760 :魔法使い[>>759未定です][]:2010/10/28(木) 12:09:04.24 ID:9uBLqvU+0
俺「おいお前ら…何してんだ…?」

エーリカ「お見舞いに来たんだけど、いい雰囲気だったからつい…」

宮藤「シャーリーさん、ずっと看病してたんですよ?」

ルッキーニ「ひゅーひゅー」

俺「まったくお前らは…でていけー!」

宮藤が治療してくれたらしく、痕も残らなかった。
体もすぐに良くなり2日後には復帰することができた。
しかし危なかったな…こんな危機に晒されたのはいつ以来だろうか
でもこれで、1人のウィッチとたくさんの人の命を守ることができた。
そのためなら安い代償だろう。
こうして、俺の1日は終わった。


次回予告
負傷しながらも、すべて守ることができた俺。
予想ではしばらくネウロイが出ないらしく、珍しくウィッチ達に休暇が出た。
折角だから、街に行こうと思ったが俺は街についてよく知らない。
そこで、案内を頼むことになったのだが…
「こんなことになるなんて…」

次回、第4話「休暇と買い物と黒い悪魔」
魔法と魔法が交わる時、世界は変わり始める―――


762 :魔法使い[]:2010/10/28(木) 12:13:24.79 ID:9uBLqvU+0
今回の投下はここまで。

√に関してはまだ未定で、成り行きで決まる気がする・・・
また頃合を見て投下します



最終更新:2013年01月28日 15:27